鷦鷯 の俳句

鷦鷯 の俳句

鷦鷯

例句を挙げる。

あか棚をつたひありきや鷦鷯 妻木 松瀬青々
あと先に雀飛ぴけり三十三才 加舎白雄
さるをがせかなしみ深し三十三才 角川源義
三十三才啼け蜜柑畑日短かぞ 萩原麦草 麦嵐
三十三才夕べの色に失せにけり 谷口 君子
三十三才夕勤行も了りたり 森定南楽
三十三才庭の石橋渡りをり 影島智子
三十三才里へ下れば里訛 新島 艶女
世に遠きことのごとしや鷦鷯 加藤楸邨
仰向けの骸返せば三十三才 阿波野青畝
凍滝は日翳りやすし三十三才 有働 亨
分校は授業中なり鷦鷯 浅見画渓
味噌桶のうしろからどこへ鷦鷯 子規句集 虚子・碧梧桐選
四阿に静かな主客三十三才 城谷文城
夕ぐれや井戸から出たる鷦鷯 許六
孤児院の便所の庭や三十三才 内田百間
山姥のぽつりと応ふ三十三才 すずき波浪
干笊の動いてゐるは三十三才 高濱虚子
手児奈井を影のごとくに三十三才 伊藤京子
捨て水のやがて氷るや三十三才 荻原井泉水
掛け干しに馬の薬や三十三才 菅原師竹句集
日めくりの残り数えて鷦鷯 栗林幹子
書に倦きて待つているのは三十三才 遠藤梧逸
木の下の餌台を空に三十三才 石川桂郎 高蘆
木は風の行方をさだめ三十三才 長谷川双魚 風形
杖ながら菊はこけ居り三十三才 高田蝶衣
東京にでなくていゝ日鷦鷯 久保田万太郎 流寓抄
柊に霜置く庭や三十三才 奥田彩雲
歳月の暗き沼より鷦鷯 森澄雄
残雪や又来馴れたる三十三才 碧雲居句集 大谷碧雲居
温泉の神の雪散らしつつ三十三才 青木泰夫
滝壷へ声を降らして三十三才 今井妙子
漆喰の内庭廣し三十三才 内田百間
瀧裏にこゑひゞくなり三十三才 藤原たかを
生垣に身幅をはさむ三十三才 栗生純夫 科野路
畦伝ひ瀬づたひ影の三十三才 馬場移公子
破垣に冬の薔薇咲き鷦鷯 窪田桂堂
筐底に櫛笄や三十三才 三橋鷹女
老人の暇おそろしや鷦鷯 矢島渚男 船のやうに
臼を彫る木屑真白や三十三才 小林黒石礁
菜屑など散らかしておけば鷦鷯 子規句集 虚子・碧梧桐選
落椿ころがしゐるは三十三才 山国三重史
藁灰の風立つ庭や三十三才 乙字俳句集 大須賀乙字
裏庭の日のしなしなと鷦鷯 白井爽風
誰も訪はぬ一と日ひつそり三十三才 高橋利雄
諒闇の朝の訪づれ三十三才 杉本寛
身ひとつを里に来鳴くか鷦鷯(みそさざい) 野澤凡兆
金色の歯朶にかくるゝ鷦鷯 大谷秋葉子
雪しろのたぎつ巌ノ上鷦鷯啼く 飯田蛇笏 雪峡
霊園に人居らぬ日の鷦鷯 海老名衣子
鴬に啼いて見せけり鷦鷯 許六 霜 月 月別句集「韻塞」
鷦鷯つつく湯殿の垂氷かな 梧朝 俳諧撰集「藤の実」
鷦鷯ヒッチコツク映画見たる頃 堀口みゆき
鷦鷯信玄堤貫けり 小澤實
鷦鷯家はとぎるるはだれ雪 如行 芭蕉庵小文庫
鷦鷯崖つたひ来て影はやし 吉良蘇月
鷦鷯来るや薪割る鉈の先 松根東洋城
鷦鷯繞るに堪えし小家かな 尾崎紅葉
黄道を先行くここち鷦鷯 和田悟朗
たのしくなれば女も走るみそさざい 山田みづえ
みそさざい兄のかなしみには触れず 黒田杏子
みそさざい友を跨ぎて茶を淹るる 石川桂郎 高蘆
みそさざい天平よりの湧き水に 鈴木しげを
みそさざい寝床ばなれも潔く 高澤良一 寒暑
みそさざい岩かけのぼり囀れり 市村究一郎
みそさざい暮雪に声をこぼし去る 中村 信一
みそさざい絵島の墓は雑木山 中澤康人
みそさざい聴く雪原に橇止めて 小坂順子
みそさざい臼に囲まれ臼を刳る 高澤良一 ねずみのこまくら
みそさざい茜は水をはなれけり 石原次郎
みそさざい雪見障子にあらはれし 小路智壽子
みそさざい青き巣を置く厨口 堀口星眠 営巣期
凍むこゑに電光石火みそさざい 高澤良一 ももすずめ
凩や窓にふき込むみそさざい 蘭芳 芭蕉庵小文庫
物音を立てぬ向ひ家みそさざい 高澤良一 ぱらりとせ
細枝をみそさざい翔ち虚空かな 柴田白葉女 『月の笛』
裏山より年を届けにみそさざい 高澤良一 ねずみのこまくら

