登山 の俳句

登山 の俳句

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登山 補遺

いのち負ふ如くにも負ひ登山の荷 後藤比奈夫
うしろより霧を噴きゐる登山小屋 深見けん二
かの遠き登山白服合体す 平畑静塔
さて登山姿や新しきづくめ 波多野爽波
ふくら脛登山杖もて叩かるる 阿波野青畝
ぼさぼさと老馬の濡毛登山馬車 富安風生
ぽつちりとホテルの白き登山かな 日野草城
まだ眠る雲へ 蹴り込む 登山靴 伊丹三樹彦
わが前に登山青年聳えたり 林翔
わが登山蔵王の霧をひたに吸ふ 高浜年尾
をだまきの花に牀几や山登り 阿波野青畝
ケーブルの下に登山の驢馬の道 山口誓子
トンネルを登山電車のひた下る 阿波野青畝
フレツプワイン一盞山小屋の宴 山口青邨
一人は隻脚なりし登山隊 阿波野青畝
一夜登山もとのもくあみ蝉の声 右城暮石 句集外 昭和三十六年
下りて来るときの表情登山靴 後藤比奈夫
乗る者の無きときの音登山リフト 右城暮石 句集外 昭和三十六年
乱雑に立てかけてあり登山杖 高浜年尾
信心の一途の老の登山帽 後藤比奈夫
倒れ木をくぐる登山者身を低め 山口誓子
健やかな吾子と相見る登山駅 杉田久女
元日のやうな朝日が登山道 星野立子
千社札べたべたと貼る登山茶屋 阿波野青畝
吾に侍せ山小屋なれど一暖炉 角川源義
土間板間登山の所持の物まとめ 阿波野青畝
夕間暮石槌詣帰りけり 正岡子規 登山
夜は暗き鍛冶屋登山の案内村 山口誓子
大露の山小屋を出し童女あり 飯田龍太
大鳥居くゞりしよりの登山道 清崎敏郎
天高き処に更に登山口 山口誓子
天高し登山ゴンドラ片猿臂 百合山羽公 寒雁
妹を率て金剛力や富士登山 飯田蛇笏 霊芝
孤独登山者に巌裏ほそき滝一条 能村登四郎
富士見えず富士薊見て山登る 阿波野青畝
少年の膝いとけなき登山かな 日野草城
山小屋に冷えてめざめて労りなし 上田五千石『田園』補遺
山小屋に寝たり丸太を枕とし 山口誓子
山小屋に寝る二木脚ズボン穿き 山口誓子
山小屋に寝返る魑魅も寝返りて 山口誓子
山小屋に覚めてくさかげろふをりぬ 雨滴集 星野麥丘人
山小屋のストーヴの熱背へ徹る 山口誓子
山小屋のポスト若さの文に膨る 能村登四郎
山小屋の七夕の字も鎮魂歌 福田蓼汀 秋風挽歌
山小屋の山女を焼きて飯代り 阿波野青畝
山小屋の庇かたむき霧とべり 上村占魚 球磨
山小屋の床に腹匐ふそのこゑごゑ 山口誓子
山小屋の燈は文字を読む燈に非ず 山口誓子
山小屋の眠りの深き第一夜 鷹羽狩行
山小屋の骨正月を湯気ごもり 上田五千石 森林
山小屋は霧を入らしめ締まりせず 山口誓子
山登る地下足袋に吾が趾の股 山口誓子
山登る常に眉間にある冬日 福田蓼汀 山火
崩しつつ犬は牡蛎殻山登る 山口誓子
張り紙をよめば詫状登山駅 阿波野青畝
徹夜登山せし若者に吾もまじる 右城暮石 上下
月よしと誌して登山日記閉づ 福田蓼汀 山火
朱線縦横吾子にまかせし登山地図 能村登四郎
来世には天馬になれよ登山馬 鷹羽狩行
柵なくて登山者駅を出で去れり 山口誓子
標識もなし廃道の登山道 山口誓子
樹の皮も節も飾りに登山宿 鷹羽狩行
水渉りゆかねばならぬ登山口 稲畑汀子
泣男かい 山小屋雨季のくすぶり榾 伊丹三樹彦
満員の登山バス発車時間待ち 右城暮石 句集外 昭和四十七年
滝川の中行く登山道なれば 山口誓子
炉火消しは掟 山小屋の夜具湿る 伊丹三樹彦
玩具売りなど小屋がけの登山口 佐藤鬼房
生檜の香登山の若き腋臭は 山口誓子
登り来し登山の馬が眼を細め 山口誓子
登山する注連かけもらふ頭を下げて 星野立子
登山する男女や夜の諏訪の森 星野立子
登山の子エーデルワイスなど覚え 阿波野青畝
登山の苦知らざる前の少女の眼 山口誓子
登山の荷この強情の鬼乙女 百合山羽公 樂土以後
登山の荷と別に女らリンゴ持つ 津田清子 礼拝
登山の荷輓馬の背より人の背へ 山口誓子
登山バスともに斎戒富士の霧 百合山羽公 樂土
登山バス出づることなき雲に入る 山口誓子
登山バス新婚の肩並み揺るる 伊丹三樹彦
登山バス登山靴にて踏み踏まる 右城暮石 句集外 昭和四十五年
登山リフト女も宙に足垂らす 右城暮石 句集外 昭和四十八年
登山リフト手足たしかに我にあり 右城暮石 句集外 昭和三十六年
登山リユツク思ひ出袋として干せり 上田五千石『琥珀』補遺
登山口「不折・小枝も愛しましよう」 平畑静塔
登山口すたれし邑や火の祭 角川源義
登山口むかし蝿ほど道をしへ 百合山羽公 樂土
登山口大吊橋を躍らせり 阿波野青畝
登山口登山者カード箱備ふ 右城暮石 一芸
登山口盆地に点となりにけり 阿波野青畝
登山口鳥居の額の俯向くも 山口誓子
