茎漬

茎漬

例句を挙げる。

あかあかと藷ゆたけしや茎漬も 石田波郷
強運の女と言はれ茎漬くる 波多野爽波
曇りぐせつきし北上酢茎漬 安福春水
梅が枝にしぐれかかりて茎漬ける 室生犀星 犀星発句集
潮時の空明り茎漬くるなり 金尾梅の門 古志の歌
石一つたす茎漬の手くらがり 長谷川久々子
老母とは見えぬ素早さ茎漬ける 鈴木貞二
茎漬くるきたなき浄き水なりけり 星野石木
茎漬くるやたま~主人書斎より 楠目橙黄子 橙圃
茎漬けてあと為す事もなき家かな 龍胆 長谷川かな女
茎漬けて信濃路は冬ながきところ 後藤比奈夫 初心
茎漬けて足らへる心土間を掃く 松島文子
茎漬けのひとの素足を遠く見る 石原八束 空の渚
茎漬けの石のしづめる落葉風 石原舟月 山鵲
茎漬けの茎鳴くはたを通りけり 石原八束 空の渚
茎漬けや言伝くるゝ嫁が里 蘇山人俳句集 羅蘇山人
茎漬に霰のやうに塩をふる 細見綾子 花寂び
茎漬の土間のでこぼこ昔より 石川星水女
茎漬の大樽磨く渓の音 西村和江
茎漬の母でなかりし姉なりし 高野素十
茎漬の水上りたる納屋明り 刀根川美都
茎漬の石のしづめる落葉風 石原舟月
茎漬の石の大中小を備ふ 大熊一枝
茎漬の石は長子の手を借りて 林 民子
茎漬の石も古りけり母の年 清水基吉 寒蕭々
茎漬の飴色ゆかし母の里 今泉貞鳳
茎漬は鼈甲いろに花と雲 栗生純夫 科野路
茎漬も味頃諏訪の温泉を浴びに(上諏訪) 内藤吐天
茎漬も氷る中なり一茶の地 加藤知世子
茎漬やさざんか明る納屋の前 室生犀星 犀星発句集
茎漬や世帯はいつか嫁のもの 渡辺志げ子
茎漬や伊那をゆつくり風の神 磯貝碧蹄館
茎漬や北山しぐれあまたたび 立木大泉
茎漬や吹きさらされていろね達 清原枴童 枴童句集
茎漬や妻なく住を問ふおゝな 炭 太祇 太祇句選
茎漬や妻の生涯わが生涯 佐藤漾人
茎漬や手もとくらがる土の塀 室生犀星 魚眠洞發句集
茎漬や日曜版に巴里紀行 大島民郎
茎漬や明日柏木に月舟忌 阿部みどり女 笹鳴
茎漬や金の指輪を二つして 鈴木花蓑 鈴木花蓑句集
茎漬や髪結へば雪ふるといふ 増田龍雨 龍雨句集
茎漬を噛んでこの世に浅くをり 森澄雄
酸茎漬全身星に濡れてきて 小原俊一
風の日の茎漬けてゐる女かな 高浜虚子
あかるみへ出して古さよ茎の桶 鈴鹿野風呂
この辺の家のたつきの酢茎桶 稲畑汀子
しみじみと母のものなる茎の石 古賀まり子 緑の野
それとみる松の戸尻や茎の桶 炭 太祇 太祇句選後篇
ベランダに忘れられゐし茎の石 館岡沙緻
人の家にままごとじみて茎の石 石橋秀野
体育の日や茎石の面洗ひ 殿村菟絲子
初霜の置く石の臼茎の石 青木重行
北上川の茎石持ちて転勤す 石川文子
君見よや我が手いるゝぞ茎の桶 服部嵐雪
圧(おさ)へきつたる茎石おのれ沈み果てぬ 加藤秋邨 まぼろしの鹿
夜は凍の力加はり茎の石 大竹きみ江
大凡にまろき形や茎の石 妻木 松瀬青々
大寒や水あげて澄む茎の桶 村上鬼域
大徳寺その茎石のおよそ百 宮坂静生
妻留守の厨守るかに茎の石 鈴木しげを
庭も狭の茎桶の家々相似たり 西山泊雲 泊雲句集
忘れられゐしにはあらず茎の石 大橋敦子
月の出てひかりそめしや茎の石 石田波郷
月光のはじめて中る茎の石 齋藤玄 『玄』
枕ともならで茎石となりにけり 小杉余子 余子句選
水はって大きかりける茎の桶 下村槐太 天涯
波郷忌の日の残りをり茎の石 齋藤玄 『玄』
焼原の夕日の末や茎の石 増田龍雨 龍雨句集
玉の手を入れて見せまいか茎の桶 尾崎紅葉
累卵を敢て試む茎の石 四明句集 中川四明
花嫁の手をあはれめや茎の桶 尾崎紅葉
茎の水あすはこぼれんけしきかな 高浜虚子
茎の石ころげしゆゑの柱疵 大橋櫻坡子 雨月
茎の石やぶにてあそびゐたる石 辻田克巳
茎の石よりふるさとのことに触れ 新津静香
茎の石一点滴と置かれたる 林翔 和紙
茎の石効きをるならむ妻寝落す 乾鉄片子
茎の石動かすのみに呼ばれけり 浅井紀丈
茎の石厨終生母のもの 古賀まり子 緑の野
茎の石抱いて日暮と思ひけり 小笠原和男
茎の石母あつかへば素直なり 谷迪子
茎の石母の力の底知れず 片山由美子 水精
茎の石洗ひて顔のごとくなり 細川加賀 生身魂
茎の石濡れにぞ濡れし泣いてをり 成瀬櫻桃子 素心
茎の石煤の夕に洗ひけり 仲岡楽南
茎の石珠と洗ひて眺めけり 細川加賀 生身魂
茎の石納屋の静かを守りけり 村上壺天子
茎の石結婚用意洩れなきや 成瀬正とし 星月夜
茎桶に立てかけてある箒哉 篠原鳳作
茎桶に雪の呵責や波郷の忌 齋藤玄 『玄』
茎桶を洗ひふさげし戸口かな 石田勝彦
茎石が廃めし旅館の玄関に 辻桃子
茎石に寒の没日のしばしあり 宮田正和
茎石の角なめらかに五十路われ 石田あき子 見舞籠
茎石や泥にもならで泥まみれ 村上鬼城
茎石洗ふ笛吹川の白水泡 中拓夫 愛鷹
行年や河原で積る茎の石 とく
訣れむと一茎の石蕗をあたへける 小林康治 四季貧窮
軒並や酸茎の桶の上の比叡 寺内笛童
過去帳に代々のをみなや茎の石 飴山實 『花浴び』
酢茎桶見て上賀茂に遊び居り 比叡 野村泊月
霜来るが早しと言へり緋の菜漬け 細見綾子 黄 瀬
老いし父母菜漬くる聲をたかぶらせ 相馬遷子 雪嶺
味噌可なり菜漬妙なり濁り酒 坂本四方太

以上
by 575fudemakase | 2014-11-04 00:58 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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