スキー

スキー

例句を挙げる。

いろいろの色乗せスキーリフトかな 本間 登世
うまごやしスキーヒュッテを取り囲み 高澤良一 素抱 
すべり来るスキー映画に大映し 高浜虚子
ためらうてをりしが滑り来しスキー 和山たもつ
ふるさとへどつとスキーの転ぶさま 松澤雅世
ぶつぎりの馬鈴薯匂ふスキー小屋 林翔 和紙
ゆきずりのスキー仲間の合言葉 上村占魚 球磨
わが座席なり頭の上にスキー吊る 橋本美代子
わが過去に角帽ありてスキーなし 森田峠 避暑散歩
をとめ子のスキーころげの雪つけて 上村占魚 球磨
イヤリングきらきらスキー担ぎくる 木島松穹
スキーかつぎ雪なき温泉町歩きゐる 堤 俳一佳
スキーたのし悲しきことのありもして 湯浅桃邑
スキーに足りぬ雪降り薯らが囁くよ 寺田京子 日の鷹
スキーの夜かの小説の緒にも似て 澤田 緑生
スキーの夜幾膝渡る手風琴 岡田 貞峰
スキーの夜星占にきりもなし 丸山美奈子
スキーの子バスに会釈や追縋り 川端茅舎
スキーの子嬉々と華巌の滝の上 川端茅舎
スキーはいて渡るやレールの異種な光沢 平井さち子 完流
スキードーム海への斜度を構へをり 能村研三 鷹の木 以後
スキーバス桑港からも羅府からも 保田白帆子
スキーヤのその右肩の聳ゆるや 竹下しづの女 [はやて]
スキーヤーちよつとしやがんですべり去る 京極杞陽 くくたち下巻
スキーヤー伸びつ縮みつ雪卍 松本たかし
スキーヤー曲る速さに木立あり 嶋田一歩
スキーヤー滑空旗のやうな顔 高澤良一 ぱらりとせ 
スキーヤー転びて景色とまりけり 小林草吾
スキーヤー静かな速さとばし来し 嶋田一歩
スキーリフトに坐す五十年生きつめて 平畑静塔
スキーリフトの方尺の座や山厚し 平井さち子 完流
スキーリフト姥捨のためかも知れず 辻田克巳
スキーリフト空明るみて動き出す 右城暮石 上下
スキー了へ積雪標のやや沈めり 大島民郎
スキー列車あさき睡を歪み寝る 石田波郷
スキー列車くらくてパンの水こぼれ 岸風三楼 往来
スキー列車ぬくき寒暖計読まれ 岸風三楼 往来
スキー列車月蝕の野を曲るなく 石田波郷
スキー場写真木造リフトの世 高澤良一 宿好 
スキー場祓ひて宮司滑翔す 大高千代
スキー嬢蜜柑をむけり男らに 岸風三楼 往来
スキー客賑ふてゐて村貧し 青柳薫也
スキー宿ことしの世界地図かかぐ 小原菁々子
スキー小屋若さ着ぐるみ蒸発す 津田清子 礼 拝
スキー履き分校教師出勤す 三宅句生
スキー左右二拍手させて雪落す 平井さち子 鷹日和
スキー帽かぶり糠味噌かき廻す 菖蒲あや
スキー帽耳まで母なる山の闇 桜井博道 海上
スキー帽脱ぎ捨てに炉を囲みけり 岡田 貞峰
スキー戻りの車中や栗鼠の骸携げ 北野民夫
スキー手袋置かれ握力まだ残りて 平井さち子 完流
スキー担ぐおのおの温き家を出て 桂信子 花寂び 以後
スキー教師雪眼鏡ごと記憶する 橋本美代子
スキー服赤く男の群に伍す 野見山朱鳥
スキー服黒き処女は吾に従く 石川桂郎 含羞
スキー焼けして回診の若き医師 田中雅子
スキー焼して整ひし笑顔して 難波 三椏
スキー穿きこの子可愛や家はどこ 富安風生
スキー穿き奥社へ禰宜の一人たつ 新井英子
スキー穿き杖もつ人ら揃へば美 京極杞陽 くくたち上巻
スキー穿く祈りのごとく膝折りて 岩崎照子
スキー立て飯より甘きものを欲る 津田清子
スキー脱ぐ膝に落暉のうちふるふ 澤田 緑生
スキー船かかり港は夜をいねず 岸風三楼 往来
スキー行天に行者の鈴鳴れる 澤田緑生
スキー術変な呼吸がいゝ呼吸 京極杞陽 くくたち上巻
スキー買へば巷にも雪降りそめつ 堀口星眠 営巣期
スキー迅し従ひ走る雪煙 大家湖汀
スキー長し改札口をとほるとき 藤後左右
スキー靴ぬがずにおそき昼餐とる 橋本多佳子
スキー靴履いて船歌おもひだす 岩淵喜代子 朝の椅子
スキー靴脱ぎて自由な足となる 千原草之
スキー靴買ふ目的のアルバイト 山田弘子 螢川
チロールのスキーの歌を夜にうたふ 京極杞陽 くくたち上巻
バッグより白兎のごときスキー靴 奈良文夫
一リフト一スキーヤー急くな急くな 辻田克巳
一人の口笛唄を興せりスキーバス 中戸川朝人 残心
全車輛全スキー揺れスキー列車 山口誓子
切つ先を夜につきさしてスキー板 辻美奈子
列固く組めり下山のスキー隊 望月たかし
剪定の鋸負ひスキー飛ばし来る 西本一都 景色
叱られてスキーしまふ子うとみをり 深尾正夫
名にし負ふ雪の山々スキー行 鈴木花蓑 鈴木花蓑句集
吾子ををしスキーを肩に我が門出づ 竹下しづの女 [はやて]
味噌汁に赤蕪浮ぶスキー宿 田中冬二 麦ほこり
呼び交すごとく点せりスキー場 松倉ゆずる
呼び出しの声谺してスキー場 中沢菊絵
垢じみしスキージャケット着て美男 行方克己 無言劇
太陽が邪魔になるほどスキー晴 長尾虚風
失恋をさらりと言ひてスキー駆る 野坂 民子
婚指環傷つき易しスキー行 品川鈴子
