嚏 の俳句

嚏 の俳句

嚏 の例句



嚏 補遺

「咳をしても一人」くしやみしてもまた 上田五千石 琥珀
くさめしてそのままに世を誹るなり 加藤秋邨
くさめしてたたみ馴れたる薄羽織 飯田龍太
くさめして人の世すこし知り顔に 能村登四郎
くさめして向ふにテニスコートかな 飯田龍太
くさめして封人の家番したり 百合山羽公 樂土以後
くさめして潔癖の冬来りけり 森澄雄
くさめして燈の数殖えしかと思ふ 上田五千石『琥珀』補遺
くさめして突然顔に日が当る 能村登四郎
くさめして鳥肌たちぬ炎天下 橋閒石 朱明
くさめのみじめさ ひとひらの雲焦けのこり 富澤赤黄男
くさめひとつで消える青空母の国 佐藤鬼房
くさめ出る眼で押して行く獄の塀 秋元不死男
くさめ出る脱穀埃横ぎりて 右城暮石 句集外 昭和六十二年
くしやみしてわれがなくなる空の青 平井照敏 猫町
くしやみして厠に子ゐる菜種梅雨 飴山實 辛酉小雪
くしやみして庭八方へ歪みけり 藤田湘子 てんてん
くつさめの夫唱婦随といふべかり 燕雀 星野麥丘人
くつさめやもとより敵は腹中に 亭午 星野麥丘人
くつさめをして紅葉山ありにけり 岸田稚魚 紅葉山
さかさまに猫抱く嚏つゞけざま 右城暮石 句集外 昭和二十三年
たちどまり嚏をひとつ落しゆく 加藤秋邨
つつましき嚏ひとつや菖蒲の芽 石田勝彦 百千
とゞまりて嚏をしたり江のほとり 山口誓子
わる知恵をそだてくつさめとばしけり 亭午 星野麥丘人
一心を凝すくさめの行衛かな 野見山朱鳥 曼珠沙華
三日月のひたとありたる嚏かな 中村草田男
乱行を重ぬる如く嚏する 相生垣瓜人 明治草
冬の夜や嚏ひて妻の顔があり 星野麥丘人
切通しきたりし犬のくさめかな 渡邊白泉
勇気いささか大いなる嚏 上田五千石『琥珀』補遺
咳をしてをれば猫きて嚏せり 加藤秋邨
営農の大きなくしやみ止まざるも 金子兜太
嚏しておのれも朝ゆ風邪ごころ 石塚友二 光塵
嚏してややありて葱を抜くらしき 加藤秋邨
嚏して亨くや一顆の冬林檎 角川源義
嚏して佛の妻に見られたる 森澄雄
嚏して凜然たるに似たりけり 相生垣瓜人 明治草
嚏して大日輪を沈めたり 上田五千石『琥珀』補遺
嚏して屋敷つづきの畑に出る 廣瀬直人
嚏して後のおのれを引き緊むる 能村登四郎
嚏して想ふ人の名遠きかな 石塚友二 光塵
嚏して聖イグナチオ天主堂 古舘曹人 樹下石上
嚏して雨の見えくる水の上 岡本眸
嚏して飛ばせし一句戻らざり 能村登四郎
嚏して鼻*かんで父亡き此の世 藤田湘子 てんてん
嚏また嚏や合の米ひかる 西東三鬼
嚏や楯として在ることのなし 佐藤鬼房
嚏や硝子おどろく闇の果 石塚友二 光塵
嚏りて止まず悪鬼の憑きにけむ 相生垣瓜人 明治草
嚏れば蟷螂がゐておどろけり 山口誓子
城にゐて出たがる嚏槍黒し 秋元不死男
大嚏せり寂しさの吹つ飛べり 能村登四郎
寒天の日輪にくさめしかけたり 臼田亜郎 定本亜浪句集
小さき身に父われほどのくさめ蔵す 篠原梵 年々去来の花 皿
山神のくさめ響くや冬の山 日野草城
従いて来し犬の嚏や露時雨 日野草城
旅衾露の蚊を撲ちくさめ落つ 角川源義
日輪に嚏したれば野近し 岡井省二 夏炉
月の夜やくしやみあくびで歸る客 正岡子規 月夜
月光にふれしたまゆらくさめしぬ 渡邊白泉
