十夜 の俳句

十夜 の俳句

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十夜 補遺

お住持にしばらく会はず十夜寺 村山故郷
お十夜のずんと冷えきて雨の音 星野麥丘人
お十夜の柿みな尖る盆の上 波多野爽波
お十夜の茹栗売に雨の粒 草間時彦 櫻山
お十夜の過ぎて三日の寺竈 能村登四郎
お十夜の降らず照らずに一口村 波多野爽波
お十夜やすこし化粧ひて寺の妻 日野草城
お机に金襴かけて十夜かな 村上鬼城
かの犬も十夜くづれの仲間かや 阿波野青畝
つかみたるものは離さず十夜婆 鷲谷七菜子 一盞
ともすれば十夜の雉子の手を合せ 松本たかし
ひとの世やけぶり立てをる十夜栗 石田勝彦 百千
一打より発す十夜の鉦の律 石田勝彦 百千
亥の子とて遊び十夜といひ遊ぶ 後藤比奈夫
僧の子の僧を喜ぶ十夜かな 村上鬼城
八日目のかゝる月夜や十夜寺 日野草城
十夜くるまでに大方縄減りし 能村登四郎
十夜僧かいつくろひて坐りけり 石田勝彦 雙杵
十夜僧鉢合せして笑ひけり 阿波野青畝
十夜婆信玄袋手に大事 村山故郷
十夜念仏雨が上つて来りけり 亭午 星野麥丘人
十夜粥ぬくし本堂八方透き 桂信子 晩春
十夜粥箸のまはりの灯影かな 桂信子 樹影
十夜鉦障子灯るを待ちかねて 草間時彦
句十夜に今年も冬の初めかな 右城暮石 句集外 昭和七年
善男をなぶりもぞする十夜婆 阿波野青畝
善男女夜舟を漕げる十夜かな 阿波野青畝
夜通しの本降り雨や十夜寺 村山故郷
居酒屋の火床にありけり十夜柿 古舘曹人 樹下石上
庫裏におとす白髪一筋十夜粥 桂信子 晩春
御僧のさらばへざまや十夜鉦 草間時彦
御十夜の母より電話ありにけり 星野麥丘人
志野手ともいふべかりけり十夜碗 後藤比奈夫
慈悲も知らず殺生も知らず十夜哉 正岡子規 十夜
放生川ぞひ賑やかな十夜寺 岡井省二 鹿野
旅僧のとまり合せて十夜哉 正岡子規 十夜
昼たかし霜に十夜の鐘がなる 原石鼎 花影
月影や外は十夜の人通り 正岡子規 十夜
法名の金文字光る十夜かな 阿波野青畝
澁染のけさきた僧の十夜かな 正岡子規 十夜
澁色の袈裟きた僧の十夜哉 正岡子規 十夜
牛も念佛聞くや十夜の戻り道 正岡子規 十夜
狭山茶を賜はり戻る十夜かな 村山故郷
称名の解かずの拳十夜婆 石田勝彦 百千
稚子が降らす花を拾ひし十夜かな 松本たかし
老の荷を背負ひて来る十夜かな 松本たかし
臘涙に肩打たれたる十夜かな 松本たかし
菩提樹に風がぶつかる十夜婆 村山故郷
薪わりも姪の僧もつ十夜哉 正岡子規 十夜
薪わりも甥の僧もつ十夜哉 正岡子規 十夜
裏の寺十夜の鉦をならしけり 日野草城
角ばりしもの風呂敷に十夜婆 鷹羽狩行
誓ひには漏れぬ十夜の盲哉 正岡子規 十夜
鄙人のかしこ過ぎたる十夜哉 正岡子規 十夜
野の道や十夜戻りの小提灯 正岡子規 十夜
鉦講のあらかしましの十夜かな 松本たかし
青比丘のうつくしかりし十夜かな 百合山羽公 春園
鬼婆々の角を折たる十夜哉 正岡子規 十夜
黒牛の光るお十夜牛車 後藤比奈夫

