冬の山2

冬の山2

例句を挙げる。

夕風や捨子のごとく雪嶺攀づ 加藤知世子 花寂び
夜間飛行雪嶺と湖響きあふ 川村紫陽
大和にもかゝる雪嶺雪金剛 右城暮石 上下
天寿とは父を焼く日の遠雪嶺 古舘曹人 能登の蛙
天帝を追ひ傾ける一雪嶺 岡田日郎
妻と雪嶺暮色に奪われまいと白し 細谷源二
子に学費わたす雪嶺の見える駅 福田甲子雄
安曇野や雪嶺におよぶ晝がすみ 及川貞 夕焼
寄生木に雪嶺浮かみゐしが雨 木村蕪城 寒泉
小路ふさぐ雪嶺へ蒸籠けむりけり 金尾梅の門 古志の歌
尺八吹く雪嶺に窓開け放ち 伊藤いと子
崩れ簗雪嶺のぞみそめにけり 五十崎古郷句集
帰路の友にぶし雪嶺は夕日得て 大井雅人 龍岡村
帰還兵なり雪嶺の下に逢ふ 文挟夫佐恵 黄 瀬
幕切れのごと雪嶺の夕日消ゆ 岡田日郎
干割れ落つ餅花一つ雪嶺覚め 喜多牧夫
往還の上雪嶺のたたずまひ 猪俣千代子 秘 色
復活祭雪嶺を青き天に置く 堀口星眠 火山灰の道
恋ふ寒し身は雪嶺の天に浮き 西東三鬼
愛ひらくときも心に雪嶺あり 平木梢花
抜群の雪嶺生涯たどたどし 古舘曹人 能登の蛙
授業日々雪嶺にとりまかれつつ 石田小坡
文江忌の雪嶺の蒼心にす 加藤耕子
斑雪嶺に会ふまばゆさの顔撫でて 村越化石 山國抄
斑雪嶺のふかきへ鱒を提げゆくか 村上しゆら
斑雪嶺の影のゆらぎの絵蝋燭 吉田紫乃
斑雪嶺の暮るるを待ちて旅の酒 星野麦丘人
斑雪嶺や雀尾長も声潤ひ 行木翠葉子
斑雪嶺を仰ぎ応挙の絵を見たり 越智照美
斑雪嶺を神とも仰ぎ棚田打つ 伊東宏晃
旅人に雪嶺翼張りにけり 大橋敦子 匂 玉
日のテラス雪嶺へ展べ佳人亡し 木村蕪城 寒泉
日の出時雪嶺向きを変へはじむ 永田耕一郎 雪明
日を浴びて雪嶺一座づつまどか 岡田日郎
明日へ繋がる寝息雪嶺足先に 太田土男
昏々眠る昨日雪嶺の裾にゐし 佐野美智
星うるむ夜は雪嶺も肩やさし 千代田葛彦 旅人木
星ひとつともり雪嶺ひとつ暮れ 岡田日郎
星光り雪嶺になほ夕日の斑 岡田日郎
星空に雪嶺こぞる夜番かな 松本たかし
晩年の道行きどまる遠雪嶺 木村敏男
暁光にけふ雪嶺となりて立つ 相馬遷子 山河
暮雲おき雪嶺たゞの山に伍す 篠田悌二郎
曇天に雪嶺しづむ野梅かな 碧雲居句集 大谷碧雲居
月光に雪嶺かくすところなし 大橋桜坡子
月光に雪嶺ひとつ覚めて立つ 相馬遷子 山河
朝ざくら雪嶺の威をゆるめざる 木村蕪城
木菟の夜は雪嶺軒に来て立てる 堀口星眠 火山灰の道
東京へ東京へ車窓雪嶺しづむ 桜井博道 海上
枯桑に雪嶺裾をひきにけり 大橋櫻坡子 雨月
楊萌ゆ雪嶺天にねむれども 有働 亨
楽器抱くように編物雪嶺ふくらめ 寺田京子 日の鷹
榛の花雪嶺かすかに光り暮れ 岡田日郎
歩廊の端に余りし雪嶺の寒さ 内藤吐天 鳴海抄
母の瞳の行き届くかに遠雪嶺 佐藤美恵子
水鳥に凍てはとほらず逆雪嶺 原裕 青垣
汽車とまり遠き雪嶺とまりたり 山口誓子 七曜
汽車どちら向くも雪嶺なくなれり 右城暮石 声と声
汽車喘ぎ雪嶺遠く威ありけり 岸風三楼 往来
汽車降りて雪嶺の高さには馴れず 橋本美代子
洗面の水の痛さの遠雪嶺 石川桂郎
流氷と羅臼の雪嶺いづれ濃き 石原八束 『風信帖』
浮雲いつかなし雪嶺は墓標群 福田蓼汀
海に聳つ雪嶺はこの陸つゞき 右城暮石 上下
海へ雪嶺へ舞ひは銀朱や朱鷺の夢 加藤知世子 花寂び
湖眠る雪嶺深く映すべく 西村和子 かりそめならず
濡れし眼に雪嶺父の愛母の愛 伊藤敬子
