羅 の俳句

羅 の俳句

羅 の例句(←ここをクリック)
http://fudemaka57.exblog.jp/22800930/


羅 補遺

うすものたゝむさまさながら吝にしてをなご 中川一碧樓
うすものにかくれがほなるものをかし 日野草城
うすものに似たりと佐久の洗鯉 阿波野青畝
うすものに堪へざる美女の立居かな 正岡子規 羅
うすものに姿をさめて来たりけり 上田五千石 琥珀
うすものに赤き湯文字を巻く勿れ 日野草城
うすものに黒をつくして喪にあらず 上田五千石 琥珀
うすもののよどむところのなき端座 鷹羽狩行
うすもののコルベール現れ掌を巡り 伊丹三樹彦
うすものの中に扇をつかふ腕 山口誓子
うすものの中より銀の鍵を出す 鷹羽狩行
うすものの人仁丹をこぼしけり 山口青邨
うすものの如き鬼灯ともりけり 阿波野青畝
うすものの如くまとへる寒さかな 上野泰
うすものの姿の姪を見む茂りの道 中川一碧樓
うすものの尼僧金精堂に立つ 平畑静塔
うすものの身のいづくかに数珠の音 鷹羽狩行
うすものの重り合ひて濃むらさき 山口青邨
うすものやよのおぼろめくはだのてり 日野草城
うすものや乳のしみ出し二ところ 日野草城
うすものや情は人を濁すなり 岡本眸
うすものや破門の沙汰もなきごとく 鷹羽狩行
うすものや袂の手巾歴々と 日野草城
うすものをたたむ手先に忘れ数珠 鷹羽狩行
うすものを着て雲の行くたのしさよ 細見綾子 桃は八重
うすものゝもとの老妓に帰り咲く 百合山羽公 故園
うすものゝ老監査役うと~と 日野草城
うすものゝ裾や吹かれて埓もなし 日野草城
うすもの著てそなたの他人らしいこと 中川一碧樓
おほぎやうに牡丹嗅ぐ娘の軽羅かな 飯田蛇笏 白嶽
さらさらと羅みづのごとたたむ 上村占魚
喪服われ紅き軽羅と遭はむとする 山口誓子
地靄のうすものにいろなかりけり 古舘曹人 樹下石上
堂守の軽羅に透けて神の紋 石川桂郎 四温
夏衣十年の蝨未だ死せず 正岡子規 羅
夏衣絹の好みはなかりけり 正岡子規 羅
夏衣絹を着たるぞあさましき 正岡子規 羅
夜の軽羅硬きナプキンを手にひらく 橋本多佳子
妓をやめて紺羅に女将たり 星野立子
海港に薔薇咲き人はうすものを 山口青邨
父ゆ受けし一羅さへなし蚤の跡 秋元不死男
短夜やうすものかゝる銀屏風 正岡子規 短夜
粋といふほどの羅にては無し 高浜年尾
羅といふは光を重ね着る 後藤比奈夫
羅にちがひなかりし蛇の衣 後藤比奈夫
羅にふさはしからぬ甚平をり 森澄雄
羅にほそ~と身をつゝみたる 高野素十
羅に下著の目立つところかな 波多野爽波 鋪道の花
羅に包まれてゐし悲しみも 稲畑汀子
羅に包む闘志と旅心 稲畑汀子
羅に北の小窓の風貰ふ 中村汀女
羅に天女の壁画舞ひをさむ 原裕 青垣
羅に女の息のかよふらく 上村占魚 球磨
羅に替へて外出やあてもあり 高浜年尾
羅に腰の細さよ京女 正岡子規 羅
羅に衣(そ)通る月の肌かな 杉田久女
羅に赤き下著を重ねけり 正岡子規 羅
羅に身の薄幸も透かせおり 楠本憲吉 方壺集
羅に透けて俳諧観世音 後藤比奈夫
羅に野の花を染め颱風圏 三橋鷹女
羅ぬぐ纏ひし闇を脱ぐやうに 野澤節子 花季
羅のお蝶夫人の望遠鏡 山口青邨
羅のからだぞ胎蔵界といふ 岡井省二 大日
羅のからだをもみて躍るかな 阿波野青畝
羅のよりどり持ちて老いにけり 鈴木真砂女 紫木蓮
羅のアマゾン夫人子を抱く 高野素十
羅の下きびしくも縛したり 山口青邨
羅の乙女は笑まし腋を剃る 杉田久女
羅の二人がひらり~歩す 星野立子
