端居 の俳句

端居 の俳句

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端居 補遺

いふまじき言葉を胸に端居かな 星野立子
うつし世の年を忘れし端居かな 松村蒼石 寒鶯抄
おふくろの国に来てゐる端居かな 上田五千石 琥珀
くらがりの合歓を知りゐる端居かな 石田波郷
この寺に斯く端居して母思ふ 高野素十
こゝに又大悲山にも端居せし 高野素十
さきんじて端居せる子に声やらず 上田五千石『琥珀』補遺
しばらくのこゝの端居を許されよ 高野素十
たそがれの端居はじむるつゝじ哉 其角
ただくらき天の端を見て端居せる 上田五千石『琥珀』補遺
たどりきし海の辺山の辺夕端居 大野林火 月魄集 昭和五十四年
ひとりづつ座を外しくる端居かな 中村苑子
ひとりづつ座を外し来る端居かな 中村苑子
ふけわたる草木の風に端居かな 日野草城
みどり子の股くびれたる端居かな 相馬遷子 山国
むかし禁制の女人と夜の端居 鷹羽狩行
めくら子の端居さびしき木槿哉 加舎白雄
わが端居世を宇治山をさしまねく 阿波野青畝
われもたゞ一門弟として端居 高野素十
われをわがみつめゐるなり夕端居 木村蕪城 寒泉
一伺の籠り居のあと夕端居 高野素十
七夕を笑ふて寐入端居かな 牧童
三日月に女ばかりの端居かな 内藤鳴雪
世の中をほどほどに見て端居かな 桂信子「草影」以後
二三人花火線香に端居哉 正岡子規 花火
二人せしこと一人して夕端居 岡本眸
五月雨の端居古き平家ヲうなりけり 嵐雪
人の話聞こえる距離の端居かな 能村登四郎
人見んと瓜に眉かく端居哉 園女
仏蘭西を話のたねの端居かな 日野草城
仕方なきことと思ひて端居立つ 星野立子
何となき端居心にいつまでも 清崎敏郎
元忌や端居すゞしき刻移り 日野草城
冷水のゆるしを受て端居哉 凉菟
凌霄にふく病やみの端居かな 鈴木道彦
動きゐるものを眺めて端居かな 桂信子 花影
十二時を宵のごとくに旅の端居 山口誓子
十年後のわれをゆめみてゐし端居 上村占魚
噂より抜け出して来し端居かな 稲畑汀子
回廊に旅の思はぬ長端居 鷹羽狩行
団欒にときをり応ふ端居より 能村登四郎
声かけず端居聖母子見守れる 上田五千石『天路』補遺
夕めしに三日月を見る端居哉 一笑(金沢)
夕端居一人してゐるかう女呼べ 高野素十
夕端居大地沈んで行きにけり 上野泰 春潮
夕端居難民篇に涙して 高野素十
夜の湖の闇大いなる端居かな 岡本眸
夜の神の髪美しき端居かな 上野泰 春潮
夜市 端居 蛇屋に隣る蛙屋の 伊丹三樹彦
夜鳥鳴き過ぐるや端居更けにけり 大野林火 月魄集 距和五十七年
大寺の猫も端居をたのしめり 松崎鉄之介
天地に包まれ初めぬ夕端居 上野泰
太幹と向き合つてをる端居かな 上野泰 春潮
奈良茶粥ひとりすすりし端居かな 阿波野青畝
婚近き娘は吾にやさし夕端居  上野泰
嫁端居背に家闇の昼も濃く 香西照雄 素心
学校の閑谷に来て端居せる 飴山實 花浴び
家のうちなほ乱るるを端居せり 山口誓子
寸陰をなほざりに又端居しぬ 阿波野青畝
小鼓の稽古すませし端居かな 松本たかし
少し話しあとは思ひて夕端居 岡本眸
嵐山の風落ち来る端居かな 高浜年尾
平凡を噛みしめてゐる端居かな 大野林火 月魄集 昭和五十六年
年寄の知恵出しつくし端居せり 能村登四郎
幽明の距離をおもひし端居かな 阿波野青畝
幾端居重ねし月の澄みにけり 石田勝彦 百千
座にありて端居心を失はず 高浜年尾
庵主の端居は蟇と相むかふ 水原秋櫻子 玄魚
待つ夜半を蚊になぶられて端居哉 正岡子規 蚊
後に飽く蚊にもなぐさむ端居かな 上島鬼貫
後村上の朝をし思ふ村端居 阿波野青畝
心奥に灯り初めし夕端居 上野泰
思ふこと淋しき端居更けにけり 岡本眸
慈姑に目をつくまでの端居哉 小西来山
手紙見て困じ果てゐる端居かな 村山故郷
