秋高し の俳句

秋高し の俳句

秋高し の例句 (←ここをクリック)
http://fudemaka57.exblog.jp/23262975/

秋高し 補遺

あとの疲れなかれとねがふ秋高し 木村蕪城 一位
いづこにも龍ゐる国の天高し 有馬朗人 非稀
おしやべりな庄内雀天高し 村山故郷
おのが白凝らす灯台天高し 鷹羽狩行
これも又展望台や天高し 阿波野青畝
どこまでも空高かりき寒の入 森澄雄
なかんづく檜の上の天高し 鷹羽狩行
ひとの句に垂涎す天高くして 下村槐太 天涯
やつちや場や派手で陽気で天高し 鈴木真砂女 居待月
わが庭の真中に立てば天高し 山口青邨
サーカスの夜発ちのあとの天高し 鷹羽狩行
ジエット機に震撼せしが天高し 百合山羽公 寒雁
ジャンクの帆たたまれて天高くなる 鷹羽狩行
ヒマラヤ杉鳥翔ちつがせ天高し 角川源義
一尺の水の溜りの天高く 上野泰 佐介
三山を見よと大和の天高し 鷹羽狩行
丘の上の比翼の御陵天高し 阿波野青畝
人がもの噛むはたのしも天高し 野澤節子 八朶集以後
人文字の一字一劃天高し 鷹羽狩行
伊吹山だけが雲おき天高し 村山故郷
似て非なる両手のうごき天高し 藤田湘子 てんてん
何処か貧し秋高く人肥えたれど 石塚友二 磊[カイ]集
俎の鯉の目玉に秋高し 飴山實 次の花
八宝菜天高くわれ少し肥ゆ 佐藤鬼房
冬高し秋高かりし後にして 相生垣瓜人 負暄
冴返り空高し月遠し星遠し 星野立子
凱歌一曲馬嘶いて秋高し 正岡子規 秋高し
勿来関山にして天高からず 平畑静塔
十字架を象嵌したる天高し 阿波野青畝
千木の簡かつを木の潔天高し 鷹羽狩行
吊橋は中高となり天高し 阿波野青畝
唐の杜甫日吉の桃甫天高し 鷹羽狩行
噴煙を容れていよいよ天高し鷹羽狩行
地の殻に貼りつく人家天高し 上野泰
塔仰ぐたびに天高しと思ふ 鷹羽狩行
大水車黄土びたしに天高し 松崎鉄之介
天たかく樹のまつらるる笛ひびき 細谷源二 鐵
天壇の龍出て遊べ秋高し 鷹羽狩行
天守閣四方正面秋高し 鷹羽狩行
天草を天たかく見れど雪降れり 山口誓子
天高きこの日ホテルはプール干し 鈴木真砂女 紫木蓮
天高きとき天高き国に来し 鷹羽狩行
天高きところに飢ゑを知らぬ鳶 鷹羽狩行
天高き一日賜はる八つ岳は 村山故郷
天高き処に更に登山口 山口誓子
天高き処新雪降りしきる 山口誓子
天高き戸隠屏を八つ折りに 山口誓子
天高き日のかいつぶり失せてをり 鷲谷七菜子 一盞
天高き日やアイザックスターン死す 桂信子 草影
天高き草山馬を放つべし 大野林火 冬雁 昭和二十一年
天高くとも風見鶏羽ばたかず 阿波野青畝
天高く一茎ねこじやらしは穂を 山口青邨
天高く人生なんと恥多き 鈴木真砂女 紫木蓮
天高く即ち役の小角かな 佐藤鬼房
天高く地に菊咲けり結婚す 野見山朱鳥 曼珠沙華
天高く地をはなしては鴨引くか 松村蒼石 寒鶯抄
天高く大斜柱聖火台ささぐ 山口青邨
天高く奥の山河を踰えて来し 村山故郷
天高く宇治の鳳凰羽ばたけよ 阿波野青畝
天高く宙乗りもまた高かりし 安住敦
天高く志今高くあり 上野泰
天高く持つて貰ひし旅鞄 鈴木真砂女 紫木蓮
天高く澄むことのなきまま西湖 鷹羽狩行
天高く肥ゆることなき騾馬二頭 鷹羽狩行
天高く行きし天使の羽拾ふ 上田五千石『琥珀』補遺
天高く起重機の鈎もの欲しげ 津田清子 礼拝
天高く遠流の遠を飛びて来し 山口誓子
天高く邪鬼の影だに止めざる 相生垣瓜人 明治草
天高し 山羊には山羊の斜面 与え 伊丹三樹彦
天高しおかめ南瓜の富士額 百合山羽公 樂土
天高しされど貧居の簑剪らず 阿波野青畝
天高ししばしば頭挙げにけり 相生垣瓜人 負暄
天高しすがるべきもの何もなし 福田蓼汀 秋風挽歌
天高しすっくとこそは立つべけれ 相生垣瓜人 負暄
天高しとは電柱のなき眺め 鷹羽狩行
天高しどこかうきうきしてゐたる 石塚友二 磊[カイ]集
天高しのけ反り見れば塔も反る 松本たかし
天高しひたぶるなるは愉しかり 木村蕪城 寒泉
天高しみな仰ぎ見る旅人木 松崎鉄之介
