稲刈 の俳句

稲刈 の俳句

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稲刈 補遺

*ひつじ田に放り込まるる刈芒 石田勝彦 秋興
あす稲を刈らねば日和くづるると(能登へ二句) 細見綾子
あとは野放し干拓田を刈りて 平畑静塔
きのふ刈りけふ雑魚のゐる田となりぬ 水原秋櫻子 重陽
さっぱりと晩稲も刈られ残る畦 及川貞 夕焼
ところところ刈りたるも見えぬ稻の中 正岡子規 稲
どこまでも稔り田どこも刈られずに 草間時彦 櫻山
まひ~に稲舟のさきぬつと出し 高野素十
むざむざと刈らるる稲を惜しむなり 右城暮石 句集外 昭和五十七年
オホツクの海は冬めき稲を刈る 山口青邨
一と刈りもせぬげんげ田に 利鎌 載る 伊丹三樹彦
一むらの刈安に声稲雀 飴山實 次の花
一反は刈り殘す田の雀かな 正岡子規 刈田
一夫一婦まもり通して稲を刈る 右城暮石 句集外 昭和三十五年
一段は刈り殘す田の雀かな 正岡子規 刈田
一群の田鶴舞ひ下りる刈田かな 杉田久女
三日月や水禍の稲はなほ刈らず 福田蓼汀 山火
三株はや手握りあへぬ稲を刈る 篠原梵 年々去来の花 雨
不作田も刈らねばならず刈りゐたり 石塚友二 光塵
主婦が押しての 安定 一輪稲車 伊丹三樹彦
倒れ稲一刈毎に置き重ね 右城暮石 句集外 昭和五十六年
全開の扇田いまは刈田なり 山口誓子
凶作田刈られしあとは霜を置く 大野林火 潺潺集 昭和四十年
出雲路や稔り田刈田となりあひ(島根七句) 鷹羽狩行
刈あとの株に海苔つく冬田哉 正岡子規 冬田
刈つて行く田の寒くなる日暮かな 三橋敏雄
刈らるべき稔田や黄に透きとほり 相馬遷子 山河
刈られたる水漬き田の端通りけり 星野麥丘人
刈りし早稲跡方も無き田一枚 右城暮石 上下
刈り伏せし稲に飛ぶものあまたかな 能村登四郎
刈り取られ安らけき田となりにけり 相生垣瓜人 明治草抄
刈り残す陵裏の一枚田 右城暮石 句集外 昭和五十二年
刈るほどに山風のたつ晩稲かな 飯田蛇笏 山廬集
刈る稲のしめり夕づく日に増しぬ 篠原梵 年々去来の花 雨
刈株の濡るるひかりの冬田かな 長谷川素逝 村
刈稲に降り沁む音に目ざめをり 篠原梵 年々去来の花 雨
刈稲の束投げ露の空となる 鷲谷七菜子 花寂び
刈稲を置く音聞きに来よといふ 飯島晴子
刈稻もふじも一つに日暮れけり 正岡子規 刈稲
刈稻を枕に寐たるこじき哉 正岡子規 刈稲
刈跡や水草咲いて田の深さ 正岡子規 水草
南に海八月の稲を刈る 岡井省二 明野
句碑除幕夜田刈りをせし友も来る 松崎鉄之介
吾はゆかぬ毛越寺道の稲を刈る 山口青邨
土ばかり見ゆ近江の田みな刈られ 山口誓子
夜田を刈るはずが炉辺に酔ひ臥しぬ 木村蕪城 一位
大宇陀や刈田ひつぢ田風倒田 鷹羽狩行
女ひとり廣田の稲を刈りゐたり 相馬遷子 雪嶺
女出て山田の稲を刈りゐたり(伊賀柘植二句) 細見綾子
如意ケ嶽を去らぬ雲影稲を刈る 日野草城
妻を愛する青年稲株深刈りに 中村草田男
姨捨に晩稲を刈りて畳みおく 古舘曹人 樹下石上
子が眺めゐる稲舟の母忙し 高野素十
子を負ふて女痩田の稻を刈る 正岡子規 稲刈
安かれや刈りあらはれし田の水に 百合山羽公 故園
実無稲のそゝけ白穂も刈るらむか 石塚友二 光塵
實無稲(みなしね)のそゝけ白穂も刈るらむか 石塚友二 光塵
尼寺を裸に稲を刈り終る 右城暮石 声と声
山田とて稲を刈り干す岩多し 水原秋櫻子 霜林
山脈に何か光りし稲を刈る 百合山羽公 寒雁
山車の絵には田を植ゑ稲を刈る 山口誓子
岩上田刈り終へし腰束ね藁 松崎鉄之介
彼岸花もつて乗りけり稲舟に 高野素十
日かげりて愁ふる稲を刈りにけり 日野草城
日盛りの大稲車見送りし 高野素十
月光を刈りをり動きをり稲は 平畑静塔
木曾駒の水に育てし稲を刈る 右城暮石 句集外 昭和四十年
村會や水損の稻いまだ刈らず 正岡子規 稲
束ねて投げまた刈るごぼりと田かんじき 古沢太穂 古沢太穂句集
枯芦に稲まぎれぬる谷田刈る 山口青邨
横手より来る稲舟の夕ごころ 阿波野青畝
此世の田刈らるべきもの刈られ果て 中村草田男
水害のまだ青い稲を刈つて居る 河東碧梧桐
