浴衣 の俳句

浴衣 の俳句

浴衣 の例句(←ここをクリック)
http://fudemaka57.exblog.jp/22804903/


浴衣 補遺

「姐ちやんに任しとき」粋浴衣借る 阿波野青畝
あどけなき母となられし浴衣かな 山田みづえ 手甲
いかづちの我が恋遠き藍浴衣 角川源義
しろ~と古き浴衣やひとり者 原石鼎 花影
ちぎりとる浴衣の裾の萩すすき 加藤秋邨
とある夜のアイヌにまがふ宿浴衣 阿波野青畝
どうにでも歪む浴衣を父に着せる 飯島晴子
ものを書くこころにかなひ古浴衣 山口青邨
ゆかた着のこころにおもふ供養かな 飯田蛇笏 白嶽
ゆかた着のたもとつれなき秋暑かな 飯田蛇笏 霊芝
ゆかた着のとけたる帯を持ちしまま 飯田蛇笏 椿花集
ゆかた着の帯は錦繍鵜飼船 飯田蛇笏 春蘭
よき町に育ちて祭浴衣かな 能村登四郎
わがかひな老めき細し古浴衣 山口青邨
わがまとふ古浴衣風のごとしとも 山口青邨
われに近づくわれ浴衣して怒肩なる 篠原梵 年々去来の花 皿
世話人の浴衣の肩をそびやかし 深見けん二
中年の保養に倦みし藍浴衣 飯田蛇笏 椿花集
亡き友恋へばひしと恋しや糊浴衣 石田波郷
人酔うて浴衣いよ~白妙に 日野草城
仏迎うとて昔の浴衣に着かえていなさる 荻原井泉水
令夫人ざつくばらんに浴衣がけ 日野草城
伊豆の湯に浴衣着て寝るわが家になし 古沢太穂 三十代
余呉の鯉間近にはねし浴衣かな 百合山羽公 樂土
倖せは逃げてゆくもの紺浴衣 鈴木真砂女 居待月
初浴衣老の足元ささやける 松村蒼石 雪
初蝶や藍に白彫る浴衣染 百合山羽公 寒雁
南風やつんつるてんの貸浴衣 鈴木真砂女 生簀籠
又浴衣の夜滞留一日延び 山口誓子
古浴衣よりも古びし駅があり 清崎敏郎
古浴衣干さざる日なし姥子の湯 阿波野青畝
向日葵に鉱山びとの着る派手浴衣 飯田蛇笏 霊芝
四五人の心おきなき旅浴衣 星野立子
坂みちを廊下のごとく宿浴衣 鷹羽狩行
夏痩せてありや浴衣の脛を抱き 加藤秋邨
夕日あかあか浴衣に身透き日本人 中村草田男
夕焼遙か祭ゆかたの着下ろしに 中村汀女
夜桜の夜も藍の香浴衣染 百合山羽公 寒雁
夜遅く人には遭はぬ古浴衣 松村蒼石 雪
大柄の浴衣を匂ふごとく着て 後藤比奈夫
夫病めり浴衣の帯をやや高く 飯島晴子
女人泌み出づる浴衣の藍地より 山口誓子
女将けふ店へ出ぬ日の浴衣着て 鈴木真砂女 夕螢
妻の名を十日呼ばねば浴衣さむし 加藤秋邨
妻もまた素肌に浴衣夜の秋 森澄雄
娘等の浴衣心にくつろぎて 高野素十
子らも浴衣すが~し食後手を曳いて 種田山頭火 自画像 層雲集
子供みな白地に浴衣地蔵盆 森澄雄
孫三人浴衣そろへて秋立つ日 及川貞 夕焼
家に帰りて汗臭からぬ浴衣哉 正岡子規 浴衣
家並に娘見せたる浴衣哉 正岡子規 浴衣
宿浴衣着てネックレス外さずに 後藤比奈夫
宿浴衣罪人めきて干されあり 高田風人子
少年の浴衣ざらひのおわら三味線 野澤節子 存身
山の日は浴衣の膚をさしにけり 清崎敏郎
山を見て浴衣に風の湧くごとし 飯田龍太
山冷に羽織重ねしゆかたかな 杉田久女
島人の骨身こはばる盆浴衣 能村登四郎