炬燵焦げくさし雪嶺暮れてなし 藤岡筑邨
無情なるまで雪嶺の天聳る 榎本冬一郎 眼光
燕来る遠雪嶺の光負ひ 林翔 和紙
牛乳のむ花の雪嶺のつづきにて 細見綾子 黄 炎
牧の犬むつみ来るまゝ雪嶺ヘ 石橋辰之助 山暦
狂院のちなみに鴉声遠雪嶺 古舘曹人 能登の蛙
町の上に雪嶺澄めり吹雪熄む 相馬遷子 山国
畦青み雪嶺しざり秩父別(ちっぷべつ) 高澤良一 素抱
白雲の中白光の一雪嶺 岡田日郎
白雲を雪嶺と見て年忘れ 阿部みどり女
白鳥に雪嶺も頭を並べたり 堀口星眠 営巣期
白鳥の別れ夜空に雪嶺泛く 石原舟月
真夜雪嶺雲なし月光のみまとふ 岡田日郎
矢のごとく降り雪嶺の雪となる 原裕 葦牙
短日や雪嶺天に遺されて 小野宏文
碧落に神雪嶺を彫りにける 福田蓼汀
種浸す若狭は雪嶺遠巻きに 西村公鳳
穂高ほどの名なく雪嶺にて並ぶ 篠田悌二郎
空青し雪嶺これを縫ふごとし 橋本鶏二
立ち憩ふときも雪嶺に真向へり 相馬遷子 山国
競ひ立つ雪嶺をアラスカの天とせり 有働亨 汐路
竹皮を脱ぐ雪嶺に真向ひて 佐野美智
筒鳥や雪嶺映す池しづか 鎌田八重子
米磨ぐや雪嶺いつまで夕茜 岡田日郎
終着駅雪嶺触るるばかりなり 茂里正治
綺羅星は私語し雪嶺これを聴く 松本たかし(1906-56)
繭玉の端雪嶺に触れてゐし 平原玉子
翔ぶことの歓喜雪嶺たたなはる 原和子
老婆より菫を買へり雪嶺下 田川飛旅子
耳うごくごと雪嶺に遠く佇つ 萩原麦草 麦嵐
聴診器ことりと置けば雪嶺あり 岡本正敏
脚はやき僧に雪嶺あとしざり 河野静雲 閻魔
腕組んで唄へば雪嶺ゆらぎ出す 岩田昌寿 地の塩
舞踏室灯せばなづむ雪嶺かな 宮武寒々 朱卓
船の銅羅かの雪嶺に谺せる 福田蓼汀 山火
芦刈りて夕べ雪嶺をあらはにす 茂里正治
花杏雪嶺なぞへに暮れなづむ 石原八束 空の渚
落花霏々雪嶺いまも陸に聳つ 佐野まもる 海郷
蒼天に雲消ゆ雪嶺離りては 岡田日郎
藁屋根の端の雪嶺ことに冴え 桂信子 黄 瀬
見えゐて遠き雪嶺や夫に追ひつけず 加藤知世子 花寂び
谷展け雪嶺右へ右へ濃し 太田嗟
貧しくて照る雪嶺を窓にせり 相馬遷子 山国
貨車連結さる雪嶺の大盤石 齋藤愼爾
赤子哭くたび雪嶺聳え立つ 徳岡蓼花
足袋つくろふ雪嶺の朝から晴れて 内藤吐天 鳴海抄
身は萎えて気はまだ確か雪嶺よ 相馬遷子 山河
農耕の声雪嶺のふもとより 永田耕一郎 海絣
逆雪嶺うすももいろに水あかり 原裕 青垣
連なれる雪嶺の黙天を占む 山本歩禅
遠き雪嶺日の大きな赤児見て 北原志満子
遠く雪嶺一村日の中ぐみ熟るる 近藤馬込子
遠ざかり来て雪嶺の主峰見ゆ 右城暮石 上下
遠ざかる雪嶺近づき来る雪嶺 大橋敦子 手 鞠
遠ぞらに雪嶺のこり機の音 鷲谷七菜子 花寂び
遠雪嶺石楠花は紅こぼれむと 林 翔
遠雪嶺見むと胎児もともに出づ 鷹羽狩行
遠雪嶺近よりがたし去りがたし 古舘曹人 能登の蛙
遠雪嶺黒部に紅葉下りて来し 源義
遥かよりわれにむき照る雪嶺あり 岡田日郎
銀の匙もて雪嶺を窓に指す 神谷九品
鋪装路の果ての雪嶺に駅出でぬ 原田種茅 径
雀交る雪嶺を截る屋根の上 相馬遷子
雛の灯を消せば近づく雪嶺かな 本宮哲郎
雪嶺(ゆきね)を砦書を砦しなほ恋へる 川口重美
雪嶺が北に壁なす大暗黒 榎本冬一郎
雪嶺が台座神鏡の日が一輪 岡田日郎
雪嶺となつて外山の大起伏 竹下しづの女 [はやて]
雪嶺となる雲中にきらめきつゝ 相馬遷子 山河
雪嶺と交歓に日の短かさよ 大島民郎
