鰯 の俳句

鰯 の俳句

鰯 の例句(←ここをクリック)
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【参考】潤目鰯 (←ここをクリック)
http://fudemaka57.exblog.jp/23361786/

鰯 補遺

あかつきの潤目鰯に糶の短かさよ 古舘曹人 樹下石上
あとの闇しづまりかへる鰯引 山口誓子
うすうすと七星かかぐ鰯船 山口誓子
おもしろと鰯引けり盆の月 含粘
きのふ泣いてけふは笑つて鰯引く 鈴木真砂女 紫木蓮
このしろのまぎれはせずに鰯網 山口誓子
この先は大景ばかり鰯引 阿波野青畝
すみしのち浪は寄りつゝ鰯引 山口誓子
すゞしさや折ッて見せたる生鰯 臥高
にぎやかに鰯引く也九十九里 正岡子規 鰯引く
ふるさとや東風寒き日の鰯売り 鈴木真砂女 夏帯
ぺしやんこに轢かれ鰯の真新し 右城暮石 句集外 昭和四十七年
むめへ来て干鰯をねらふからす哉 馬場存義
カンテラに鰯かゝやく夜店哉 正岡子規 鰯
一本の鰆提げ立つ鰯舟 後藤夜半 底紅
七浦の夕雲赤し鰯引 正岡子規 鰯引く
三錢の鰯包むや竹の皮 正岡子規 鰯
乳房掠める北から流れてきた鰯 金子兜太
五軒家や門竝はいる鰯賣 正岡子規 鰯
今取りし鰯をわけてもらひけり 正岡子規 鰯
八朔や鰯の皃のめづらしき 建部巣兆
凩や鰯乏しき鰯網 正岡子規 凩
初霜や砂に鰯の反かえり 支考
十ヶ村鰮くはぬは寺ばかり 正岡子規 鰯
十家内こぞつて出ぬ鰯網 正岡子規 鰯
口の中汚れきつたり鰯喰ふ 草間時彦 櫻山
名月や鰯もうかぶ海の上 正岡子規 名月
呼売りのしこ鰯かなもう見えず 加藤秋邨
夕榮や鰯の網に人だかり 正岡子規 鰯
夕燒や鰯の網に人だかり 正岡子規 鰯
夕餉すみて濱の散歩や鰯網 正岡子規 鰯
大漁のこぼれ鰯は波が引く 鈴木真砂女 紫木蓮
大漁の鰯拾ふて戻りけり 正岡子規 鰯
大漁や鰯こぼるゝ濱の道 正岡子規 鰯
太刀魚も干してもとより鰯干す 後藤夜半 底紅
安房へ來て鰯に飽きし脚氣哉 正岡子規 鰯
安房へ來て鰯をくはぬ脚氣哉 正岡子規 鰯
小鰯にけふ頃日のさむさかな 舎羅
小鰯の乾く寸秒五月祭 赤尾兜子 玄玄
小鰯や布施に積たる寺の門 三宅嘯山
尾の焦げてうるめ鰯の痩せたる眼 稲畑汀子
岩にはり付けた鰯がかはいて居る 尾崎放哉 須磨寺時代
干鰯には鼻こそつまめ郭公 琴風
干鰯にぶき海光路次にさす 大野林火 海門 昭和十二年
干鰯血の気さすなり日向ぼこ 阿波野青畝
年の夜のぶりや鰯や三の膳 去来
弱る鰯一尾膨るる潮泳ぐ 右城暮石 句集外 昭和三十一年
忘るなよ梅に鴬田に鰯 尚白
押しよせて網の底なる鰯哉 正岡子規 鰯
捨鰯浜に夕日の裏日本 大野林火 白幡南町 昭和三十一年
掬ひ出す舟の鰯の無尽蔵 右城暮石 虻峠
早馬を駆るや鰯の海道を 山口誓子
星とぶに食して鰯の酢漬かな 岡井省二 大日
星一つ焚く火の上に鰯引 山口誓子
暮色濃く鰯焼く香の豊かなる 山口誓子
曳き声に鴉翔たせぬ鰯網 石塚友二 光塵
東西に砂丘冷たき鰯曳 百合山羽公 寒雁
歩板にも鰯のあぶら滲みつきて 後藤比奈夫
汐焚くと鰯ひくとや頂磨の蜑 河東碧梧桐
波の列右へ右へ鰯干す人に 大野林火 白幡南町 昭和三十二年
浜に盛らる鰯がけふの手間賃か 大野林火 白幡南町 昭和三十一年
浮樽や小嶋ものせて鰯引 正岡子規 鰯引く
浮樽や小鳥ものせて鰯引 正岡子規 鰯引く
海光の一村鰯干しにけり 日野草城
海原をちゞめよせたり鰯曳 正岡子規 鰯引く
淡水に鰯を飼へる夢に覚む 右城暮石 句集外 昭和二十三年
潤目鰯寄す未明のいづこにか死神 佐藤鬼房
潮の香の中の鰯を干す匂ひ 後藤比奈夫
