芭蕉忌 の俳句

芭蕉忌 の俳句

芭蕉忌の例句



しみ~と大和は寒き芭蕉忌や 右城暮石 句集外 昭和十四年
つめたさの中にあやめの返り花(唐招提寺芭蕉忌(十一月十三日)) 細見綾子
なき人のたましいうけん芭蕉庵 正岡子規 芭蕉忌
はり立と出ちがひもしつ翁の日 鈴木道彦
みちのくへ向く芭蕉忌の芭蕉の眼 山口誓子
ゆかしさの翁忌に咲き冬すみれ 森澄雄
伊賀者の伊賀の国にて桃青忌 百合山羽公 寒雁
会式めく事にもなりぬ翁の日 鈴木道彦
再びの翁の日をば授かりし 相生垣瓜人 負暄
冬扇の国より帰り時雨忌へ 山口誓子
句修業のこころはずみて桃青忌 飯田蛇笏 春蘭
安濃の蜑に木の葉かゝせむ翁の日 成田蒼虬
市振の寺は翁忌かと思ふ 阿波野青畝
年々を思ひかへして時雨忌に 右城暮石 句集外 昭和四年
御堂筋その一筋を翁忌へ 阿波野青畝
斯く老いてここにも翁忌のひとり 阿波野青畝
新暦で何をさゝげん芭蕉祭 正岡子規 芭蕉忌
旅に病んで芭蕉忌と書く日記哉 正岡子規 芭蕉忌
明るくて翁忌の雨なつかしき 山田みづえ 草譜
時雨忌が小春日和に終始せり 相生垣瓜人 負暄
時雨忌といへずあたたか翁の忌 森澄雄
時雨忌とうべなふことも二三日 稲畑汀子
時雨忌にはじめて来たる招提寺 右城暮石 句集外 昭和六年
時雨忌にみちのくの紅粉花蒔くことも 山口青邨
時雨忌に忠なる雨か降り出でし 相生垣瓜人 負暄
時雨忌に聞き捨て難き鴉声あり 相生垣瓜人 負暄
時雨忌に買ふや地球儀わがために 赤尾兜子 玄玄
時雨忌のあとさきなるや落葉掃 平畑静塔
時雨忌のはなやぐは床の花鳥の図 山口青邨
時雨忌のわが句絢爛たてまつる 山口青邨
時雨忌の人居る窓のあかりかな 前田普羅 普羅句集
時雨忌の人釣堀に釣りにけり 三橋敏雄
時雨忌の孤心衆心こもごもに 平井照敏
時雨忌の時雨に濡れて妻帰る 山口青邨
時雨忌の曉波はがしはがし航く 角川源義
時雨忌の残り葉空をかがやかす 角川源義
時雨忌の貴き暄を負ひにけり 相生垣瓜人 明治草
時雨忌やお仏飯の微光みそなはせ 飯田蛇笏 山廬集
時雨忌やつかのまの星海に見て 岡本眸
時雨忌やわが志高く置く 稲畑汀子
時雨忌や古りし酒なとあたゝめよ 石塚友二 光塵
時雨忌や折目灯に浮く薬包紙 秋元不死男
時雨忌や時雨れむとして時雨れざる 相生垣瓜人 負暄
時雨忌や林に入れば旅ごころ 石田波郷
時雨忌や芭蕉にのこす十五年 加藤秋邨
時雨忌や薄くなりたる膝さすり 後藤夜半 底紅
時雨忌や言を容れざる一人去る 阿波野青畝
時雨忌をまたこの落葉道歩く 野見山朱鳥 幻日
時雨忌を修す襖を取り外し 右城暮石 天水
時雨忌を小春日和に奪はれき 相生垣瓜人 明治草
木兎も夜を来てさやせ翁の日 成田蒼虬
枇杷の葉に寒さ添ひ来し翁の日 右城暮石 句集外 昭和二年
桃青忌夜は人の香のうすれけり 飯田蛇笏 春蘭
桃青忌夜を人の香のうすれけり 飯田蛇笏 心像
