ちやんちやんこ の俳句

ちやんちやんこ の俳句
ちやんちやんこ

例句を挙げる。

あらくれを舟ごと叱るちゃんちゃんこ 岸本長一郎
この頭巾このちゃんちゃんこ象堂忌 森 かほる
しぐるゝやまさるめでたきちやんちやんこ 久保田万太郎 流寓抄
そっと手を通す形見のちゃんちゃんこ 川口咲子
その子の家の藁屋根厚しちやんちやんこ 中村草田男
ちゃんちゃんこ一日畦にぬぎ置きて 三栖 ひさゑ
ちゃんちゃんこ着ても家長の位かな 富安風生
ちゃんちゃんこ着て坊守の鐘を撞く 阪田 ひで
ちゃんちゃんこ着て存念にかげりなし 高木喬一
ちやんちやんこには猫の爪かかり易 波多野爽波 『一筆』以後
ちやんちやんこの皆雛めきてお雛粥 宮津昭彦
ちやんちやんこ死なねばならぬ一大事 木田千女
ちやんちやんこ猫脊に坐り打とけて 吉屋信子
ちやんちやんこ着せ父大事母大事 宮下翠舟
ちやんちやんこ着ても家長の位かな 富安風生
ちやんちやんこ着て島を出ることもなし 田村いづみ
ちやんちやんこ着て神頼み長かりき 高澤良一 ももすずめ
ちやんちやんこ着て遊びゐる仔熊かな 木村奇行
ちやんちやんこ鼻眼鏡して竹を編む 宮下邦夫
ひとり夜を更かすに慣れてちやんちやんこ 蛯江ゆき子
ポケツトをつけて貰ひしちやんちやんこ 遠藤梧逸
一徹を父より享けてちやんちやんこ 石井とし夫
内仕事肩になじんでちゃんちゃんこ 神坂光生
内子座の桟敷にならぶちやんちやんこ 佐野雪子
土産屋の童女含羞むちやんちやんこ 穂坂日出子
大学を出て山男ちやんちやんこ 福田蓼汀
奥の手の泣いてばかりやちやんちやんこ 秋元不死男
山深く日向を愛しちやんちやんこ 村越化石
山継ぐといふ青年のちやんちやんこ 川村紫陽
巨漢なりしかハンガーのちゃんちゃんこ すずきりつこ
常着にして見苦しからぬちゃんちゃんこ 高澤良一 寒暑
年きけばちやんちやんこより指出して 長谷川双魚 『ひとつとや』
強がりの背中に似合ふちやんちやんこ 安斉君子
悪評やパジャマに羽織るちやんちやんこ 加藤一智
拾ひたる命大事にちゃんちゃんこ 太田蔵之助
日曜は読書に当ててちやんちやんこ 高澤良一 さざなみやっこ
木莵の聲の聞こゆるちやんちやんこ 佐々木六戈 百韻反故 わたくし雨
柔かき黄のちやんちやんこ身に合ひて 高野素十
楮晒の水に屈みしちやんちやんこ 奈良文夫
水車守粉まみれなるちゃんちゃんこ 大下秀子
沈金の手のふるへをりちゃんちゃんこ 阿波野青畝
浅草寺さまに賜ひしちゃんちゃんこ 多田納君城
炊*さんのおん僧秋のちやんちやんこ 小原菁々子
父に借り父の許なりちやんちやんこ 八木林之介 青霞集
父母の何になれとやちゃんちゃんこ 善積ひろし
父祖親しもぬけのからのちゃんちゃんこ 清水基吉
疑ひは人間にありちやんちやんこ 川崎展宏
看護婦に病名を聞くちゃんちゃんこ 東浦津也子
窯ぐれで終る一生ちやんちやんこ 平野平洲
竹の主河童百図のちやんちやんこ 椎橋清翠
紬縞仕立あがりしちゃんちゃんこ 岩田余志
職退きて只の親爺のちゃんちゃんこ 高澤良一 寒暑
肩のへん軟らかすぎるちやんちやんこ 阿波野青畝
膏薬の首曲げてをりちやんちやんこ 武田忠男
茂吉知る宿のあるじのちやんちやんこ 岩崎照子
走り寄るでんわの切れてちやんちやんこ 小須田利子
農を継ぐ子に着せたしとちゃんちゃんこ 竹内てる子
食薄くなりしと思ふちやんちやんこ 石塚友二
鯛の目を口つけて吸ふちゃんちゃんこ ながさく清江
衣更着ときき袖無しを着ることも 手塚美佐 昔の香
袖無しを著て老がまし冬籠 小澤碧童 碧童句集
袖無のわれに去年去り今年来ぬ 阿波野青畝

袖無の師に狎れまじと膝正す 森田峠 避暑散歩
袖無や大百科事典あればある 石川桂郎 高蘆
袖無を著て湖畔にて老いし人 高浜虚子(芭蕉忌)
煙草買ひにちゃんちゃんこではおかしいか 高澤良一 石鏡

ちゃんちゃんこ 補遺

ちやんちやんこには猫の爪かかり易 波多野爽波
ちやんちやんこ又新調や誕生日 阿波野青畝
ちやんちやんこ奥は秩父のお古なる 平畑静塔
ちやんちやんこ着て気の緩ぶ思ひあり 石塚友二 玉縄抄
其子の家の藁屋根厚しちゃんちゃんこ 中村草田男
卵生まぬ鶏叱らるるちやんちやんこ 中村汀女
四五日は籠るつもりのちやんちやんこ 石塚友二 玉縄以後
奥の手の泣いてばかりやちやんちやんこ 秋元不死男
家中の刃物を研いでちやんちやんこ 飯島晴子
寒ければ親の猿子の後楯 山口誓子
愛着の袖無のまま米寿の賀 阿波野青畝
推敲はなかなか出来ずちやんちやんこ 阿波野青畝
旅舟の老の舟子のちやんちやんこ 富安風生
柔かき黄のちやんちやんこ身に合ひて 高野素十
決断は丹田にありちやんちやんこ 鷹羽狩行
沈金の手のふるへをりちやんちやんこ 阿波野青畝
生きる希みの袖無厚きよもぎ摘 鷲谷七菜子 黄炎
肩のへん軟らかすぎるちやんちやんこ 阿波野青畝
袖無の吾に去年去り今年来る 阿波野青畝
袖無の娘はおぼこ菜を洗ふ 阿波野青畝
袖無や大百科事典あればある 石川桂郎 高蘆
袖無をうちかけ何をする吾ぞ 阿波野青畝
袖無を脱いだり被たり羊守 阿波野青畝
裏着たる魯亭主やちやんちやんこ 阿波野青畝
贈りやりし赤のちやんちやんこ名は隆子 村山故郷
身に付けし黒ちやんちやんこ黒頭巾 相生垣瓜人 負暄
食薄くなりしと思ふちやんちやんこ 石塚友二 玉縄以後

以上

by 575fudemakase | 2017-01-27 11:48 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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