雪嶺と倒影の間の唐辛子 中戸川朝人
雪嶺と暮色のあひを風吹けり 長谷川双魚 風形
雪嶺と激浪のあひ貨車長し 吉野義子
雪嶺と色同じくて霞立つ 相馬遷子 山河
雪嶺にても女懐中かがみ見る 稲垣きくの 黄 瀬
雪嶺にぶつかりぶつかり凧あがる 藤岡筑邨
雪嶺にむかひて*たらの芽ぶきたる 長谷川素逝
雪嶺にむかひて高し祷りの碑 古賀まり子 降誕歌
雪嶺に一雲すがりともに暮れ 岡田日郎
雪嶺に三日月の匕首飛べりけり 松本たかし
雪嶺に今年別れんとして来たり 岡田日郎
雪嶺に住む鏡掛くれなゐに 神尾久美子 掌
雪嶺に向きて雪解の簷しづく 素逝
雪嶺に向く山車蔵を開け放つ 栗田やすし
雪嶺に向ひて妻と洗面す 椎橋清翠
雪嶺に向ひて砂利を篩ひをり 萩原麦草 麦嵐
雪嶺に地は大霜をもて応ふ 相馬遷子 山河
雪嶺に夕蒼き空残しけり 馬場移公子
雪嶺に対きて雪解の簷しづく 長谷川素逝 暦日
雪嶺に対す籐椅子ふたつ置かれ 岸風三楼 往来
雪嶺に押され梵天近づき来 利部酔咲子
雪嶺に月の部落息ひそむかな 河野多希女 こころの鷹
雪嶺に死ぬ落陽を生かしたし 細谷源二 砂金帯
雪嶺に汽車現れてやや久し 中村汀女
雪嶺に照りりんりんと夜明月 岡田日郎
雪嶺に産声あげて水芭蕉 渡辺和子
雪嶺に発し海まで短か川 山口誓子 青銅
雪嶺に目を離し得ず珈琲のむ 岩崎照子
雪嶺に真向ふ道のあれば行く 太田土男
雪嶺に礼し初湯に入りにけり 柳澤和子
雪嶺に神観し朝日当るより 吉村ひさ志
雪嶺に立つ父の過去子の未来 京極紀陽
雪嶺に終る太陽手は垂れて 細谷源二 砂金帯
雪嶺に輝きし日も昏れそめし 上村占魚 球磨
雪嶺に遠し田があり田がありて 山口波津女 良人
雪嶺に重なりて瑠璃きつき峰 内藤吐天 鳴海抄
雪嶺に雉子全きを吊りにけり 野中亮介
雪嶺に雪あらたなり実朝忌 相馬遷子 山河
雪嶺に電車久しく通らざる 山口波津女 良人
雪嶺に面をあげて卒業歌 岩崎健一
雪嶺に風突き当り苗代寒 石井とし夫
雪嶺に駆けのぼりたき夜ぞ街ヘ 石橋辰之助
雪嶺に骨光るかに月かかる 岡田日郎
雪嶺に鷹の流るる初御空 森澄雄
雪嶺に鼻梁のかげのごときもの 宮津昭彦
雪嶺のいづかたよりの山彦ぞ 猪俣千代子 秘 色
雪嶺のうしろを見たき夕焼かな 太田土男
雪嶺のうつりてひろき水田かな 鈴木花蓑句集
雪嶺のかがやきかへし花すもも 仙田洋子 雲は王冠
雪嶺のかがやき集め紙乾く 細見綾子 黄 炎
雪嶺のかがやく祖谷の出初かな 佐原頼生
雪嶺のかげ射す車窓人睡たり 相馬遷子 山国
雪嶺のかみそり走り尾根を成す 若木一朗
雪嶺のこぞりて迫る大根漬け 駒形白露女
雪嶺のさめては鳶を放ちけり 井上三余
雪嶺のとらへがたけれ雲湧きつぎ 大島民郎
雪嶺のどこかにまぎれ鳥飛べり 岡田日郎
雪嶺のなほ彼方なる一雪嶺 右城暮石
雪嶺のひとたび暮れて顕はるる 森澄雉
雪嶺の上の青空機始め 澤木欣一
雪嶺の並ぶかぎりの青霞 岡田日郎
雪嶺の中まぼろしの一雲嶺 岡田日郎
雪嶺の乙女さびしてスイス領 有働亨 汐路
雪嶺の佐渡の吹つ飛ぶ大嚏 小島 健
雪嶺の光わが身の内照らす 相馬遷子 山河
雪嶺の光をもらふ指輪かな 浦川 聡子
雪嶺の名をみな知らずして眺む 山口誓子 晩刻
雪嶺の天に牆なす牧びらき 小林碧郎
雪嶺の尚彼方なる一雪嶺 右城暮石 声と声
雪嶺の悠久年のあらたまる 阿部みどり女 『光陰』
雪嶺の愁眉に迫る朝かな 蓬田紀枝子