桃青忌朱硯ひとつ欲しと思ふ 下村槐太 光背
無落款の芭蕉の像を祭りけり 正岡子規 芭蕉忌
無駄眉毛 切ってる たまたま翁忌の 伊丹三樹彦
珠数よりは猿蓑ならせ翁の日 鈴木道彦
町騒の中に芭蕉忌それもよし 高浜年尾
翁忌がくるぞと鴨の淡海入り 上田五千石『琥珀』補遺
翁忌といふうす墨を身のうちに 藤田湘子
翁忌といへば近江のかいつぶり 上田五千石 琥珀
翁忌につづくは羨し嵐雪忌 森澄雄
翁忌に行かむ晴れても時雨れても 阿波野青畝
翁忌のかうべに霜を置くわれら 上田五千石『琥珀』補遺
翁忌のたび読み難きはせを句碑 百合山羽公 樂土
翁忌のまだ片蔭の欲しきかな 松崎鉄之介
翁忌の今こそ銀杏かゞやけり 阿波野青畝
翁忌の大き暮色に身をまかす 上田五千石『森林』補遺
翁忌の大き焚火に与りぬ 飯島晴子
翁忌の根分け牡丹の芽に出でて 松崎鉄之介
翁忌の音みな遠き机かな 鷲谷七菜子 一盞
翁忌や壺にさしある青木賊 星野麥丘人
翁忌や所思をはしらす許六宛 阿波野青畝
翁忌や曽良にはありし随行記 清崎敏郎
翁忌や水を張りたるつくねいも 岡井省二 五劫集
翁忌や箸も飛騨からもらひもの 鈴木道彦
翁忌や翁の齢わが齢 相生垣瓜人 負暄
芭蕉忌ごろの木犀の伊賀に居て匂う 荻原井泉水
芭蕉忌にあわで花野の恨哉 桃妖
芭蕉忌にパイプオルガン出番無し 山口誓子
芭蕉忌にビルのガラスの絶壁よ 山口誓子
芭蕉忌にビルは硝子で自閉せる 山口誓子
芭蕉忌に伽藍の北の間を使ふ 山口誓子
芭蕉忌に何の儀式もなかりけり 正岡子規 芭蕉忌
芭蕉忌に參らずひとり柿を喰ふ 正岡子規 芭蕉忌
芭蕉忌に口をほどくや炭俵 壷龍 園圃録
芭蕉忌に坊主頭の披露哉 正岡子規 芭蕉忌
芭蕉忌に垂らす大幅山水画 山口誓子
芭蕉忌に弥陀の光輪遍照す 山口誓子
芭蕉忌に弥陀の油火唯一火 山口誓子
芭蕉忌に敷砂の珪輝けり 山口誓子
芭蕉忌に枇杷の新芽ののびたてり 右城暮石 句集外 昭和三年
芭蕉忌に笠きせて見はや枯尾花 正岡子規 枯薄
芭蕉忌に芭蕉の像もなかりけり 正岡子規 芭蕉忌
芭蕉忌に関せずビルは燈を点す 山口誓子
芭蕉忌に高架の車行頻りなる 山口誓子
芭蕉忌のいささかの雲月うすれ 大野林火 早桃 太白集
芭蕉忌のしづかに移り露更くる 大野林火 早桃 太白集
芭蕉忌の下駄多き庵や町はづれ 正岡子規 芭蕉忌
芭蕉忌の人の句えらみ疲れたり 山口青邨
芭蕉忌の吾の香煙昇天す 山口誓子
芭蕉忌の堂の金色光に在り 山口誓子
芭蕉忌の寺に長石横たはる 山口誓子
芭蕉忌の寺池の鯉黒と白 山口誓子
芭蕉忌の寺颱風の剰り風 山口誓子
芭蕉忌の屏風に天女飛行せり 山口誓子
芭蕉忌の席古るまゝに顔なじみ 高浜年尾
芭蕉忌の幹の干反れる磯馴松 佐藤鬼房
芭蕉忌の廻廊を踏みゆきにけり 佐藤鬼房
芭蕉忌の心にくくも銀の帯 山口青邨
芭蕉忌の暮れて甘ゆる鳰のこゑ 森澄雄
芭蕉忌の流燈俳諧亡者ども 山口誓子
