沙羅の花 の俳句

沙羅の花 の俳句

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沙羅の花 補遺

お点前の男声湿らす 沙羅の花 伊丹三樹彦
この世より かの世にぎやか 沙羅の花 伊丹三樹彦
こは穢土か 浄土か 雨後の沙羅落花 伊丹三樹彦
その没後 沙羅の木頼むしづ枝歌碑 伊丹三樹彦
なお生きる身の背筋立て 沙羅の花 伊丹三樹彦
なんぞこの白息 沙羅は夜目にも咲き 伊丹三樹彦
な踏みそと僧も抜き足 沙羅落花 伊丹三樹彦
はやばやと咲いて壺屋の夏椿 雨滴集 星野麥丘人
ほとけ拝して 目見える 沙羅の梢頭花 伊丹三樹彦
ソレントは夢のまた夢沙羅残花 佐藤鬼房
ネハン会や沙羅蒲団の花の色 正岡子規 涅槃会
一の夢 二の夢 三の夢にも 沙羅 伊丹三樹彦
一枝揺れ 百枝揺れ出す 沙羅の花 伊丹三樹彦
一瓣の紅さへ沙羅の夕かげり 林翔 和紙
一院の古りに古りたる沙羅の花 石田勝彦 秋興以後
七十年一日沙羅の花一日 津田清子
三光鳥 しかと 沙羅への後ろ髪 伊丹三樹彦
上向いて莟 下向いて花 沙羅は 伊丹三樹彦
争うにあらぬ白髭 沙羅の花 伊丹三樹彦
井戸水のつめたき朝を沙羅ひらく 上村占魚
亡びし日々草屋根の裏沙羅咲いて 有馬朗人 母国
人われは言葉恥ぢらふ沙羅の花 林翔
今生の身は古りながら 沙羅仰ぐ 伊丹三樹彦
住職を知つてゐるだけ沙羅の花 後藤比奈夫
何れは杖の 車椅子の身 沙羅の花 伊丹三樹彦
傘ささぬ男の不精 沙羅の花 伊丹三樹彦
僧に乞ひ沙羅の花剪る朝湿るを 大野林火 潺潺集 昭和四十二年
先生のステッキ黴びぬ雨の沙羅 弟子 星野麥丘人
先生のステツキ黴びぬ雨の沙羅 星野麥丘人
初案句は 二転 三転 沙羅の花 伊丹三樹彦
前うしろ 沙羅の落花の定めなく 伊丹三樹彦
前生も 後生も知らず 沙羅の花 伊丹三樹彦
句碑成っての幽界移り 沙羅の花 伊丹三樹彦
合掌を会者にも捧ぐ 沙羅の花 伊丹三樹彦
命の緒意外に切れず 沙羅の花 伊丹三樹彦
和讃湧き 沙羅散る 仏足石にこそ 伊丹三樹彦
咲く沙羅に 尻声しかと三光鳥 伊丹三樹彦
咲く沙羅の 枝重りして 涅槃経 伊丹三樹彦
咲く沙羅のしづもり人の貌暮れぬ 林翔 和紙
在りし日の妻は羅沙羅の花 森澄雄
地の冷えが幹添ひのぼり沙羅紅葉 鷲谷七菜子 游影
坊守の燃え易き頬 沙羅の花 伊丹三樹彦
墨染の中の体臭 沙羅の花 伊丹三樹彦
夏椿の散りざま無惨極めたる 安住敦
夏椿大石悦子上京す 星野麥丘人 2005年
夏椿散り頭打つ夜明けかな 金子兜太
天の沙羅 地の沙羅 まさに極楽風 伊丹三樹彦
天上で糸あやつるか 沙羅おどる 伊丹三樹彦
天城越えのバス停に散る沙羅の花 松崎鉄之介
天界に待つひと増えて 沙羅の花 伊丹三樹彦
姫沙羅の幹美しき落葉かな 安住敦
学僧に 体臭ほのか 沙羅の花 伊丹三樹彦
