煤払の俳句

煤払の俳句

煤払の例句(←ここをクリック)
http://fudemaka57.exblog.jp/23343847/

煤払 補遺

ぐいのみの殖えては減りぬ煤払 石川桂郎 高蘆
すとうぶや上からつゝく煤拂 正岡子規 煤払
ひそやかに煤掃く家や嵯峨の奥 正岡子規 煤払
むつかしき眉根の煤を払ひける 長谷川櫂 虚空
むら雲の煤掃く上に家の霊 百合山羽公 寒雁
をばさんに牙城あけわたす煤払 山口青邨
シーソーに煤逃げめきて坐りをり 能村登四郎
一年の心の煤を拂はゞや 正岡子規 煤払
万両にうすき日ざしや煤払 山口青邨
仏壇に顔入れて煤払ひけり 永方裕子
佛壇に風呂敷かけて煤拂 正岡子規 煤払
來あはした人も煤はく庵哉 正岡子規 煤払
八幡大菩薩しばしの煤ごもり 鷹羽狩行
共稼夫婦の煤を払ひけり 安住敦
内陣はかがやけるかも煤払 山口青邨
冠の煤掃くこともなかりけり 正岡子規 煤払
出迎ふや煤掃き顔の三つばかり 村山古郷
別當の廏の煤を拂ひけり 正岡子規 煤払
剥製の煤を払ふに羽根箒 鷹羽狩行
労ほどにやつれなかりし煤湯かな 上田五千石『琥珀』補遺
千年の煤もはらはず佛だち 正岡子規 煤払
南無阿彌陀佛の煤も拂ひけり 正岡子規 煤払
古はくらしらんぷの煤拂 正岡子規 煤払
句座まうけして煤逃げの老ばかり 加古宗也
四畳半仕切られてをり煤ごもり 阿波野青畝
塩燒くや煤はくといふ日もなうて 正岡子規 煤払
塵ひとつなき本殿の煤払ふ 鷹羽狩行
夜の茶や煤掃きすみし梁見上げ 能村登四郎
大佛の雲もついでに煤拂ひ 正岡子規 煤払
大川に煤竹流れ年はゆく 山口青邨
天井の天女の煤も払ひけり 内藤鳴雪
天井無き家中屋敷や煤拂 正岡子規 煤払
天人の笛の払ひし煤ならん 川崎展宏
女多きこの家の煤を払ひけり 鈴木真砂女 卯浪
寢て聞くやあちらこちらの煤拂 正岡子規 煤払
尊称で呼ばれてゐたる煤湯かな 茨木和生
山椒の擂木をいまも煤籠 石川桂郎 四温
御書院に煤掃く竹の落葉かな 内藤鳴雪
旅寝して見しやうき世の煤払ひ 芭蕉
星に掛けおく煤払ひ終へし竹 鷹羽狩行
枯菊に煤掃き落す小窓哉 正岡子規 煤払
桜島噴煙上げて煤払ひ 松崎鉄之介
梢から烏見て居る煤拂ひ 正岡子規 煤払
梵鐘をくすぐるごとし煤払 長谷川櫂 蓬莱
橋に出て屏風掃きけり煤払ひ 原石鼎 花影
此ころはやとはれもしつ煤拂 正岡子規 煤払
汲みたての水うつくしき煤払 日野草城
沖中のほこりや船の煤拂 正岡子規 煤払
温もらむ楓琴亭の煤の湯に 波多野爽波
漸くに犬にも煤掃と分かり 波多野爽波
煤ごもる二階の父母へ運び膳 岡田耿陽
煤の日の東寺の鴉よく聞こえ 大峯あきら 宇宙塵
煤の日や婆々はつれ立つ寺參り 正岡子規 煤払
煤はくとおぼしき船の埃かな 正岡子規 煤払
煤はらひしてくる年のまたれけり 正岡子規 煤払
煤を掃くあひだ埴輪と煤ごもり 鷹羽狩行
煤を掃く床下の広さのまひる 中塚一碧楼
煤を掃く日織りのつまる機のあり 河東碧梧桐
煤払はざる剥製の鷹と鷲 鷹羽狩行
煤払ひ終りて遠き温泉町の灯 飯田龍太
煤払ふなき七畳の座椅子かな 石川桂郎 高蘆
煤払全部終りし実南天 右城暮石 散歩圏
煤拂て蕪村の幅のかゝりけり 正岡子規 煤払
煤拂て金魚の池の曇り哉 正岡子規 煤払
煤拂に馬引出す小家哉 正岡子規 煤払
煤拂のこゝだけ許せ四疊半 正岡子規 煤払
煤拂のこゝは許せよ四疊半 正岡子規 煤払
煤拂のほこりに曇る伽藍哉 正岡子規 煤払
煤拂のほこりの中やふじの山 正岡子規 煤払
煤拂のほこりを迯て松の鶴 正岡子規 煤払
煤拂の埃しづまる葉蘭哉 正岡子規 煤払
煤拂の此間は許せ四疊半 正岡子規 煤払
煤拂の門をおとなふ女かな 正岡子規 煤払
煤拂の音ひたとやむ晝餉哉 正岡子規 煤払