雪嶺の我も我もと晴れ来たる 三村 純也
雪嶺の暮れなむとしてこころの炎 仙田洋子 雲は王冠
雪嶺の朝な影濃き園児服 原裕 葦牙
雪嶺の正装君を送るなり 福永耕二
雪嶺の歯向ふ天のやさしさよ 松本たかし
雪嶺の浮きて流れず茜空 原裕 青垣
雪嶺の無言に充てる太虚かな 松本たかし
雪嶺の照りをうながす除夜詣 原裕 正午
雪嶺の白銀翳り藍に染む 粟津松彩子
雪嶺の目の高さなる小正月 阿部みどり女
雪嶺の稜骨くろし地にも雪 相馬遷子 山河
雪嶺の肩に雲燃え樺の花 西村公鳳
雪嶺の茜や詩論白熱す 加藤知世子 花寂び
雪嶺の裏側へなほ旅つづけ 岡田日郎
雪嶺の裏側まっかかも知れぬ 今瀬剛一
雪嶺の裾を踏まんと来て踏むも 相馬遷子 山国
雪嶺の襞しんしん蒼し金縷梅咲く 加藤知世子
雪嶺の襞亀裂せり父の鬱 齋藤愼爾
雪嶺の襞濃く晴れぬ小松曳 杉田久女
雪嶺の見えてなかなか近づけず 冨田みのる
雪嶺の見えて漆器をつくる町 冨田みのる
雪嶺の見つめすぎたる暗さかな 猪俣千代子 秘 色
雪嶺の覗く苗代かぐろしや 石田波郷
雪嶺の遠き一つの名は知りて 須田冨美子
雪嶺の雪につづける縁の雪 遠藤梧逸
雪嶺の青き昃りのとき浴む 木村蕪城 寒泉
雪嶺の青のきびしき生糸繰る 加藤知世子
雪嶺の青みかかりぬ柏餅 阿部みどり女 『陽炎』
雪嶺の風繭玉に遊ぶかな 村越化石
雪嶺の麓に迫る若葉かな 野村泊月
雪嶺はつらなり畝はたてよこに 長谷川素逝 暦日
雪嶺は天の奥なり目白籠 宇佐美魚目
雪嶺は天柱をなし吾を迎ふ 伊藤彰近
雪嶺は美し道祖神手をつなぐ 坂口緑志
雪嶺は遠し田があり田がありて 波津女
雪嶺は雪嶺に向き黙し会ふ 岡田日郎
雪嶺へひとたび柩掲げたる 中島畦雨
雪嶺へひびき丸太を貨車積みす 榎本冬一郎 眼光
雪嶺へ二輛編成にて発てり 本宮鼎三
雪嶺へ向けチカチカと鶸の嘴 木村蕪城 寒泉
雪嶺へ戸口のくらさ猟夫住む 星眠
雪嶺へ杏の枝のやゝしだれ 椎橋清翠
雪嶺へ白魚を汲む肘上ぐる 田川飛旅子
雪嶺へ貨物車長き列と影 右城暮石 声と声
雪嶺へ通ふゴンドラ外より鍵 大橋敦子 手 鞠
雪嶺へ酷寒満ちて澄みにけり 相馬遷子 山国
雪嶺まで枯れ切つて胎かくされず 森澄雄 雪櫟
雪嶺まで行きては戻るばかりかな 平井照敏 天上大風
雪嶺も一憂一喜雲移る 堀口星眠 営巣期
雪嶺やマラソン選手一人走る 西東三鬼
雪嶺や一つ猟銃音ありしのみ 猪俣千代子 堆 朱
雪嶺や一艇湖の色分ける 中村みよ子
雪嶺や口を拭ひて飯の後 岸本尚毅 舜
雪嶺や右に首垂れイエス像 野澤節子 黄 炎
雪嶺や名もまぶしくて初鴉 森澄雄
雪嶺や地蔵のごとく吾を残す 渡辺七三郎
雪嶺や夕ベのチャイム廊に鳴り 有働亨 汐路
雪嶺や如来の幅に扉を開く 小島千架子
雪嶺や昼夜の膳に鱈鰊 岸本尚毅 舜
雪嶺や死者還らねば棺は空ら 岡田日郎
雪嶺や白眼ばかりの達磨市 渡辺白峰



雪嶺や肉塊トラックよりおろす 藤岡筑邨
雪嶺や頭を寄せ合つて唄ふ看護婦 岩田昌寿 地の塩
雪嶺や髪刈つて首すくめゆく 永田耕一郎 方途
雪嶺より来る風に耐へ枇杷の花 福田甲子雄
雪嶺より水来て水菜萌えたたす 伊藤霜楓
雪嶺よ女ひらりと船に乗る 石田波郷(1913-69)
雪嶺よ日をもて測るわが生よ 相馬遷子 山河
雪嶺よ柑橘に風吹きこぞる 下村槐太 光背
雪嶺をひた負ひ年賀配達夫 横道秀川
雪嶺をみちづれにして詩嚢充つ 原裕 青垣
雪嶺ををろがみ杣の一日終ゆ 木村蕪城 寒泉
