落鮎 の俳句

落鮎 の俳句

落鮎 の例句 (←ここをクリック)
http://fudemaka57.exblog.jp/23239024/

落鮎 補遺

さびたりな茄子の紫鮎の腹 正岡子規 錆鮎
さび鮎のさびまさりたるあぎとかな 松村蒼石 寒鶯抄
さび鮎やぶちまけて炉に炭足せり 石川桂郎 高蘆
さび鮎や忌明けの酒のひと滴 能村登四郎
さび鮎を焼く一燈の炉端かな 石川桂郎 高蘆
しばらくは絶壁の影下り鮎 鷲谷七菜子 天鼓
よき歌も言ひ古されぬ秋の鮎 河東碧梧桐
下り鮎ひるげの中洲昃るなり 及川貞 榧の實
下り鮎一聯過ぎぬ薊かげ 川端茅舎
串打つて大錆鮎を偉としたり 百合山羽公 樂土以後
何として鮎はさびたぞ取られたぞ 正岡子規 錆鮎
句劣る蕪村拾遺や秋の鮎 河東碧梧桐
合流の渦にもまれて下り鮎 鷹羽狩行
同じ瀬に下り鮎簗蟹の簗 右城暮石 句集外 昭和五十三年
四万十川鮎落つる瀬のいづことも 能村登四郎
夜の秋の鮎の歯白し皿の上 野澤節子 飛泉
夢に人声朝の長良を鮎落ちて 金子兜太
寂鮎やどつと日暮るる山の音 草間時彦 櫻山
寂鮎や雨厚うして美濃の国 岸田稚魚
寂鮎をつらぬく串に炎立つ炭 水原秋櫻子 玄魚
寂鮎をつらぬく串や簗料理 水原秋櫻子 蘆雁
寂鮎を昆布で巻くすべ男手に 能村登四郎
尾に鰭にこもるせせらぎ下り鮎 鷹羽狩行
山川に齢のありて鮎さびぬ 能村登四郎
山色の老のにはかに鮎落す 石田勝彦 雙杵
川波の白顕ちきそふ下り鮎 鷲谷七菜子 游影
川澄んで後ろさがりに鮎落つる 村上鬼城
忌払いの膳にのぼりし秋の鮎 上村占魚
旅心定まるや秋の鮎の頃 河東碧梧桐
流水や落鮎しげき嵐あと 水原秋櫻子 玄魚
海へ五里一日に鮎や落るらん 正岡子規 落鮎
渋鮎や石払ひしに出水して 河東碧梧桐
澁鮎のさりとて紅葉にもならず 正岡子規 錆鮎
澁鮎の岩關落す嵐かな 正岡子規 錆鮎
瀬の音や月夜に落つる鮎もあらん 正岡子規 落鮎
熟と手を見る下り鮎食ひかけて 佐藤鬼房
猊鼻渓にて錆鮎の一尾食ふ 佐藤鬼房
発電の大水声に秋の鮎 百合山羽公 寒雁
白萩の夜や落鮎を焼きけぶらす 細見綾子
神を待つごとく落鮎釣りてゐし 平井照敏 天上大風
簀の上に鮎落ち胡桃ころげゆく 阿波野青畝
簗ただに光る 落鮎落ちつくし 伊丹三樹彦
簗を逃れし落鮎に早瀬待つ 鷹羽狩行
草の実をゆひ栞りあり下り鮎 阿波野青畝
落鮎と申しいただくはるばると 山口青邨
落鮎にはねる力はなかりけり 正岡子規 落鮎
落鮎にふるべき塩を手に残す 能村登四郎
落鮎に刃の網の目のひかり 百合山羽公 樂土
落鮎に星曼陀羅の深夜かな 加藤秋邨
落鮎に月の出遅くなるばかり 橋閒石 微光
落鮎に極楽日和嘘なりけり 橋閒石 卯
落鮎に水摩つて行く投網かな 村上鬼城
落鮎のくたびれきりし姿かな 高浜年尾
落鮎の三の瀬あたり人網す 正岡子規 落鮎
落鮎の常願寺川真くらがり 森澄雄
落鮎の揖保の流れに子を孕む 阿波野青畝
落鮎の橋を材木車かな 石田勝彦 秋興以後
落鮎の死を漂わせ 祭笛 伊丹三樹彦
落鮎の瀬のすぐそこは日本海 加藤秋邨
落鮎の皮のゆるびて大いなる 草間時彦 櫻山
落鮎の落ちつくしたる素十六 橋閒石 和栲
落鮎の身をまかせたる流れかな 正岡子規 落鮎
落鮎の遠ざかりけり一の簗 平畑静塔
落鮎の黄の斑を見せて炙らるる 能村登四郎
落鮎や寄せこみ孕む簗の水 石川桂郎 高蘆
落鮎や小石小石に行きあたり 正岡子規 落鮎
落鮎や山家のうへに山家のせ 百合山羽公 樂土以後
落鮎や武者の瀬を聞く村はづれ 正岡子規 落鮎
落鮎や流るる雲に堰はなく 鷹羽狩行
落鮎や蕭条として瀞流る 村山故郷
落鮎をあはれむ酒の鬼ころし 百合山羽公 樂土以後
落鮎をなほ寸断の月明り 斎藤玄 狩眼
落鮎食ふ宗祗戻しを訪ねきて 松崎鉄之介
藁屋と藁屋と川は落鮎ごろの雨 荻原井泉水
錆鮎やいたはられゐる小盃 石田波郷
錆鮎をあはれみ一勺酒過す 山口青邨
錆鮎を刺し余したる竹串よ 細見綾子
錆鮎を飽食したる浮世かな 森澄雄
錆鮎食ふ蝦夷男と国栖女 佐藤鬼房
雨に消ゆたぎの河内の下り鮎 加藤秋邨
靡く尾花 落鮎の死の硬直へ 伊丹三樹彦
音たてて瀬瀬吹く風に鮎落つる 上村占魚
風ときに音となりけり下り鮎 鷲谷七菜子 一盞
高原に落鮎食らい時流す 金子兜太
鮎澁ていよいよ石に似たりけり 正岡子規 落鮎
鮎落ちし黒羽にゐる忌日かな 深見けん二
鮎落ちて奥へと山の凭れあふ 鷹羽狩行
鮎落ちて引出物にはがつかりす 波多野爽波
鮎落ちて昨日の淵となりにけり 加藤秋邨
鮎落ちて水の底にも枯れはじまる 能村登四郎
鮎落ちて筥に花鳥を蒔きにけり 古舘曹人 樹下石上
鮎落ちる町長村長流れゆく 金子兜太
鰭さきの朱ヶほのかなる秋の鮎 飯田蛇笏 春蘭