川越すトラック盆の浴衣着ちらちらと 飯田龍太
工女釣る浴衣に赤い帯しめて 富安風生
己が香の湯治ゆかたにほのかなる 飯田蛇笏 白嶽
干浴衣くずをれつつや取りこまれ 上野泰
干浴衣くづをれつつや取りこまれ 上野泰 春潮
干浴衣吹かれ疲れて休みをり 上野泰 春潮
平穏なるごとく浴衣の藍鮮か 野澤節子 未明音
幽霊のやうな浴衣の写影なり 岡井省二 有時
張りとほす女の意地や藍ゆかた 杉田久女
後妻(うはなり)の姑の若さや藍ゆかた 杉田久女
恋に身を賭けしもむかし紺浴衣 鈴木真砂女 夏帯
恩知らず白浴衣着てすぎ行けり 村山故郷
慾なしといふにもあらず初浴衣 飯田蛇笏 心像
手放しに着せてもらひし浴衣かな 右城暮石 句集外 昭和六十年
手花火に照らされてゐる浴衣哉 右城暮石 句集外 昭和六年
掛香や派手な浴衣の京模様 河東碧梧桐
放下とはよき字の祭浴衣かな 後藤比奈夫
旅にして妓楼に遊ぶ浴衣哉 正岡子規 浴衣
旅籠屋に浴衣のそろふ廊下哉 正岡子規 浴衣
日曜や浴衣袖広く委蛇委蛇たり 正岡子規 浴衣
明日死ぬもこゝろ平らや紺浴衣 鈴木真砂女 夏帯
昼浴衣地獄げむりを身に纏きて 橋本多佳子
果物の汁の飛びたる浴衣かな 前田普羅 普羅句集
染浴衣三十路の負め浅かれと 石橋秀野
染浴衣怒りは性をあざやかに 鷹羽狩行
次の間へ歩きながらに浴衣ぬぐ 波多野爽波 鋪道の花
正面の富士に対する浴衣かな 深見けん二
水鏡子の浴衣着の裾みだれ 飯田龍太
河童描がれし浴衣着る我鬼忌かな 阿波野青畝
洗ひ浴衣乙女の身をばよく包む 中村草田男
派手ゆかた着て重態のいたましき 飯田蛇笏 白嶽
派手ゆかた着はえて吾子が病臥かな 飯田蛇笏 白嶽
浅草やあやめゆかたも吊りて売る 山口青邨
浴衣あたらしく夜の川漕ぎくだる 大野林火 海門 昭和七年以前
浴衣いでし町や燕ながれたり 渡邊水巴 富士
浴衣かけて農夫の午睡死のごとし 能村登四郎
浴衣からげ越すは酌婦か遠踏切 伊丹三樹彦
浴衣きて生業はなれたり舸子が妻 山口誓子
浴衣だけ着てみる遠き笛の音 林翔
浴衣にも石にも男女あり 高野素十
浴衣にも糊強かりし母のころ 森澄雄
浴衣にも裁掛をつけ京育ち 阿波野青畝
浴衣にも鵜の紋長良川泊り 百合山羽公 樂土以後
浴衣に雨着灯恋男ら坂降る 能村登四郎
浴衣のまま行方知れずとなるもよし 鈴木真砂女 紫木蓮
浴衣の上に蒼ぐろき顔載せあるく 篠原梵 年々去来の花 皿
浴衣の糊強し一部は柔かく 右城暮石 句集外 昭和三十一年
浴衣の紺刷く白粉の淡ければ 石塚友二 方寸虚実
浴衣の肌を馴れ寄る犬の鼻が突きぬ 中村草田男
浴衣の胸ややにはだけし師と夕餉 松崎鉄之介
浴衣より剥きだしかひな髪直す 上田五千石 田園
浴衣より肘出でし児を抱きすくめ 能村登四郎
浴衣人妻子にうとく花卉めづる 西島麦南 人音
浴衣干しあるが目隠し裏二階 高浜年尾
浴衣染菖蒲生ひたつ頃の水 百合山羽公 寒雁
浴衣白く蔵の旅籠に泊り合ふ 百合山羽公 寒雁
浴衣着て「坊ちやんの間」に客ゐたり 村山故郷
浴衣着てすずしげにゐたまひし母(母一周忌) 細見綾子
浴衣着てひとりの涼や真暗がり 中村汀女
