冬の鶯の俳句

冬の鶯の俳句


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冬の鶯 補遺

いのちあるものなつかしく笹鳴けり 加藤秋邨
から~の大つくばひや笹子鳴く 日野草城
こころ待ちせし笹鳴きの今日も来ず 鷹羽狩行
この町に赤福つつむ笹子かな 古舘曹人 樹下石上
こゝに返す逍遥の歩や笹子鳴く 日野草城
さゝ啼やうすぬくもりの湯の煙 政岡子規 笹鳴
さゝ啼や小藪の隅にさす日影 政岡子規 笹鳴
さゝ啼や百草の奥の松蓮寺 政岡子規 笹鳴
さゝ鳴くや鳴かずや竹の根岸人 政岡子規 笹鳴
さゝ鳴や張笠乾く竹の垣 政岡子規 笹鳴
しばらくは笹鳴のみのきこえけり 桂信子 花影
せよ~と笹鳴いひてゐる如し 星野立子
たちばなに冬鶯の影よどむ晝 飯田蛇笏 山響集
はればれと笹子出会へる蜜柑山 岡井省二 明野
ふもとにて笹鳴きゐしが鵯の寺 水原秋櫻子 霜林
わが夢の枯野をゆけば笹子鳴く 山口青邨
わが忌中ならねば近し笹鳴は 斎藤玄 狩眼
われに媚び別れを告げて夕笹子 山口青邨
一つ二つ明治の調度笹子鳴く 山口青邨
一月の笹鳴や目をしばたたく 森澄雄
七といふ好きな日の朝笹子鳴く 高田風人子
世の音をしかと観ぜし笹子くる 岡井省二 五劫集
主は復活聖母は老いず笹鳴ける 中村草田男
主人遅筆焼藷屋来る笹子来る 山口青邨
乗越の熊笹日和笹鳴けり 福田蓼汀 秋風挽歌
二三日ちらつきゐしが笹鳴けり 水原秋櫻子 餘生
伊勢みちの伊勢にちかづく笹子かな 鷲谷七菜子 游影
佛から笹鳴の声おこりけり 加藤秋邨
冬鴬あらは石屋の石灯籠 山口青邨
冬鴬われは病弟子胸あつし 石田波郷
初音とも言へず笹鳴とも言へず 稲畑汀子
到来の小包解くや笹鳴いて 村山故郷
勾当内侍の塚や笹鳴ける 飴山實 句集外
厠出し人に笹鳴つゞくかな 原石鼎 花影
厨子奥はこのへんにして笹鳴す 高野素十
叡感の琴弾くがごと笹鳴す 阿波野青畝
古園荒る冬鴬の端麗に 山口青邨
同人等冬鴬を見てたのし 山口青邨
商人が耳傾げをり笹鳴す 伊丹三樹彦
声を聞きとめて笹子の見当らず(東京増上寺三句) 鷹羽狩行
夕笹子逼塞の友しきり恋し 大野林火 雪華 昭和三十六年
夜に入りて笹鳴こはくなりにけり 赤尾兜子 玄玄
大年の法然院に笹子ゐる 森澄雄
大年の笹鳴る闇となりにけり 石橋秀野
子等が来る日の笹鳴はかはいらし 野見山朱鳥 愁絶
客去れば笹鳴とわが時間かな 加藤秋邨
小がらめと笹子とあそぶ時雨かな 原石鼎 花影
山のさま鎌倉めきて笹子鳴き 後藤比奈夫
嶽の神笹子日和の鼻ぬくとし 岡井省二 明野
巌・濤どこか笹鳴してゐたり 加藤秋邨
川の名の信濃にかはる笹子かな 古舘曹人 樹下石上
干昆布塩吹く日南笹鳴いて 村山故郷
庭の藪陶の狸と笹子棲む 山口青邨
庭先に何の雫や笹鳴ける 桂信子 草影
庭祠ありてそこらに笹子鳴く 上村占魚 球磨
必ずに添ひ現るる笹子あり 後藤夜半 底紅
手袋の赤きを拾ふ笹鳴す 橋閒石 雪
数学が好きでこのごろ笹子くる 橋閒石 和栲
文弱にながるる月日笹子鳴く 古舘曹人 砂の音
