夏の月 の俳句

夏の月 の俳句

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夏の月 補遺

うさくさをうしろに捨てゝ夏の月 正岡子規 夏の月
うつし世に妻はきよけし夏の月 原石鼎 花影以後
がやがやと道者帰りぬ夏の月 正岡子規 夏の月
くれきらぬ白帆に白し夏の月 正岡子規 夏の月
たまゆらの道べの熟睡夏の月 相馬遷子 山国
ちんどんや疲れてもどる夏の月 中村汀女
なほ北に行く汽車とまり夏の月 中村汀女
ぬれて行く裸馬あり夏の月 正岡子規 夏の月
ふけて来し雲に情や夏の月 原石鼎 花影
ゆくりなき憶ひに照りて夏の月  桂信子 草影
わびしさや藜にかゝる夏の月 正岡子規 夏の月
アンテナの竿をのぼりし月涼し 中村汀女
一半永失一半成就す夏の月 中村草田男
一村が通夜のしづけさ夏の月 鷹羽狩行
三本の帆檣高し夏の月 正岡子規 夏の月
中宮祠に滝の音聞く夏の月 正岡子規 夏の月
今頃を代馬戻る夏の月 河東碧梧桐
傾城は格子の内や夏の月 正岡子規 夏の月
別れ来て思ひはかへる夏の月 石塚友二 方寸虚実
十年前の夏の三日月此夕 正岡子規 夏の月
名どころや海手に細き夏の月 正岡子規 夏の月
呼鈴の応へなきまゝ月涼し 石橋秀野
噴水の水ふりかけて月涼し 正岡子規 涼し
夏の夜の月かすませる蚊遣哉 正岡子規 蚊遣
夏の夜の月くもらせる蚊遣哉 正岡子規 蚊遣
夏の月ゲートルの寝の眠り落つ 山口誓子
夏の月ワインは白で通しけり 雨滴集 星野麥丘人
夏の月ヴァイオリン弾き頭を傾げ 中村草田男
夏の月不二は模様に似たりけり 正岡子規 夏の月
夏の月四條五條の夜半過 正岡子規 夏の月
夏の月塔に上れば横に在り 尾崎放哉 大学時代
夏の月多度の山辺は暗からむ 山口誓子
夏の月大長刀の光哉 正岡子規 夏の月
夏の月寝ぬ声一人二人かな 正岡子規 夏の月
夏の月廃墟一翼人暮らす 中村汀女
夏の月提灯多きちまた哉 正岡子規 夏の月
夏の月樹下に石上に人語かな 日野草城
夏の月此横町も琴の音 正岡子規 夏の月
夏の月男女つどへば上るかな 波多野爽波 鋪道の花
夏の月紙帳の皺も浪と見よ 正岡子規 夏の月
夏の月美しきものそれは心 稲畑汀子
夏の月肺壊えつゝも眠るなる 石橋秀野
夏の月落葉照らして更けたらず 渡邊水巴 富士
夏の月藁塚崩れてはならず 廣瀬直人
夏の月隣の琴の引きやみぬ 正岡子規 夏の月
夏の月頬黒の多き女哉 正岡子規 夏の月
夏ノ月京ハ夜店ノ灯カナ 正岡子規 夏の月
女二人咄す戸口や夏の月 正岡子規 夏の月
妻去りし隣淋しや夏の月 正岡子規 夏の月
家のなき人二万人夏の月 正岡子規 夏の月
尾の道や帆綱をくゞる夏の月 正岡子規 夏の月
岐れ落つ坂の名二つ夏の月 古舘曹人 砂の音
川上にあらひ出しけり夏の月 正岡子規 夏の月
川口や湯舟を出れば夏の月 正岡子規 夏の月
師の窓にわたしの窓に夏の月 岡本眸
帯とけて少し歪むや夏の月 橋閒石 和栲
御仏に尻むけ居れば月涼し 正岡子規 涼し
戸の外に莚織るなり夏の月 正岡子規 夏の月
手拭を一振り夏の月の出に 佐藤鬼房
揺ぎ岩揺ぐ波かや夏の月 尾崎放哉 大学時代
教会の大いなる鍵月涼し 有馬朗人 天為
月下美人咲けば皓々と夏の月 山口青邨
月涼しいそしみ綴る蜘蛛の糸 杉田久女
