寒卵の俳句

寒卵の俳句

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寒卵 補遺

あかときはむかしのくらさ寒卵 上田五千石 琥珀
あけくれのみとりに届き寒卵 高浜年尾
いつまでも在る病人の寒卵 佐藤鬼房
こころもち寒卵とておもかりき 飯田蛇笏 山響集
ひとすぢの柔毛はなさず寒卵 鷹羽狩行
一日の栄えや寒卵粥に割る 細見綾子
不機嫌の二つ割つたる寒卵 鈴木真砂女 都鳥
信じたし黄をぼつてりと寒卵 能村登四郎
凭れ合ひ動かずにあり寒卵 上野泰
又割りし寒卵妻躬らに 山口誓子
咳く力ありてなほ生く寒卵 鷹羽狩行
地玉子とありそのすべて寒玉子 波多野爽波
塗椀に割つて重しよ寒卵 石川桂郎 高蘆
塩ささやく寒玉子なる茹玉子 中村草田男
夜すがらのあらしもやみて寒卵 山口誓子
大つぶの寒卵おく襤褸の上 飯田蛇笏 霊芝
奴隷の自由という語寒卵皿に澄み 金子兜太
寒卵ありやと覗く鶏寄り来 上野泰 佐介
寒卵いくつ嚥み足る自殺狂 秋元不死男
寒卵かゝらじとする輪島箸 前田普羅 能登蒼し
寒卵きのふ産みたる上に置く 鷹羽狩行
寒卵くんのみ世故をささやけり 飯田蛇笏 山響集
寒卵ことこと煮えて成仏す 百合山羽公 寒雁
寒卵ころげとどまり白き魍魎 山口青邨
寒卵そが重みもて静まる 細見綾子
寒卵どの曲線もかへりくる 加藤秋邨
寒卵のみくだす感極まりて 加藤秋邨
寒卵の無限同型がふとさびし 加藤秋邨
寒卵もろ手に追はれ来しごとし 飯田龍太
寒卵わが壮年期陥没し 相馬遷子 雪嶺
寒卵わが晩年も母が欲し 野澤節子 花季
寒卵われのみに割る妻の胼 日野草城
寒卵われを生みたるものに母 鷹羽狩行
寒卵コツと割る聖女学院 秋元不死男
寒卵一つ割つたりひゞきけり 原石鼎 花影以後
寒卵二つ置きたり相寄らず 細見綾子 冬薔薇
寒卵刻一刻の雪明り 飯田龍太
寒卵割られて二つ抗へり 鷹羽狩行
寒卵割りて啜るや湖あをし 加藤秋邨
寒卵割ることとして耳に当つる 加藤秋邨
寒卵割れて海より日が昇る 佐藤鬼房
寒卵地球をくらく抱きけり 平井照敏 猫町
寒卵大粒なれば母思ふ 燕雀 星野麥丘人
寒卵寝るのもいやになりにけり 飯島晴子
寒卵影あるごとくなきごとく 飴山實 句集外
寒卵戛然と割る女かな 村山故郷
寒卵歴々とあるパツクかな 藤田湘子
寒卵歴史に疲れざらんとす 中村草田男
寒卵産み落したる常のごと 高浜年尾
寒卵相寄りいのち灯しあふ 上田五千石 風景
寒卵真白の雛に孵るらん 日野草城
寒卵矮鶏は一節歌ひけり 百合山羽公 樂土
寒卵積まれて同じかたち無し 伊丹三樹彦
寒卵累々たりや黒き市民 西東三鬼
寒卵置きし所に所得る 細見綾子
寒卵置くところなしあるきをり 加藤秋邨
寒卵置けばころがる飯噴く方 能村登四郎
寒卵薔薇色させる朝ありぬ 石田波郷
寒卵見に幾度も厨に来る 山口誓子
寒卵赤絵の鶏がかなしみぬ 加藤秋邨
寒玉子ともかくも灯を明うせよ 中村汀女
寒玉子ともに大都の端に住み 中村汀女
寒玉子ゆだりゆらげる湯村の湯 阿波野青畝
寒玉子一つと云はず二つ摂る 高浜年尾
寒玉子一つ走りし板間かな 阿波野青畝
寒玉子即ち破つて朝餉かな 阿波野青畝
寒玉子古き水屋の愛さるる 後藤比奈夫
寒玉子狂ひもせずに朝が来て 岡本眸
寒玉子鶏舎に入りて持ちて主婦 星野立子
手のひらに 予言の重さ 寒卵 伊丹三樹彦
旅にして幼なごころや寒玉子 岡本眸
昧噌汁におとすいやしさ寒卵 草間時彦
朝の日の鶏舎にあまねし寒玉子 星野立子
朝の餉の目玉と呼ばれ寒玉子 阿波野青畝
朝はたれもしづかなこゑに寒卵 野澤節子 未明音
東京は暗し右手に寒卵 藤田湘子
栄養補給とて寒卵一つづつ 日野草城
歎きに餌やる忘れて居しに寒卵 中村草田男
波音に朝のちからや寒玉子 岡本眸
湯村には慈覺大師と寒玉子 阿波野青畝
湯煙りを笊が親しむ寒卵 秋元不死男
烏骨鶏産みしと呉れし寒卵 右城暮石 句集外 昭和六十一年
燈をつけるしぐさ寒玉子等に見られ 細谷源二 砂金帯
獄は口開け寒卵売通す 斎藤玄 狩眼
獄を出し手にしづまるは寒卵 秋元不死男
生きものの影くろぐろと寒卵 鷹羽狩行
生まれては割られてはあり寒卵 百合山羽公 樂土
産めばまろぶ仕掛かなしや寒卵 山口青邨
皓々乎たる寒卵闇市に 日野草城
看護婦の掌の窪小さし寒卵 石田波郷
神童とよばれし昔寒卵 平井照敏 天上大風
籠青し翳かさねたる寒卵 草間時彦 中年
紙箱の持ち重りする寒卵 右城暮石 句集外 昭和四十五年
絞り布も盛り寒卵二タ色に 香西照雄 対話
若鶏の初めて産みし寒卵 右城暮石 散歩圏
赤玉といへりセピヤの寒卵 細見綾子
載くや孵すことなき寒卵 三橋敏雄
閑談のふところにして寒卵 飯田蛇笏 霊芝
露地の綿にくるまり寒卵燃えしぶる 赤尾兜子 蛇
青き空のせてころがる寒卵 鷹羽狩行
鶏鳴は忘れて久し寒卵 百合山羽公 樂土

以上
by 575fudemakase | 2016-01-31 00:08 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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