煤拂ひ又古下駄の流れ來る 正岡子規 煤払
煤拂ひ鏡かくされし女哉 正岡子規 煤払
煤拂や神も佛も草の上 正岡子規 煤払
煤拂や竹ふりかさす物狂ひ 正岡子規 煤払
煤拂を申合せし長屋哉 正岡子規 煤払
煤掃いてなほ残る菊をいとほしむ 渡邊水巴 白日
煤掃いて卑しからざる調度かな 村上鬼城
煤掃いて柱隠しの跡白し 正岡子規 煤払
煤掃いて樓に上れば川廣し 正岡子規 煤払
煤掃いて蛇渡る梁をはらひけり 村上鬼城
煤掃きて改め招く隙間風 百合山羽公 寒雁
煤掃きの夕べ野の鵯槻に来る 村山古郷
煤掃くや我が梅の檐月の窓 内藤鳴雪
煤掃て香たけ我は岡見せん 正岡子規 煤払
煤掃に用なき身なる外出かな 松本たかし
煤掃のほこりかぶりし荷馬かな 正岡子規 煤払
煤掃の人代を召す吉良家かな 村上鬼城
煤掃の捨てもやらざる枯しのぶ 河東碧梧桐
煤掃の日をふれまはる差配哉 正岡子規 煤払
煤掃の日を大阪に遁れ来し 右城暮石 句集外 昭和四十八年
煤掃の水ころころところがれり 右城暮石 句集外 昭和三十二年
煤掃の焚火や竹の爆く音 河東碧梧桐
煤掃の煤かぶり人に後れたり 小林康治 玄霜
煤掃の箒けたゝまし成らぬ戀 正岡子規 煤払
煤掃の遊びごころを看てとりぬ 岡本眸
煤掃の過ぎて會あり芭蕉菴 正岡子規 煤払
煤掃の音はたとやむ昼餉かな 正岡子規
煤掃の音はたとやむ晝餉哉 正岡子規 煤払
煤掃や冠の箱雛の箱 正岡子規 煤払
煤掃や即身仏の捨テレビ 百合山羽公 樂土以後
煤掃や師は徘徊す湖ほとり 飯田蛇笏 山廬集
煤掃や庭に居並ぶ羅漢達 内藤鳴雪
煤掃や日の当りたる庭の松 原石鼎 花影
煤掃や昔ながらの明り窓 村山古郷
煤掃や長持をぬく女業 正岡子規 煤払ぬく<臼+人>
煤掃や馬おとなしく畑ヶ中 村上鬼城
煤掃を終へて貰ひし火種かな 三橋敏雄
煤掃を見てゐる閑のうれしくて 岡本眸
煤湯して近隣の喪に顔出さず 安住敦
煤竹の映る金色の御柱 山口青邨
煤逃げといひて古仏にまみえたり 上田五千石『天路』補遺
煤逃げといふことありて我は森に 安住敦
煤逃げと言へば言はるる旅にあり 能村登四郎
煤逃げにして煎餅を伴へる 山本一歩
煤逃げのごとくに桜島を去る 鷹羽狩行
煤逃げのゆきたき寺に来て居りし 桂信子 草影
煤逃げの蕎麦屋には酒ありにけり 小島健 木の実
煤逃げの選句電車にしてゐたり 茨木和生
煤逃げの鳩が鳥居の上に群れ 鷹羽狩行
煤逃といふも遠しや木曾にをり 森澄雄
煤逃の人遊びをる佃島 岩田由美 夏安
煤逃の見上げてをるはねずみもち 飴山實 句集外
牛はいよいよ黒かれとこそ煤拂 正岡子規 煤払
犬張子くづれて出たり煤拂 正岡子規 煤払
病む人の佛間にこもる煤はらひ 正岡子規 煤払
白梅にうすもの着せん煤拂 正岡子規 煤払
白梅に覆しておかんすゝ拂 正岡子規 煤払
立飲みの白湯まろやかに煤払ひ 鷹羽狩行
羅漢寺の佛の數や煤拂 正岡子規 煤払
老夫婦鼻つき合せ煤ごもり 鈴木花蓑
若竹の煤竹になつて年ぞ行く 正岡子規 行く年
菜の花に煤掃をする飼家かな 村上鬼城
謄写版の鉄筆出づる煤払 松崎鉄之介
越年患者わが身の煤も払はばや 百合山羽公 樂土以後
身の煤を払ひて煤払ひの終り 鷹羽狩行
部屋通る竹の青さよ煤払ひ 鷹羽狩行
銭湯や煤湯といふを忘れをり 石川桂郎 高蘆
長屋中申し合せて煤拂 正岡子規 煤払
長屋中申合せぬ煤掃ひ 正岡子規 煤払
閻王の水晶の目を煤払 長谷川櫂 蓬莱
闘牛士の如くに煤を払ひけり 波多野爽波
雨音のうちそととなき煤籠 飯島晴子
顎まで湯に沈めをり煤湯して 森澄雄
風吹て北の隣の煤拂 正岡子規 煤払
風聞をややにしりぞけ煤籠 上田五千石『天路』補遺
飛天さへ免れがたき煤払ふ 長谷川櫂 虚空
飛行機雲大円を描き煤払ひ 川崎展宏
鼻水の黒きもあはれ煤拂 正岡子規 煤払