雪嶺を今年まだ見ずクリスマス 右城暮石 上下
雪嶺を仰ぐキヤラメル渡されて 藤岡筑邨
雪嶺を出づ毒の川濁りなし 岡田日郎
雪嶺を出でたる星のはなればなれ 橋本 榮治
雪嶺を大障壁に天守閣 瀧澤伊代次
雪嶺を天にさだめる線太し 橋本鶏二
雪嶺を天の高みに田の昼餉 大野林火
雪嶺を小さき日遅々と天づたふ 福田蓼汀 山火
雪嶺を山でたる星のはなればなれ 橋本榮治 麦生
雪嶺を左右にひらき月のぼる 橋本鶏二 年輪
雪嶺を慈母とす開拓の聖家族 岡田日郎
雪嶺を据ゑ一故旧なき故郷 林翔
雪嶺を支へ百日百夜の湖 伊藤敬子
雪嶺を点じ山々眠りけり 大野林火
雪嶺を若き一日の標とす 藤田湘子 途上
雪嶺を落ち来たる蝶小緋縅 川端茅舎
雪嶺を西に鞴の太き息 成田千空 地霊
雪嶺を見し網膜のあたらしき 本郷をさむ
雪嶺を見て耕して長命す 田川飛旅子
雪嶺を讃へ落葉松芽吹くなり 長倉いさを
雪嶺を負ふ映画館恋やぶれ 堀口星眠 火山灰の道
雪嶺を連ねて阿蘇の火山系 山口誓子 青銅
雪嶺を雌蘂とし夕日の巨花開らく 岡田日郎
雪嶺下小橋つくろふ雪まみれ 林翔 和紙
雪嶺夕焼鈴高鳴らす供米車 加藤知世子 花寂び
雪嶺攀づわが影われを離れ攀づ 岡田日郎
雪嶺晴れ畦の水仙風のなか 欣一
雪嶺暮れ機婦等若さをもちあぐむ 宮武寒々 朱卓
雪嶺燃えかぶされり夕蒼き村 岡田日郎
雪嶺芽吹く嶺朝湧く力校歌創る 加藤知世子 花寂び
雪嶺襖鳶は翔たんと息つめる 松本 旭
雪嶺見ゆとて傾ぎゆく一車輛 原裕 青垣
雪嶺輝り伊那の小梅も咲くべかり 西本一都 景色
雪嶺近き畦は塗られて夜も光る 加藤知世子
雪嶺雪嶺を登り暮るるや西行忌 加藤知世子 黄 炎
雪嶺颪を毛に立て兎逃げまどふ 加藤知世子
雪沓の跡が雪嶺と駅を結ぶ 加藤楸邨
雲しきてとほめく雪嶺年新た 飯田蛇笏 雪峡
雲上にまだ雪嶺や百千鳥 森澄雄
雲嶺の中まぼろしの一雪嶺 岡田日郎
青年の肩幅雪嶺をかくしえず 椎橋清翠
革命のいろに雪嶺暁けてきし 高島茂
風邪の眼に雪嶺ゆらぐ二月尽 相馬遷子 山国
馬産む日しづかに雪嶺明けきたる 鴎昇
高まりし野にかくれたる雪嶺かな 阿部みどり女
魚割女胸に雪嶺かがやかす 金箱戈止夫
鳶の声雪嶺屹つて来る日なり 永田耕一郎 雪明
鴨ねむりくらき雪嶺湖に満つ 堀口星眠 火山灰の道
鷲飛びし少年の日よ雪嶺よ 多田裕計
麦あをみ雨中の雪嶺雲むるる 飯田蛇笏 雪峡
麦踏のたつた一人にみな雪嶺 加藤楸邨
麦踏を今朝雪嶺となり囲む 佐野美智
黒凍みの道夜に入りて雪嶺顕つ 石原八束 黒凍みの道
予備のわらぢだいじに亡母が冬嶺越す 磯貝碧蹄館 握手
傾ける冬嶺無明の一部落 草間時彦 櫻山
冬嶺に縋りあきらめざる径曲り曲る 加藤秋邨 山脈
冬嶺の折り重なりて泛びくる 加藤瑠璃子
冬嶺青く睡りさめたる兎の瞳 加藤楸邨
砲弾銀色の基地とひとつの陽に冬嶺 古沢太穂 古沢太穂句集
納豆汁冬嶺孤松秀でたり 佐藤飯人
美術館昃り冬嶺座をすすむ 宮武寒々 朱卓
鉄鉢の向うにつづく冬嶺かな 市堀 玉宗
*さいかちの枯山に入る夜を水の上 岡井省二
ぐ る り と ま は つ て 枯 山 山頭火
ここのところに俺の子枯山もう暗い 金子兜太 少年/生長
この軍旗かの枯山を幾度越えし 深見けん二
ただに在る一つ枯山たのみなる 斎藤玄 無畔
ひとり来しわれに華やぐ枯山は 相馬遷子 雪嶺
コーヒーの香を枯山に洩らし住む 津田清子 二人称
