ハンカチーフ の俳句

ハンカチーフ の俳句

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ハンカチーフ 補遺

あひびきのあと砂浜に安ハンカチ 山口誓子
あぶら汗拭ひ馬齢を加へけり 日野草城
いちにちにハンカチ二枚菜が咲いて 雨滴集 星野麥丘人
うつとりと友と見合ひき汗拭き終へ 中村草田男
うまごやしハンケチ敷きてやさしき座 山口青邨
くひちぎる折もありけり汗拭 正岡子規 汗巾
たはむれにハンカチ振つて別れけり 星野立子
ひばり眩しハンカチ覆ひ顔寝たり 三橋敏雄
もろ袖にハンカチ探るとき艶めく 山口誓子
やや寒のハンカチ二枚洗ひけり 雨滴集 星野麥丘人
カンナの黄吐息ハンカチ以て蔽ふ 下村槐太 天涯
ハンカチが教子等にまだ大きくて 中村草田男
ハンカチが胸に際立つ遺影かな 林翔
ハンカチに包みくれしを軽んぜず 上田五千石『琥珀』補遺
ハンカチに包む山菫の根土 鷹羽狩行
ハンカチに新茶のこぼれ吸はしむる 野澤節子未明音
ハンカチに滲む臀型うまごやし 上田五千石 田園
ハンカチのイニシアル誰のものならむ 上田五千石『琥珀』補遺
ハンカチの汚れそめしも悲しけれ 高野素十
ハンカチの汚れ神馬の汚れほど 鷹羽狩行
ハンカチの白がもの言ふ風木蔭 上田五千石『琥珀』補遺
ハンカチの白岳胸によきつどひ 山口青邨
ハンカチの紙の如くに乾きあり 上野泰 佐介
ハンカチの花と離別のごときかな 後藤比奈夫
ハンカチの青ざめてゐる洗面器 阿波野青畝
ハンカチは白しか持たず涙ふく 燕雀 星野麥丘人
ハンカチほど春雪載せて厨芥車 山田みづえ 忘
ハンカチもネオンで真赤心せはし 中村草田男
ハンカチや名刺嫌ひを押し通し 岡本眸
ハンカチを使はず了る海の旅 鷹羽狩行
ハンカチを借り手を借りしごとき香よ 岡本眸
ハンカチを前掛がけに明治の母 上田五千石 風景
ハンカチを匂はせたまへ陋居なれど 下村槐太 天涯
ハンカチを干せばすなはち秋の空 星野立子
ハンカチを杉菜にしいて昼休み 細見綾子
ハンカチを清ら銀座につとめけり 山口青邨
ハンカチーフひかる女の眼ばかり 岸田稚魚 雁渡し
ハンカチ覗くその薄胸の我かなし 楠本憲吉 孤客
ハンケチがまだ落ちて居る戻り道であつた 尾崎放哉 須磨寺時代
ハンケチにはげしき咳のぬくみかな 篠原梵 年々去来の花 皿
ハンケチに鏝あてて春愁ひかな 安住敦
ハンケチの赤く染みたるいちご哉 正岡子規 苺
ハンケチも芥子も皺くちや給仕の午後 香西照雄 対話
ハンケチや夜汽車降り来し煤埃 石塚友二 光塵
ハンケチを咥えし明治の悲劇も果て  中村草田男
ハンケチを濡らし泉を去りゆけり 山口青邨
ハンケチ振つて別 れも愉し少女らは 富安風生
一本の木蔭に群れて汗拭ふ 相馬遷子 山国
一歩出てジムの汗拭く 柳絮飛ぶ 伊丹三樹彦
乃木坂に秋のハンカチつかひけり 燕雀 星野麥丘人
人に会ふたびに汚れて我がハンカチ 右城暮石 声と声
傷兵の隻手汗拭ふ黒眼鏡 加藤秋邨
先に逝くゆつくり来てとハンカチ噛み 後藤比奈夫
兵の顔あはれ稚し汗拭くなど 加藤秋邨
冷泉に浸しハンカチうすきかな 右城暮石 句集外 昭和三十九年
友の前胸の薄さの汗拭ふ 木村蕪城 寒泉
嘔吐する兵なりハンカチを洋に落す 佐藤鬼房
夏ちかし髪膚の寝汗拭ひ得ず 石橋秀野
女人持つマンダラ柄のハンカチで 岡井省二 鯨と犀
富士現れてハンケチさへも秋の影 中村草田男
山匂ふ雨もろともに汗拭けば 岡本眸
干せばすぐ乾くハンカチ秋の風 鈴木真砂女 夕螢
御仏に忘れてありし汗拭ひ 高野素十
御手洗で銜えハンカチ 時鳥 伊丹三樹彦
応召の髪成り笑ひ汗拭へり 石川桂郎 含羞
