蝗 の俳句

蝗 の俳句

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蝗 補遺

あぜ道や稻をおこせば螽飛ぶ 正岡子規 蝗
うす霧やいなごとりぽつぽつ出づ 大野林火 冬青集 雨夜抄
おびただしい蝗の羽だ寿(ことほ)ぐよ 金子兜太
おもおもと交み蝗や稲架を攀づ 石塚友二 方寸虚実
かうとして雲なす蝗あがりけり 加藤秋邨
くたびれて歸る野道や螽踏む 正岡子規 蝗
くろがねの唾が身守る稲子かな 阿波野青畝
ここに生れて油塗れに這ふ蝗 加藤秋邨
さしのばす手の輝きて蝗取 中村汀女
そのほとり蝗遊べり落し水 山口青邨
とびつきし蝗まなこの爛々と 山口青邨
はらはらと汽車に驚く螽かな 正岡子規 蝗
はらはらと螽飛ぶ野の日和哉 正岡子規 蝗
まつかさの炎に一聯のあをいなご 松村蒼石 寒鶯抄
みちのくの秋はみじかし跳ぶ蝗 福田蓼汀 山火
ゆふづつのさやかに蝗生れつぐ 相生垣瓜人 微茫集
らんどせる赤し蝗がぶつかりぬ 星野麥丘人 2001年
コスモスに遊ぶ蝗も潮来宿 富安風生
一つつかむ手に猶攫む螽哉 正岡子規 蝗
一字や蝗のとべる音ばかり 水原秋櫻子 重陽
三十前蝗の前に膝を折り 渡邊白泉
丘にして戦車の轍蝗交む 伊丹三樹彦
亡びたる館の絶壁稲子飛ぶ 佐藤鬼房
低く飛ぶ畔の螽や日の弱り 正岡子規 蝗
億年の化石を夢見冬の蝗 佐藤鬼房
凶作や伊豆の稲田の蝗捕 石塚友二 光塵
刈株に螽老い行く日數かな 正岡子規 蝗
南部富士巍然田圃に蝗跳ね 山口青邨
危機感は蝗にもあり後退る 津田清子
同じ網ゆすりて蜘と蝗かな 阿波野青畝
向日葵へ下りず刈田へ蝗降る 加藤秋邨
問ふて曰く稻の稻子の鳴くや否や 正岡子規 蝗
土の香に地をうつ飛蝗まひるどき 飯田蛇笏 雪峡
地をあるく飛蝗に秋暑極まれり 飯田蛇笏 椿花集
大儀なる生命蝗ら霜を経て 津田清子 礼拝
富士山にすぐ尻向けの稲子かな 阿波野青畝
少年よ飛蝗がとべばさびしかろ 金子兜太
尾頭をまはしてあそぶ蝗かな 阿波野青畝
山の宿蝗またたび饗されて 鈴木真砂女 居待月
径に蝗われ古里に二日来ぬ 山口青邨
悪路王伝説を飛ぶ青稲子 佐藤鬼房
我袖に來てはね返る螽かな 正岡子規 蝗
手にあまる蝗の力もう暮れて 鷹羽狩行
投栗がけふの足枷蝗とぶ 百合山羽公 寒雁
捨て犬が追へば蝗の散りにけり 石川桂郎 含羞
旅人われ稲子のうしろ通りけり 村山故郷
暇あり西日となりし干し蝗 臼田亜郎 定本亜浪句集
月の出の生々しさや涌き立つ蝗 西東三鬼
松明やいなごもともに虫送 正岡子規 虫送
武候祠に仲達のごと蝗跳ぶ 松崎鉄之介
水に落つ蝗よ青さまだのこり 右城暮石 句集外 昭和三十四年
江の草に移りし蝗取つてゐる 右城暮石 句集外 昭和三年
源流の蝗つまめば柔らかき(金沢郊外、湯涌温泉にて) 細見綾子
溺れ蝗が石をわたれば石濡れぬ 加藤秋邨
瀬に乗りて落穂追ひゆく蝗あり 水原秋櫻子 緑雲
炎日をかくす蝗のほむらかな 加藤秋邨
炒り蝗量り売れるもみちのくや 福田蓼汀 秋風挽歌
熟れ稲子日当る沼にとびこめり 佐藤鬼房
燒鮎に賣れ殘りたる螽哉 正岡子規 蝗
猫が又蝗を捕りに来てをれり 相生垣瓜人 明治草
畦草の緑に蝗生き残る 右城暮石 句集外 昭和五十八年
皐月なり蝉鳴きいなご弾みたり 金子兜太
目のかぎり蝗のうごく寂しさよ 加藤秋邨
石橋の蝗や野川とゞまらず 山口誓子
秋の野や跳ぶもの蝗にはあらず 山口青邨
稲子さびしからずや出羽は山ばかり 村山故郷
稻刈りてにぶくなりたる螽かな 正岡子規 蝗
稻刈りて水に飛びこむ螽かな 正岡子規 蝗
稻刈るや螽飛び込む野の茶店 正岡子規 蝗
稻舟に游ぎついたる螽かな 正岡子規 蝗
笠紐を垂る大露やいなごとり 飯田蛇笏 山廬集
粟の茎立ちて雲なす蝗かな 加藤秋邨
美しき蝗のごとく静止せり 平井照敏 猫町
老人の日や路高く蝗飛び 飯田龍太
肢捨てて逃げし蝗のいとしとも 山口青邨