宙の花より 地の沙羅の 数あまた 伊丹三樹彦
寒に入る沙羅に隣れる黐の木も 飯田龍太
寺或去る一顧に 沙羅の一残花 伊丹三樹彦
尉姥には年不足 沙羅の花 伊丹三樹彦
山寺は 雷ねんごろに 沙羅の花 伊丹三樹彦
山気の涼 沙羅の莟の中も 多分 伊丹三樹彦
山水の音に四五人夏椿 岡井省二 有時
師の仰ぎをられしはこの夏椿 清崎敏郎
幽邃の井伊家菩提寺沙羅の花 松崎鉄之介
心経に 糸引く如く 沙羅落花 伊丹三樹彦
惜みなく咲くは落るは夏椿 飯島晴子
我が家みな鴎外贔屓沙羅の花 山田みづえ まるめろ
手窪作っても 沙羅の花易く毀れ 伊丹三樹彦
抄羅仰ぐ 歌俳の衆に垣はなく 伊丹三樹彦
拓本涼し紙透き出づる沙羅の詩 林翔 和紙
散りかかりをれどもこれの夏椿 清崎敏郎
散るところ 即ち結界 沙羅の花 伊丹三樹彦
散る沙羅に 明日の 明後日の蕾 伊丹三樹彦
散る沙羅に 樹雨呟くばかりにて 伊丹三樹彦
散る沙羅の 殊に溜るは 霊屋の上 伊丹三樹彦
散れ散れと沙羅を促すはただ神 阿波野青畝
日蝕や花期やや近き沙羅双樹 中村草田男
明け鶏が誘うて 沙羅の一開花 伊丹三樹彦
星を鏤めて 影絵の沙羅の花 伊丹三樹彦
星明り 睡蓮は閉じ 沙羅は散り 伊丹三樹彦
曼珠沙羅空間すべて音のんで 能村登四郎
月太りゆく夜々 沙羅の花支度 伊丹三樹彦
木魚打ち 老を受容の 沙羅の花 伊丹三樹彦
枝々に 障ることなく 沙羅の花 伊丹三樹彦
桃色沙羅 受ける 諸手を器とし 伊丹三樹彦
歌膝に 沙羅の落花の音 しきり 伊丹三樹彦
死は常に身ほとりにあり沙羅の花 村山故郷
沙羅と立つ わが重心の置きどころ 伊丹三樹彦
沙羅に呟く 落ちて音 落ちて音か 伊丹三樹彦
沙羅に雨 花の数 また露の数 伊丹三樹彦
沙羅の実のただ有難く拾ひ来し 後藤夜半 底紅
沙羅の樹のあるかなきかの蕾指す 山口誓子
沙羅の花 余命は誰もはかり得ず 伊丹三樹彦
沙羅の花 十年詠って 十年老ゆ 伊丹三樹彦
沙羅の花 名乗らなくとも みな同心 伊丹三樹彦
沙羅の花 死を忘れずに生きのびて 伊丹三樹彦
沙羅の花 涅槃可笑しくない齢に 伊丹三樹彦
沙羅の花 濁世の側に身は処して 伊丹三樹彦
沙羅の花 選句最中も上眼して 伊丹三樹彦
沙羅の花 鬼籍の友のとみに増え 伊丹三樹彦
沙羅の花からの変化ぞ 白蝶立つ 伊丹三樹彦
沙羅の花ひとつ拾へばひとつ落つ 石田波郷
沙羅の花捨身の落花惜しみなし 石田波郷
沙羅の花母の遣ひし小風呂敷 亭午 星野麥丘人
沙羅の花緑ひとすぢにじみけり 石田波郷
沙羅の花藁屋のうしろただ咲いて 山口青邨
沙羅の花見る 立ちどころ 座りどころ 伊丹三樹彦
沙羅の花雨の禅院に茶を賜ふ 村山故郷
沙羅の花雲霧は末の散りやすし 鷲谷七菜子 花寂び
沙羅の辺に 涅槃釈迦肥躯 ぼく痩躯 伊丹三樹彦
沙羅の雨汗牛充棟を恥部とする 下村槐太 天涯
沙羅は花了へぬ白雲行くばかり 後藤比奈夫