水漬田を刈りて荒谷を去らざりき 加藤秋邨
江を湛へ稲舟一つよるべなき 富安風生
泥のかんじき鎌でさげてき別の田刈る 古沢太穂 古沢太穂句集
海の崖青刈稲を干しつらね(北陸線、親不知) 細見綾子
湖沿ひの闇路となりぬ稲車 飯田蛇笏 山廬集
満載の稲車車輪音たてず 右城暮石 句集外 昭和三十一年
狭田高田落穂すら無く刈られけり 林翔 和紙
猪田道の刈干のはや日に燥ぎ 佐藤鬼房
瑞龍寺村の女の稲を刈る 高野素十
生くるとはゆきもどりかな田を刈れり 平井照敏
田が刈られしづかなる帯信濃川 森澄雄
田の中に町の名はあり稲を刈る 山口青邨
田は刈りぬ鳴子の縄のすぢかひに 正岡子規 鳴子
田を刈つて光陰滝のごときかな 平井照敏 天上大風
田下駄足枷刈る稲を追ふ眼のうつろ 大野林火 白幡南町 昭和三十二年
秋の田を刈るや白鷺人に近く 山口青邨
秋晴の音にひきゆく稲車 原石鼎 花影
秋田犬夜を守り杜鵑鳴きつづく 水原秋櫻子 蘆刈
稲はまだ刈られずにある夜寒かな 右城暮石 句集外 昭和九年
稲は刈られて黒土のほとり踏みたけれ 種田山頭火 自画像 層雲集
稲を刈られしと太陽にわめく蠅 津田清子 礼拝
稲を刈るとや枯れて穂のない稲を 種田山頭火 草木塔
稲を刈る夜はしらたまの女体にて 平畑静塔
稲を刈る少女全身伸ばし切り 右城暮石 句集外 昭和三十五年
稲を刈る景の要に寺院あり 高田風人子
稲を刈る音が明日香の霧ひらく 津田清子
稲を刈る音思ひ出のなかにあり 飯田龍太
稲束のパレード刈田に立ち並び 山口誓子
稲架けて芒野にあらざれば刈田 富安風生
稲架に掛け青刈をいつまでも干す 平畑静塔
稲架組むや支への棒は刈りし田へ 大野林火 冬雁 昭和二十一年
稲架組む子に 急かされ通し 稲車 伊丹三樹彦
稲架組んで明日や刈りなむ日和待 石塚友二 光塵
稲舟と芦舟航行同じうす 阿波野青畝
稲舟に立ち稲架を下り見送れる 高野素十
稲舟のごとんと音す鵙高音 高野素十
稲舟の混雑し顔あちこちに 高野素十
稲舟の突き放されて進みくる 高野素十
稲舟の竿が愉しき家鴨たち 草間時彦 中年
稲舟や女二人が棹して 山口青邨
稲舟や妻は舳に坐りをる 高野素十
稲舟をしりへに緩く上総線 石塚友二 方寸虚実
稲舟を押しつゝ妻を顧る 高野素十
稲車 難渋 離宮の遠紅葉 伊丹三樹彦
稲車うしろさらさら穂ずれの妻 中村草田男
稲車また鉄蓋を踏み当てし 鷹羽狩行
稲車家に着くまで口きかず 鷹羽狩行
稲車押すこと厭きてぶらさがる 福田蓼汀 山火
稲車積み終る頃来る女 高野素十
稲車老もきほひて従き帰る 阿波野青畝
稲車覆りゐる小さゝよ 高野素十
稲車見えぬ尊徳後を押す 平畑静塔
稻つんで子供載せたる車哉 正岡子規 稲車
稻積んで車推し行く親子哉 正岡子規 稲車
稻舟に棹とり馴れぬ女かな 正岡子規 稲舟
稻舟に棹取り馴れし女かな 正岡子規 稲舟
稻舟や野菊の渚蓼の岸 正岡子規 稲舟
立山に初雪降れり稲を刈る 前田普羅 普羅句集
総刈の田の畦が子の遊び場に 松崎鉄之介
聖樹下に刈穂の稲を厚く敷く 平畑静塔
英彦の稲青きがうちに刈りて干す 阿波野青畝
茶の村は茶山の裾の稲を刈る 山口誓子
草のごと凶作の稲つかみ刈る 山口青邨
菜種田の雨をいちにち刈つてをり 長谷川素逝 村
落日をのせ稲車ひいて来る 深見けん二
蜂さされ子に稲を刈る母の濃つば 橋本多佳子
裸子は遊ばせ 伏稲掴む 刈る 伊丹三樹彦
見馴れたる近江の稲のみな刈られ 山口誓子
踏切で身をひとゆすり稲車 鷹羽狩行
近江早刈り刈田あり焼田あり 山口誓子
遊行柳見る間に刈らる三角田 松崎鉄之介
道端に刈り上げて稲のよごれたる 河東碧梧桐
金魚田に隣る刈田を焼く紅火 山口誓子
防人の占部一族稲を刈る 山口青邨
陛下の稲平年作と刈りはじむ 山口青邨
随願寺跡の痩田も刈るばかり 星野麥丘人
青田とて藺の田、雲が夏らしく刈り藺の匂う 荻原井泉水
静かなり棚田の稲を一人刈る 細見綾子
顛倒をまぬがれて稲車すゝむ 右城暮石 声と声
鶴来る荒崎田圃稲も刈り 山口青邨
麦は刈りどき稲は植ゑどき北近江 鈴木真砂女 紫木蓮
麦刈れば水到り田となりぬ 村上鬼城
黄ばむ稲今日刈らねばと刈り急ぐ 右城暮石 句集外 昭和六十三年

