白菜

白菜

例句を挙げる。

4Bで描く白菜の断面図 浦川 聡子
きしませて白菜漬くる岳颪 池田悦子
さりながら保留白菜透き通る 櫂未知子 蒙古斑
しろがねの白菜として完結す 辻美奈子
そむくことなき白菜を縛る紐 金子高遠
キリストのうしろ白菜真二つ 波多野爽波 『一筆』
ラジオ分解楽しや母は白菜剥ぐ 香西照雄 素心
丸洗いする白菜と腕時計 永瀬千枝子
人ごみに会ふ白菜を抱く妻と 橋本榮治 麦生
何のむなしさ白菜白く洗ひ上げ 渡邊千枝子
凍て土ゆ凍て白菜を捩ぎ取りぬ 林原耒井 蜩
受くべしや白菜は汝が胸もとへ 林原耒井 蜩
塩と白菜母の晩年わが手中に 磯貝碧蹄館 握手
大白菜かがやく芯に刃を入るる 村田脩
妻は若さを漬け込む白菜ギチギチ詰め 高桑弘夫
寄道せずに朝日くる妻と白菜ヘ 磯貝碧蹄館 握手
寄鍋の白菜雪のごとくなり 山口青邨
山の神と云はれ白菜漬上手 渡辺恭子
年末もちかい 白菜きりみだしてある 吉岡禅寺洞
幻のごとし白菜漬け終り 北原志満子
従軍僧黙り白菜陽にちゞれ 石橋辰之助
愛されてゐて白菜を割りにけり 金田咲子
星うたげせり白菜を漬けし夜は 千代田葛彦
暖冬の巻かぬ白菜あちこちと 戸田 利枝
武蔵野や流れをはさみ葱白菜 臼田亞浪 定本亜浪句集
水あがる白菜夜雲真珠色 石田あき子 見舞籠
水霜を浴びて白菜緊まりけり 青畝
洗はれて白菜の尻陽に揃ふ 楠本憲吉
洗ひ上げ白菜も妻もかがやけり 能村登四郎 咀嚼音
洗われて白菜の尻まな板に 四十物敦子
灯の洩れるあかるさ拾ひ白菜売 中山純子 沙 羅以後
王ならむわれに不眠と白菜と 高橋たねを
病名ふたつ白菜畑のまくらがり 長谷川秋子 『菊凪ぎ』『鳩吹き』『長谷川秋子全句集』
白菜が積まれ落書したくなりぬ 加倉井秋を 午後の窓
白菜きざまむ音階高きピアノ購はむ 藤後左右
白菜と夜目に運びて年用意 中村汀女
白菜に体温移る抱きごころ 鳥居おさむ
白菜に包丁ざくと沈みけり 稲畑廣太郎
白菜に塩ふる「火の鳥」火を絶やさず 磯貝碧蹄館 握手
白菜に塩ふる齢重ねけり 千原満恵
白菜に顔寄せて持ちはこぶ子ら 前田典子
白菜のかたちに霜の白きこと 高田保
白菜のきくきくと漬けこまれけり 石原沙人
白菜の一圃の翠抜ん出たり 石塚友二 方寸虚実
白菜の一山値札つきさして 深見けん二
白菜の一枚づつの白さの差 阿波野青畝
白菜の一株にして一かかへ 吉田きよ子
白菜の切口甘き厨かな 河合 甲南
白菜の呼吸仏事の深みにて 栗林千津
白菜の夜干しの芯の浅黄色 土田日露史
白菜の大海原にひろがれり 大石雄鬼
白菜の孤独 太陽を見送つている 吉岡禅寺洞
白菜の尻ふたつある銃後かな 田中信克
白菜の尻ふたつづつ束ねらる 嶋田麻紀
白菜の山に身を入れ目で数ふ 中村汀女
白菜の山一指もて糶られけり 池田風比古
白菜の玉なしけぶる高師野や 太田鴻村 穂国
白菜の積み残されて家は留守 前田忠男
白菜の積荷かがやき動き出す 井上美子
白菜の芯までとろけ夫を待つ 上尾ヤス子
白菜の芯まで濃尾日和かな 梅村半醒
白菜の荷が着き南京町の朝 鈴木寿美子
白菜の荷をおろしゐる法降寺 角光雄