一日世を隔つ枯山の日だまりに 相馬遷子 山国
僕の樹鳥の樹枯山はひかりの骨 椎名弘郎
冬苺引けば枯山やや動く 野沢節子
刻かけて汽車枯山に頭出す 黒木野雨
卑弥呼径尽く枯山の列車音 高井北杜
少年尿す枯山をあたたかく 細見綾子 黄 炎
日当たれば枯山母に似て温し 大川 輝子
日当りてきし枯山の色ゆるぶ 清崎敏郎
星まばらな枯山鋼の眠り来よ 桜井博道 海上
暮るる海枯山かけて大雨あり 舟月
書を閉ぢし音枯山の一燈下(読み終えて好き書一巻閉ずる如き死を希いて居し夫の言葉思いて) 殿村菟絲子 『樹下』
朝日さし枯山にぎやかにしてさびし 岡田日郎
果しなき枯野枯山石鼎忌 原コウ子
枯山となりて明るく海を抱く 金箱戈止夫
枯山と同じ日なたにをればよし 大石悦子
枯山にくろもじを折り匂はする 日郎
枯山にしばらくをれば馴れにけり 今井杏太郎
枯山にすつぽりと入り女たり 岩永佐保
枯山にのぼりておのれ葬るごと 井沢正江 火襷
枯山にめをと懸巣が常に二羽 相馬遷子
枯山にもつとも近きもの嘴 齋藤愼爾
枯山に一夜ねむりて血を濃くす 中嶋秀子
枯山に一筋生きて木馬道 石田あき子 見舞籠
枯山に入りし思ひを傘の中 齋藤愼爾
枯山に夕日あやしきまで赤し 岡田日郎
枯山に抱かむ黄なる日垂れて来よ 石橋辰之助 山暦
枯山に放り出されし無人駅 稲畑汀子
枯山に日ざすやいなや紫無し 篠原梵 雨
枯山に日はじわじわと指えくぼ 西東三鬼
枯山に未だ枯れぬ川侍りけり 能村登四郎
枯山に来て研ぎたての鉈ふるふ 古川信一
枯山に枯れてはならぬものを植ゆ 東郷瑞穂
枯山に火を点じたり雉子の頬 沢木欣一 遍歴
枯山に火薬の匂ひふとしたる 西村和子 窓
枯山に生れて滝の白秀づ 伊藤京子
枯山に禽啖ひいのちあらはにす 齋藤玄 『狩眼』
枯山に虹の一遊ありにけり 小枝秀穂女
枯山に見比べて買ふ鳩の笛 桂信子 黄 瀬
枯山に釦を拾ふ既知のごと 鷹羽狩行 八景
枯山に鳥突きあたる夢の後 藤田湘子(1926-)
枯山のうすずみ色は唇に 斎藤玄 雁道
枯山のかげ枯山をのぼりつむ 飴山實 少長集
枯山のひよどり翔けて日の真空 羽公
枯山のむかうなほ枯れひとり旅 鍵和田[のり]子
枯山のホテルにポーの黒猫飼ふ 横山房子
枯山の上に忽として一雪白 栗生純夫 科野路
枯山の上の荒海航を絶え 石原舟月
枯山の中にしづみて温泉に浸る 古舘曹人 砂の音
枯山の人声はつきりと聞いて湯に居る 人間を彫る 大橋裸木
枯山の低山にして雑木山 今井杏太郎
枯山の入日なつかし炭売女 銀漢 吉岡禅寺洞
枯山の奥なまなまと滝一筋 桂信子 花寂び 以後
枯山の岫をめぐれる水のこゑ 石原八束 空の渚
枯山の影の来てゐる晩稲刈 草間時彦
枯山の日向の道の腕めく 和田耕三郎
枯山の昼のランプに鬼をどる 桜井博道 海上
枯山の暖かさうな不思議かな 三神リラ
枯山の暖色に馴れ狎れし愛 松本進
枯山の月今昔を照らしゐる 飯田龍太
枯山の月光垢離というべかり 辻直美
枯山の枯れの匂ひも夕日なか 青木重行
枯山の火塚にのぼり天はるか 太田鴻村 穂国
枯山の猫の迅さをかなしめり 鳥居美智子
枯山の短き谺かへしけり 星野麦丘人
枯山の落暉に音のありにけり 塚原いま乃
枯山の起伏し蘇領に続くかな 小林康治
枯山の音のすべてを吾がつくる 島野国夫
枯山はとほしかゞやく馬の膚 横山白虹
枯山はゆつくり来よと坐りをり 藤田湘子
枯山は禽を放ちてくもりぐせ 岸田稚魚 筍流し
