恵比寿講

恵比寿講

例句を挙げる。

ふり売の雁ン哀れなり夷講 芭蕉 俳諧撰集「藤の実」
ふるき寄席閉づる噂や恵比寿講 水原秋櫻子
ゑびす講店ふかく日が射しこめり 中山純子
ゑびす講酢売りに袴きせにける ばせを 芭蕉庵小文庫
テトラポッド沖にひしめく夷講 加倉井秋を 『真名井』
前髪に恋はありけり夷講 黒柳召波 春泥句集
吸物の柚子の輪切や夷講 野村喜舟 小石川
大丸に四十年や夷講 稲田 桃村
大根干済めば忽ち夷講 山口青邨
夷講に大福餅もまゐりけり 高浜虚子(闇汁に大福餅を投じたりしが句を徴されて)
夷講の中にかかるや日本橋 許六
夷講の灯隙洩る大戸かな 升本翠華
夷講信濃の夜空山ばかり 加藤知世子
夷講地震るといふ末座かな 会津八一
夷講我れ料理してしらぬかほ 曲翠 俳諧撰集「有磯海」
夷講火鉢の灰の深さかな 野村喜舟 小石川
夷講狂歌読みたる手柄かな 尾崎紅葉
夷講符牒の流れ汲みにけり 青木薫風郎
夷講見てゆかれけり大徳寺 会津八一
夷講近づく提灯櫓組む 山本馬句
奥白根晴れてとどろく夷講 福田甲子雄
娘みななみめよく育ち夷講 長谷川 耕畝
子は衣装親は常也ゑびす講 榎本其角
客は猗頓主は陶朱夷講 晩春
寝て思ひだす誕生日夷講 加藤知世子 花寂び
早くから大戸下して夷講 中火臣
朝店にあるる鯛あり夷講 浜田酒堂
杉箸で火をはさみけり夷講 一茶 ■文化十三年丙子(五十四歳)
槻に結ふ芝居櫓や夷講 堀口星眠 営巣期
母は母の刻過ごしをり夷講 河野閑子
海山のあはひに町や夷講 林 徹
烏群れ七浦こめて夷講 加倉井秋を 『隠愛』
盗人の厨に入るや夷講 寺田寅彦
算盤の夜光の珠や恵比寿講 尾崎紅葉
糶は当座帳なり夷講 井月の句集 井上井月
細路地の四通八達ゑびす講 高澤良一 宿好 
綿買ひしことの当りつ夷講 蝶衣句稿青垣山 高田蝶衣
芋汁に油濃く浮きゑびす講 大熊輝一 土の香
貞柳が哥よまぬ日や夷講 高井几董
金屏の雲や燭燃ゆ夷講 松瀬青々
関守へ膳おくり来つゑびす講 炭 太祇 太祇句選後篇
えびす講夜となる大戸おろしけり 平井藻
えびす講酢売に袴着せにけり 芭蕉
振売の雁あはれ也えびす講 芭蕉
旅籠減る伝馬町筋えびす講 本宮鼎三
恵比寿神社
タクシーで乗りつけ二十日えべつさん  高澤良一  宿好
旅人もゑびす顔してえべつさん  高澤良一  宿好

以上
by 575fudemakase | 2014-11-20 00:22 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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