煤払 補遺続き

うそ寒う昼めし喰ぬ煤払 几董
けふばかり背高からばや煤払 千代尼
とし~や煤よう掃て手向水 太祇
はま荻の芦火の煤は誰が掃 木因
みぬ所見たるうれしや煤払 旦藁
わびしさや思ひたつ日を煤払 太祇
三浦にて遊ぶか曽我の煤払 木因
今宮の煤掃しばしほとゝぎす 召波
余所からの木魂に煤を掃せけり 乙由
夢殿の戸へなさはりそ煤払 太祇
大黒の日なたぼこりや煤払 乙由
富士の烟あらしの雪や煤払 杉風
小僧等は茶を運ぶ也煤掃 泥足
左右左も舞納めたり煤払 凉莵
平仲が皃ともはやせ煤払 召波
御譜代の婆と火桶や煤払 朱廸
掃からにおどろかれぬる菴の煤 白雄
掃くからにおどろかれぬる菴の煤 白雄 白雄句集
旅なれやせめて心の煤掃 諷竹
朝ぐもり六浦の煤竹今や焚 巣兆
松かぜや琴とりまはす煤払 臥高
梅さくや煤掃てゐるよすて人 嘯山
楊貴妃を屏風で囲ふ煤払ヒ 許六
楼に哥舞伎の真似や煤払 太祇
油火も年の名残や煤掃 許六
炭やきのおのが妻こそ煤払ひ 千那
煤の日や蒲団に釣りて童事 支考
煤の湯を流しかけけり雪の上 里東
煤を掃く音せまり来ぬ市の中 太祇
煤払あやしの頭巾着たりけり 召波
煤払せうじをはくは手代かな 万乎
煤払て寐た夜は女房めづらしや 其角
煤払に笠着てのぼる梯子哉 呂風
煤払のあら湯へ入る座頭かな 太祇
煤払やあをのきに干ス下小袖 りん女
煤払や二階をおろす古かはご 望翠
煤払や子持はいとゞ近がつへ 角上
煤払壁の針ぬく女かな 一笑(金沢)
煤掃いて寝た夜は女房めづらしや 其角 五元集
煤掃てしばしなじまぬ住居かな 許六
煤掃て休て常の掃除かな 鳳朗
煤掃に砧すさまじ雪の上 嵐蘭
煤掃のちりにかくるゝ数寄屋哉 史邦
煤掃の中からたつや木賃客 梅室
煤掃の支度でつくや麦の秋 木導
煤掃の朝の御膳は馬屋にて 史邦
煤掃の皃をあらへば夫婦かな 東皐
煤掃の雲残りなく月見かな 百里
煤掃はさい鳥さいて仕舞けり 支考
煤掃やいつから見えぬ物のふた 召波
煤掃やよごるゝ皃の昼下り 桃隣
煤掃や何ぞのたらぬたばこ盆 我峰
煤掃や又此茶屋も不あしらひ 万子
煤掃や埃に日のさす食時分 千川
煤掃や塩笥ぶらりとんめの花 十丈
煤掃や思がけなき朝月夜 太魯
煤掃や悪魔外道も迯て出る 許六
煤掃や手をのばしたる羅生門 木導
煤掃や折敷一枚踏くだく 惟然
煤掃や畳たゝきも菊の杖 乙由
煤掃や笑はせものは田植笠 支考
煤掃や花子がもとへかくれんぼ 嘯山
煤掃や蜜柑の皮のやり所 許六
煤掃や都の月の不破の関 嘯山
煤掃や鼻の下なる一文字 朱廸
煤掃をしても身にある埃哉 游刀
煤竹に追れぬうちぞ草鞋はく 寥松
煤竹もたはめば雪の雀かな 巣兆
童にもしころ頭巾や煤掃 其角
笹竹や先煤払ふ釜のかた 卓袋
釜かけて囲に篭る煤払ヒ 杉風
鍋釜の煤迄掃て別れかな 乙由
門口に歩ミの板や煤払 召波
鼻を掃孔雀の玉や煤篭リ 其角

以上
by 575fudemakase | 2015-12-16 16:18 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://fudemaka57.exblog.jp/tb/25184145
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

プロフィールを見る

S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

カテゴリ

全体
春の季語
夏の季語
秋の季語
冬の季語
新年の季語
句集評など
句評など
自作
その他
ねずみのこまくら句会
未分類

以前の記事

2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2011年 04月

フォロー中のブログ

ふらんす堂編集日記 By...

メモ帳

らくらく例句検索

インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

検索

タグ

最新の記事

実朝忌 の忌日
at 2017-04-22 09:12
茂吉忌 の俳句
at 2017-04-22 09:09
義仲忌 の俳句
at 2017-04-22 09:07
えり挿す の俳句
at 2017-04-22 09:04
かまくら の俳句
at 2017-04-22 09:01

外部リンク

記事ランキング