羅の人すんなりと寺に入る 波多野爽波
羅の僧三人の三色に 古舘曹人 砂の音
羅の前朗々と竃火燃え 飯田龍太
羅の北見女として見え 高野素十
羅の双肩怒る衣紋竹 富安風生
羅の女みづから腹減らす 三橋敏雄
羅の女人に見え廬遮那仏 伊丹三樹彦
羅の嵩あやまたず畳まるる 後藤比奈夫
羅の彼女網走ホテルより 高野素十
羅の折目たしかに着たりけり 日野草城
羅の曲げて皺なき腕かな 鷹羽狩行
羅の綾夜の灯に機を織る 山口青邨
羅の肩をおほへる稲光 中村汀女
羅の蚊帳つる君が寝床哉 正岡子規 蚊帳
羅の蚊帳垂れてあり御寝処 正岡子規 蚊帳
羅の行くさきざきの影を生み 鷹羽狩行
羅の袖ひるがへす舞子かな 正岡子規 羅
羅の頭巾や老の童顔 正岡子規 羅
羅や三十路となりし膝うすき 鷲谷七菜子 黄炎
羅や人悲します恋をして 鈴木真砂女 生簀籠
羅や妻を泣かするわが病ひ 村山故郷
羅や心病みゐて酒の日々 鈴木真砂女 卯浪
羅や母とて女ざかり経し 上田五千石 天路
羅や甘え忘れてゐて久し 岡本眸
羅や細腰にして不逞なり 鈴木真砂女 卯浪
羅や鍋釜洗ふこと知らず 鈴木真砂女 卯浪
羅や頼らむこころすぐに消す 岡本眸
羅をうすく着こなし乳隠す 阿波野青畝
羅をゆるやかに著て崩れざる 松本たかし
羅を乳噴き濡らし無慙なり 野見山朱鳥 曼珠沙華
羅を仕事着として女将たり 鈴木真砂女 紫木蓮
羅を夜の葵にかぶせはや 正岡子規 羅
羅を愛して人を愛しけり 後藤比奈夫
羅を曳くや天女の天津風 内藤鳴雪
羅を着ても子供にまつはられ 波多野爽波 鋪道の花
羅を着て祇王寺に用のあり 後藤比奈夫
羅を着て茶を點つる暁の夢 及川貞 夕焼
羅を裁つや乱るゝ窓の黍 杉田久女
翩翻と羅を解く月の前 日野草城
肘曲げし肌羅に動きけり 阿波野青畝
胸張つてくる羅を通しけり 石田勝彦 秋興以後
薄物をかけし衣桁や風渡る 正岡子規 羅
蛍打たばうすものゝ団扇塗木履 正岡子規 蛍
行きまじる軽羅の街は薔薇粧ふ 中村汀女
軽羅の末子門前無人の一と踊 中村草田男
軽羅よりひらめく足も遠くなりぬ 加藤秋邨
逢へどもう藍の羅応へなし 野澤節子 八朶集

以上
by 575fudemakase | 2016-08-14 12:01 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://fudemaka57.exblog.jp/tb/26106872
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

カテゴリ

全体
春の季語
夏の季語
秋の季語
冬の季語
新年の季語
句集評など
句評など
自作
その他
ねずみのこまくら句会
未分類

以前の記事

2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2011年 04月

フォロー中のブログ

ふらんす堂編集日記 By...

メモ帳

らくらく例句検索

インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

検索

タグ

最新の記事

後評(2017・5)
at 2017-05-21 03:08
蝉 の俳句
at 2017-05-21 02:44
苧 の俳句
at 2017-05-19 05:15
邯鄲 の俳句
at 2017-05-19 05:08
すべりひゆ の俳句
at 2017-05-19 05:02

外部リンク

記事ランキング