村肝を打揺がして嚏出づ 相生垣瓜人 明治草
汗冷えて嚏しきりや蔵王堂 右城暮石 句集外 昭和四十八年
湯ざめして君のくさめや後の月 日野草城
炉話の鼻をこそぐる嚏かな 阿波野青畝
燈して祝典の姫嚏りぬ 飯田蛇笏 山響集
犬老いて嚏落しぬ月の霜 日野草城
猫くさめ亡き妻の声わらひけり 加藤秋邨
産湯以後のあくびで くしゃみで 天瓜粉 伊丹三樹彦
目に出づる嚏の空気かたじけなし 三橋敏雄
福寿草くしやみが腰に応えたぞ 永田耕衣
秋暁の一人嚏す大き弥撒 林翔 和紙
算用の心細さに嚏るか 石塚友二 光塵
紅梅に火花のくしやみ欠伸かな 金子兜太
翁らの句をぬらしたるくさめ哉 渡邊白泉
老人のくさめ薄暑にそむきけり 百合山羽公 樂土
老体に月光沁みし嚏かな 藤田湘子 てんてん
老僧の唄ふに似たるくしやみかな 阿波野青畝
聖堂に嚏ひしひとや出で来たる 山口誓子
花ひらくごとき嚏を残さるる 加藤秋邨
荒放のものなる嚏重ねけり 相生垣瓜人 明治草
荒法師などの如くに嚏する 相生垣瓜人 明治草抄
蕎麦掻や嚏ひとつの鍋を掛く 石川桂郎 高蘆
裔ありて嚏りとばす恋一つ 小林康治 玄霜
赤ん坊の嚏がとんで野水仙 石田勝彦 秋興
起きぬけの嚏を重ぬ寒露かな 日野草城
辛口のあとは嚏や月の客 飴山實 次の花
鉄線の花の終りへ児のくさめ 佐藤鬼房
隅だけが鳴るハモニカの孤児嚏 中村草田男
雨の蟲遠くに妻が嚏りぬ 石田波郷
頭冴えたりつづけざま嚏して 森澄雄
風邪ひいて目も鼻もなきくさめかな 村上鬼城
颱風眼らしき朝なり猫のくしやみ 加藤秋邨
駕の僧嚏り露の簾を垂れぬ 飯田蛇笏 山響集

嚏 続補遺

かん梅や花も嚏の出ぬべし 三宅嘯山
くつさめの形に似合ぬ相撲とり 我峰
くつさめの松にこたへる枯野哉 吾仲
くつさめの跡しづか也なつの山 野水
くつさめの顔はづかしき柳哉 木導
つくばふて安居の嚏貰ひけり 五明
嘸くさめ嘸ほとゝぎすはつがつを 加舎白雄
嚏のひとつきこへてよるの花 成田蒼虬
夏山や馬の嚏て過しあと 鈴木道彦
文月や先露とよむ嚏ぐさ 道彦 蔦本集
文月や先露とよむ嚏ぐさ 鈴木道彦
水鼻にくさめなりけり菊紅葉 其角
火串さして嚏を谷へこぼしけり 三宅嘯山
瓜の香にきつね嚏月夜かな 加舎白雄
耳ふつてくさめもあへずなくね哉 其角
見るうちの嚏に散りぬ芥子のはな 琴風
馬かたのくさめに散るや枯すゝき 寥松 八朶園句纂
黍の中嚏飛して誰か来る 鈴木道彦

以上

by 575fudemakase | 2017-01-27 06:49 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

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設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
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表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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