沙羅仰ぐ いまさらに喉白きひと 伊丹三樹彦
沙羅仰ぐ この世の頤のだるきまで 伊丹三樹彦
沙羅仰ぐ 去年の白髪に 白を増し 伊丹三樹彦
沙羅仰ぐ 喉仏なき 喉ばかり 伊丹三樹彦
沙羅仰ぐ 在家の帰依の のどぼとけ 伊丹三樹彦
沙羅仰ぐ 頤髯とみに白うして 伊丹三樹彦
沙羅仰ぐ口端 自ずと 花白の語 伊丹三樹彦
沙羅双樹ぬかづくにあらず花拾ふ
沙羅双樹の若葉飛ぶ背黒鶺鴒や 荻原井泉水
沙羅双樹慈眼に細花莟もつ 能村登四郎
沙羅双樹春の朝日の庭散歩
沙羅双樹時を同じく紅葉して 山口誓子
沙羅双樹歎き枯れたり金色に 右城暮石 虻峠
沙羅双樹茂蔭肩身容れるほど
沙羅咲いて 箒嘆きの夕ベ来る 伊丹三樹彦
沙羅咲いて俳諧いよよ神妙に 雨滴集 星野麥丘人
沙羅咲いて花のまはりの夕かげり 林翔 和紙
沙羅咲かせ 母なる幹の肌 緻密 伊丹三樹彦
沙羅咲くと 上目使いの 一羅漢 伊丹三樹彦
沙羅咲くと 独語くぐもる 傘の中 伊丹三樹彦
沙羅咲くを ゆめうつつとし 三光鳥 伊丹三樹彦
沙羅守りのとんとん走り 磨き廊下 伊丹三樹彦
沙羅掃く日沙羅を掃かぬ日夏安居 後藤比奈夫
沙羅散って 地に移りたる 白浄変 伊丹三樹彦
沙羅散つて雨の上りし宝泉寺 燕雀 星野麥丘人
沙羅散るや助走の長きわが一生 桂信子 草影
沙羅散る音 相次ぐ 坊の夢枕 伊丹三樹彦
沙羅散華神の決めたる高さより 鷹羽狩行
沙羅散華葷酒女人の入り処なし 鷲谷七菜子 游影
沙羅明り 句碑に呟きやめぬ男 伊丹三樹彦
沙羅生けて平水指の朝茶かな 及川貞 夕焼
沙羅眺む 全き心 全き孤 伊丹三樹彦
沙羅紅葉来世明るしとぞ思ふ 後藤比奈夫
沙羅聳え 天に星屑 地に花屑 伊丹三樹彦
沙羅芽吹く人に結界あることも 燕雀 星野麥丘人
沙羅落ちて その糸 宙にいつまでも 伊丹三樹彦
沙羅落花 生きる限りは物乞う眼 伊丹三樹彦
沙羅落花傷を無視してその白視る 橋本多佳子
沙羅落花慕情にこの世かの世なし 上田五千石『琥珀』補遺
沙羅訪いの羽重たけれ 雨の虻 伊丹三樹彦
湯上りの子と夏椿健気なり 飯田龍太
灌水の作務を解くかに 沙羅の雨 伊丹三樹彦
父子よりも師弟の絆 沙羅の花 伊丹三樹彦
生き延びて 今年の沙羅の花の数 伊丹三樹彦
生も偉業も死も天命か沙羅の花 林翔
生涯の日の暮ながき夏椿 森澄雄
病む僧のわれに届けし沙羅一枝 大野林火 飛花集 昭和四十四年
病家族沙羅咲く今日をよしと思ふ 石田波郷
白髯に徹しかねる身 沙羅の花 伊丹三樹彦
目洗いは 心洗いの 沙羅の花 伊丹三樹彦
目蓋を閉じる 忽ち 沙羅の花 伊丹三樹彦
眩しむは 咲く沙羅に また湧く雲に 伊丹三樹彦
着脱のあとの一身 沙羅の花 伊丹三樹彦
瞬きを堪(こら)える男 沙羅の花 伊丹三樹彦
石彫りの わが句は老いず 沙羅の花 伊丹三樹彦
空は瑠璃 沙羅咲かすべく 散らすべく 伊丹三樹彦
筆投げんばかり 満樹に沙羅の花 伊丹三樹彦