敷かれたるハンカチ心素直に坐す 橋本多佳子
旅のハンカチ干す夕焼の樹の枝に 大野林火 青水輪 昭和二十三年
旅人や杖に干し行く汗拭 正岡子規 汗巾
梢踏んで汗拭く漢輝けり 中村草田男
椅子にハンカチ八方に野のみどり 岡本眸
正方形をもつてハンカチといふ 岡本眸
母の汗拭へば終の白額 野澤節子 八朶集
汗のハンケチ友等貧しさ相似たり 石田波郷
汗拭いてあたり撫子畑かな 岡井省二 鹿野
汗拭いてふと掃苔の山甘し 岡井省二 明野
汗拭いて何に怒らん腹減りぬ 加藤秋邨
汗拭いて卒然とわが塒無し 石塚友二 光塵
汗拭いて身を帆船とおもふかな 岡本眸
汗拭いて顔うしなへる忌ごもり 岡本眸
汗拭きし頭をばしづかに掻く百姓 中村草田男
汗拭きてあげる面を日の待てる 中村草田男
汗拭きてすなはち肌理のこまかなり 山口誓子
汗拭きて白鷺をれば遠を見る 大野林火 白幡南町 昭和二十九年
汗拭きに来し大阪と思ひけり 亭午 星野麥丘人
汗拭くは門入りていつもこの石上 加藤秋邨
汗拭くや傘寿は字面だけのこと 平畑静塔
汗拭くや膩乗り来し年の胸 石塚友二 光塵
汗拭くや茂吉の大人にはげまされ 加藤秋邨
汗拭くや谷を埋むるくはずいも 上村占魚
汗拭けば*墨東くらき迎へ風 中村草田男
汗拭はず戦敗れし日を語る 上村占魚
汗拭ふ向ふに高し雲の峯 正岡子規 雲の峯
汗拭を草に干しけり葱摺 正岡子規 汗巾
汗拭香水の香をなつかしむ 正岡子規 汗巾
波止かなし殊に紫ハンカチは 岡本眸
清水掬めば ハンカチ紛いの鶺鴒翔つ 伊丹三樹彦
灼け突堤女ばかりがハンケチ振る 伊丹三樹彦
甲板に振りしハンカチ今たたみ 深見けん二
白のみでとほすハンカチの我鬼忌かな 石川桂郎 四温
百態の人の一人は汗拭けり 林翔
真夜の灯にハンカチ伸ばす明日は旅 木村蕪城 寒泉
祖父の振るハンケチ白くゆるやかに 高野素十
秋のハンカチ妻は眼に子は片頬に 林翔
空が青すぎてハンカチ首に巻く 岡本眸
肉食つて汗拭きて消ゆ脇役者 能村登四郎
胸にハンカチ敏腕ユダのごときかな 草間時彦 中年
胸にハンカチ水の香をもて余しをり 岡本眸
胸の汗拭くまうしろに柱立つ 岡本眸
臭い河波蹴つたボートで ハンカチ振る 伊丹三樹彦
色もののハンカチ使ふ日なりけり 星野麥丘人 2005年
苦手の友胸にハンカチ覗かせ来 伊丹三樹彦
衣更へて夫のハンカチ子のハンカチ 星野立子
遠くよりハンカチの木が花振れる 後藤比奈夫
遠足に農夫汗拭く刻賜る 上田五千石『田園』補遺
野に遊ぶハンカチ一枚分の夢 鷹羽狩行
金魚売露地深く来て汗拭ふ 加藤秋邨
鐘撞いて男ひと日の汗拭ふ 原裕 青垣
雪柳ふるハンカチと吹きなびき 山口青邨
露草や今日のハンカチまだ汚れず 岡本眸
青き芦ハンカチが手に真白くて 大野林火 早桃 太白集
鵙鳴くや白きハンカチ草に藉き 星野麥丘人
麦藁帽杭に被せて汗拭ふ 右城暮石 句集外 昭和四十九年
黒づくめの胸のハンカチは紅椿 山口青邨

以上
by 575fudemakase | 2016-08-14 14:24 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

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単語 575筆まか勢
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表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

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