白菜の鉢巻内を充すために 香西照雄 対話
白菜の黙ひとつづつ括りゆく 西村梛子
白菜は甘くあしたは恐ろしき 櫂未知子 蒙古斑
白菜めがコケコツコって鳴きやがらあ 中村ヨシオ
白菜やつむじ二つの赤ん坊 石口光子
白菜やところどころに人の恩 阿部完市
白菜や小鉢の渦の藍濃ゆく 今泉貞鳳
白菜や釈迦牟尼堂の点るなり 五島高資
白菜わづかに干してここの運河に一家族 古沢太穂 古沢太穂句集
白菜をさつく~と鍋用意 高木晴子 花 季
白菜をざくと二つに春近し 林原耒井 蜩
白菜をどかと仏へ飛鳥人 高澤良一 ねずみのこまくら 
白菜をむさぼり嘘を吐かぬ男 林原耒井 蜩
白菜を切りてぞ頒つ二月尽 林原耒井 蜩
白菜を割る激浪を前にして 大野林火
白菜を四つに割りて干せる縁 山形黎子
白菜を山積みにして富士隠す 能村研三 騎士
白菜を抜きて抱きし露まみれ 林原耒井 蜩
白菜を抱へゆく肘やはらかく 石原舟月
白菜を洗ひて日なたぬらしをり 小沢青柚子
白菜を洗ふ双手は櫂の冷え 大木あまり 火のいろに
白菜を漬けしばかりに暮れゆけり 石田あき子 見舞籠
白菜を漬けて曠野に生きんとす 加藤楸邨
白菜を煮て絹のごと西行忌 赤松[ケイ]子
白菜を真二つ芯の黄色かも 嶋田得山
白菜を紙にくるめば吉良の首 島津城子
白菜を翼はづせるごとく剥く 宮坂静生
白菜を買ふふつくらとした手かな 石田勝彦 秋興
白菜を赤子のやうに抱いてくる 野木桃花
白菜を軒に並べて農閑か 矢頭萩花
白菜を離島の如く採り残す 能村研三
白菜割り妻の閑日華やかに 古館曹人
白菜坊主むずと結い上げ次の株へ 赤城さかえ句集
白菜干すおてんとさんに尻向けて 高澤良一 随笑 
白菜括りの遂に腰切ることもなし 赤城さかえ句集
白菜括ると胯倉歩きに三十路嚊 赤城さかえ句集
白菜括る夕べは富士の現つ気配 赤城さかえ句集
白菜洗う死とは無縁の顔をして 寺田京子 日の鷹
白菜洗ふ一切洗ふ女の手 中村明子
白菜洗ふ孫の下着も脱がせたく 香西照雄 対話
白菜洗ふ死とは無縁の顔をして 寺田京子
白菜漬うましと死期まだ知らぬ母よ 川村紫陽
白菜食べどき妻がたてしよ膳の脚 磯貝碧蹄館 握手
百鬼みな白菜となり姥捨山 栗林千津
真二つに白菜を割る夕日の中 福田甲子雄
真二つに白菜断てばあな美し 福田蓼汀 山火
葱根深大根白菜底曇 石塚友二 光塵
蕪白菜なかの一個の朴氏かな 高橋たねを
藁の尾が跳ねて白菜括られゆく 赤城さかえ句集
藁をもて結はれ白菜玉いそぐ 石塚友二
農民の偏食 白菜 玉を巻いている 吉岡禅寺洞
鍋煮立つしゆんと白菜放り込む 星野椿
閻王が斎の白菜ひた白し 藤田湘子
雨情忌の詩碑に白菜供へあり 西本一都 景色
頤を括りし農婦に白菜括られゆく 赤城さかえ句集
鹿の世に清きものあり白菜哉 寺田寅彦

以上
by 575fudemakase | 2014-12-20 00:46 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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