牡蠣剥く

牡蠣剥く

例句を挙げる。

しぐるゝや牡蠣割る辻も灯りぬ 貞
ひとり過ぐ巴里の灯牡蠣の剥かれゐし 小池文子 巴里蕭条
乳呑ますときは乳の香牡蠣割女 田村劉一郎
余所者に口固かりき牡蠣割女 安東せつ
入海の寒き汐時牡蠣を割る 百合山羽公 故園
剥かれたる牡蠣の白さをなほ洗ふ 花田春兆
剥きし牡蠣こぼれてぺたとすぐに穢や 中戸川朝人 残心
剥きし牡蠣生きゐて水を濁らしむ 山口誓子
同性に見られ加速の牡蠣割女 中村明子
夜は疼く指をかばひて牡蠣割女 湯川雅
嫁取りの噂や牡蠣を割りながら 小西 藤満
岩くだくごとくに牡蠣を割りにけり 波出石品女
廃線を跨ぎ牡蠣割女となりぬ 斉藤弘子
新月を揺る波に泣く牡蠣割女 飯田蛇笏 霊芝
比喩探しをればするんと牡蠣剥かる 秋元不死男
浜名湖の女波ばかりや牡蠣割女 百合山羽公
渺々と海はありけり牡蠣割女 鈴木真砂女 夕螢
牡蠣の殼打割れば潮匂ひたる 城戸春弥
牡蠣を剥くをりをり女同士の目 加藤楸邨
牡蠣を剥く牡蠣のくらさをいつしんに 正木ゆう子 悠
牡蠣を剥く迅さの傷と諾へり 河野美奇
牡蠣を割る妻よゑくぼのいつ失せし 佐野まもる 海郷
牡蠣を割る方一尺の無言の座 水原 春郎
牡蠣剥くは身ぐるみ剥ぐに似たりけり 瓜人
牡蠣剥くやたのしくもまた切なくも 大木あまり 火球
牡蠣剥くや洗ふや巌の夕汐に 石塚友二
牡蠣剥場海の星よりくらき灯を 掬池路
牡蠣剥女黄昏は児が慕ひ寄る 木村蕪城 寒泉
牡蠣割つて脛に傷もつ女かな 鈴木真砂女
牡蠣割の一隅はつと乳子泣くこゑ 橋本多佳子
牡蠣割の女の中の男かな 相島虚吼
牡蠣割りのとばす牡蠣殻冴えかへる 細見綾子
牡蠣割るや舟着の板欠きしまゝ 百合山羽公 寒雁
牡蠣割る手染めし夕日もきえにけり 西島麦南
牡蠣割る瞳牡蠣負ふ夫へ向けやさし 岸田稚魚
牡蠣割女かきは女体の青さもつ 日垣四月子
牡蠣割女ただ一瞥をくれしのみ 山田弘子 初期作品
牡蠣割女にも確執のありにけり 的場松葉
牡蠣割女をとこの如き口きける 霞村
牡蠣割女貝の要を一撃す 品川鈴子
牡蠣打の時には剥身啜りては 坂本雅陵
牡蠣舟を出るや牡蠣割既になし 五十嵐播水 播水句集
白菊や血の滲むまで牡蠣を剥く 小泉八重子
百千の牡蠣を割りたる刃のしづか 和田 祥子
空色のゴム手袋や牡蠣を割る 松本みず代
老の手の乾く間もなく牡蠣を割る 堺 祥江
耶蘇島のなべて無口の牡蠣割女 武藤壱州
街人の跫音ちかく牡蠣を割る 松村蒼石 寒鶯抄
風花す牡蠣割の黙われの黙 川畑火川
ひとひとり生きる淋しさ牡蠣打場 原裕
午後の日の膝までとどき牡蠣を打つ 山田弘子 初期作品
南風と子らの牡蠣打つ音と来る 篠原梵 雨
夕潮の静かに疾し牡蠣筏 打出綾子
如月の牡蠣打ち割れば定型を持たざるものの肉やわらかき 道浦母都子
岩牡蠣を打つ手力のまだ老いず 稲生 正子
波暮れて牡蠣打小屋に灯の点る 藤井すみ子
牡蠣の殼打割れば潮匂ひたる 城戸春弥
牡蠣を打つ岩と同じに死にたけれ 萩原麦草 麦嵐
牡蠣を打つ鐵刃濡れては鐵光り 中島斌男
牡蠣打たれ積まる爆音みなぎれり 中島斌男
牡蠣打ちし後あり~と潮満つる 森岡とも子
牡蠣打ちの妻の姿を遠まもる 佐野まもる 海郷
牡蠣打つや島に生れて島に嫁し 佐藤三男
牡蠣打つや舳の向きの島をかヘ 石川桂郎 高蘆
牡蠣打に日和の声をかけにけり 飴山實 辛酉小雪
牡蠣打の一人がかへり皆かへる 鶴田亜星
牡蠣打女坐して濡れざるところなし 藤井亘
牡蠣打女灯台やがて灯るころ 田尻牧夫

以上
by 575fudemakase | 2014-12-29 00:34 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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