セーター の俳句

セーター の俳句

セーター

例句を挙げる。

おとろへしかほうつむきやセーター編む 瀧井孝作
とっくりセーター人波をゆく酉の市 高澤良一 燕音
ふりかぶり着てセーターの胸となる 不破博
もう泣かぬ顔セーターを抜け出せり 奈良文夫
やや寒のセーター匂ふナフタリン 風生せん 吉屋信子
セーターにつつむ遠野の喉仏 古舘曹人 樹下石上
セーターにもぐり出られぬかもしれぬ 池田澄子
セーターに乳頭尖らせて少女 河本勝利
セーターに枯葉一片旅さむし 加藤楸邨
セーターに編み込む雪にこごえけり 対馬康子 吾亦紅
セーターに頭のかたち頭出る 須川洋子
セーターに顎を埋めて少女期去る 上野澄江
セーターに顔出して遠き山が見ゆ 鎌倉佐弓 潤
セーターに齢は問はぬジャズ仲間 山田弘子 こぶし坂
セーターのジャングルジムに動く赤 西込とき
セーターの上に口あり笑ひあり 林翔
セーターの中に貧しき丘がある 櫂未知子 貴族
セーターの乳房ふつくらもの狂ひ 品川鈴子
セーターの王子風邪気におはしけり 八木林之介 青霞集
セーターの男タラップ駈け下り米 深見けん二
セーターの白は誰にも似合ふ色 稲畑汀子
セーターの紫許せ紫禁城 品川鈴子
セーターの胸にV切る銀ぐさり 渡辺寛子
セーターの色とりどりに八岳仰ぐ 村山古郷
セーターの試着好みの木の葉いろ 高澤良一 宿好
セーターの赤が似合ひて老いにけり 大久保橙青
セーターの赤をよそほう悲しみも 稲畑汀子 汀子第二句集
セーターの錨の模様胸を逸れ 宇多喜代子 象
セーターの黒い弾力親不孝 中嶋秀子
セーターや蒼茫と山北にあり 折井紀衣
セーターをあれこれ鏡に夫癒ゆる 乾 澄江
セーターをすとんと着せて歯抜児よ 松本勇二
セーターを両手縛りに肚決めて 平井さち子 鷹日和
セーターを着せられし子の兎跳び 福永耕二
セーターを着て風狂に遠くをり 後藤兼志
セーターを着るとき垂れ目はつきりと 小島健
セーターを腰に巻きつけ津軽っ子 小島千架子
セーターを買ふにフランス語は要らず 西村正子
セーター出すそんなきのうが過ぎてけふ 高澤良一 燕音
セーター着て素顔の日日の流れ行く 佐藤芙美子
今日も晴天セーターにつよく首突込む 中野茂
会ひに行く黒きセーター軽く着て 斉藤淳子
修道女セーターの白許さるゝ 平林とき子
冬哀し吾子のセーター着ることも 中村祐子
包みから赤いセーター赤くなる 伊関葉子
口下手で引込み思案で赤セーター 室岡純子
声ひらく徳利セーター喘ぎ出て 平井さち子 鷹日和
夕すげの黄のセーターを夜は着る 稲垣きくの 黄 瀬
子の数のセーター持ちてドライブに 稲畑汀子
山鳩よセーター顔にかけて寝る 諸岡直子
息吐きながらセーターに顔を出す 辻美奈子
愛ほろぶごとセーターのほどかるる 岡本 眸
成人の日やセーターの静電気 牧野桂一
戸口暫し天日仰ぐ黒セーター 鍵和田[ゆう]子 未来図
日曜の予定なきセーター被りたる 蓬田紀枝子
樟脳の香のセーターに隣りして 高澤良一 鳩信
橋渡り来るセーターの黒い胸 坂本宮尾
母の編む児のセーターは大振りに 小俣由とり
波風を立てて帰りし黒セーター 諸田登美子
濃き色は似合はぬ歳よセーター著る 黒田充女
父われにセーターの子の体当り 島谷 征良
牧は朝風セーター白き牧夫出て 岡本差知子
目をつむりセーター脱げば剥製です 渡部陽子
着古しのセーターはおり古本市 高澤良一 燕音
石庭とセーターの胸と対峙せり 加藤三七子
祈祷師のセーター厚く真赤なる 岩崎照子
空高し黄のセーターの編み上り 今泉貞鳳
紅いセーター着て啓蟄の詩ごころ 小松崎爽青
羚羊を胸にセーター編みあがる 古賀祥予
自転車のセーター赤し林透き 谷迪子
花冷が入るセーターの編目より 高木晴子 花 季
葉桜濃し母子のセーター同じ糸 田川飛旅子 花文字
藪入のセーター赤く出でゆきし きくの
謀反めく赤きセーター身にまとひ 樋笠文
赤き碧き夏セーターや霧に現れ 長谷川かな女 牡 丹
赤セーター一日たってなじみけり 阿部佑介
赤セーター去りゴルフ場枯れつくす 前山松花
降り立ちて又セーターをはおりけり 西村和子 夏帽子
雪晴の洗つて緊まる紺セーター 中拓夫 愛鷹
音楽がからだに在りて白セーター 熊谷愛子
頬あかしセーターあかしふたたび逢う 古沢太穂 古沢太穂句集
風のよく通るセーター空青し 池田澄子 たましいの話
黒セーター詩人のやうに生きたくて 山根繁義
一張羅カシミヤセーター来て参拝 高澤良一 随笑

セーター 補遺

とつくりセーターより首出して今日忙し 岡本眸
セーターにつつむ遠野の喉仏 古舘曹人 樹下石上
セーターに枯葉一片旅さむし 加藤秋邨
セーターの毛玉ふやして老懶か 能村登四郎
セーターの男タラップ駈け下り来 深見けん二
セーターの色とりどりに八岳仰ぐ 村山故郷
セーターの赤をよそほふ悲しみも 稲畑汀子
セーターの黄落の色腰に巻き 能村登四郎
一団地子らのセーター相似たる 後藤比奈夫
世は情セーターの首短かくも 藤田湘子 てんてん
塩買ひ足しに出るセーターの袖おろし 岡本眸
妻着ずに逝きしセーター我似合ふ 能村登四郎
恋捨てつセーター黒き黄葉季 鷲谷七菜子 黄炎
愛ほろぶごとセーターのほどかるる 岡本眸
枯芝にセーターすでに燃えつゝあり 赤尾兜子 蛇
派手と知りつゝもセーター赤が好き 伊丹三樹彦
青いセーターの娘たち海猫をまね 橋閒石 風景

以上

by 575fudemakase | 2017-01-27 15:09 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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