子供スキー履き捨ててあり庫裡の口 鈴木貞雄
孤りのスキーその技のみは饒舌に 林翔 和紙
宿を去るスキーの加速未練なし 金子 潮
小さき子スキーの杖に赤き旗 高野素十
小気味よく転ぶスキーを穿きにけり 鈴木しげを
少女等の髪の粉雪やスキー行 高野素十
屋根裏に鶏を飼ふスキー宿 宮坂静生 雹
山々の夕映のくるスキー場 京極杞陽 くくたち上巻
山大にしてこころしづかなるスキーかな 京極杞陽 くくたち上巻
岳ばかり見て立つスキー怠けては 堀口星眠 営巣期
岳烏さわがしき夜のスキー小屋 石橋辰之助 山暦
往きか帰りか不明女のスキー装 右城暮石 上下
心閉づスキーヤッケを顎まで閉ぢ 樋笠文
急ぎ来るスキーを肩に顔をあげ 藤後左右
情もろく足弱くなりしスキー履く 殿村菟絲子
抱くスキーその腕かつて銃に萎えしか 平井さち子 完流
担ぎゆくスキーを重きものとせず 町垣鳴海
拇指反らす妻の新足袋子のスキー 香西照雄 対話
新メニュー加へて開くスキー場 林真砂江
日輪に天の羅網やスキー宿 松瀬青々
星のせてスキーリフトの返し来る 行方克巳
朝の扉が放てるスキー野に沈む 堀口星眠 火山灰の道
朝日うつくしスキーを雪に挿して対ふ 佐野俊夫
植木鉢のみに土塊スキー宿 山田弘子 螢川
歩くスキーは五臓六腑のバランス 齊藤美規
水上スキー女身均斉ひるがへり 小池文子 巴里蕭条
湧く闇にスキー乗り入れ静寂たり 石橋辰之助 山暦
湯ぼてりのなほあまねくてスキー見る 日野草城
湯掛地蔵に解散松明スキー隊 中戸川朝人 尋声
火を焚けるスキーリフトの起点かな 山田弘子 螢川
父母連れて少年スキー行にあり 松村蒼石 雁
珈琲よき家居を恋へりスキー行 森田峠
生きてゐるうちはスキーを老紳士 京極杞陽
白樺の用途かってはスキー材 高澤良一 素抱 
白樺の門に立てたるスキーかな 石橋辰之助 山暦
直立のスキーに手掛け立ち憩ふ 山口誓子
硝子戸にスキーの先の触れてをり 後藤 章
硬雪に焚く炭俵スキー会 山口誓子
積雪にすぐ乗るスキー倒しけり 長谷川かな女 雨 月
立てかけてありし小さなスキーかな 行方克巳
紅茶のむ少女ら夜もスキー服 中島斌雄
絶やさぬ火昼しんかんとスキー宿 鍵和田[ゆう]子 未来図
編みゐるはスキー手袋らしき縞 上村占魚 球磨
義足あり白馬高校スキー部員 味元昭次
肩厚きスキーの男女駅に満つ 草間時彦
色刷の草花の絵とスキーかな 京極杞陽 くくたち下巻
落葉松の影がスキーの吾よぎる 成瀬正とし 星月夜
誕生す水上スキー引絞り 小池文子 巴里蕭条
貸スキー貸靴若さ借りられず 津田清子
身じたくに彩を惜しまずスキー行 黒田櫻の園
追中からスキーをつけて帰りけり 齊藤美規
金星の直下に来たりスキー行 佐野青陽人 天の川
長袋先の反りたるスキー容れ 山口誓子 不動
雪やんでゐたりしスキー小屋につく 波多野爽波 鋪道の花
雪崩るゝとスキーをとゞむ霧の中 石橋辰之助 山暦
雪嶺の見えしざわめきスキーバス 行方克己 無言劇
食堂が今混んでゐるスキーかな 森田峠
駅の空費時間遠征のスキーヤー 右城暮石 上下
ゲレンデの日射しに雪の舞ひ来たる 行方克巳
ゲレンデの楽ひろがらず雪解靄 澤田 緑生
ゲレンデの深夜を乳呑児が歩く 佐藤鬼房 朝の日
ゲレンデの点り温泉宿の点りけり 塗師康廣
ゲレンデの赤旗表裏雪付けて 橋本美代子
ゲレンデの雪の乏しく灯れる 行方克己 無言劇
ゲレンデを一線により開拓す 遠藤寛子
蕗の薹苦しゲレンデ雨熄まず 堀口星眠 営巣期

以上
by 575fudemakase | 2015-01-24 00:03 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://fudemaka57.exblog.jp/tb/22994479
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

カテゴリ

全体
春の季語
夏の季語
秋の季語
冬の季語
新年の季語
句集評など
句評など
自作
その他
ねずみのこまくら句会
未分類

以前の記事

2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2011年 04月

フォロー中のブログ

ふらんす堂編集日記 By...

メモ帳

らくらく例句検索

インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

検索

タグ

最新の記事

栗 の俳句
at 2017-06-26 09:40
後評 (2017・6)
at 2017-06-19 06:23
野蒜の花 の俳句
at 2017-06-18 16:46
米搗虫 の俳句
at 2017-06-18 16:44
紅鱒 の俳句
at 2017-06-18 16:42

外部リンク

記事ランキング