日あたりて笹鳴近くなきにけり 原石鼎 花影
日の萱に逃避の我や笹鳴ける 相馬遷子 雪嶺
昃るや笹鳴しげき登り窯 山田みづえ まるめろ
時流れゆく笹鳴と我とにのみ 加藤秋邨
書屋灯る笹子訣れを告げて去る 山口青邨
月一片笹子の宿のわが藪に 山口青邨
朝々の笹鳴今日は日曜日 高田風人子
朝の日に笹子きてゐる流かな 上村占魚 鮎
木の影も笹鳴も午後人恋し 石田波郷
枯芦のなかに笹子のきてゐたる 森澄雄
柴漬に笹鳴の来てをりにけり 日野草城
棘(けいきょく)の冠かづき笹鳴けり 川端茅舎
楓繊枝霜解雫笹子吸ふ 山口青邨
槙囲笹鳴の穴百舌鳥の穴 百合山羽公 樂土
歩みをり我に向ひて笹鳴くとき 加藤秋邨
死はひとつ手ぶらあるきに笹子鳴く 秋元不死男
母の忌の木の芽の笹子峠越ゆ(山梨、永晶院あたり三句) 細見綾子
水中の日を見てあれば笹鳴す 渡邊水巴 富士
江戸の笹子京の笹子と鳴き交す 山口青邨
汽車を吐く笹子トンネル葡萄園 山口青邨
浪音にまぎれざるもの夕笹子 大野林火 潺潺集 昭和四十三年
深淵に光さす日の笹子かな 鷲谷七菜子 一盞
激流にこゑ攫はるる笹子かな 鷲谷七菜子 一盞
無始無終北上川に笹子鳴く 平井照敏 天上大風
焼あとの雪見灯籠笹子鳴く 山口青邨
爪木折る音もありつつ笹鳴ける 中村草田男
獺か笹鳴か霜くらきうち 右城暮石 句集外 昭和十四年
琴箱のうらは藪也さゝ鳴す 政岡子規 笹鳴
病床の手鏡笹子生写し 川端茅舎
眼鏡拭くやまた冴え冴えと笹鳴けり 加藤秋邨
石鼎忌笹鳴翔つて垣よぎり 原裕 葦牙
砂糖水ドーナツと来て笹鳴す 石川桂郎 四温
祖母いますその日のごとく笹鳴ける 福田蓼汀 山火
笹子くる午後いつときの日の弱り 上田五千石『琥珀』補遺
笹子ひよどり鵙も来る枯山の昼 村山故郷
笹子またこのぢゞばゞの庭に来し 山口青邨
笹子ゐて寺の煮焚の薪かな 森澄雄
笹子ゐて耳遊ばする波郷の忌 森澄雄
笹子ゐる昼の葛湯を吹いてをり 森澄雄
笹子ゐる葭の洲のいま日の柱 岡井省二 鹿野
笹子捕ると男徘徊籠を提げ 山口青邨
笹子来てをり玻璃ごしに見てゐたり 星野立子
笹子来て妻を籠絡してをりぬ 後藤比奈夫
笹子来て御慶訥々草の宿 山口青邨
笹子来て老木いまだ囀らず 三橋鷹女
笹子来て話は尽きてゐたりけり 古舘曹人 樹下石上
笹子来る年の暮るるに日も暮るる 山口青邨
笹子来る遅吟天下第一といふ人に 山口青邨
笹子藪に帰るかちちと老妻に 山口青邨
笹子鳴きふたゝび空はくもりけり 桂信子 月光抄
笹子鳴くこの帯留が気に入らぬ 三橋鷹女
笹子鳴く方へ下りゆき水を汲む 佐藤鬼房
笹子鳴く真昼やさしき甲斐の山 飯田龍太
笹鳴いて枯山腹を見せにけり 石田勝彦 百千
笹鳴か簀垣過ぎりし人影か 清崎敏郎
笹鳴がなどと空々しいことを 橋閒石 虚 『和栲』以後(I)
笹鳴が光る松葉に影として 篠原梵 年々去来の花 中空
笹鳴が去つて大石動かれず 加藤秋邨
笹鳴が去り雪は雪我は我 加藤秋邨
笹鳴が吾等の動き窺へり 右城暮石 散歩圏
笹鳴が呼ぶ遭難者手がかりなし 福田蓼汀 秋風挽歌
笹鳴が笹鳴を呼ぶやうに鳴く 右城暮石 句集外 昭和六年
笹鳴が耳に残りて支那料理 星野立子