天高しやがて電柱目に入り来 波多野爽波 鋪道の花
天高しわがこころざしよみがへる 木村蕪城 一位
天高しわが掌中に黒卵 阿波野青畝
天高しシヤガールの絵の青よりも 稲畑汀子
天高しパレード男女一斉に 阿波野青畝
天高しラピス・ラズリの道目指す 松崎鉄之介
天高し一日籠るが予定にて 石塚友二 玉縄抄
天高し不愉快な奴向ふを行く 村山故郷
天高し仰臥の視野に「出る杭」のみ 香西照雄 素心
天高し佃に墓地は見当たらず 鈴木真砂女 紫木蓮
天高し八つの相に八ツ岳の嶮 富安風生
天高し其他の物は皆低し 相生垣瓜人 負暄
天高し喜壽の嫗の葬りして 相馬遷子 雪嶺
天高し噴火の跡をつくろはず 鷹羽狩行
天高し城見ゆ町のお茶の店 村山故郷
天高し家の軒から蛇の首 飯田龍太
天高し家鴨が肥えて土手歩む 阿波野青畝
天高し山を登れる墓の列 野見山朱鳥 曼珠沙華
天高し新日本国憲法に 日野草城
天高し智照尼を訪ひ三千女を訪ひ 阿波野青畝
天高し海女の着物に石を置く 前田普羅 能登蒼し
天高し海渡らねば来れぬ国 高田風人子
天高し濯足の図を吾知れり 相生垣瓜人 明治草
天高し病棟の鳩快飛翔 百合山羽公 樂土以後
天高し登るごと越ゆ蜀の道 松崎鉄之介
天高し登山ゴンドラ片猿臂 百合山羽公 寒雁
天高し砥ぐも濯ぐも湖に出て 右城暮石 上下
天高し笹龍胆のたまり水 木導
天高し絵本の魚が笑みこぼす 有馬朗人 母国
天高し老耄の母走り出て 上田五千石 森林
天高し老蜂に又痩蝶に 相生垣瓜人 明治草抄
天高し聖開墾の岩のこり 平畑静塔
天高し蕭々として病ひの身 村山故郷
天高し虚子記念館石垣積み 松崎鉄之介
天高し蟷螂晴のカラー嵌む 山口青邨
天高し角力の大鼓鳴り渡る 正岡子規 相撲
天高し賭は金貨のうら表 平畑静塔
天高し身弱くして気負ふかな 木村蕪城 一位
天高し酒も煙草も断ちしあとの 楠本憲吉 方壺集
天高し釈迦の生れし国に来し 星野立子
天高し長江は黄を易へざるも 阿波野青畝
天高し飛ばねば見えぬ蝶の瑠璃 香西照雄 素心
天高し高調せりと言ふべきか 相生垣瓜人 負暄
天高し鵙も頻に是を云ふ 相生垣瓜人 明治草
帆柱や秋高く日の旗翻る 正岡子規 秋高し
恵庭岳とがりとがれり天高く 山口青邨
我あり口ダンの男あり天高し 阿波野青畝
抱きあふ一人は敗者秋高し 鷹羽狩行
摩天崖の牧畑に馬天高し 松崎鉄之介
新酒三盃天高く風髪を吹く正岡子規 新酒
木炭の折るるスケッチ天高き 阿波野青畝
本の塔売りたる秋の空高し 野見山朱鳥 曼珠沙華
材場の馬足を縛され天高し 右城暮石 上下
松籟をたてぬ女松や秋高し 鈴木真砂女 夏帯
楠の木のとはの翠や秋高し 日野草城
此別れ馬嘶いて秋高し 内藤鳴雪
死欲は無かりき死せり天高し 永田耕衣 人生
海の魚河口に泳ぐ天高し 右城暮石 虻峠
港江の天高ければポプラかな 雨滴集 星野麥丘人
滝三つ一度に見えて天高し 阿波野青畝
熟睡を賜ひてけふの秋高し 上田五千石『田園』補遺
爼の鯉の目玉に秋高し 飴山實
片手すぐ両手の握手天高し 鷹羽狩行
牛飼ひて天に到るか秋高し 鷹羽狩行
狂瀾の凪ぎたる鳴門天高し 阿波野青畝
猫の目の縦に細まり秋高し 三橋敏雄
猿茸飲み怠るも天高し 佐藤鬼房
玄界へ島を放ちて天高し 鷹羽狩行
生くるゆゑ座右の光塵天高し 香西照雄 素心
産制の 一子の晴着 天高し 伊丹三樹彦
病孤児の輪がぐるぐると天高し 西東三鬼
痩馬のあはれ機嫌や秋高し 村上鬼城
目算で杉苗の数秋高し平畑静塔
秋高うして蛇笏忌の巌一つ 鷲谷七菜子 一盞
秋高う入海晴れて鶴一羽 正岡子規 秋高し
秋高う象かた晴れて鶴一羽 正岡子規 秋高し
秋高き塵のごとくにわが身かな 鷹羽狩行
秋高き天文臺のともしかな 正岡子規 秋高し
秋高き椎の木末に日蝕す 正岡子規 秋高し
秋高き椎の梢に日蝕せり 正岡子規 秋高し
秋高く元政庵は古びたり 日野草城
秋高く挙措みな声を伴へり 林翔 和紙
秋高く花車空に竝ぶ城の北 正岡子規 秋高し
秋高く葦叢に温泉のながれ消ゆ 松村蒼石 雁
秋高く馬肥えにけり佐野の里 正岡子規 秋高し