手花火をたゝかはしゐる舞妓かな 百合山羽公 春園
明日雨のあがるをたのむ端居かな 鈴木真砂女 卯浪
昼皃の陰に鯉きる端居かな 尚白
曾てなき端居語りの夜を得たり 阿波野青畝
月の出の闇をたのしむ端居かな 大野林火 月魄集 距和五十七年
月山を指呼の間にて端居かな 鷹羽狩行
月見草目路に人思ふ夕端居 山口青邨
木々の濡れ肌におぼゆる端居かな 日野草城
杉並区杉垣つづき端居せり 阿波野青畝
李の花に宮司の娵の端居哉 正岡子規 李の花
来ると否端居や月のねだり者 炭太祇
松島の島びと島を見て端居 鷹羽狩行
棘迎の香を一ちゅうの 端居李氏 伊丹三樹彦
欧州の旅今遠し夕端居 上野泰
波音を近づけてゐる端居かな 稲畑汀子
洋上に旬日消えし端居かな 上田五千石 天路
湯上りの心は白紙夕端居 上野泰 佐介
煎餅一枚噛む音終り夕端居 三橋敏雄
燈籠に灯ともさぬ家の端居哉 正岡子規 燈籠
父の膝一つすざりて母端居 森澄雄
独り居の端居じやまする客が欲し 阿波野青畝
猫は哲学者新樹の雨に端居して 富安風生
生身魂こころしづかに端居かな 阿波野青畝
病居士の端居そゞろなり菊の花 正岡子規 菊
病癒えて雲見る秋の端居哉 正岡子規 秋
白き花こぼるる縁の端居かな 山口青邨
白地着て壮年(をさかり)なりや端居見ゆ 森澄雄
目の前に鬼瓦ある端居かな 上野泰 春潮
眦に薔薇の溢るる端居かな 上野泰 春潮
磯宿に端居三尺先は闇 鈴木真砂女 居待月
秋海棠に齒磨こぼす端居哉 正岡子規 秋海棠
空に色なくなつて来し夕端居 深見けん二
空蝉の柱のもとの端居かな 百合山羽公 春園
空間に端居時間に端居かな 後藤比奈夫
端居して 毀形の姉らし 妹らし 伊丹三樹彦
端居してうしろ何なき古畳 石川桂郎 四温
端居してかなしきことを妻は言ふ 村山故郷
端居してくつろぐ眼つむりけり 中村苑子
端居してこの身このままこはれもの 林翔
端居してこまやかなるは樗の枝 石田勝彦 百千
端居してこゝにも二人法師かな 高野素十
端居してすぐに馴染むやおないどし 星野立子
端居してその後を知らぬ人の数 岡本眸
端居してただちによそのきび畑 富安風生
端居してたゞ居る父の恐ろしき 高野素十
端居してはるばる旅の三日月を 阿波野青畝
端居してわがゐる故に動く漁火 山口誓子
端居してをりたる人の左右かな 高野素十
端居して主わするゝ月見哉 露印
端居して二百十日のながめかな 正岡子規 二百十日
端居して亡き父います蚊遣香 上田五千石 田園
端居して仏となる日待つごとし 鈴木真砂女 居待月
端居して仏壇の火をふり返る 大野林火 飛花集 昭和四十八年
端居して何かを思ひ出さざる 加藤秋邨
端居して勤終へたるにはあらず 木村蕪城 一位
端居して又考のゆきづまり 星野立子
端居して可ならざるなき石を欲り 阿波野青畝
端居して太閤の覇を思ひけり 阿波野青畝
端居して妻の一語を諾ひをり 村山故郷
端居して島の夕焼さめやらず 清崎敏郎
端居して後姿は考へず 稲畑汀子
端居して後手つけば山青し 上野泰 佐介
端居して心の糸をぴんと張り 後藤比奈夫
端居して心沈むにまかせをり 村山故郷
端居して慈悲半眼の中にあり 古舘曹人 砂の音
端居して戒壇院に女あり 高野素十
端居して戦災愚痴をきゝゐける 石塚友二 光塵
端居して押しまくられて波切弁 飯島晴子
端居して斯くあることも輪廻かな 阿波野青畝
端居して旅にさそはれゐたりけり 水原秋櫻子 秋櫻子句集
端居して旅の借着の白絣 加藤秋邨
端居して日々に疎しと誰かいふ 加藤秋邨
端居して昨日は今日の昔なる 富安風生
端居して更けて出づ月待ちにけむ 伊丹三樹彦
端居して月の牡丹に風ほのか 杉田久女
端居して死語の幾つかなつかしき 能村登四郎
端居して水甕もそば鍋もそば 阿波野青畝
端居して池の面の平らなり 高野素十