落鮎 続補遺

さび鮎も川の名に寄馳走ぶり 游刀
しぶ帋の心もとなや秋の鮎 朱拙
まし水や茨にさゝるゝ下り鮎 桜井梅室
今は身を水に任すや秋の鮎 高井几董
住つかぬ淀みや頼む秋の鮎 白雪
川上はいかなる秋ぞ鮎さびる 寥松
水音も鮎さびけりな山里は 嵐雪
渋鮎の焼こがされて茶の子哉 如行
渋鮎や扨は水にも露しぐれ 三宅嘯山
渋鮎を灸り過たる山家哉 高井几董
落鮎のあがきの水やうさか川 凉菟
落鮎のあはれや一二三の簗 加舎白雄
落鮎の一夜肥たり水の淀 中川乙由
落鮎の行衛たづぬる猟師哉 為有
落鮎や一夜高瀬の波の音 北枝
落鮎や亀井片岡伊勢駿河 桃後
落鮎や日に~水のおそろしき 千代女
落鮎や潮の闇に沈むまで 加藤曉台
落鮎や火振暇なき水の色 百里
落鮎や畠もひたす雨の暮 高井几董
落鮎や鵜籠もち籠秋の暮 沾旭 江戸名物鹿子
鮎さびて石とがりたる川瀬哉 乙訓

以上
by 575fudemakase | 2016-10-23 17:46 | 秋の季語 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://fudemaka57.exblog.jp/tb/26299672
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

カテゴリ

全体
春の季語
夏の季語
秋の季語
冬の季語
新年の季語
句集評など
句評など
自作
その他
ねずみのこまくら句会
未分類

以前の記事

2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2011年 04月

フォロー中のブログ

ふらんす堂編集日記 By...

メモ帳

らくらく例句検索

インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

検索

タグ

最新の記事

初夏である
at 2017-05-27 16:49
夜半と比奈夫
at 2017-05-27 13:08
冬瓜 の俳句
at 2017-05-25 06:58
新酒 の俳句
at 2017-05-25 05:41
後評(2017・5)
at 2017-05-21 03:08

外部リンク

記事ランキング