菅笠に螽わけゆく野路哉 正岡子規 蝗
菜食のわれ稲子麿食ひ申す 藤田湘子 神楽
蒼然と蝗の雲の下りきたる 加藤秋邨
蓼の花ばかりのところ蝗弱る 細見綾子
薄日さす迫(はざま)生れの青稲子 佐藤鬼房
虫送り終りうつうつ蝗ども 加藤秋邨
蛙迯げ螽飛ぶ野の小道哉 正岡子規 蝗
蝗かなしまなこまたたくこともなし 山口青邨
蝗さへほろびし風の沼田のあと 水原秋櫻子 殉教
蝗とび刈田のほとり古墳群 山口青邨
蝗とび蝗とび天どこまでも 平井照敏
蝗の貌見つむれば蝗涙しぬ 山口青邨
蝗ばつた彼岸の野川流れたり 臼田亜郎 定本亜浪句集
蝗らよ稲の上とぶ新聞紙 鷹羽狩行
蝗ゐてそら二階への梯くらし 能村登四郎
蝗売早稲刈り了へて来しならむ 渡邊白泉
蝗来て游ぐ野中の出湯の槽 石塚友二 光塵
蝗熬る炉のかぐはしき門過ぎぬ 西島麦南 人音
蝗熬る炉火まざまざと燃えつきぬ 西島麦南 人音
蝗熬る炉火白昼の翳ひけり 西島麦南 人音
蝗見れば筆といふ人なつかしく 星野立子
蝗跳ね昼を闇なす空厩 能村登四郎
蝗追ふ青旗振りぬ日の下に 加藤秋邨
蝗逃ぐこれ見よがしに翅使ひ 右城暮石 散歩圏
蝗青し女の指を逃れ出て 岡本眸
蝗飛び日は暈着たり石舞台 水原秋櫻子 蓬壺
蝗飛ぶ田を残すなり門の前 水原秋櫻子 緑雲
蝗食ひ柿を食ひたる獣の糞 右城暮石 一芸
螳螂のおどしてまはる螽かな 正岡子規 蝗
螽取る人に飛びつく螽哉 正岡子規 蝗
螽焼く爺の話や嘘だらけ 正岡子規 蝗
豊の穂をいだきて蝗人を怖づ 山口青邨
豊年の養ひはてし枯蝗 百合山羽公 寒雁
貰ひたる蜂の子うまし蝗また 相馬遷子 山河
跳ぶ蝗主題が無くて誰の詩ぞ 秋元不死男
輪塔にすがる蝗や裏おもて 水原秋櫻子 殉教
農呆けて蝗捕うに汲々と 伊丹三樹彦
農呆けて蝗捕ふに汲々と 伊丹三樹彦
道の上に大安日の蝗かな 山口誓子
遺骨過ぐ軌条見えぬまで蝗が過ぐ 加藤秋邨
電柱に手を触れてゆくいなご捕り 桂信子 緑夜
電柱に蝗いつぴき風吹けり 山口誓子
霹靂や見えし蝗はとぶところ 加藤秋邨
青草ばかり蝗は青をかへられず 加藤秋邨
風毒の足擦りゆけば青稲子 佐藤鬼房
飛びかけし螽押ゆる嵐かな 正岡子規 蝗
飛びはせで川に落ちたる螽かな 正岡子規 蝗
飛付て螽を落す蛙哉 正岡子規 蝗
飛鳥仏青き蝗が膝をあるく 加藤秋邨
餘所の田へ螽のうつる日和哉 正岡子規 蝗
黄と紅の迷彩の縞蝗着る 山口青邨

蝗 続補遺

うれしければいよ~悲しいなご丸 井上士朗
ぬれさうなもの降かゝるいなご哉 鳳朗
我里のいなご死ぬらん胼痛し 一笑(金沢)
手の下にしるやいなごのちからあし 岱水
日あたりに直る晩稲のいなご哉 猿雖
月よしと小椰をのぼるいなご丸 加藤曉台
月草も実にこそなれれいなご飛 鈴木道彦
棉の簀に巻込められしいなご哉 昌房
猪の鼻息にちるいなごかな 東皐
秋もはやくるゝとしらず飛いなご 風国
稲妻の翠*みすは穂にちるいなご哉 土芳
終夜狐喰なるいなごかな 三宅嘯山
草茎に今さゝれたるいなご哉 紫道
道のべやいなごつるみす穂のなびき 加藤曉台
鴫網の目にもたまらぬ稲子哉 史邦

以上
by 575fudemakase | 2016-11-02 12:19 | 秋の季語 | Trackback | Comments(0)
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具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

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来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

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