実朝忌

実朝忌

例句を挙げる。

いくさ敗れなほしみじみと実朝忌 長谷川秋子 『菊凪ぎ』『鳩吹き』『長谷川秋子全句集』
いたづらに長寿願はず実朝忌 下村梅子
がうがうと谷戸に風ある実朝忌 高須禎子
きざはしに風流れ落つ実朝忌 中村喜美子
しらべよき歌を妬むや実朝忌 阿波野青畝(1899-1992)
その時も鳩は翔ちけむ実朝忌 山口青邨
てのひらにくれなゐの塵実朝忌 永島靖子
ほの白き昼の月あり実朝忌 上野 百人
みどり藻の高波の跡実朝忌 中拓夫
ティッシユペーパーごそりと抜ける実朝忌 大石雄鬼
伊豆の海の浪の巻穂や実朝忌 野村喜舟
伐られたる樹の叫ぶあり実朝忌 永井龍男
低山に入日はづめる実朝忌 岸田稚魚
信号を信じて渡る実朝忌 佐伯昭市
傘を持つ手のつめたくて実朝忌 大井雅人
初島は沖の小島よ実朝忌 遠藤韮城
口衝いていづる和歌あり実朝忌 後藤夜半
名をかへて流るる川や実朝忌 進藤一考
大挙して実朝の忌の沖つ波 高澤良一 さざなみやっこ 
大銀杏芽吹かんとして実朝忌 大気 十潮
子を失ひし母われ今日を実朝忌 及川貞 榧の實
実朝の忌の浪音を聴きに来し 大野崇文
実朝の忌の磴をわがひとりくだる 藤岡筑邨
実朝の忌を江ノ電の横揺れに 早乙女 健
実朝忌あし跡のみの百千鳥 小檜山繁子
実朝忌くるぶしに来る池の冷え 鍵和田[ゆう]子 武蔵野
実朝忌つばさあるもの声こぼす 鍵和田[ゆう]子 武蔵野
実朝忌なりしかなほも積む雪に 長谷川かな女 雨 月
実朝忌われに文盲の母ひとり 菊地一雄
実朝忌伊豆の山脈あらけなく 原裕 青垣
実朝忌外箱失せし愛書かな 能村研三 鷹の木
実朝忌孤雲日を載せみんなみに 福田蓼汀 山火
実朝忌床に散乱する白波 杉野一博
実朝忌柵をなほしにでたるまま 中田剛 竟日
実朝忌椿の花は落ち易く 高橋淡路女 淡路女百句
実朝忌波の上なる女下駄 川崎展宏
実朝忌海みて鴨を食ひをはる 鈴木太郎
実朝忌海より空の曇りくる 久米正雄 返り花
実朝忌牛の不機嫌通りける 斎藤玄
実朝忌由井の浪音今も高し 高浜虚子
実朝忌由比のおぼろのはじまれり 石原舟月
実朝忌知らぬ鎌倉美しく 遠藤加寿子
富士の辺に烽火の入日実朝忌 井沢正江 晩蝉
屋根を飛ぶ潮けむり見よ実朝忌 森田峠 避暑散歩
山椿撰び折り来て実朝忌 松本たかし
庭に色あるは山茱萸実朝忌 及川貞 榧の實
庭掃除して梅椿実朝忌 星野立子
引く浪に貝殻鳴りて実朝忌 秋元不死男
我が椿いたむる雪や実朝忌 松本たかし
日の崖の砂さらさらと実朝忌 戸川稲村
日もすがら松吹く風や実朝忌 下村梅子
日洩れきし谷を急ぎて実朝忌 石田波郷
日矢やさし松は年経し実朝忌 清水基吉 寒蕭々
晩学を恥づるにあらず実朝忌 下村梅子
暁天の纖き月あり実朝忌 大橋桜坡子
松に降る雪ほたほたと実朝忌 冨田みのる
松の上に狂ひ風あり実朝忌 清水基吉
松籟の武蔵ぶりかな実朝忌 石田波郷(1913-69)
桜貝踏みつつ実朝忌とおもふ 須川洋子
死なざりしかば相逢ふも実朝忌 石田波郷
波どどと春ととのはず実朝忌 山岸治子
流鏑馬の射手に外人実朝忌 八幡より子
浪がしらあるひは撓ひ実朝忌 齋藤玄 飛雪
浪がしらあるひは撓む実朝忌 齋藤玄 『舎木』『飛雪』
海光に髪を刈らしむ実朝忌 田川飛旅子 花文字
海坂の暮るるに間あり実朝忌 鷹羽狩行(1930-)
濤こだま実朝忌まだ先の日ぞ 友岡子郷 風日
病む窓に伊豆の海あり実朝忌 木村蕪城 一位
白くあがる波を遠目に実朝忌 平井照敏
白昼の炎にいろのなし実朝忌 鷲谷七菜子 天鼓
白木瓜の庭美しき実朝忌 小原菁々子
積む雪の仄かに匂ふ実朝忌 下山宏子
竹伐つてほめくてのひら実朝忌 星野麦丘人
紅梅の空は蘇芳や実朝忌 久米正雄 返り花
紅顔の人等つどへり実朝忌 山口青邨
絵巻見て伊豆の海見て実朝忌 大島民郎
美しく舌のふれ合う実朝忌 渡辺誠一郎
舶来の時計が欲しき実朝忌 攝津幸彦
菜の花の茎めでたかれ実朝忌 横光利一
誰が歌も世に遺れかし実朝忌 林昌華
軍人の帽子もかゝり実朝忌 河野静雲 閻魔
鎌倉に住みしことあり実朝忌 高濱年尾
鎌倉に実朝忌あり美しき 高浜虚子
鎌倉は四方の砲音に実朝忌 久米正雄 返り花
鎌倉ゆき電車でひげ剃る実朝忌 竹中宏 句集未収録
鎌倉右大臣実朝の忌なりけり 尾崎迷堂(1891-1970)
闇深く海鳴りつづく実朝忌 本玉秀夫
雨水の顔を流るる実朝忌 長谷川櫂 天球
雨雲にこもれる月や実朝忌 高橋馬相 秋山越
雪となる雨を見てをり実朝忌 角川春樹
雪吊のもとどり荒び実朝忌 鍵和田釉子
雪嶺に雪あらたなり実朝忌 相馬遷子 山河
雲のごとく咲ける野梅や実朝忌 河野静雲
面売の婆に見知りや実朝忌 青木重行
頼家もはかなかりしが実朝忌 水原秋櫻子
頼朝のこと思ひつつ実朝忌 岸本尚毅
魂匣の流れ着くなり実朝忌 冨田拓也
鳶の舞ふ鎌倉山や実朝忌 石井桐陰
鵙の瞳の黒眼がちなり実朝忌 大木あまり 火のいろに
鵯鳴くは大椿木よ実朝忌 永井龍男
黒き泡眼の中を飛び実朝忌 田川飛旅子 『邯鄲』
沖はるかに火口の雪や金槐忌 伊丹さち子

以上
by 575fudemakase | 2015-01-27 00:09 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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