笹鳴が降るにも過ぐる配膳車 斎藤玄 狩眼
笹鳴きがわらびぜんまい焼きし跡(越前岬二句) 細見綾子
笹鳴きに枝のひかりのあつまりぬ 長谷川素逝 暦日
笹鳴きに覚めて朝とも日暮とも 中村苑子
笹鳴きのこゑのみけふの安居寺 森澄雄
笹鳴きやもの書きにして筆無精 鷹羽狩行
笹鳴きや一日を文書くときめ 鷹羽狩行
笹鳴きや二度寝の肩を少し出し 鷹羽狩行
笹鳴きや出土の石器綿の上 鷹羽狩行
笹鳴きや土牢の桟嵌め殺し 鷹羽狩行
笹鳴きや墓も巌も地より生ひ 鷹羽狩行
笹鳴きや強き火きらふ煮つめもの 鷹羽狩行
笹鳴きや昼近く剃る無精髭 鷹羽狩行
笹鳴きや朱の黄ばみし観世縒り 鷹羽狩行
笹鳴きや机の端の薄ぼこり 鷹羽狩行
笹鳴きや柄の逞しき肥柄杓 鷹羽狩行
笹鳴きや次の笹鳴きもう聴けず 桂信子「草影」以後
笹鳴きや湯揉唄なく出湯揉み 鷹羽狩行
笹鳴きや湯気をしきりに落し蓋 鷹羽狩行
笹鳴きや琴の袋の口ゆるみ 鷹羽狩行
笹鳴きや眼をしひたげし文庫本 鷹羽狩行
笹鳴きや眼鏡を徹夜稿の上 鷹羽狩行
笹鳴きや箱書きを待つ軸ひとつ 鷹羽狩行
笹鳴きや親展の文二つ来て 鷹羽狩行
笹鳴きや鼻肉ゆたかに磨崖仏 鷹羽狩行
笹鳴きを聞きて昼餉としたりけり 右城暮石 句集外 大正十四年
笹鳴くとひとりごちせるそのあとも 岸田稚魚 紅葉山
笹鳴くや旅のつかれを昼の風呂 上村占魚 鮎
笹鳴くや石にいろなき野の夕日 上村占魚 鮎
笹鳴けり機は仕舞ひて事始め 及川貞 夕焼
笹鳴ちらちら亡母はいつも訪ひ姿 中村草田男
笹鳴と風花と手の灰ふるひ 三橋鷹女
笹鳴にかさりこそりとお滝守 阿波野青畝
笹鳴にはたして下痢となりにけり 伊丹三樹彦
笹鳴に医師棲みて清潔に老ゆ 伊丹三樹彦
笹鳴に姉より長き睫かな 加藤秋邨
笹鳴に掌をのべ古風な庭木らよ 三橋鷹女
笹鳴に明日の娶りの厨事 高田風人子
笹鳴に朝が又来て働けり 高田風人子
笹鳴に水音に山深きかな 稲畑汀子
笹鳴に粗懶の百舌のまじりたる 阿波野青畝
笹鳴に逢ひたき人のあるにはある 三橋鷹女
笹鳴に逢ふさびしさも萱の原 加藤秋邨
笹鳴に雑木のなかの耳ひかる 伊丹三樹彦
笹鳴のあるとき近し休み窯 上田五千石『田園』補遺
笹鳴のかげふかくいし人ならむ 古沢太穂 古沢太穂句集
笹鳴のけふこの道を何故歩む 相馬遷子 雪嶺
笹鳴のこゑも刈り込み槙囲 百合山羽公 樂土
笹鳴のごとく来てゐき去りにけり 加藤秋邨
笹鳴のたえだえにわが月日かな 加藤秋邨
笹鳴のひとこゑありぬ那須の牧 渡邊水巴 富士
笹鳴のふりかかりたる素顔持す 斎藤玄 狩眼
笹鳴のほとを忘れしほとの神 森澄雄
笹鳴のまこと稚し焼け山に(越前岬二句) 細見綾子
笹鳴のまにまに麻酔きかさるる 斎藤玄 雁道
笹鳴のみちあらはるる仏みち 原裕 青垣
笹鳴のもうひと息が鳴ききれず 加藤秋邨
笹鳴の一と声を直ぐに人に言ふ 細見綾子 桃は八重
笹鳴の一と声を直ぐ人に言ふ 細見綾子
笹鳴の中空を日の漂える 橋閒石 微光以後
笹鳴の初音鼓幕にはづみけり 石塚友二 磯風
笹鳴の勁き舌根を感じをり 岡井省二 明野
笹鳴の声のみどりにさす日かな 飯田龍太
