玉子酒 の俳句

玉子酒 の俳句

玉子酒

例句を挙げる。

おん僧も老人世帯玉子酒 安達光宏
かりに着る女の羽織玉子酒 高濱虚子
そとまぜて泡立つ香り玉子酒 木下挿雨
ぬくぬくの玉子酒って生意気だ 渡辺誠一郎
めをとしてめをともてなす玉子酒 岩木躑躅
人泊めて雨となる夜や玉子酒 柴田宵曲
兄の遺句整理に更けて玉子酒 湯浅典男
出来得れば飲みたくはなし玉子酒 竹中しげる
友達のやうな夫婦や玉子酒 山田弘子 螢川
嫁してより家族は二人玉子酒 荒昔英子
寝るまでの口さみしくて玉子酒 越智竹帆子
岡惚で終りし恋や玉子酒 日野草城
年下の亭主持ちけり玉子酒 五所平之助
志ん生の呂律恐ろし玉子酒 高澤良一 随笑
我兄子の来へき宵なり玉子酒 尾崎紅葉
我背子が来べき宵なり玉子酒 尾崎紅葉
早や五臓ぬくし寝しなの玉子酒 富田潮児
母の瞳にわれがあるなり玉子酒 原子公平
母の語のほのと解けゆく玉子酒 平沢美雪
沫を消す内儀老たり玉子酒 黒柳召波 春泥句集
熱のある頬美しや玉子酒 宮野 寸青
玉子酒この日如何なる腹の虫 島道素石
玉子酒すすめて君を帰さじな 石原初子
玉子酒すすり還暦来つつあり 岸風三樓
玉子酒するほどの酒ならばあり 菅裸馬
玉子酒つくるに足りし燗冷し 下村ひろし 西陲集
玉子酒つくる老い母だけの智慧 滝 春一
玉子酒ものも言はずに作り来し 中村汀女
玉子酒僧の炬燵の派手布団 五十嵐播水
玉子酒十重ねたる小さかづき 黒柳召波 春泥句集
玉子酒妻にもすすめ明日は旅 高樹旭子
玉子酒嫌はれて居る荷風もの 河野静雲
玉子酒子として父に何をせし 葛山たけし
玉子酒思ひ屈する男あり 松瀬青々
玉子酒月こそさゆれ大茶碗 丸之 選集「板東太郎」
玉子酒皆相伴の早寝かな 西川かなえ
玉子酒祇園わたりは雪の山 妻木 松瀬青々
玉子酒竹藪を日のひたしける 林徹
玉子酒賓主を分つ小盃 黒柳召波 春泥句集
玉子酒降らざる雨を聞くここち 田中裕明 花間一壺
稿終へしあとは舌焼く玉子酒 岡野 等
絵襖をとざしあたたむ玉子酒 橋本鶏二 年輪
身に覚えあること言われ玉子酒 佐藤和夫
過去未来なき今熱し玉子酒 籏こと
重たしととる笄や玉子酒 野村喜舟 小石川
あれ聞けば千鳥なりけり卵酒 広江八重桜
卵酒或夜からみの焔燃ゆ 四明句集 中川四明
吹きやす胸はしり火や卵酒 炭 太祇 太祇句選
因循を女に笑はれぬ卵酒 蝶衣句稿青垣山 高田蝶衣
妻泣かせ酔はせ寒夜の卵酒 小林康治 四季貧窮
盃になるもの多し卵酒 炭 太祇 太祇句選後篇
親も子も酔へばねる気よ卵酒 炭 太祇

玉子酒 補遺

かせ引の妻よ夫よ玉子酒 正岡子規 玉子酒
なんぢの眼とろりとなりぬ玉子酒 日野草城
ふるまはん深草殿に玉子酒 正岡子規 玉子酒
ほとぼりの永き忿りや玉子酒 上田五千石『風景』補遺
まつ白な衿おしろいや玉子酒 日野草城
わぎもこのはかなく酔ひぬ玉子酒 日野草城
一弟子に妻賜はれり玉子酒 角川源義
佳き部屋に情痴更けゝり玉子酒 日野草城
傾城の涙煮えけり玉子酒 正岡子規 玉子酒
半鐘を久しく聞かず玉子酒 鷹羽狩行
吹きやす胸はしり火や卵酒 炭太祇
太幹は太き枝出す玉子酒 波多野爽波
妙齢すぎて恋たくみなる玉子酒 日野草城
妻泣かせ酔はせ寒夜の卵酒 小林康治 四季貧窮
嬌瞋の眉美しや玉子酒 日野草城
学びたる処方忘れし玉子酒 上田五千石『琥珀』補遺
対ひ居て心は知らじ玉子酒 日野草城
山吹や底に八重咲玉子酒 正幸 富士石
岡惚で終りし恋や玉子酒 日野草城
嵯峨の雪卵酒しに羽紅起つ 内藤鳴雪
床をはなれし老妻わたしに玉子酒する 荻原井泉水
有馬去りし口なれの卵酒もせず 河東碧梧桐
沫を消す内儀老たり玉子酒 黒柳召波
漢方の処方の外の玉子酒 上田五千石『琥珀』補遺
熱ゆらゆら波もこがねの玉子酒 林翔
父のせしごとくに玉子酒さます 鷹羽狩行
猩々を巨燵へ呼ばん玉子酒 正岡子規 玉子酒
玉子酒ありなしの火に作るとて 中村汀女
玉子酒おのが眉目に慊らぬ 日野草城
玉子酒としまざかりの瞳が酔へる 日野草城
玉子酒十重ねたる小さかづき 黒柳召波
玉子酒猫の五徳にゆだんすな 寥松
玉子酒賓主を分ッ小盃 黒柳召波
盃になるもの多し卵酒 炭太祇
童顔のめでたさもどる玉子酒 上田五千石『天路』補遺
親も子も酔へばねる気よ卵酒 炭太祇
親鳥のぬくめ心地や玉子酒 正岡子規 玉子酒
謀られてくやしく酔ひぬ玉子酒 日野草城
遠吠のきこゆるばかり玉子酒 日野草城
酒弱の若きつばめや玉子酒 日野草城
閨門に洩るゝ大事や玉子酒 日野草城
風引の若き主や卵酒 正岡子規 玉子酒

以上

by 575fudemakase | 2017-01-26 20:30 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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