秋高く魯西亞の馬の寒げなり 正岡子規 秋高し
秋高しつくづく澄める身の邊 石塚友二 光塵
秋高し地に漆黒のペンキ壺 岡本眸
秋高し天守の上の店を守る 松本たかし
秋高し教へ子いまはよき朋に 大野林火 飛花集 昭和四十五年
秋高し木靴の乾く音に蹤き 鷹羽狩行
秋高し桶でかぞへて海女の数 鷹羽狩行
秋高し海老屋海老丈海老ばかり 鈴木真砂女 居待月
秋高し煙の影につまづきて 岡本眸
秋高し琵琶のかたちに水湛へ 鷹羽狩行
秋高し白鷺がとび幣がとび鷹羽狩行
秋高し空より青き南部富士 山口青邨
秋高し翼欲しげな埴輪たち 鷹羽狩行
秋高し船でくぐりて厩橋 鷹羽狩行
秋高し行くは牛とどまるは岩 鷹羽狩行
秋高し身にそふ影もなき山頂 福田蓼汀 山火
秋高し釜が大きく傾ぎ見ゆ 岡井省二 前後
秋高し雲より上を鳥かける 正岡子規 秋高し
秋高し飲食の具を草の上 岡本眸
秋高し鳶舞ひ沈む城の上 正岡子規 秋高し
秋高し鳶飛んで天に到るべう 正岡子規 秋高し
秋高楼の月は腕を托してのぼるとき 荻原井泉水
穀象を九天高く手の上に 西東三鬼
空たかき風ききながら雑煮膳 臼田亜郎 定本亜浪句集
空たかく教師の家の庭枯れぬ 大野林火 海門 昭和十二年
空高き星夜となりぬ花八ツ手 三橋鷹女
空高くなりしと思ふ小向日葵 森澄雄
空高く北海道の囀りか 高田風人子
空高く白梅の咲く風景色 飯田蛇笏 椿花集
空高み嵐して花火消やすき 正岡子規 花火
紀の国を紀の川流れ天高し 村山故郷
紗の雲ありてこそ天たかし 能村登四郎
耶馬の句を二三誦して秋高し 高野素十
船体の割れよと汽笛天高し 鷹羽狩行
芭蕉翁天高しとは詠まざりき 相生垣瓜人 負暄
花圃よりも荒蕪却つて秋高し 富安風生
花火師と人に知られず天高し 平畑静塔
菜の虫や天高く又地も深し 百合山羽公 寒雁
蝶のぼる空たかくたかくビルディング 大野林火 冬雁 昭和二十一年
血脈を誇りたる句碑天高し 阿波野青畝
角乗りが水に落ち天高くなる 鷹羽狩行
護摩焚かぬ日の天高き密寺かな 鷲谷七菜子 游影
走り根の地を浮く力天高し 岡本眸
足袋つゆにぬれつゝ仰ぐ天高し 及川貞 夕焼
踏み処なき男世帯に天高し 香西照雄 素心
連峰をことごとく立て天高し 鷹羽狩行
金体が市章山なり天高し 阿波野青畝
長城を経て長江の天高し 鷹羽狩行
雲四方へ退くばかり天高し 高浜年尾
風紋は天よりの文秋高し 鷹羽狩行
飢ゑはわがこころの寄る辺天高し 佐藤鬼房
飯事の三畳は大天高し 香西照雄 素心
鳶ならず鷹なり牧の天高し 阿波野青畝
鳶笛を草に落して天高し 上野泰 佐介
鳶翔くる秋の中天高天を 山口誓子

以上
by 575fudemakase | 2016-10-22 13:50 | 秋の季語 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://fudemaka57.exblog.jp/tb/26296605
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリ

全体
春の季語
夏の季語
秋の季語
冬の季語
新年の季語
句集評など
句評など
自作
その他
ねずみのこまくら句会
未分類

以前の記事

2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
more...

フォロー中のブログ

ふらんす堂編集日記 By...

メモ帳

▽ある季語の例句を調べる▽

《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

検索

タグ

最新の記事

稲稔る の俳句
at 2017-09-10 10:53
秋気 の俳句
at 2017-09-08 13:14
紅葉づ の俳句
at 2017-09-06 08:03
紋白蝶 の俳句
at 2017-09-06 07:54
初風(秋の) の俳句
at 2017-09-04 13:25

外部リンク

記事ランキング