十夜 続補遺

あくびする腹は酢ァヘの十夜哉 嵐青
あたゝかに物着て喰ふて十夜哉 寥松
あら笑止十夜に落る庵の根太 炭太祇
おどらせぬむすめ連行十夜哉 炭太祇
かたましき隣りを照らす十夜かな 素丸 素丸発句集
しほ焼は五味のかしらの十夜哉 野坡
すくひとれ十夜の汁の芋杓子 成美 成美家集
せめて十夜何少将は九十九夜 蝶羽
せめ~て十夜を崩す寒さ哉 十丈
なまふだや十夜の路のあぶれ者 炭太祇
ねり味噌にすゝめ入たる十夜かな 許六
ふところの草履しぐるゝ十夜哉 吏全
わびしさや十夜参りの小風呂敷 鈴木道彦
三筋ある*びん取あげて十夜哉 蘆文
下京の果の果にも十夜哉 許六
下司近く誓ひ普き十夜哉 三宅嘯山
不拍子に犬の鳴ゐる十夜哉 桃妖
乞食の法躰したる十夜かな 吾仲
人去て暁くらき十夜かな 炭太祇
人声の小寺にあまる十夜かな 黒柳召波
人音もまだ夜はあさき十夜かな 岱水
作舟や十夜参りの内輪同士 護物 発句題叢
傘で白洲ふきたる十夜哉 塵生
其集に洩せし十夜袋かな 黒柳召波
冴えそむる鐘ぞ十夜の場の月 杉風 深川
冴そむる鐘ぞ十夜の場の月 杉風
冶郎子を引や十夜の族衣 早野巴人
十夜とてかしこき法の教かな 樗良
十夜とて袖ふりあふもたのもしや 夏目成美
十方十夜御仏の前去がたき 加藤曉台
十月の十の代には十夜哉 〔ブン〕村
夜歩行の子に門で逢ふ十夜かな 炭太祇
小坊主の伯父に逢たる十夜哉 中川乙由
布子着てうれし顔なる十夜哉 高井几董
年のほど十夜詣と呼れけり 加舎白雄
御命講や十夜参りにすりかける 木導
忘れ得ぬ空も十夜の泪かな 去来
我会式余所の十夜の鐘のこゑ 成田蒼虬
我恋は婆々になりたる十夜かな 蓼太 蓼太句集初編
摺粉木も出るや十夜の坊主役 塵生
日和さへ法華と競ふ十夜かな 三宅嘯山
明るさに蕎麦切売も十夜哉 建部巣兆
時雨行笠や十夜の鉦の奥 中川乙由
月も見ぬ十夜参りの背中つき 鈴木道彦
木ずへより鉦の聞ゆる十夜かな 荻人
東寺菜に十夜の鐘や月の霜 〔ブン〕村
松風の人中を吹十夜かな 素覧
柚の色に三ヶ月はやし十夜前 臥高
椎柴の枝折にかゝる十夜哉 水颯
極楽の便聞日は十夜かな 嵐青
極楽はいつも月夜に十夜かな 浪化
樒売る家も十夜のともしかな 白雄 白雄句集
樒売家も十夜のともしかな 加舎白雄
次~の納豆ねさせる十夜かな 夕兆
水風呂をふるまはれたる十夜かな 史邦
油あげの印可とりたる十夜哉 蝶羽
油火に敷居のひかる十夜哉 岱水
渋柿をながめて通る十夜哉 裾道
炭つかみ行や十夜の人の奥 田川鳳朗
焼寺の早くも建て十夜哉 黒柳召波
独潭は阿弥陀仏にて十夜かな 許六
生海鼠さへこの時にあふ十夜哉 夏目成美
白粥にうかむ真如の十夜かな 吾仲
白粥にたふとがらする十夜哉 正秀
祖父祖母の京にも多き十夜哉 中川乙由
禅門の革たびおろす十夜哉 許六
禅門の革足袋おろす十夜哉 許六
箔おいた空や十夜の戻り脚 北枝
納豆をたゝきたてたる十夜かな 知足
聞そむる人はあらじな十夜鐘 鈴木道彦
舟つけて草原あがる十夜哉 成田蒼虬
芭蕉忌は十夜の中のゆるみかな 秀民 新類題発句集
若人や親十代の十夜講 三宅嘯山
若者の嗚呼なる尻や十夜鉦 三宅嘯山
茶は嗜で花はきらひな十夜かな 林紅
菊はみな老て十夜の綿帽子 中川乙由
蓮池は根を拝るゝ十夜かな 中川乙由
薪荷のはいる十夜の日より哉 呂風
薮寺や十夜のにはの菊紅葉 高井几董
行人の徳や十夜の道ひろき 左柳
西へ行く約束もある十夜哉 馬場存義
豆腐屋も出直して来る十夜哉 中川乙由
追~に十夜籠りや遣リ手迄 炭太祇
酒桶を扣て通る十夜哉 李由
鎌倉の海にかゞやく十夜哉 除風
鎌倉の里やむかしに十夜参 露言 富士石
雪車に乗る奥方さむき十夜哉 洒堂
青物の通ひ閉たす十夜かな 蝶羽
静なる十夜籠りや古簾 三宅嘯山
饂飩屋できけば十夜のうどん哉 北枝
高く澄月を誉行十夜かな 三宅嘯山
鶏頭は立往生の十夜かな 中川乙由
黒谷の箔に屑ちる十夜かな 路健
黒髪を悲しがらすも十夜かな 寥松 八朶園句纂
黙然とたつや十夜のわたし守 凉菟

以上
by 575fudemakase | 2016-11-10 20:23 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

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単語 575筆まか勢
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PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

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