毛虫 の俳句

毛虫 の俳句

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毛虫 補遺

あさましく松くひあらす毛虫哉 正岡子規 毛虫
あらたまの明鏡なれば畏まる 佐藤鬼房
あるときの心のむごく毛虫焼く 鈴木真砂女 生簀籠
いそぎゆく毛虫の心うべなひぬ 阿波野青畝
いのいちに太つちよ毛虫焼かれけり 上田五千石『琥珀』補遺
おのが毛のうちにけぶらひ松毛虫 鷹羽狩行
きんいろのフランス山の毛虫かな 亭午 星野麥丘人
くれの鐘撞くだけついて毛虫寺 原石鼎 花影
ここへ来て毛虫怖がつてはをれず 後藤比奈夫
じつとしてゐて驚かす毛虫かな 右城暮石 句集外 昭和六年
どこまでも毛虫に意識置く山路 稲畑汀子
ひとり越す坂や毛虫は草に居る 中村草田男
ひまはり黄に毛蟲のごとく汽車停る 三橋鷹女
むらさきに水が染まりし毛虫の糞 右城暮石 句集外 昭和三十三年
キリストの寵なき我や毛虫焼く 藤田湘子 てんてん
一本を食み尽したる毛虫かな 稲畑汀子
一火焔毛虫は毛虫にて終り 加藤秋邨
一畝の苗田直枝(すぐえ)に直(すぐ)毛虫 香西照雄
万の毛虫林にこもる深夜の書 金子兜太
不機嫌といふにはあらず毛虫焼く 亭午 星野麥丘人
九州の毛蟲にしては小さかり 星野麥丘人 2005年
人をして毛虫取らしむ庭の松 正岡子規 毛虫
八十八夜毛虫もすでに盛装す 百合山羽公 樂土
勤めなき今日と明日毛虫まづ殺す 右城暮石 句集外 昭和二十五年
台風が毛虫を家に投込みぬ 相生垣瓜人 微茫集
啓蟄の蜥蜴毛虫に木影かな 石橋秀野
土くれに逆毛吹かるゝ毛虫かな 村上鬼城
地に落ちて土色となる毛虫かな 右城暮石 句集外 昭和六十年
垂れ毛虫みな木にもどり秋の風 臼田亜浪 旅人 抄
垂れ毛虫皆木にもどり秋の風 臼田亜郎 定本亜浪句集
夕ぐれの桃の葉涼し毛虫かな 細見綾子 桃は八重
夕風や毛虫たゆたふ道の上 西東三鬼
大毛虫火挾をもて處刑せり 百合山羽公 樂土
女らにまかせておけば毛虫焼く 亭午 星野麥丘人
女三人謀りて毛虫焼打す 岡本眸
子供等の毛虫葬る遊び哉 正岡子規 毛虫
安静時間尾長は毛蟲むさぼりぬ 石田波郷
思はずの葉裏に居たる毛虫哉 正岡子規 毛虫
才恃むおろかさ道を毛蟲這ふ 小林康治 玄霜
折り棄てし萩の毛虫を踏付ぬ 正岡子規 毛虫
教へ子汚職今毛虫めく猫柳 香西照雄 素心
教会の桜の毛虫焼かれけり 前田普羅 普羅句集
料亭の午下は毛虫も懈怠深し 楠本憲吉 孤客
曇り日の青苔を這ふ毛虫かな 日野草城
曇日の毛虫が道を横ぎると 西東三鬼
月光の岩なり毛虫めざめ居り 西東三鬼
朝曇楽土さがしに毛虫行く 百合山羽公 樂土
松の幹太し毛蟲の登る見ゆ 高浜年尾
松毛虫犇めく今日の晴れにけり 臼田亜郎 定本亜浪句集
松籟に落ちし毛虫や句碑自若 阿波野青畝
枝移る毛蟲の列や朝ぐもり 石田波郷
枝頭より落ちては毛虫地を急ぐ 橋閒石 朱明
某日の枕に毛虫這ひにけり 阿波野青畝
桑の実の毛虫に似たる恨み哉 正岡子規 桑の実
極彩の故に極悪大毛虫 百合山羽公 樂土
樹を渡る毛虫らも身を賭けて生く 津田清子 礼拝
死地をゆく倶利迦羅紋の大毛虫 百合山羽公 樂土
毛虫いま駱駝の瘤のごと急ぐ 野見山朱鳥 曼珠沙華