芭蕉忌の流燈湾にみな亡ぶ 山口誓子
芭蕉忌の界隈固きビルばかり 山口誓子
芭蕉忌の白砂日が差し白光す 山口誓子
芭蕉忌の窈窕として雨の笹 楠本憲吉 孤客
芭蕉忌の紅き蝋の火穂長にて 山口誓子
芭蕉忌の芭蕉の背にも光の輪 山口誓子
芭蕉忌の芭蕉は緊く葉を巻けり 山口誓子
芭蕉忌の茅町桑町忍町 森澄雄
芭蕉忌の遊女の句のあはれにも 山口青邨
芭蕉忌の選して御堂筋が見ゆ 山口誓子
芭蕉忌の酢漬の冷や近江蕪 森澄雄
芭蕉忌の鉦一切の音を断つ 山口誓子
芭蕉忌の長蝋燭に長火立 山口誓子
芭蕉忌の青みどろ青失はず 佐藤鬼房
芭蕉忌の飯食うてゐる別事かな 岡井省二 猩々
芭蕉忌は十夜の中のゆるみかな 秀民 新類題発句集
芭蕉忌やことに雄島の雨の景 安住敦
芭蕉忌やとはに淋しき古俳諧 村上鬼城
芭蕉忌やはなればなれにしぐれをり 加藤秋邨
芭蕉忌やみな俳諧の長者顔 前田普羅 普羅句集
芭蕉忌や其こんにやくの薄曇 晩得 哲阿弥句藻
芭蕉忌や其角嵐雪右左 正岡子規 芭蕉忌
芭蕉忌や十まり七つの灯をつがん 中村草田男
芭蕉忌や古来稀なる道の徳 素丸 素丸発句集
芭蕉忌や古池や蛙飛びこむ水の音 正岡子規 芭蕉忌
芭蕉忌や吾に派もなく傳もなし 正岡子規 芭蕉忌
芭蕉忌や大根を花に刻み挿す 山口青邨
芭蕉忌や己が命をほめ言葉 中村草田男
芭蕉忌や弟子のはしなる二聾者 村上鬼城
芭蕉忌や惟然と申す先羅漢 白雪
芭蕉忌や我俳諧の奈良茶飯 正岡子規 芭蕉忌
芭蕉忌や松の明るさ枯れんとし 森澄雄
芭蕉忌や江戸の上野は時雨空 馬場存義
芭蕉忌や眼中の人みな老いて 上田五千石 天路
芭蕉忌や石蕗の夕空砥のごとく 橋閒石 雪
芭蕉忌や羽紅の役の一作者 富安風生
芭蕉忌や芭蕉に媚びる人いやし 正岡子規 芭蕉忌
芭蕉忌や葉も短尺に破ばせを 蓼太 蓼太句集三編
芭蕉忌や遥かな顔が吾を目守る 中村草田男
芭蕉忌より蕪村忌而して誰の忌や 山口青邨
芭蕉忌を一日おくれてしぐれけり 加藤秋邨
芭蕉忌を知らず四輪車走せ通る 山口誓子
芭蕉忌を罷るも同じ御堂筋 阿波野青畝
花や降ん小春しづかに翁の日 蝶羽
英字商社が芭蕉忌の寺の裏 山口誓子
茶一服して時雨忌の心とす 百合山羽公 樂土以後
蒟蒻に發句書かばや翁の日 正岡子規 芭蕉忌
辞書割つて夜があたらし桃青忌 岡井省二 明野
金色の御堂に芭蕉忌を修す 山口誓子
障子まで来る蝿も有翁の日 加藤曉台
雨の日曜雨の翁忌参じけり 山田みづえ 草譜
顎あげて剃刀あつる桃青忌 上田五千石『琥珀』補遺
高蘆のなかゆく道や桃青忌 石川桂郎 高蘆


以上



by 575fudemakase | 2016-11-25 13:09 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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