鷦鷯 補遺
いそがしきことのさみしきみそさざい 鷹羽狩行
さるをがせかなしみ深し三十三才 角川源義
たのしくなれば女も走るみそさざい 山田みづえ 忘
つまづきて日渦の顔よ三十三才 角川源義
ひた薄き日の端踏みてみそさざい 斎藤玄 狩眼
ひつそり暮らせばみそさざい 種田山頭火 草木塔
みそさざいいまなにもなき空のいろ 飯田龍太
みそさざいかさと居しより久しけれ 中村汀女
みそさざいたちどまらねば居らざりき 加藤秋邨
みそさざいふりしく暮雪紊るなし 飯田蛇笏 春蘭
みそさざいよそこまできたかひとりでなくか 種田山頭火 自画像 落穂集
みそさざいインクラインを馳りけり 阿波野青畝
みそさざい友を跨ぎて茶を淹るる 石川桂郎 高蘆
みそさざい日ざしまだなき藪表 上村占魚
みそさざい袈裟もころももいらぬとい飯島晴子
みそさざい雪見灯籠を抜けにけり 阿波野青畝
みそさざい高鳴くときぞ雷とどろく 水原秋櫻子 磐梯
みちのくや鯉田に声の三十三才 岡井省二 鹿野
三十三才あとばたばたと夕餉かな 中村汀女
三十三才けふの寒さに来鳴きけり 右城暮石 句集外 昭和二年
三十三才にはかに水の夕景色 飯田龍太
三十三才暮るゝが一刻づつわかる(黒井歌道寺) 細見綾子
三十三才村の巨樹なほ凍の中 飯田龍太
三十三才網干す下を友ありき 内藤鳴雪
世に遠きことのごとしや鷦鷯 加藤秋邨
仰向けの骸返せば三十三才 阿波野青畝
倒れ木に憩ふや梅雨のみそさざい 水原秋櫻子 磐梯
口漱ぐ井水に湯気や鷦鷯 森澄雄
味噌桶のうしろからどこへ鷦鷯 正岡子規 鷦鷯
夕闇に嬉々と消えしは鷦鷯 飯田龍太
夜を呼ぶごとし夜明の鷦鷯 森澄雄
妻にゐて我にはをらぬみそさざい 加藤秋邨
妻戀へばちちとこゑして鷦鷯 森澄雄
寄生木の毬青め青めてみそさざい 山田みづえ 手甲
寐る牛をあなどつて來たり鷦鷯 正岡子規 鷦鷯
庭におく深雪の石にみそさざい 飯田蛇笏 椿花集
日射いま雲をこぼれぬ鷦鷯 鷲谷七菜子 游影
日当るは城壁の側みそさざい 佐藤鬼房
春寒の形を飛んでみそさざい 斎藤玄 狩眼
木の下の餌台を空に三十三才 石川桂郎 高蘆
東京行の電車は長し三十三才 山田みづえ 忘
枯菊の色に出にけり鷦鷯 正岡子規 鷦鷯
梭の手の染みし娘ぞみそさざい 阿波野青畝
歳月の暗き沼より鷦鷯 森澄雄
水音をかいくゞるかに三十三才 右城暮石 句集外 昭和十一年
澤庵の石に上るやみそさゝゐ 正岡子規 鷦鷯
瀧音を離れて来れば鷦鷯 森澄雄
煤拂のそばまで來たり鷦鷯 正岡子規 鷦鷯