枯山へ走る火襷くづれ窯 伊藤敬子
枯山へ餅搗く音のゑくぼなす 神蔵器
枯山や子の骨格に手を置きて 加畑吉男
枯山や屋根の風見の海を指し 佐野良太 樫
枯山や振り返るとき尉鶲 草間時彦 櫻山
枯山や昼三日月と凧 増田龍雨 龍雨句集
枯山や枯山なしてパン並ぶ 金箱戈止夫
枯山や消ゆく電車のうしろ窓 太田鴻村 穂国
枯山をきて頂上の平らな水 桂信子 黄 瀬
枯山をくだり来て夕富士にあふ 岡田日郎
枯山をこだまのごとし道が這ふ 平井照敏 天上大風
枯山をみなもと鴉争へり 村越化石 山國抄
枯山を下りきて熱きぼんのくぼ 三橋鷹女
枯山を出て朽野に憩ふなり 相馬遷子 山河
枯山を擦つて夕雲燃えはじむ 馬場移公子
枯山を断つ崩え跡や夕立雲 芝不器男
枯山を歩き来し夜はさ湯うまし 岡田日郎
枯山を水のぬけゆく琴柱かな 吉田汀史
枯山を渡り歩けば眼も枯れて 高澤良一 燕音
枯山を登り一人なる汗拭ふ 相馬遷子 山国
枯山を見てゐしが飽き登りけり 伊藤いと子
枯山を越え来し風に独語乗す 河野南畦 『黒い夏』
枯山を越え枯山に入りゆく 篠原梵 雨
枯山を重ね~てあたゝかし 高野素十
枯山毛欅をなぶりたわめて霧荒し 岸風三樓
枯山飲むほどの水はありて 種田山頭火 草木塔
枯野枯山遂に脱がざる鉄仮面 磯貝碧蹄館
柚子湯出て枯山の日に歩きけり 石原舟月
死の商人ばかり枯山鴉ばかり 佐藤鬼房
母紛るるな枯山の密な日で 廣瀬直人
汽車工場の汽罐車枯山へ光向く 細谷源二 鐵
火塚累累枯山風をとほくしぬ 太田鴻村 穂国
父の墓建ち枯山に親しさ増す 中山純子 沙羅
父の墓枯山けさは雪の山 中山純子 沙羅
男寝て枯山へ息通はする 伊藤白潮
石おこすや枯山に得し働き口 村越化石 山國抄
窓に立つ枯山思ふ人遠し 金箱戈止夫
誰か柴掻きて枯山匂ひくる 馬場移公子
逝く年の枯山あかり頬にとどめ 太田鴻村 穂国
雉子のいろ枯山のかたち目なれつゝ 百合山羽公
青山を枯山にしてかいつぶり 齋藤玄 『雁道』
音たてて泉湧くなり枯山に 水原秋櫻子
鳶の巣に枯山膚を近づけて 成澤たけし
鴉とともに枯山くだる郵便夫 加藤楸邨
鴉低く翔ぶ枯山を知りつくし 川村紫陽
鶴啼きて枯山は枯深めけり 古賀まり子
雪山を背にし枯れ山貧窮す 吉田嘉彦
冬岳に向き一つ家の時計鳴る 村山古郷
こし雪の山見て障子しめにけり 原石鼎
すつへりと日に向ひてあり雪の山 作者不知 選集古今句集
ねんねこの子ごと見返る雪の山 鈴木貞雄
ふりむかず猟夫は雪の山に入る 本多 勝彦
人間の我は虫けらよ雪の山 阿部みどり女
元日や比枝も愛宕も雪の山 虚子
初旅や明るき雪の山つづき 阿部みどり女
向うは雪の山へ山吹の咲くのが湯どころ 巣山鳴雨
年つまる鼻先にすぐ雪の山 澄雄
愛欲に斑雪の山の遠静か 三谷昭 獣身
晴雪の山こそめぐれ聖十字 相馬遷子 雪嶺
此処景色余りに雪の山多し 京極杞陽 くくたち上巻
温泉の色硝子ごし雪の山 京極杞陽 くくたち下巻
灰色の夜空の下の雪の山 高木晴子 晴居
炉に近き窓あり雪の山見ゆる 紅緑
炭色の夜空の下の雪の山 高木晴子
熊鷹の巣作りはじまる雪の山 阿部みどり女 月下美人
父を火にしていでて雪の山なみはあり 和田光利
玉子酒祇園わたりは雪の山 妻木 松瀬青々
玻璃拭けば幸住むごとき雪の山 柴田白葉女 花寂び 以後
病医師と病者をへだつ雪の山 三嶋隆英
白きうさぎ雪の山より出でて来て殺されたれば眼を開き居り 斎藤史