毛虫が秋の蝶となる日よ人荒れて 金子兜太
毛虫こそ物々しげに歩むなれ 相生垣瓜人 明治草抄
毛虫たるかぎりの迅さとぞおもふ 飯島晴子
毛虫つく會て艶なる桃一樹 能村登四郎
毛虫てふうき名のがれて蚕哉 正岡子規 蚕
毛虫にはせじと掃きけり栗の花 正岡子規 栗の花
毛虫にもありしわれにもありし用 石田勝彦 秋興以後
毛虫にもならで落ちけり栗の花 正岡子規 栗の花
毛虫にもなれぬ妄執か秋の蝶 正岡子規 秋の蝶
毛虫にも疲れて睡る時間あり 後藤比奈夫
毛虫の天食欲ふかき音を発す 佐藤鬼房
毛虫の季節エレベーターに同姓ばかり 岡本眸
毛虫の死農夫にふまれふまれ消ゆ 細谷源二 砂金帯
毛虫はふ俳聖殿をはばからず 百合山羽公 樂土以後
毛虫もいまみどりの餉を終へ歩み初む 中村草田男
毛虫ゆく右も左も死地にして 百合山羽公 樂土以後
毛虫らも雨後快晴 てっぺんへ てっぺんへ 伊丹三樹彦
毛虫出づ自らの繭食ひやぶり 津田清子
毛虫出るころの冥府を思はずや 佐藤鬼房
毛虫太り尾のなき蜥蜴遊ぶ庭 山口青邨
毛虫好む独り子に風しろき街 橋閒石 風景
毛虫居たり竹の手すりの仮本堂 前田普羅 普羅句集
毛虫捕る瓶ピンセツト用意して 右城暮石 一芸
毛虫来る旧知のごとく顔上げて 林翔
毛虫桃伐らんとぞ思ふ蝉の声 河東碧梧桐
毛虫殺す毛虫きらひの男哉 正岡子規 毛虫
毛虫焼ありて火挟捨てられず 百合山羽公 樂土以後
毛虫焼き娑婆苦の顔の顔焦がす 佐藤鬼房
毛虫焼くことにほとほと倦みてけり 安住敦
毛虫焼くことの果てしもなかりけり 安住敦
毛虫焼くための百円ライターなり 藤田湘子 てんてん
毛虫焼くや人窓掛をあげて弾く 飯田蛇笏 山廬集
毛虫焼くゆふべの空も焼けて来し 上村占魚 球磨
毛虫焼く二人のなかのわだかまり 上村占魚 鮎
毛虫焼く人の見ゆるや庭の奥 前田普羅 普羅句集
毛虫焼く今朝も太陽濁りたり 橋閒石 無刻
毛虫焼く垂れし炎を砦とし 原裕 青垣
毛虫焼く妻の眼妻の女の眼 星野麥丘人
毛虫焼く毛深きことのかくあはれ 鷹羽狩行
毛虫焼く油煙蓬々たましひ抜け 大野林火 雪華 昭和三十五年
毛虫焼く火幽し我に暮鐘鳴る 飯田蛇笏 霊芝
毛虫焼く炎の水音に応へあり 原裕 青垣
毛虫焼く焔が触るるものを焼く 橋本多佳子
毛虫焼く老妻火をかかげてとどかず 山口青邨
毛虫見しことを日記の上段に 細見綾子 天然の風
毛虫見るまでは先頭なりしかな 稲畑汀子
毛虫踏んでいのちいのちを奪りいそぐ 阿波野青畝
毛虫身を反らすよあけの半太陽 西東三鬼
毛虫這ふごとき寡き銭渡す 石川桂郎 含羞
毛蟲にもなれぬ夫婦や秋の蝶 正岡子規 秋の蝶
毛蟲にもなれぬ妄執や秋の蝶 正岡子規 秋の蝶
毛蟲の子茎を這ひゐし芒かな 杉田久女
毛蟲ふる こころの扉閉ぢしまま 富澤赤黄男
毛蟲焼きゐしがさみだれ夫となる 三橋鷹女
毛蟲焼くジェノサイドてふ語想ひつつ 山田みづえ 木語
毛蟲焼く火を青天にささげゆく 平畑静塔
毛蟲焼く用意の為にとく起きて 高浜年尾
毛蟲焼けば 空にはあかきものあるらし 富澤赤黄男
毛蟲落ちて暗夜の土をあるきけり 加藤秋邨
毛蟲踏む顔まではわが知らざりき 加藤秋邨
泥濘の昏迷を匍ふ毛蟲となり 富澤赤黄男
火に勝ちて毛虫韋駄天ばしりかな 阿波野青畝
焼かむとす毛虫のまなこ見据ゑけり 日野草城