物あればすなはち隱るみそさゞい 正岡子規 鷦鷯
瑠璃光寺界隈籬三十三才 飴山實 花浴び
疣石の名のみが残り鷦鷯 佐藤鬼房
紙を干すたび三十三才山の空 岡井省二 明野
老人の顔乾きけり三十三才 飯島晴子
老農とみそさざい桑畑で暮れ 細見綾子
聖堂やひつそりとして鷦鷯 正岡子規 鷦鷯
舌に残る薬の苦味みそさざい 橋閒石 雪
若し鳴かば妻帰るべしみそさざい 加藤秋邨
菜屑など散らかしておけば鷦鷯 正岡子規 鷦鷯
葱にそふて寒菊咲ぬ鷦鷯 正岡子規 寒菊
雨小止みをぐみにちょこ~三十三才 細見綾子
雨小止みをぐみにちよこ~三十三才 細見綾子 桃は八重
雪しろのたぎつ巌ノ上鷦鷯啼く 飯田蛇笏 雪峡
馬糞のそばから出たり鷦鷯 正岡子規 鷦鷯
馬糞の中から出たり鷦鷯 正岡子規 鷦鷯
鷦鷯こゑ透りをり深大寺 森澄雄
鷦鷯の行厨犬を呼び戻し 高野素十
鷦鷯ひそかに過ぎし午前午後 加藤秋邨
鷦鷯墓石はまだ無垢のまま 飯田龍太
鷦鷯山みな素つ気なく曇り 飯田龍太
鷦鷯枯草も耳そばだてよ 飯田龍太
鷦鷯水ほそぼそと家に添ひ 飯田龍太

鷦鷯 続補遺

うぐひすのちとかしこくば鷦鷯 万子
しぐるゝや机に上る鷦鷯 望月宋屋
みそさざい六浦の塩家かぞえた歟 鈴木道彦
夕ぐれや井戸から出たる鷦鷯 許六
大切な尻目こぼすや鷦鷯 助然
引板家にも来ねばすまぬか鷦鷯 鈴木道彦
摺鉢も絵にかゝれけり鷦鷯 毛〔ガン〕
曝板の額のさむさよ鷦鷯 木導
朝毎やちよつちよと来たる*鷦鷯 智月尼
桶鉢の陰持顔や鷦鷯 朱拙
樒皿に霜のこぼれや鷦鷯 野紅
水鉢の西湖巡るや鷦鷯 露川
泊餌にけふはみえずや鷦鷯 吏登 吏登句集
節季候の拍子で来たり鷦鷯 許六
身ひとつを里に来鳴か鷦鷯 凡兆
鴬に啼て見せけり鷦鷯 許六
鷦鷯家はとぎるゝはだれゆき 如行
鷦鷯家はとぎるゝはだれ雪 祐甫
鷦鷯風の木の葉にたとふべき 長翠

以上

by 575fudemakase | 2017-01-26 14:46 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
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[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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