笹鳴の姿となりて庭前に 高浜年尾
笹鳴の忿ふくめる一日あり 石田波郷
笹鳴の思ひ出さねば鳴かぬなり 加藤秋邨
笹鳴の曇りて昏れぬ土瓶蒸 岡井省二 鹿野
笹鳴の来しふところ手ほどきけり 石田波郷
笹鳴の来る戸すなはち目覚め時 石川桂郎 四温
笹鳴の枝移りつつ林泉去らぬ 伊丹三樹彦
笹鳴の眦振つて向きにけり 川端茅舎
笹鳴の碑裏碑表濡れいろに 原裕 青垣
笹鳴の秀枝離れて下枝に居 阿波野青畝
笹鳴の突ともう起きねばならぬ 星野立子
笹鳴の粕谷御殿は襖破れ 山口青邨
笹鳴の背戸にきてゐし二日かな 森澄雄
笹鳴の見えぬところに黒子あり 橋閒石 卯
笹鳴の隠密の声しきりなる 川端茅舎
笹鳴の青きすがたの見えにけり 日野草城
笹鳴の鳴き移るさま見ゆるかに 右城暮石 句集外 昭和六十三年
笹鳴は寺の新嫁讃へけり 阿波野青畝
笹鳴は水沁む原を飛びにけり 右城暮石 声と声
笹鳴やあちこち墜つる杉の雪 日野草城
笹鳴やあまり間近かに山巨き 飯田龍太
笹鳴やたかし来し日は光り飛び 川端茅舎
笹鳴やときに影して走り雲 鷲谷七菜子 花寂び
笹鳴やなかの強ハ音を恵方とし 飴山實 句集外
笹鳴やひやびやと坐す神の前 角川源義
笹鳴やほとほと燃ゆる火山岩 加藤秋邨
笹鳴やまたぎて知りし一墓標 加藤秋邨
笹鳴やめつむり聞けば身のほとり 加藤秋邨
笹鳴やわれ金石の本を読む 山口青邨
笹鳴や一高の松その笹生 石田波郷
笹鳴や世にもきれいな夕日今 星野立子
笹鳴や亡蕪村はた亡大魯 石田勝彦 雙杵
笹鳴や何か踏みたきわが蹠 加藤秋邨
笹鳴や何に通へる山の径 石田勝彦 雙杵
笹鳴や全山の馬影を曳く 加藤秋邨
笹鳴や午後とも見えぬ野の光り 飯田龍太
笹鳴や厨ごとこそ大切に 及川貞 夕焼
笹鳴や吉水は暮れ終るべく 日野草城
笹鳴や呪文となへて子守沙弥 川端茅舎
笹鳴や土に膝つく墓仕へ 岡本眸
笹鳴や壬生菜にふりし味の素 鈴木真砂女 夕螢
笹鳴や夕されば吾子帰りくる 角川源義
笹鳴や夢二の女の黄八丈 桂信子 草影
笹鳴や大刈込をくぐりては 水原秋櫻子 旅愁
笹鳴や失ひしものみな寂か 山田みづえ 草譜
笹鳴や女ばかりの昼ながし 桂信子 女身
笹鳴や妻なす波紋及び来る 岸田稚魚 負け犬
笹鳴や崖の一日音もなく 加藤秋邨
笹鳴や廻廊渡る茶菓もちて 星野立子
笹鳴や忘れてゐたる舌の先 加藤秋邨
笹鳴や我はひと代を火炎上 加藤秋邨
笹鳴や手沢出でたる桐火鉢 日野草城
笹鳴や日の出の何ぞなつかしき 加藤秋邨
笹鳴や日向日蔭へ道伸びて 岸田稚魚 筍流し
笹鳴や日暮のごとき日本海 加藤秋邨
笹鳴や昔男の隠紋 山口青邨
笹鳴や書屋は昼をひともして 山口青邨
笹鳴や村の床屋の午前尽く 楠本憲吉 孤客
笹鳴や東司のうしろあたりから 飴山實 句集外
笹鳴や榾火吹きにしなみだ顔 古沢太穂 古沢太穂句集
笹鳴や機嫌雀の唄の中 石塚友二 光塵
笹鳴や死後への汚れ焚きすてて 加藤秋邨
笹鳴や母のやつれは言ふまじく 桂信子 月光抄
笹鳴や水のゆふぐれおのづから 日野草城
笹鳴や浄土追はれし磨崖仏 加藤秋邨
笹鳴や海への道のひぐれどき 加藤秋邨
笹鳴や漬靴下の洗面器 秋元不死男