稲刈 続補遺

いまならば落はなされじ田刈時 惟然
かた角を残して刈し晩稲かな 許六
よい年ぞ夜田刈る人の妻見たき 松窓乙二
わりなしや法師夜田刈月の前 加藤曉台
七十のとしや田面の一畝刈 紫道
刈株に一すじ青し冬の稲 子珊
刈残す月は有けり夜田の道 泥足
千刈の田をかへすなり難波人 一鷺
娵むすめ袖入替て田刈かな 正秀
早稲の田に刈すかさるゝ小村哉 林紅
朝霧の刈立稲や藁とり田 水颯
片岡の萩や刈ほす稲の端 猿雖
秋の日の坪刈かなし稲むしろ 尚白
秋の田や刈しほ見舞ふかゝり人 昌房
稲こくや刈や田に焚夕けぶり 井上士朗
稲舟に休みかねてや飛蛍 曽良
稲舟のいねともいはぬあるじ哉 松窓乙二
稲舟も引や野菊の溝つたひ 許六
稲舟や赤より出る獅子廻し 五明
里~の田刈祝ふや猿まはし 杉風

以上
by 575fudemakase | 2016-10-23 07:52 | 秋の季語 | Trackback | Comments(0)
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具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

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単語 575筆まか勢
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表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

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