登山客替へてゴンドラ猿臂張る 百合山羽公 樂土
登山客根曲り竹の籠を買ふ 阿波野青畝
登山小屋丑三つ時を飯炊ける 福田蓼汀 山火
登山小舎夕を灯せど高嶺の日 阿波野青畝
登山小舎炊ぎげむりに包まるゝ 阿波野青畝
登山帽夜も被りてビール飲む 後藤比奈夫
登山帽片手濡手拭片手 後藤比奈夫
登山帽高いところへ掛けて売る 後藤比奈夫
登山者のバス降り行きし虻峠 右城暮石 虻峠
登山者の荷より重くてダム作りに 津田清子 礼拝
登山者の重装男女一列なし 右城暮石 句集外 昭和三十四年
登山荘煙吐き吐く我らこもり 橋本多佳子
登山衣のしどけなけれど緊りたり 松崎鉄之介
登山装灯の大阪に帰り着く 右城暮石 上下
登山路に見えかくれして行者川 右城暮石 句集外 昭和五十五年
登山路の高まるほどに風変る 右城暮石 散歩圏
登山路も川も出水に荒れてゐし 右城暮石 天水
登山道といひて坦らをひた行ける 上田五千石『琥珀』補遺
登山道なかなか高くなつて来ず 阿波野青畝
登山道一歩より急天まで急 山口誓子
登山道川へ消え入りまたつゞく 右城暮石 上下
登山道瓦礫に明けて早や暑し 下村槐太 光背
登山隊ガードレールヘ片寄れり 阿波野青畝
登山隊倒れて憩ふ山毛欅紅葉 水原秋櫻子 玄魚
登山電車工夫らと乗りうらやすし 能村登四郎
登山靴 困憊 蟻を這わせている 伊丹三樹彦
登山靴には集つてゐる目方 後藤比奈夫
登山靴千島桔梗に来てとまる 飴山實 句集外
登山靴慌しくは紐結はず 後藤比奈夫
登山靴穿きて歩幅の決りけり 後藤比奈夫
登山靴表六甲侮らず 後藤比奈夫
登山馬の聞耳に名の大五郎 平畑静塔
登山馬鼻の穴までお山晴れ 百合山羽公 樂土
登山鮓葭簀のかげにあるばかり 阿波野青畝
眼を見れば心がわかる登山驢馬 山口誓子
着きておろす荷の荒々し登山馴れ 右城暮石 句集外 昭和三十九年
稜立ちし登山の荷とは恃まるる 後藤比奈夫
積雪帯旧登山路も白くなりぬ 山口誓子
窓近く立葵咲く登山宿 飯田蛇笏 山響集
立山の剣の峯を攀ぢ行けば 正岡子規 登山
筑波山上りて見れは雲の上 正岡子規 登山
続き来る持主同じ登山驢馬 山口誓子
美しき漆器をひさぐ登山口 阿波野青畝
聞ゆるは雪山登る衣摺れのみ 山口誓子
脱ぎ置かれでくのぼうめく登山靴 津田清子
舗装路を歩き疲れし登山者よ 右城暮石 上下
花過ぎしゆすらや茱萸や登山道 山口誓子
若き背をかがめて立てり登山バス 右城暮石 虻峠
茯苓を一顆になへり登山杖 飯田蛇笏 霊芝
茶の水を乞ひに秋の山登る人 大野林火 月魄集 昭和五十六年
落葉踏むわが登山靴紐紅し 草間時彦 中年
蒟蒻のみどり葉晴れの登山口 佐藤鬼房
行商荷登山荷バスがふくらめり 右城暮石 句集外 昭和四十七年
誰が為に登山の女人梳る 山口誓子
谿に恋恋桟道の登山道 山口誓子
赤き月はげ山登る旱かな 杉田久女
蹄削られ登山馬びくともせず 山口誓子
道ゆづる炭負ひ女登山者に 右城暮石 句集外 昭和三十四年
道幅のせまき登山路しかと続く 右城暮石 上下
道更に下るよ登山口と云ひ 山口誓子
遭難者通りし登山口と知る 稲畑汀子
鉄扉鎖す道もできたる登山かな 阿波野青畝
障子貼りつつ登山者に受けこたへ 能村登四郎
雪登山靴坑内を通らして貰ふ 山口誓子
雲表に出て登山バス日の車 上田五千石『琥珀』補遺
雷神をのぞめる僕や富士登山 飯田蛇笏 霊芝
霧をゆき父子同紺の登山帽 能村登四郎
青いなご登山の杖に乗りうつる 平畑静塔
青年は登山具鎧ひ原爆忌 百合山羽公 寒雁
青林檎の青さ孤絶の山小屋に  橋本多佳子
風花や登山賽者の女夫づれ 飯田蛇笏 山廬集
騒人や凍解ふみて山登り 飯田蛇笏 山廬集
高原の爽気身にしむ登山隊 飯田蛇笏 家郷の霧
高嶺星見出てうれし明日登山 杉田久女
黒玉子手に手に憩む登山隊 阿波野青畝
黙々と登山馬の癖出ずしまひ 平畑静塔

以上
by 575fudemakase | 2016-08-14 11:23 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)
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[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

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いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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