掛乞

掛乞

例句を挙げる。

さしづめの掛乞に出る主かな 吉武月二郎句集
吹き降りの掛乞の夜となりにけり 吉武月二郎句集
大雪を来て掛乞のねぎらはる 三宅句生
掛乞た顔とも見えず御慶哉 栗翁
掛乞に一声もらす鸚鵡かな 阿波野青畝
掛乞に八日の菊を見せにけり 高井几董
掛乞に幼きものをよこしたる 中村汀女
掛乞に水など汲んで貰ひけり 一茶
掛乞に炉火燃えてあり山は雪 青峰集 島田青峰
掛乞に若狭の潮が鳴りわたる 大峯あきら 鳥道
掛乞に話し込まれてたがやせる 藤木清子
掛乞に逃げもかくれもならざりし 水島三造
掛乞に長安を逃げて旅寝かな 歌原蒼苔
掛乞の女はものゝやさしけれ 高浜虚子
掛乞の帰りを待てる大金庫 小原野花
掛乞の待たされてゐる土間火鉢 藤井佐保女
掛乞の忘れてゆきし帽子かな 佐藤大愚
掛乞の橋に来て心定まれり 青峰集 島田青峰
掛乞の牛を食らひて威勢よき 岸本尚毅 舜
掛乞の鬚など立てゝをかしけれ 寺田寅彦
掛乞やをかしきまでに険しき目 野村喜舟 小石川
掛乞や京の女のおそろしき 巌谷小波
掛乞や商がたき連れ立ちて 根岸善雄
掛乞や夜の錦の男ふり 尾崎紅葉
掛乞や提灯抱いて庭の隅 竹冷句鈔 角田竹冷
掛乞や空家の多き士族町 内田百間
掛乞や雪ふみわけて妹が許 黒柳召波 春泥句集
掛乞や鞍馬の炭屋嵯峨の木や 四明句集 中川四明
笑ふことに馴れし掛乞を疎みけり 青峰集 島田青峰
羅紗の値のどかと落ちたる掛乞に 小島梅雨
街かげにわれも掛乞の一人なる 原石鼎
貧乏は掛乞も来ぬ火燵かな 子規句集 虚子・碧梧桐選
雨の日の掛乞多き一日なり 杉 千代志
掛取の新聞少年なりしかな 三沼画龍
掛取のひとり戻らぬ晦日蕎麦 河前降三
掛取りのもどり天国のよな夕焼 佐野良太 樫
掛取りの足賃かさむ嘆かんや 石塚友二 光塵
書出しの来ておどろける夫婦かな 森川暁水 黴
書出しやこま~と書き並べたり 村上鬼城
書出しをひざに起きゐる夫婦かな 森川暁水 黴
書出しを抱いて払ひにゆきにけり 森川暁水 黴
書出しを置いて去にたるけはひかな 露月句集 石井露月
梅の花木場の書出し届きけり 増田龍雨 龍雨句集

以上
by 575fudemakase | 2014-12-28 00:16 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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らくらく例句検索

インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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