薄雪の山に陽さすや炭を焼く 大谷句佛 我は我
谷を出る線のまぼろし雪の山 和知喜八 同齢
遺羽子や雪の山べの祇園町 妻木 松瀬青々
金星や雪の山稜見ゆるのみ 杉山岳陽 晩婚
雉子喰つて目のさめたれば雪の山 沢木欣一 二上挽歌
雪の山かはつた脚もなかりけり 向井去来
雪の山からくる栗鼠に林檎置く 和知喜八 同齢
雪の山も見えて花野や夢ごころ 渡辺水巴
雪の山三角形をただ畳む 橋本鶏二
雪の山低きは花の梨畑 森鴎外
雪の山十三輪塔雪つけゆく 八木林之介 青霞集
雪の山巨きく巨きく凹みをり 京極杞陽 くくたち上巻
雪の山朴ひらく日は嵐と決む 大木あまり 山の夢
雪の山照る日の山毛欅に鳶下りぬ 渡邊水巴 富士
雪の山畑白真ッ平らしかし斜め 金子兜太 遊牧集
雪の山眉間に立てゝうち仰ぐ 古舘曹人 砂の音
雪の山瞽女のごとくに座りをり 仙田洋子 雲は王冠以後
雪の山義仲の目に憑かれ越す 大串章
雪の山翳うしなふは霞立つ 相馬遷子 山国
雪の山遥かに胼を佗ぶ日南 青峰集 島田青峰
雪の山遥か他界にあるごとし 鈴木花蓑 鈴木花蓑句集
頭たれて月に覚め居り雪の山 前田普羅 飛騨紬
風強くきりりと晴れて雪の山 阿部みどり女
馬の目のしづかに雪の山ありぬ 石田 啓
鴨の陣はつきり雪の山ぼうと 波多野爽波 鋪道の花
かまど火はいつも安らか山枯れても 大野林火
ほうほうと楢山枯るる寒日和 富安風生
四囲の山枯れしと湖のすさぶかな 成瀬桜桃子 風色
山枯るるとも綿虫に雄と雌 栗生純夫 科野路
山枯るる音なき音の充満す 岡本眸(1928-)
山枯れたり遥に人の咳ける 相馬遷子 山国
山枯れてみな青空にしたがへり 岩岡中正
山枯れてものにつかまり歩くなり 松村蒼石 雪
山枯れて一途に赤し猿の面 矢島渚男 梟
山枯れて三日月珠を抱きけり 岡田日郎
山枯れて巨きな月を載せてをり 八木尋子
山枯れて湯呑の縁の遠かりき 佐々木六戈 百韻反故 吾亦紅
山枯れて簡潔な家陽をとどめ 大井雅人 龍岡村
山枯れて言葉のごとく水動く 龍太
山枯れぬかなのやうなる渓の水 朝倉和江
山枯れの始まつてゐる湯呑かな 原田喬
撃たれ落つ鳥美しや山枯木 原石鼎
柴舟に山枯色や小六月 東洋城千句
満山枯木かゝるがゆゑの樅の瑞 石塚友二 方寸虚実
煙草干す*うだつをあげて山枯らす 吉田紫乃
蒼天に冬芽満ちつつ山枯れたり 相馬 遷子
赤崩崖(あかなぎ)の背の山枯れて墓五十(中通島新魚目町、隠れキリシタンの村) 石原八束 『藍微塵』
轟然と山枯れ宙に日は漂ふ 岡田日郎
音と言ふ音に敏感山枯るゝ 浜屋刈舎
飛ぶ鳥を見下して山枯れにけり 本宮哲郎
鬼女跳べり全山枯るる閑けさに 河合凱夫
東海道白妙の富士皮切りに 高澤良一 燕音
みづうみに諸子取れ出す白伊吹 高澤良一 燕音
湖国ゆく始終うしろに白伊吹 高澤良一 燕音
天界へ跳んで白隠雪嶽描く 高澤良一 随笑
画業八十年 片岡球子展
片岡球子ドカンと冠雪富士を置く 高澤良一 随笑
十賊不動
青空に銀嶺走るだるま市 高澤良一 寒暑
画家たらんおもひ雪山前にして 高澤良一 素抱



以上

by 575fudemakase | 2014-12-01 00:02 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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