火の色の透りそめたる潤目鰯かな 日野草城
炎天に鰯いきいき売りすすむ 古沢太穂 古沢太穂句集
焼いてしまひし柊に挿す鰯 後藤比奈夫
熊笹に鰯曇りのつゞきけり 前田普羅 能登蒼し
皿の上うるめ鰯の眼の並ぶ 稲畑汀子
目をぬすみ小鰯ひろふ貧女哉 正岡子規 鰯
真鰯がはひり柴漬驚ける 百合山羽公 樂土
磯山や鰯干したる秋日和 正岡子規 秋日和
磯畑や干鰯を出でゝ揚雲雀 正岡子規 揚雲雀
秋風や炭になりゆく鰯の尾 三橋敏雄
空缶もこぼれ鰯もぺしやんこに 右城暮石 虻峠
笹鳴や鰯配給みかん配給 星野立子
網あけて鰯ちらばる濱邊哉 正岡子規 鰯引く
群泳の鰯壁なす人丸忌 上田五千石 天路
胃液の苦さ鰯を食えど青立刈れど 金子兜太
茄子を鰯に代へみんなうまがつてゐる 種田山頭火 自画像 落穂集
落日は 鰯のごとく なまぐさく 富澤赤黄男
蓬莱の人はともあれさび鰯 凉菟
西日して薄紫の干鰯 杉田久女
覗き行く夕餉の家や鰯賣 正岡子規 鰯
警報を傳ふる村や鰯引 正岡子規 鰯引く
轉地する安房の濱地や鰯引 正岡子規 鰯引く
酷寒の真鰯つまむ街娼か 佐藤鬼房
障子貼る鰯干場を目の下に 鈴木真砂女 生簀籠
雑草のごとく鰯の香ぐはしき 右城暮石 句集外 昭和十六年
魚好きもつとも鰯好みけり 鈴木真砂女 紫木蓮
鯊釣りや鰯の寄りしまだら潮 村山故郷
鰮干す磯靜か也遠鴎 正岡子規 鰯
鰯ひく數に加はるわらは哉 正岡子規 鰯引く
鰯ほす寺の門辺や喪の秋 完来
鰯ほす有礒につゞく早稲田哉 句空
鰯やくかざも伏見の時雨哉 臥高
鰯分つ上樣日和暮れんとす 正岡子規 鰯
鰯売る坂逆光に照り出さる 角川源義
鰯干す匂の中に蒲団干す 後藤比奈夫
鰯干す大漁とおぼしきかがやきに 山口青邨
鰯干す宮も藁屋も温かし 前田普羅 能登蒼し
鰯引き見て居るわれや影法師 原石鼎 花影
鰯引く外浦に出るや芒山 河東碧梧桐
鰯引く腰にねばりのあるかぎり 鈴木真砂女 紫木蓮
鰯汲む夜は妻子も脛ぬらす 佐藤鬼房
鰯焼く煙芙蓉を犯しけり 日野草城
鰯焼く隣同士や木槿垣 正岡子規 鰯
鰯百包みて桐の一葉かな 凉葉
鰯網暮れて一燈を点じけり 山口誓子
鰯網船かたむけて敷き競へり 原石鼎 花影
鰯網鰯の中の小鯛哉 正岡子規 鰯
鰯舟こぎわかれつゝ波がくれ 百合山羽公 春園
鰯船かがやく水尾を残しけり 桂信子 草影
鰯船火の粉散らして闇すすむ 山口誓子
鰯船鰯汲み出す無尽蔵 右城暮石 句集外 昭和三十三年
鰯裂くに指先二本安房育ち 鈴木真砂女 紫木蓮
鰯逃ぐ藍色が見え来て目覚む 右城暮石 句集外 昭和二十三年
麻蒔や俵の口とく宇和鰯 示蜂

以上
by 575fudemakase | 2016-09-29 23:29 | 秋の季語 | Trackback | Comments(0)
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具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

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単語 575筆まか勢
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表記 575筆まか勢

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春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

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