棗 の俳句

棗 の俳句

棗 の例句 (←ここをクリック)
http://fudemaka57.exblog.jp/23239063/

棗 補遺

いつぞやは見て昂りぬ棗の実 後藤比奈夫
いつも空なでてゐるなり棗の木 細見綾子
けたたまし棗ついばむ鵯の群れ 細見綾子
こひしさよ棗秋日にやけてゐつ 細見綾子 桃は八重
とびついてとるあをぞらの熟れ棗 飴山實 辛酉小雪
ふくべをちぎり棗をたたく葉月かな 金子兜太
みな多弁に棗をかじる暗い山 金子兜太
よき色を虫が染めゐる棗の実 右城暮石 句集外 昭和十年
乳色をして生れきし棗の実 後藤比奈夫
五六個拾ふ鵯の落とせし棗の実 細見綾子
人も空も遠きもののみ棗かむ 細見綾子
人やがて木に登りもぐ棗かな 杉田久女
今覚めしばかりの色や棗の実 細見綾子
仙丈をまとも友が家棗熟れ 松崎鉄之介
仮住みや棗にいつも風吹いて 細見綾子
厭ふ手にもらひこぼるる棗かな 飯田蛇笏 山廬集
味知らぬ都人へ錆色棗の実 香西照雄 素心
噛んでゐて棗は甘くなりにけり 岡井省二 猩々
墓多き河口の村に熟れ棗 飴山實 おりいぶ
夜もすがら鼠のかつぐ棗かな 加藤曉台
大露の棗しづくす道の上 飯田龍太
幼時もここに棗の木ありオルグの燈 佐藤鬼房
折り来たる風の棗の一枝を 細見綾子
敦煌の十字路どこも棗熟れ 松崎鉄之介
新しき箕して乾したる棗かな 村上鬼城
新月の棗新芽にかゝりたる 細見綾子
昼の月棗の空を動かずに 細見綾子
晩秋やわれに棗の実が熟れて 細見綾子
暮るゝ空底明るきに棗あり(奈良高畑) 細見綾子
月は今笑みて棗をわたるかな 細見綾子 牡丹
月は今笑みて棗を互るかな 細見綾子
月出るべく棗の枝をゆるがせる 細見綾子
朝門出の北京灼けそむ棗粥 松崎鉄之介
柿はちぎり棗は多く拾ひけり 河東碧梧桐
棗あらふ清泉草にあふれけり 飯田蛇笏 春蘭
棗の実やゝ色づきて目立たしや 高浜年尾
棗の実わびしきつやをもちゐたり 細見綾子
棗の実二人で仰ぎ希典忌 深見けん二
棗の実土橋渡れば常夜燈 大野林火 雪華 昭和三十八年
棗の実母のやうなる風過ぎつ 岸田稚魚 筍流し
棗の実池に落ちたる茶褐色 細見綾子
棗の実色づきそめし祭かな 鈴木真砂女 居待月
棗の実賑やか好きの君らに雨 金子兜太
棗の実鈴生り母郷知る人なし 村山故郷
棗の実食べし記憶も淡々し 相生垣瓜人 明治草
棗の木いつもそよそよ風誘ふ 細見綾子
棗の木より少年のバイク発つ 佐藤鬼房
棗はや痣をおきそめ秋の雨 富安風生
棗は採り放題 平家村で会釈した 伊丹三樹彦
棗ふくみて山荘の客帰る 飯田龍太
棗よく生りしを褒めて館守 藤田湘子 神楽
棗より合歓あはれなり大雷雨 石田波郷
棗を食ひこぼし事もなう手を切らうとするも 中川一碧樓
棗噛む少年好んで風に向かう 橋閒石 荒栲
棗多き古家買ふて移りけり 正岡子規 棗
棗熟れしと書きし日記の上段に 細見綾子
棗熟れ枝しらじらと湖の家 大野林火 雪華 昭和三十八年
水絶えなば亡ぶオアシス砂棗 松崎鉄之介
激風が棗吹く吹く狂土かな 金子兜太
火山脈の前がふるさと黄の棗 飴山實 おりいぶ
熟れ撓む棗をくらく月出づる 藤田湘子 途上
熟れ棗すたれて白き紺屋町 松崎鉄之介
熟れ棗風が磨きてゆきし艶 細見綾子 虹立つ
痩せて背高きのみの棗の木の晩秋 細見綾子
祇園の鴉愚庵の棗くひに來る 正岡子規 棗
秋の風棗ころがるたなごころ 細見綾子
秋風や夢の如くに棗の実 石田波郷
竿をもて棗をたゝく巡査かな 高野素十
荷車の影水にある棗の木 飯田龍太
落ち来る棗の小枝ゆるやかに 高野素十
行脚より歸れば棗熟したり 正岡子規 棗
訣れ近づく棗一粒食ふ音も 藤田湘子
讃美歌と棗冬木とかかはらず 細見綾子
身に入むや棗負のいろばかり増え 飯田龍太
長い棗円い棗も熟しけり 河東碧梧桐
雄猫ありき棗の実を見上げ 金子兜太
雨雫棗の実より透きて落つ 細見綾子 桃は八重
雪光は藁家づたひに棗の木 廣瀬直人 帰路
風吹いて風のまにまに棗熟れし 細見綾子
鵯が知る風の棗の熟れたるを 細見綾子
鼠ゐて棗を落す草の宿 村上鬼城

以上
by 575fudemakase | 2016-10-23 07:24 | 秋の季語 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://fudemaka57.exblog.jp/tb/26298394
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

プロフィールを見る

S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

カテゴリ

全体
春の季語
夏の季語
秋の季語
冬の季語
新年の季語
句集評など
句評など
自作
その他
ねずみのこまくら句会
未分類

以前の記事

2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
more...

フォロー中のブログ

ふらんす堂編集日記 By...

メモ帳

▽ある季語の例句を調べる▽

《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

検索

タグ

最新の記事

ねずみのこまくら句会短評(2..
at 2017-07-16 03:58
2017年 7月 ねずみのこ..
at 2017-07-13 19:45
梅雨夕焼 の俳句
at 2017-07-06 05:03
天瓜粉
at 2017-06-29 13:24
栗 の俳句
at 2017-06-26 09:40

外部リンク

記事ランキング