浴衣着てコップに指が映りたり 細見綾子
浴衣着て並の女としての幸 鈴木真砂女 都鳥
浴衣着て互ひに闇にまぎれ去り 中村汀女
浴衣着て四角白壁部屋ごもり 林翔 和紙
浴衣着て寝まるばかりの尼主従 後藤比奈夫
浴衣着て帯胸高や弱法師 前田普羅 普羅句集
浴衣着て手足あらはのゆふべかな 鷹羽狩行
浴衣着て水のかなたにひとの家 飯田龍太
浴衣着て竹屋に竹の青さ見ゆ 飯田龍太
浴衣着て踵柔かきをんな 鈴木真砂女 居待月
浴衣着て遊びほうけや仏の日 阿波野青畝
浴衣着て闇夜月夜と逢ひつづけ 鈴木真砂女 紫木蓮
浴衣着て風に角立つ夜なりけり 上田五千石『琥珀』補遺
浴衣着て餉につくほどに癒えにけり 村山故郷
浴衣着て齢まぎれぬ友とをり 林翔 和紙
浴衣着にかへて見てゐる鱚の海 飯田龍太
浴衣着に篁風の澄めりけり 臼田亜郎 定本亜浪句集
浴衣着の夜遊びめきて書肆にあり 岡本眸
浴衣着を愛染さんの喜ぶ日 後藤比奈夫
浴衣積み上げて湯町の洗濯屋 後藤比奈夫
浴衣著たまゝの病臥の長かりし 高浜年尾
浴衣著て女人高野の塔と狎れぬ 後藤夜半 翠黛
浴衣著て遠くに遊ぶ湯治哉 正岡子規 浴衣
浴衣著テ田舎ノ夜店見ニ行キヌ 正岡子規 浴衣
海光や白き浴衣は妻ならめ 角川源義
海女かとも盆の浴衣の腰くびれ 星野麥丘人
海女芸者浴衣袖振り来たりけり 村山故郷
湧く雲の方へ浴衣のまま歩く 廣瀬直人
満山の緑の中の干浴衣 富安風生
漬茄子も浴衣も紺の濃かりけり 草間時彦
濃き浴衣きて夜祭の灯のなかに 桂信子 女身
父思ふ縞の浴衣はなど悲し 中村汀女
獄を出て浴衣着て腕さすりたる 正岡子規 浴衣
生き堪へて身に沁むばかり藍浴衣 橋本多佳子
病葉や学問に古る白浴衣 原石鼎 花影
癒えてなほゆかた着る暑の残りをり 及川貞 榧の實
白昼の街を揃ひの浴衣着て 右城暮石 句集外 昭和四十年
白浴衣身の嵩うすくなりにけり 飯田蛇笏 家郷の霧
百姓の夕べは浴衣水葵 森澄雄
着て浴衣とは夕心誘はるる 稲畑汀子
着て臥せば病衣なりけり鉾浴衣 石田波郷
着て逢はむことをたのみに浴衣縫ふ 鷲谷七菜子 黄炎
着るときある病人吾の浴衣懸る 山口誓子
着換へたる縮浴衣も人の恩 石塚友二 玉縄以後
秋風に浴衣は藍の濃かりけり 川端茅舎
立ち出でて裾しわくちやの浴衣かな 草間時彦
笛復習ふ浴衣の糊の立ちしまま 桂信子 花影
糊こわき浴衣ひさかたに賜暇の兵 伊丹三樹彦
糊利いて肌につれなき浴衣かな 日野草城
紙漉村洗ひ干されし盆浴衣(京都府黒谷三句) 細見綾子
紺浴衣病みて親しき師なりけり 岡本眸
紺浴衣過去秘むること何もなし 鈴木真砂女 夏帯
老いて病む人に着せたり新浴衣 相馬遷子 山河
考ふる胸もと暗き藍浴衣 山口誓子
胸貧し旅館の浴衣女が着て 右城暮石 句集外 昭和三十一年
膝立てて足の爪切る浴衣かな 渡邊白泉
舞ふ熊野に着せばや浴衣鳴海絞 山口青邨
花浴衣着てころころと三童女 能村登四郎
茲三日夫婦の浴衣掛けてあり 藤田湘子
草鞋といて浴衣きて飯のうまき哉 正岡子規 浴衣
草鞋解いて浴衣着て飯のうまさ哉 正岡子規 浴衣
荒海の景に対して浴衣がけ 山口誓子
菊月や浴衣も入れて旅鞄 鈴木真砂女 居待月