月涼しかくれてぬぐふわが肌に 鷲谷七菜子 黄炎
月涼しむかし東京湾に島 鷹羽狩行
月涼しよこぎる牛に車とめ 星野立子
月涼しノートルダムの時計鳴る 星野立子
月涼し倭人朝衡の心おもふ 阿波野青畝
月涼し僧も四条へ小買物 川端茅舎
月涼し吹かれて雲のとどまらず 臼田亜郎 定本亜浪句集
月涼し大しやぼてんの影法師 高野素十
月涼し憚りて雲近づかず 富安風生
月涼し映画をひとつみて帰る 古沢太穂 古沢太穂句集
月涼し水干露をこぼすべう 正岡子規 涼し
月涼し灯さぬ舟の漕ぎのぼる 中村苑子
月涼し祭行燈消えがちに 福田蓼汀 山火
月涼し空は洞となりにけり 上野泰 佐介
月涼し笛吹いてみな素人なり 橋閒石俳句選集 『和栲』以後(Ⅱ)
月涼し脳を出で入る健忘神(わすれがみ) 林翔
月涼し蛙の声のわきあがる 正岡子規 涼し
月涼し貯炭場蛙鳴き渡る 小林康治 玄霜
月涼し軽業のごと畦わたり 石川桂郎 含羞
月涼し鳥不宿の棘のかげ 阿波野青畝
月涼し鳰も路通も寝支度 藤田湘子 神楽
月琴にさびしき夏の月見哉 正岡子規 夏の月
木曽を出て材場の檜や夏の月 正岡子規 夏の月
木賀を出て箱根に上る夏の月 正岡子規 夏の月
椽端や虫歯抱へて夏の月 正岡子規 夏の月
楼上に舟呼ぶ人や夏の月 正岡子規 夏の月
橋通る人の頭や夏の月 正岡子規 夏の月
死の明るさを言ひける君や夏の月 林翔
気は若からず心が若し夏の月 中村草田男
汗くさき行者の宿や夏の月 正岡子規 汗
池の上に竹しだれつつ夏の月 村山故郷
沼の道水づきしままや夏の月 村山故郷
泳ぎ場に人の残りや夏の月 正岡子規 夏の月
涼しさのはてより出たり海の月 正岡子規 涼し
涼しさの目にしみこむや水の月 正岡子規 涼し
涼しさや雫をこぼす杉の月 正岡子規 涼し
涼しさや雫を落す杉の月 正岡子規 涼し
火口壁牢獄なせり月涼し 福田蓼汀 山火
父在しし梢のままに夏の月 中村汀女
牛になる僧もあるらん夏の月 正岡子規 夏の月
犬猫のいづれか走る夏の月 飴山實 辛酉小雪
琴の音や人垣間見る夏の月 正岡子規 夏の月
生き疲れてただ寝る犬や夏の月 飯田蛇笏 山廬集
甲板に寝る人多し夏の月 正岡子規 夏の月
真黒に茄子ひかるや夏の月 正岡子規 夏の月
砂浜に雑魚打あけて月涼し 正岡子規 涼し
砂浜や何に火を焚く夏の月 正岡子規 夏の月
稚魚たちの鰭はねむらず夏の月 藤田湘子 てんてん
粧ひて家にある人夏の月 波多野爽波 鋪道の花
美しき猫美しき夏の月 高野素十
肌荒れの松島波に夏の月 原裕 青垣
臼の中にすわる人あり夏の月 正岡子規 夏の月
荷を揚る拍子ふけたり夏の月 正岡子規 夏の月
葛籠屋(つづらや)の痩せし小僧や夏の月 川端茅舎
蚊帳吊れる二階あかるし夏の月 波多野爽波 鋪道の花
蚊遣してけぶるそこらや夏の月 日野草城
話しながら人通りけり夏の月 正岡子規 夏の月
豆腐ゆらゆら買ひ去る嫗夏の月 中村草田男
賎が家の琴立ち聞くや夏の月 正岡子規 夏の月
辻占の声も更けたり夏の月 正岡子規 夏の月
道ばたの堀かけ井や夏の月 正岡子規 夏の月
金杉や琴かしましき夏の月 正岡子規 夏の月
長々と蜘蛛さがりけり夏の月 村上鬼城
鮨たべし口さつぱりと夏の月 鈴木真砂女 都鳥
鱗ちる雑魚場のあとや夏の月 正岡子規 夏の月
麦飯に何も申さじ夏の月 村上鬼城