笹鳴や火桶にかゝる女の手 日野草城
笹鳴や炭火たのしきたなごゝろ 日野草城
笹鳴や燗を過せし朝の酒 日野草城
笹鳴や牛乳ひとり沸騰す 加藤秋邨
笹鳴や玻璃に頬あて吾を見る子 加藤秋邨
笹鳴や生あたゝかく言生きて 石塚友二 光塵
笹鳴や畦は乾きて径となる 加藤秋邨
笹鳴や痩せし日射しを膝の上 岸田稚魚 筍流し
笹鳴や目休めに繰る素描集 上田五千石『琥珀』補遺
笹鳴や石に日が跳ぶ杉襖 古舘曹人 砂の音
笹鳴や砂にちらばるうつせ貝 福田蓼汀 秋風挽歌
笹鳴や繊月既にありて冱ゆ 日野草城
笹鳴や職場に知己ある謂なし 中村草田男
笹鳴や艦入り替ふる麓湾 飯田蛇笏 山廬集
笹鳴や茨の刺の真紅 川端茅舎
笹鳴や蔭雪は白失はず 大野林火 潺潺集 昭和四十二年
笹鳴や豊公利久伊勢の鷹 石塚友二 光塵
笹鳴や逢はでかへりし声は訛 加藤秋邨
笹鳴や達谷先生は痔にこもり 加藤秋邨
笹鳴や雑草園ははやともす 山口青邨
笹鳴や風花の澄む夕あかり 日野草城
笹鳴や鰯配給みかん配給 星野立子
笹鳴よこの身焼かるる日も鳴くや 橋閒石 和栲
笹鳴らす風に今宵の星濡るる 橋閒石 雪
笹鳴をたしかめてゐる間の閑か 桂信子 花影
笹鳴を疎林のひかり弾き合ふ 相馬遷子 山河
笹鳴を聴きゐるらしき妻の黙 加藤秋邨
笹鳴を聴く君のほか目に見えず 加藤秋邨
笹鳴を覗く子と待つ雑煮かな 渡邊水巴 白日
紫の立子帰れば笹子啼く 川端茅舎
臥して聴く笹鳴もまた興のうち 森澄雄
芦花先生冬鴬と遊べる日 山口青邨
荊棘のアーチ笹鳴面白く 川端茅舎
葡萄摘む笹子峠は天気よし 山口青邨
見てをれば笹鳴出でて来りけり 山口青邨
観音の臍よりしたる笹子かな 森澄雄
賀状のGanは巌のことか笹鳴ける 加藤秋邨
赤富士はいまも笹鳴くばかりかな 岡井省二 明野
赫崖の上の笹子の雑木山 岡井省二 明野
足を踏みかへて鳴きゐる笹子とも 後藤比奈夫
車おりてしばらくゆけば笹子鳴く 上村占魚 鮎
迷ひ入る笹子書斎に糞をして 山口青邨
還り来し尺八に笹鳴おこりけり 原石鼎 花影以後
酔ひし顔母に見られぬ笹鳴ける 桂信子 女身
雪村の墓てふ巨石笹鳴けり 飯島晴子
霧島の舌打ち強き笹子かな 鷹羽狩行
鳴かずゐる笹鳴の目を感じをり 加藤秋邨
鵯その他去り笹鳴の登場す 石塚友二 光塵

以上

by 575fudemakase | 2017-01-26 14:56 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
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尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
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《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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