籠りつげば曇りつぐなり沙羅の花 石田波郷
紅葉せる中にも沙羅の夕紅葉 水原秋櫻子 玄魚
結飯喰う宵闇 沙羅の落花音 伊丹三樹彦
老僧は別に庵し沙羅の花 高浜年尾
胡座よりも正座を好む 沙羅の花 伊丹三樹彦
舌仕舞うことの大事の 沙羅の花 伊丹三樹彦
舌鋒にまさる筆鋒 沙羅の花 伊丹三樹彦
花を拾へばはなびらとなり沙羅双樹 加藤秋邨
落ちてより目立つことなき夏椿 桂信子「草影」以後
落ち沙羅の 損うも 損わざるも 伊丹三樹彦
落ち沙羅の累々たるに 夕箒 伊丹三樹彦
落ち沙羅を 卍崩しに 仏足石 伊丹三樹彦
葬りの冬木の沙羅となりて立つ 岸田稚魚 筍流し
虚子青畝すなはち波郷夏椿 雨滴集 星野麥丘人
蛍火の尾の長引きの 沙羅の花 伊丹三樹彦
見て覚え見て覚え今日沙羅の花 後藤夜半 底紅
見放さず 沙羅の寺辞す一つの背 伊丹三樹彦
説法に耳を肥やして 沙羅の花 伊丹三樹彦
誰彼の辞世おそろし 沙羅の花 伊丹三樹彦
賞められてよかりし沙羅の紅葉かな 後藤比奈夫
路むまじき沙羅の落花のひとつふたつ 日野草城
遠視いま謝すべし 沙羅の梢頭花 伊丹三樹彦
遠雷に 敏きも 梢の沙羅の花 伊丹三樹彦
酒気帯びぬままの一生 沙羅の花 伊丹三樹彦
鑑真さまいま沙羅の実を盗みます 津田清子
限りなく 咲きもし 散りもし 沙羅大樹 伊丹三樹彦
隠棲の名も捨てたれば夏椿 森澄雄
隣接は篁の闇 沙羅の花 伊丹三樹彦
雨摶てる沙羅の落花や石の上 石田波郷
雨足に 生無垢(きむく) 白無垢 沙羅の花 伊丹三樹彦
雨露やどす沙羅を見飽かず 露命の身 伊丹三樹彦
雨露重りして枝離る 沙羅の花 伊丹三樹彦
雷神の照覧 沙羅の震えやまぬ 伊丹三樹彦
霧中彷徨 沙羅の花拾って 嗅いで 伊丹三樹彦
風の出て沙羅の花散るまでの刻 岸田稚魚 紅葉山
風花や日あたる辛夷昃る沙羅 石田波郷
飛石の通りに歩く 沙羅の花 伊丹三樹彦
養生の知恵の誰彼 沙羅の花 伊丹三樹彦
髭いよよ翁さびたる 沙羅の花 伊丹三樹彦
鴬に 沙羅の散華の無垢の朝 伊丹三樹彦
鶏啼いて 昼の深さの 沙羅の花 伊丹三樹彦

以上
by 575fudemakase | 2016-08-17 16:34 | 夏の季語 | Trackback | Comments(0)
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《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
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[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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