夏の月 続補遺

あかつきの鐘に缺る歟夏の月 寥松
あさつきに冷飯白し夏の月 左次
あたふたと明すべきかは夏の月 井上士朗
いつの間にお行ひとりぞ夏の月 其角
かやの手に馬追なくや夏の月 裾道
くちなはを踏しはたが子夏の月 加舎白雄
ここぞ命顔淵が命夏の月 素堂
さだかならぬ虫の遠音や夏の月 完来
さればこの山にもたれて夏の月 惟然
されば此山にもたれて夏の月 惟然
せの海のこほりや落る夏の月 素龍
だまされて月涼しとや丸寐する 寥松
ついて来て我田のうへに夏の月 桜井梅室
ばた~と寐しづまりけり夏の月 田川鳳朗
ひとむしろ内儀ばかりや門涼 江森月居
ひる間から出てあはれ也夏の月 寥松
ほのめけるはし居の君や夏の月 黒柳召波
みかき葉は椿なりけり夏の月 加舎白雄
やね葺が我屋ね葺や夏の月 夕兆
よし野川岩波ぬるし夏の月 牧童
わけもなや礒の屑家の夏の月 鈴木道彦
われ鐘のひゞきもあつし夏の月 北枝
一つ家鼾冷じ夏の月 万子
丸帯のむすぶもやすし夏の月 五明
人込を歌舞伎役者や夏の月 高柳荘丹
人~も我物皃や夏の月 諷竹
伏見から笑ふて帰る夏の月 木導
低う出て昇るは早し夏の月 卓池
古君の化粧上手や夏の月 高井几董
向ひ居て頭痛揉すや夏の月 三宅嘯山
城下や笛きゝそめて夏の月 露川
夏の夜の月や宗祇の水茶碗 舎羅
夏の夜や明石はあけて夏の月 桜井梅室
夏の月つまめば消る菓子ばかり 田川鳳朗
夏の月ぬれ~しくもみゆる哉 井上士朗
夏の月ひと木~の蔭を行 完来
夏の月むざと落たる野面かな 成田蒼虬
夏の月よき人加茂の歩わたり 黒柳召波
夏の月をくそこあらじ四面の海 智月尼
夏の月外から誰か呼ような 寂芝
夏の月宵より寐たる子ども哉 一笑(金沢)
夏の月川のむかひの人は誰 三浦樗良
夏の月旅の笠寺いざぬがむ 許六
夏の月明やすきとはまたの事 鈴木道彦
夏の月白波さけぶ由井が浜 千那
夏の月胸に物なし飯繩山 桃隣
夏の月舩のたわしの流れけり 寥松
夏の月苔の色なる青だゝみ 桜井梅室
夏の月蚊を疵にして五百両 其角
太秦は竹ばかりなり夏の月 井上士朗
妬蚓啼草津どまりや夏の月 風国
姨捨の筋とや爰も夏の月 蘆本
客人に水汲おとや夏の月 吾仲
寝つ起つ帆下にならぶ夏の月 卯七
少年の犬走らすや夏の月 黒柳召波
川中で坊主はかれむ夏の月 支考
川中にとゞして見たし夏の月 智月尼
川床や四つ手に居る夏の月 素覧
市中は物のにほひや夏の月 凡兆
庭中に階子のかげや夏の月 夏目成美
庵覗く紙帳は暑月涼し 角上
引ば来る蓴に添て月涼し 五明
慰に川渡りけり夏の月 高桑闌更
我影の寐やうとするぞ夏の月 松窓乙二
手にとらば消もやすらん夏の月 鈴木道彦
手も足ものばして見るや夏の月 完来
抜身歟と鞘のひかりや夏の月 高井几董
掃流す橋の埃や夏の月 炭太祇
斃たる酒も醒けり夏の月 桃隣
文ャなすは樹に水なれや夏の月 三宅嘯山
旅人の笠は手にあり夏の月 三宅嘯山
明てのく家に伏見や夏の月 嵐雪
春の夜の面ざしもなし夏の月 上島鬼貫
昼は弓よるは弦なり夏の月 越人
暑き夜や井戸に水なき夏の月 荻子
月山こえて聟が田を見む夏の月 許六
月涼し一里の岡の釣の鈴 野紅
月涼し千賀の出汐は分ンの物 桃隣
月涼し影すい~とはし柱 左次
月涼し月夜おかしき屋敷形 土芳
月涼し森に打こむ夜鷹かな 吏全
月涼し此橋守とならばなれ 支考
月涼し浅草鯉のうくも見て 寥松 八朶園句纂
月涼し百足の落る枕もと 諷竹
月涼し袖に吹込鳰の声 田川鳳朗
有の無のといふ間も何も夏の月 小西来山
松ふかし人目おもはで夏の月 夏目成美
橋落て人岸にあり夏の月 炭太祇
檀林に談義果しよ夏の月 黒柳召波
水懸て見たしくまある夏の月 寥松
水瓶やひそかにさして月涼し 五明
河水の上つらしろし夏の月 魯九
河童の恋する宿や夏の月 与謝蕪村
浮雲にまぎれても行夏の月 乙訓
海にすむ魚の如身を月涼し 榎本星布
涼しさの日枝をのぼるや夏の月 黒柳召波
片道はかはきて白し夏の月 炭太祇
独置て帰ればいづこ夏の月 尚白
猪ののたうつ音や夏の月 舎羅
町内は唄をうたはず夏の月 馬場存義
白雲の下に家あり夏の月 朱拙
石台に風引よせつ夏の月 露川
石臼のおもたき哥や夏の月 嵐青
神鳴の上りし松や夏の月 高井几董
移り来て葉に流るゝや夏の月 三宅嘯山
端居して笑ひし顔よ夏の月 完来
膝に来るおもかげ嬉し夏の月 三宅嘯山
船頭に諷をしへん夏の月 壺中
藻屑の蚊屋水にやどかる夏の月 知足
蚊屋を出て又障子あり夏の月 丈草
覚ふぞ十七日の夏の月 惟然
起てゐて夢見たりけり夏の月 白雪
踏入もなきや階子の夏の月 臥高
釣竿の糸にさはるや夏の月 千代尼
銀河瀬越に涼し夏の月 素覧
須磨に行笠うらやまし夏の月 舎羅
鳰照や猶有難き夏の月 中川乙由

以上
by 575fudemakase | 2016-08-14 05:55 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
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▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

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表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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