敷松葉 の俳句

敷松葉 の俳句

敷松葉

例句を挙げる。

あらあらと見えて疎ならず敷松葉 清崎敏郎
おとなりの一中節や敷松葉 永井荷風
ころがりて来し毬止まる敷松葉 副島いみ子
つくばひに充たせる水や敷松葉 増田龍雨 龍雨句集
ふく風の極月めきや敷松葉 道芝 久保田万太郎
むかうの戸開けし人あり敷松葉 星野立子
やがて立入禁止となりしか敷松葉 山中葛子
よく見れば時雨れてゐるや敷松葉 安田蚊杖
上京や雨の中なる敷松葉 鷲谷七菜子
加ふるに風強き日の敷松葉 稲畑汀子
北向の庭にさす日や敷松葉 永井荷風
地下足袋の鞐ほつるる敷松葉 橋本榮治 越在
塀外の浮世はせはし敷松葉 阿部みどり女 笹鳴
墓小さくして敷松葉してありぬ 星野麦丘人
天台の一庭園の敷松葉 掘 みのる
山茶花の散りて幾日や敷松葉 松宇家集 伊藤松宇
庭石の裾のしめりや敷松葉 高浜虚子
御降や濡れ色つくす敷松葉 大場白水郎 散木集
捨石や霜に朽にし敷松葉 松寸 選集「板東太郎」
敷松葉してどの部屋も静かなり 下田実花
敷松葉して方丈の大障子 中田黄葉子
敷松葉して松かさも散らしあり 皆吉爽雨
敷松葉らくな日和といひにけり 岡井省二
敷松葉上ぐるに東風の強きかな 増田龍雨 龍雨句集
敷松葉光琳笹を配したる 山田弘子 こぶし坂
敷松葉匂ひて雨の躙り口 星野椿
敷松葉噴井はいつも溢れをり 星野立子
敷松葉母が意気地のとこしなへ 齋藤玄 飛雪
敷松葉石悉く由ありげ 篠塚しげる
敷松葉節分さむき日なりけり 久保田万太郎 流寓抄
敷松葉雪をまじへし雨となり 久保田万太郎 流寓抄以後
料亭の昼深閑と敷松葉 藤松遊子
日のぬくみ重ねて露地の敷松葉 山崎治子
木戸を押す今日の客あり敷松葉 富安風生
木賊むら箒いれ居り敷松葉 保田ゆり女
水豊かにて敷松葉浮松葉 辻田克己
波の音ときどき高き敷松葉 川崎展宏
石蕗の葉の青々と敷松葉かな 古川芋蔓
祖父在りて抱かれし頃の敷松葉 都筑智子
神の池風が揃へし敷松葉 香下 寿外
腰窓の障子灯る敷松葉 富安風生
門入りて玄関見えず敷松葉 高田風人子
離れ家の障子灯さる敷松葉 山田節子
霜除る菊の小庭や敷松葉 井月の句集 井上井月、下鳥勲編
クレッシェンド、デクレッシェンドの散松葉 高澤良一 さざなみやつこ

敷松葉 補遺

あらあらと見えて疎ならず敷松葉 清崎敏郎
お降りの音に出でにけり敷松葉 鷹羽狩行
まろまろと雪の残れる敷松葉 富安風生
上京や雨の中なる敷松葉 鷲谷七菜子 天鼓
代代の船場住居や敷松葉 松本たかし
庭師ゐて松葉敷きゐる門を過ぐ 山口青邨
敷松葉もたげて笹の小ささよ 山口青邨
敷松葉より遠望す都かな 波多野爽波
敷松葉らくな日和といひにけり 岡井省二 山色
敷松葉宗家金春宗右衛門 高野素十
敷松葉少林庵はそば処 燕雀 星野麥丘人
敷松葉母が意気地のとこしなへ 齋藤玄 飛雪
敷松葉足らぬままなり一夜庵 阿波野青畝
異なる赤さの馬車留め ローマの敷松葉 伊丹三樹彦
草履の緒すこしきつめや敷松葉 亭午 星野麥丘人
菊の根に降りこぼれ敷く松葉かな 杉田久女
近隣の猫集まれり敷松葉 安住敦
門の松こぼれおのづから敷松葉 山口青邨

以上

by 575fudemakase | 2017-01-28 03:39 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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