冬めく の俳句

冬めく の俳句

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冬めく 補遺

いつとなく机に塵が冬めく 種田山頭火 草木塔
かへりきて冬めくわが家童女あり 飯田蛇笏 雪峡
くすの木はクスノキ科なり冬めけり 雨滴集 星野麥丘人
せがむ児に出すや冬めく乳一つ 日野草城
そこここに庭師がはひり冬めける 山口青邨
ゆるやかな勾配を守り冬めく陽 飯田龍太
オホツクの海は冬めき稲を刈る 山口青邨
シヨーウインドー枯木を飾り冬めける 山口青邨
スモッグに午前は終り冬めく日 高浜年尾
二三本切つて女竹や冬めきぬ 星野麥丘人 2003年
冬めきてこの頃浜に人を見ず 清崎敏郎
冬めきて大根の葉の流るる日 山口青邨
冬めきて木の国の山且つ青き 富安風生
冬めきて畝傍の烏鳴きにけり 山口青邨
冬めきて青年あはれたけて 三橋鷹女
冬めきぬなんきんはぜの道行けば 雨滴集 星野麥丘人
冬めくと心用意のあるでなく 高浜年尾
冬めくと極道雀還り来ぬ 石塚友二 磊[カイ]集
冬めくと童児土打つ竹の鞭 飯田龍太
冬めくと雲厚くして遠野郷 岸田稚魚
冬めくやこゝろ素直に朝梳毛 石橋秀野
冬めくや床に置く石はや冬に 山口青邨
冬めくや御蔵出る日の荷待馬 鈴木道彦
冬めくや焼野いつまで藜立ち 小林康治 四季貧窮
冬めくや異人にありて鼻のかげ 鷹羽狩行
冬めく夜の何事もなき夜の菊の花 中川一碧樓
冬めく夜鯉の輪切りの甘煮かな 大野林火 方円集 昭和五十三年
冬めく駅他人の夫の肩ばかり 岡本眸
冬めけり虚子先生の知らぬ庭 星野立子
夕靄は弁慶橋に冬めきて 山口青邨
大汐の冬めく嶺々を涵しけり 飯田蛇笏 雪峡
川音の冬めき子持鮠うまし 山口青邨
心なを冬めくものかいかさまぞ 惟然
日ざし逃げ冬めく思ひ一ときはに 高浜年尾
松風や殊に冬めく玉津島 水田西吟
柱頭の影己が壁に冬めける 山口青邨
森に上る月はましろに冬めける 山口青邨
欠航といふも冬めくもののうち 高野素十
炉開いてとみに冬めく畳かな 日野草城
無駄遣ひ少し楽しみ冬めく日 稲畑汀子
真夜覚めて冬めく風の音を聞く 稲畑汀子
石の上落葉二三枚冬めける 山口青邨
紅粉花蒔いてあたりにはかに冬めける 山口青邨
誰彼の恙の話冬めきぬ 稲畑汀子
談山(かたらひのやま)も冬めくばかりかな 星野麥丘人
諸道具や冬めく杣が土間の壁 原石鼎 花影
郊外の家居に冬めく山野あり 飯田蛇笏 家郷の霧
鉄砲州といふ町に来たり冬めく日 村山故郷
雨の夜の火鉢をいれて冬めきぬ 長谷川素逝 暦日
霧ケ峰月をあげたり湖冬めく 山口青邨

以上
by 575fudemakase | 2016-11-10 20:43 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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