香水 の俳句

香水 の俳句

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香水 補遺

*はまなすの花の香水鄙びたり 山口青邨
いただいてくちびる甘き五香水 上田五千石『森林』補遺
おのれ嫌ふごと香水の残り捨つ 岡本眸
かのひとよある香水の名をきけば 高田風人子
はまなすの香水といふ波音も 山口青邨
ほのかなる香水をたてわがむすめ 山口青邨
バス嬢に春の香水切符貰ふ 伊丹三樹彦
ムームーを著て香水もハワイのもの 星野立子
ロダン観る香水に鼻こはされて 秋元不死男
一隅に香水立ちてかをるなり 山口誓子
体温にこもる香水冬を匂ふ 右城暮石 句集外 昭和三十年
使ひ馴れせし香水の匂ひさす 右城暮石 句集外 昭和三十七年
修二会更け僧のふるまふご香水 鷹羽狩行
冬の旅香水はシャネル五番を持ち 鈴木真砂女 都鳥
同じ香水十年を石の家 鷹羽狩行
四面楚歌香水左右の耳朶に 三橋鷹女
地下鉄の女のオーデコロンかな 星野麥丘人 2003年
墓地買ひにゆく香水の香をはなち 飯田龍太
夜を待つ皿 配る 香水のグリル・マダム 伊丹三樹彦
女患らの香水の香あり隣より 石田波郷
封切らぬ香水ゆゑの楽しみも 稲畑汀子
小さき重さの巴里の香水うけにけり 及川貞 夕焼
巴里の香水箪笥に仕舞ふ薄暑かな 及川貞 夕焼
曇後晴の日に吹く香水は 後藤比奈夫
枕頭に冬の香水君亡くて 桂信子 草影
枯野遠くゆく香水の水脈を曳き 伊丹三樹彦
桜痴忌の贈るあてなき香水購う 楠本憲吉 方壺集
機上夫人香水の香に眠りゐて 大野林火 月魄集 昭和五十五年
死てふ語と香水の香の行きずりに 大野林火 雪華 昭和三十四年
汗拭香水の香をなつかしむ 正岡子規 汗巾
海さむし香水の香の帰路は失く 岡本眸
海青き*はまなすの花香水に 山口青邨
病床に妻香水をふりゐたり 山口誓子
白い服で女が香水匂はせる 高屋窓秋
練香水七月の耳朶透きとほる 安住敦
老妻のつかはずに減る香水よ 山口青邨
花氷にほはず香水のにほひふと 山口青邨
買物の中に香水柳散る 鈴木真砂女 卯浪
降車口朝の香水貧しく果て 上田五千石『田園』補遺
青葡萄香水消ゆる扉のほとり 石橋秀野
顔蔽ふ寒き香水とぞおもふ 岸田稚魚 負け犬
顔蔽ふ寒き香水とぞ思ふ 岸田稚魚 雁渡し
香水つよく街路樹の下通る 廣瀬直人 帰路
香水といふ不可思議な風に遇ふ 上田五千石『琥珀』補遺
香水の*はまなすの花籠に摘む 山口青邨
香水のうすむらさきを曳いて去る 上田五千石『琥珀』補遺
香水のおのが香にゐる孤独かな 岡本眸
香水のみなもとにゐてみづくろふ 上田五千石 森林
香水の一ト瓶終り花の雨 鈴木真砂女 卯浪
香水の中より言葉子を諭す 鷹羽狩行
香水の二滴は濃しや祝婚日 鷹羽狩行
香水の人さ緑の若葉より 原石鼎 花影
香水の坂にかかりて匂ひ来し 中村汀女
香水の壜の愁を愛しけり 後藤夜半 底紅
香水の強し稲妻羽ばたくたび 秋元不死男
香水の正札瓶を透きとほり 星野立子
香水の残るを捨てしごとき悔 鷹羽狩行
香水の炎ゆるがごときことぞ憂き 山口青邨
香水の瞬の魔境をやりすごす 上田五千石『琥珀』補遺
香水の秘めやかなるに近づけり 上田五千石『琥珀』補遺
香水の航跡夜の園に曳き 上田五千石『風景』補遺
香水の苦きを愛す人ぞかし 山口青邨
香水の身を真二つに自動ドア 岡本眸
香水の霧かんばしくたちまよふ 日野草城
香水の香あり一貨車過ぐを待つ 藤田湘子 途上
香水の香ぞ鉄壁をなせりける 中村草田男
香水の香のあきらかに身をはなる 中村汀女
香水の香の内側に安眠す 桂信子 晩春
香水の香の彩かはる中を行く 石川桂郎 含羞
香水の香をきゝとめてゐる間 高浜年尾
香水の香を焼跡にのこしけり 石田波郷
香水やまぬがれがたく老けたまひ 後藤夜半 底紅
香水やをりをりひびく佛蘭西語 清崎敏郎
香水やネクタイ選びゐれば匂ふ 安住敦
香水や倉庫の闇に目が馴れて 岡本眸
香水や国宝仏の閉ざさるる 石川桂郎 四温
香水や旅の中なる用ひとつ 岡本眸
香水や昨日今日より狂気なり 平畑静塔
香水や片蔭に入りひと険し 野澤節子 未明音
香水や病むと聞きしもはれやかに 高浜年尾
香水や盛りといふは過ぎやすき 鷹羽狩行
香水や眼をほそうして古男 飯田蛇笏 霊芝
香水や腋も隠さぬをんなの世 石川桂郎 含羞
香水を一滴長の病なり 山口誓子
香水を吹きて抑情謙虚の詩 後藤比奈夫
香水を撒かれて青畝病みにけり 阿波野青畝
香水・真珠胃下垂の土人盛装図 中村草田男
香水店停電中 女らの国籍は? 伊丹三樹彦
香水振り足して女教師夫許へ 伊丹三樹彦
香水異人ら 波打って着く 真珠島 伊丹三樹彦
黒蝶や香水つよきひととゐて 桂信子 月光抄

以上
by 575fudemakase | 2016-08-16 16:03 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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