落葉松のあかとき露に浴衣人 松本たかし
蓼酢つくる妹が浴衣着そめたり 渡邊水巴 富士
藍冴ゆる浴衣をしやんと小女房 日野草城
藍浴衣いまより後も夫は亡し 山口誓子
藍浴衣夜風自在に家通る 桂信子 晩春
藍浴衣着て白き手を膝の上 日野草城
藍浴衣着るとき肌にうつりけり 日野草城
藍浴衣蛍の火には黒浴衣 山口誓子
蛾の入りし袖におどろく宿浴衣 前田普羅 春寒浅間山
螢の夜妻の知らざる浴衣着て 鷹羽狩行
螢籠ゆかたすがたの胸ほのと 鷹羽狩行
蟇鳴いて浴衣の胸のさみしけれ 大野林火 白幡南町 昭和三十二年
裾長の浴衣の裡に水着処女 山口誓子
襟のみ正し産月の身の白浴衣 草間時彦 中年
見極むる母の屎や吾が浴衣燦 永田耕衣
話しかけたき夜歩きの浴衣がけ 大野林火 冬青集 雨夜抄
貸浴衣みな男もの妻も着る 日野草城
踊浴衣は白波模様裾は紺 香西照雄 素心
身八つ口よりの夜風や藍浴衣 桂信子「草影」以後
連れて来る子がなし浴衣海に吹かす 松崎鉄之介
運逃す浴衣に糊を濃くきかせ 鈴木真砂女 夏帯
道へ出て浴衣白さやほとゝぎす 原石鼎 花影
鈴つけてねぶた浴衣は軽くなる 後藤比奈夫
鍼按の眼のみひらけぬ浴衣かな 飯田蛇笏 霊芝
闇あたらし浴衣を白く着て出れば 上田五千石 風景
闇をくる浴衣の女手をつなぎ 波多野爽波 鋪道の花
闘病の余生必せり新浴衣 相馬遷子 山河
降り濺ぐ灯影うれしき浴衣かな 日野草城
雑巾となるまではわが古浴衣 加藤秋邨
雲深き富士や浴衣をゆるく着て 廣瀬直人
青い犀放浪の僧浴衣がけ 金子兜太
風の水脈はろけき夜の浴衣かな 大野林火 冬青集 雨夜抄
鮎を焼くをんな秋草の浴衣着て 渡邊水巴 富士
鮠を釣る父に添ひゐて浴衣の子 飯田龍太

以上
by 575fudemakase | 2016-08-14 12:03 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://fudemaka57.exblog.jp/tb/26106880
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリ

全体
春の季語
夏の季語
秋の季語
冬の季語
新年の季語
句集評など
句評など
自作
その他
ねずみのこまくら句会
未分類

以前の記事

2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
more...

フォロー中のブログ

ふらんす堂編集日記 By...

メモ帳

▽ある季語の例句を調べる▽

《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

検索

タグ

最新の記事

蝉時雨 の俳句
at 2017-08-17 12:39
落蝉 の俳句
at 2017-08-17 12:37
空蝉 の俳句
at 2017-08-17 12:25
蝉の穴 の俳句
at 2017-08-17 12:23
蝉の殻 の俳句
at 2017-08-17 12:21

外部リンク

記事ランキング