豊年 の俳句

豊年 の俳句


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豊年 補遺


ある僧の頭陀ぺしやんこや豊の秋 阿波野青畝
お伊勢様御稲の倉も豊の秋 阿波野青畝
けふはこの谷を刈るべし豊の秋 山口青邨
こめかみは米噛みのこと豊の秋 鷹羽狩行
さかな屋の笊の銭鳴り豊の秋 鷹羽狩行
ねんごろの地擦り豊年蜜柑なり 上田五千石『風景』補遺
みちのくの峡の棚田や豊の秋 村山故郷
みちのくの星をこぼさず豊の秋 鷹羽狩行
ゆつくりと糞まり豊年の一日始む 上田五千石『田園』補遺
よき年の米喰そめつ豊の秋 露印
わが五体摩滅をいそぐ豊の秋 佐藤鬼房
カハセミに露ほとばしる豊の秋 飯田龍太
一握の灯が汽車となる豊の秋 鷹羽狩行
一社一寺高処にまもり豊の秋 鷲谷七菜子 游影
一調の鼓は豊の秋にうつ 山口青邨
三角田五角田なべて豊の秋 林翔
人を呼ぶ口笛効かず豊の秋 上田五千石『琥珀』補遺
今年も豊年の花曼珠沙華 右城暮石 句集外 昭和四十二年
信貴山絵巻その「飛び倉」や豊の秋 能村登四郎
出来秋や世を捨人の仲間入 馬場存義
出来秋や初七日七夜相経つつ 三橋敏雄
垂涎の女体土偶や豊の秋 能村登四郎
変電所豊作の風吹き抜けて 村山故郷
大いなる阿蘇の八十田は豊の秋 阿波野青畝
妻も一筆豊年祭の奉加帳 山口青邨
宗匠は美濃の百姓豊の秋 阿波野青畝
家染めて豊年の藁焚ける火か 大野林火 雪華 昭和三十五年
岩崎太造破顔一笑豊の秋 桂信子 草影
島民に鹹き井水よ豊作よ 津田清子 礼拝
廃線の駅舎を残し豊の秋 鷹羽狩行
御神徳湖にも及び豊の秋 右城暮石 句集外 昭和六十二年
徳利をあの世の供に豊の秋 桂信子 草影
手で叩く牛の垂れ首豊の秋 鷹羽狩行
日本海側も豊作にて暑し 右城暮石 天水
松山の襞の啣める豊の秋 富安風生
梁を讃へ豊年讃へけり 後藤比奈夫
歌行燈の街に流離や豊の秋 角川源義
母の蚊帳豊年の月さし渡り 小林康治 玄霜
水門の扉はとざす豊の秋 山口青邨
湯治婆桃豊作をかこちけり 石田勝彦 雙杵
田の面をかくも平に豊の秋 鷹羽狩行
甲斐盆地案山子が多く豊の秋 山口青邨
畦の草ぐさも穂を垂れ豊の秋 鷹羽狩行
疑ひもなき豊作の青田照り 右城暮石 上下
百姓の臼豊年の幕尻に 百合山羽公 寒雁
皇太子来る豊の秋国旗出す 山口青邨
県の名の銀行を出て豊の秋 鷹羽狩行
石叩とぶ豊年の村の中 波多野爽波
石垣の切れしそこより豊の秋 廣瀬直人
稲ならぬものぬきんでて豊の秋 鷹羽狩行
稲妻や豊年祭過ぎし空 尾崎放哉 大学時代
美術館豊年の気もただよへり 百合山羽公 樂土以後
膝に解く駅弁当や豊の秋 高田風人子
膰(ひもろぎ)を負ひ豊年の鹿踊 佐藤鬼房
芋殼を干す凶年も豊年も 百合山羽公 樂土
荒るるほど豊年の兆喧嘩神輿 山口誓子
蘆の青さ見ても豊年頼むなる 右城暮石 句集外 昭和十五年
豊の秋いまもむかしもおのが眼か 飯田龍太
豊の秋中風の姥を家に捨て 相馬遷子 雪嶺
豊の秋百万ドルの灯も翼下 阿波野青畝
豊の秋紛れまじきは子の黄帽 香西照雄 素心
豊の秋轍に昨夜の雨溜る 津田清子
豊作がつゞく月給取りの田も 右城暮石 句集外 昭和三十三年
豊作と佐渡の女の便り来ぬ 高野素十
豊作の水面打つて尿泡立つ 右城暮石 句集外 昭和三十年
豊作の稲の香浄瑠璃寺に入りても 大野林火 潺潺集 昭和四十二年