端居して満濃池の一水を 岡井省二 猩々
端居して濁世なかなかおもしろや 阿波野青畝
端居して父祖の譲りの何もなく 木村蕪城 寒泉
端居して物心一如つとめばや 阿波野青畝
端居して畦の黄菅も眺めかな 清崎敏郎
端居して石と反応木と反応 後藤比奈夫
端居して笑ひし顔よ夏の月 完来
端居して糊ききすぎし袖たもと 及川貞 榧の實
端居して縁に膕ふたつかな 岡井省二 鯛の鯛
端居して而して懦夫となるなかれ 阿波野青畝
端居して聞く汐騒か風音か 大野林火 月魄集 昭和五十五年
端居して背中の柱力とす 阿波野青畝
端居して葱をあふぐ団哉 正岡子規 団扇
端居して読みがたし戦場のたよりなり 及川貞 夕焼
端居して謡稽古や指拍子 森澄雄
端居して走り井といふところかな 阿波野青畝
端居して遊びゐるなる忌日かな 後藤夜半 翠黛
端居して遠きところに心置く 後藤夜半 底紅
端居して遠しと信ず古俳諧 阿波野青畝
端居して闇にゐること無のごとし 大野林火 飛花集 昭和四十四年
端居しぬ少し写経にくたびれて 阿波野青畝
端居すや海を見に来し美濃の子と 山口誓子
端居せしばかりに佐渡へ友帰る 高野素十
端居せる君の長脛見しことも 林翔
端居せる家のここより木曾路なる 木村蕪城 一位
端居せる父子のさだめの相対ふ 木村蕪城 寒泉
端居よりゐこぼれてをり芝に座し 後藤夜半 底紅
端居人一匹の蟆子打ちすゑし 阿波野青畝
端居妻草の葉の偏心みまもりて 山口青邨
端居尼仏の奈良を守りけり 阿波野青畝
竹椅子の低きが間似合 端居老爺 伊丹三樹彦
細帯の女端居す釣り荵 正岡子規 釣荵
絹団扇端居し居れば蛍飛ぶ 正岡子規 団扇
縁下りて端居を岩に移しけり 上田五千石『森林』補遺
繪着て小扇おもき端居哉 尚白
考への断崖にをる端居かな 上野泰 佐介
考への鍵をあけたて夕端居 上野泰
耳遠く端居を好む母となれり 大野林火 青水輪 昭和二十六年
肩投げて笑へるは何端居妻 伊丹三樹彦
船の欄干に凭れて端居かな 鷹羽狩行
蒲団しきくるゝを待てる端居かな 星野立子
蓬々の白髪洗ひて端居かな 村山故郷
蚊やりして師の坊をまつ端居哉 露印
蜘蛛現はれ金亀子とぶ端居かな 山口青邨
蜻蛉に馴るゝ小春の端居哉 正岡子規 小春
蝶待つと端居し居れば虻の声 正岡子規 虻
西の空東の空や夕端居 高野素十
道流れ山の雨なり夕端居 大野林火 潺潺集 昭和四十二年
金剛寺法事待つ間の端居弟子 村山故郷
鍼疲れ重なつてゐる端居かな 大野林火 方円集 昭和五十三年
門跡に我も端居や大文字 河東碧梧桐
陋巷の空美しき端居かな 清崎敏郎
隣り間に佐渡の人ゐる端居かな 村山故郷
雨を見て端居顔なる猫可愛 富安風生
雨聴いて端居名残を永びかす 上田五千石『琥珀』補遺
零時過ぎデッキの端居あやしまず 鷹羽狩行
風かよふ端居良寛在りし辺に 上田五千石 森林
風を圍ふ線香花火の端居哉 正岡子規 花火
風知草はや露を呼ぶ端居かな 山口青邨
鴎外居思はぬ長き端居して 能村登四郎

以上
by 575fudemakase | 2016-08-14 14:53 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
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▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

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表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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