熊のごとき毛虫にあひぬ妹が宿 山口青邨
燃えにくきものとは知らず毛虫焼く 後藤夜半 底紅
父の忌や繭で冬越す毛虫族 津田清子 礼拝
片枝に毛虫つきたる若木哉 正岡子規 毛虫
生きかへるなかれと毛虫ふみつけぬ 正岡子規 毛虫
癩園の毛虫つぶすを見られをり 草間時彦 中年
白昼や地獄のごとく毛蟲焼く 小林康治 玄霜
白雲にうらうらねむる松毛虫 飯田龍太
百花園にて毛虫まできらびやか 後藤比奈夫
目につきし毛蟲援けずころしやる 杉田久女
眉上げて毛虫を焼いてゐたりしか 安住敦
真黒な毛虫の糞や散松葉 正岡子規 散り松葉
石階に坐せば桜の毛虫落つ 右城暮石 虻峠
神前の鳥居を上る毛虫哉 正岡子規 毛虫
秋の夜の白蛾にのこる毛虫顔 飯田龍太
秋淋し毛蟲はひ行く石疊 正岡子規 秋淋し
糸に垂る幼な毛虫も焼かむとす 林翔 和紙
縞毛虫横に臥て楽流れゆく 中村草田男
美しき毛虫を掃くや山の寺 前田普羅 普羅句集
老い毛虫うす日を這うて憤り 原石鼎 花影
老毛虫の銀毛高くそよぎけり 原石鼎 花影
肩びくとさせて毛虫を怖がりぬ 後藤夜半 底紅
自が糸に縋りて櫻毛蟲かな 石塚友二 玉縄以後
舗装路へ毛虫右から左から 右城暮石 一芸
花散りし藤の若葉の毛虫哉 正岡子規 若葉
花薊毛虫生るゝ思ひあり 正岡子規 薊
若葉陰袖に毛虫をはらひけり 正岡子規 若葉
草の先にて恍惚と毛虫死す 右城暮石 散歩圏
落ちてなほわれをあざむく松毛虫 右城暮石 句集外 昭和四十四年
葛咲けり毛虫地に置く糞ゆたか 飯田龍太
蝶蟻毛虫生くるは日浴ぶいまわが辺 大野林火 潺潺集 昭和四十二年
行き迷ふ毛虫は髭の顔を上げ 野見山朱鳥 曼珠沙華
訣れんか波起しつつ毛蟲くる 秋元不死男
足もとを蟹も毛虫もひた急ぐ 相生垣瓜人 微茫集
躊躇なし雀は毛蟲銜へ飛び 石田波郷
車止太き公園毛虫行く 百合山羽公 樂土
農薬散布のヘリゆき毛虫は死なざりき 金子兜太
迷彩のままに焼かるる毛虫なり 百合山羽公 樂土
鈍くなりて猶憎き秋の毛蟲哉 正岡子規 秋
雨のやう火にをどりたる毛虫かな 阿波野青畝
雨後を躍る毛虫 合宿のチューバ音 伊丹三樹彦
雲高く湧いて松から毛虫落つ 飯田龍太
青栗の稚なさ毛虫丸まりて 香西照雄 素心
鮮黄の毛虫聖なる日の枯萱 野澤節子 未明音
鯉がをり毛虫焼きわが庭であり 岡井省二 夏炉
黄の縞が迷彩となる毛虫かな 右城暮石 散歩圏

以上
by 575fudemakase | 2016-08-14 07:20 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)
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いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
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[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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