豊作の稲刈る雨中はやされず 伊丹三樹彦
豊作の稲田は稲田姫の国 山口誓子
豊作の肌で肌擦る信徒たち 橋閒石 風景
豊作や流れてあをき鈴鹿川 村山故郷
豊作や賎の四五戸に餓鬼喚く 村山故郷
豊作跡牛耕の土背のび背のび 香西照雄 対話
豊年に疑ひなくていぼむしり 百合山羽公 故園
豊年のごとく熾んに藁を焼く 鷹羽狩行
豊年のさつぱりとした亀の貌 飯島晴子
豊年のしるし先きだて風雪解 角川源義
豊年のひた吹く風とともにあり 廣瀬直人
豊年の一穂も*ひつじを交へざる 高野素十
豊年の一穂を置くたなごころ 鷹羽狩行
豊年の割箸舐めて天守占む 伊丹三樹彦
豊年の土間黒きこと固きこと 鷹羽狩行
豊年の山に真夏の雨しぶき 飯田龍太
豊年の新藁納屋をふくらます 能村登四郎
豊年の新車脇引き老の歌ふ 石川桂郎 含羞
豊年の春うらなひは座の勝負 角川源義
豊年の案山子ゆんずるたるんだり 上野泰
豊年の波立てて鰡走るなり 右城暮石 句集外 昭和四十八年
豊年の流るゝ水に目を許す 飯田龍太
豊年の稲刈りと言えど半身泥 細見綾子
豊年の野に威し銃めくら射ち 津田清子 礼拝
豊年の雪いたゞけ小とのばら 文鳥
豊年の雪に遊ぶや稲すゞめ 中川乙由
豊年の顔に真近く油燃え 飯田龍太
豊年の養ひはてし枯蝗 百合山羽公 寒雁
豊年やかなたの砂塵閃々と 飯田龍太
豊年やくさぐさ並ぶ臼と杵 水原秋櫻子 殉教
豊年やくらき厨に箸洗ひ 鷲谷七菜子 游影
豊年やもつてのほかもとんぶりも 百合山羽公 樂土以後
豊年や仕上げて飾る獅子頭 藤田湘子 神楽
豊年や切手をのせて舌甘し 秋元不死男
豊年や堰はいづこも音奏で 鷹羽狩行
豊年や夕焼真赤な馬の面 森澄雄
豊年や女が乗れるオートバイ 森澄雄
豊年や尾越の鴨の見ゆるとき 森澄雄
豊年や斑の濃き一牛ほしいまま 角川源義
豊年や明治トンネル口すすけ 平畑静塔
豊年や星を飛ばして神遊び 鷹羽狩行
豊年や朝より白紙折りたたむ 桂信子 草影
豊年や松を輪切にして戻る 西東三鬼
豊年や汽笛悲鳴の越後行 森澄雄
豊年や流るるままに洗ひ水 桂信子 草影
豊年や浦は一はね鰡二百 百合山羽公 樂土以後
豊年や湖へ神輿の金すすむ 西東三鬼
豊年や牛のごときは後肢跳ね 西東三鬼
豊年や窓枠太き鈍行車 岡本眸
豊年や竹もかづらも籠に編み 鷹羽狩行
豊年や蜘蛛が自在す青芒 飯田龍太
豊年や西国新路山を越え 飯田龍太
豊年や走れば負ひ子四肢をどる 橋本多佳子
豊年や踏切に跳ね山羊姙む 上田五千石『田園』補遺
豊年や電柱の身の真直ぐ立ち 西東三鬼
遠山の中腹に家豊の秋 森澄雄
酒ほがひ友等わが古里に豊の秋 山口青邨
青柿の中や豊年星ひかる 右城暮石 句集外 昭和二十四年
青田豊年定紋頑(がん)と飛騨の倉 橋本多佳子
颱風が豊年を踏みにじるなり 日野草城
駅前に少しの家や豊の秋 高田風人子
鳰にまた鶲を加へし豊の秋 森澄雄


以上
by 575fudemakase | 2016-10-22 19:31 | 秋の季語 | Trackback | Comments(0)
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検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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