ぼろ市 の俳句

ぼろ市 の俳句

ボロ市

例句を挙げる。

ぼろ市さらば精神ぼろの古男 西東三鬼
ぼろ市におのれの句集見つけたり 塩津一栄
ぼろ市に吾が生れし日の吊りランプ 町田しげき
ぼろ市に新しきもの夜の霜 西東三鬼
ぼろ市に買ふ気のマスク外しけり 白岩 三郎
ぼろ市に魔女のマントを値切りゐる 柴田奈美
ぼろ市のあとかたもなき日向かな 大木あまり 火球
ぼろ市のはづれの日向よぎりけり 小野恵美子
ぼろ市のピカチユウは日をひとり占め 小原希世
ぼろ市の叩いて鳴らす鳩時計 大谷長平
ぼろ市の夕闇吊られゐるごとし 上田日差子
ぼろ市の大きな月を誰も見ず 岸本尚毅(1961-)
ぼろ市の客も膝つく赤絵皿 林 八重子
ぼろ市の急に鳴り出す掛時計 津田昭子
ぼろ市の戻りのおかめうどんかな 水原 春郎
ぼろ市の放り上げたる昼の月 青木勝枝
ぼろ市の日の濃きあたり人群るる 永方裕子
ぼろ市の時雨れて売れし臼と杵 甲賀 山村
ぼろ市の木魚と坐る嫗かな 水原春郎
ぼろ市の横町臼をもて塞ぐ 岸風三樓
ぼろ市の由緒くはしき河童の図 有馬朗人 耳順
ぼろ市の端に詩人の魂も 須川洋子
ぼろ市の笊投げて売る受けて買ふ 上島多勢乃
ぼろ市の絣を攫ふごとく買ふ 小倉つね子
ぼろ市の裸婦の絵の美しすぎる 後藤立夫
ぼろ市の襤褸の何でも生みだして 笹尾照子
ぼろ市の要となりて臼坐る 北見さとる
ぼろ市の鏡にしばし映りゐる 藺草慶子
ぼろ市の風があやつる指人形 有馬籌子
ぼろ市の鳴らして売れる蓄音機 塩川雄三
ぼろ市やかひなに着せて女物 上田五千石 琥珀
ぼろ市やちちはは在りし日の歩み 上原多香子
ぼろ市やねんねこを着て何売れる 今井つる女
ぼろ市や児を釘づけに栗鼠の籠 佐藤 瑠璃
ぼろ市や塀に拡げし紺絣 渡辺育子
ぼろ市や枝々に品吊りし店 笹本清風
ぼろ市や空一枚を使ひけり 大木あまり(1941-)
ぼろ市や突き出してゐる仏の手 藺草慶子
ぼろ市や絵皿の中の隠れ耶蘇 町田しげき
ぼろ市や臼と別れて杵売らる 宮下翠舟
ぼろ市を流され歩む深帽子 鍵和田[ゆう]子 飛鳥
ぼろ市を通る流離ごころかな 郡山とし子
ベトナムの竹の鳥籠ボロ市に 高澤良一 宿好
ボロ市に何買ふとなく屈みけり 毛塚静枝
ボロ市に来て遊びをり昼芸者 村山古郷
ボロ市に行かざりし鼻凍て戻る 石田あき子 見舞籠
ボロ市に選ぶ和服の裾つまみ 高澤良一 宿好
ボロ市のやかん頭の骨董屋 高澤良一 宿好
ボロ市のビルマヒスイと言ふけれど 高澤良一 宿好
ボロ市の人かき分けてベビーカー 安斉君子
ボロ市の包みと包みぶつかれる 高澤良一 宿好
ボロ市の地球儀昼も夜も暑く 和知喜八
ボロ市の寒さ昔は父と来し 太田土男
ボロ市の戻り足腰くったくた 高澤良一 宿好
ボロ市の時計振子を外されて 荒井英子
ボロ市の湯呑み茶碗を爪弾き 高澤良一 宿好
ボロ市の荷を解いてゐる大男 高橋悦男
ボロ市の贋物掴まされてはならじ 高澤良一 宿好
ボロ市へ男ふたりのしぐれけり 椎橋清翠
ボロ市やズボンで拭ふ釈迦如来 加藤裕志
ボロ市や枝に引っかけ笊を売る 高澤良一 宿好
ボロ市や湯気の中より笹粽 小林実美
ボロ市や福眉でとまるソンブレロ 平井さち子 鷹日和
ボロ市や衣の厚きトンカツ屋 高澤良一 宿好
ボロ市や風に吹かれて長着売る 中村泰子
ボロ市や食べ物ばかりよく売れて 和田郁子
世に合はぬ歯車一つぼろ市に 有馬朗人
狂言師ぼろ市のなか通りけり 橋本榮治 逆旅
素顔なるボロ市通り囀れり 平井さち子 鷹日和
遊行寺やボロ市の襤褸ぼろぼろな 辻桃子
正月も襤褸市たちて二十日かな 村上鬼城
襤褸市の日をためてユダ洗ふ桶 有馬朗人 天為
襤褸市の果の寒さと酔ひにけり 小林康治 玄霜
襤褸市は曇りて雨の甲斐秩父 尾崎紅葉
襤褸市や大学芋の金色に 辻 桃子
襤褸市や羽影すぎゆく春の鳶 石田波郷
襤褸市曇りて雨の甲斐秩父 尾崎紅葉
貧血の鶏血石や襤褸市に 日原傳

ぼろ市 補遺

ぼろ市さらば精神ぼろの古男 西東三鬼
ぼろ市たのし小皿の煤を指ぬぐひ 上田五千石『琥珀』補遺
ぼろ市にのろま人形探しけり 星野麥丘人 2003年
ぼろ市に新しきもの夜の霜 西東三鬼
ぼろ市のはつる安火に吹雪かな 村上鬼城
ぼろ市の夕風どきを神隠し 石田勝彦 百千
ぼろ市の大き手籠に夕日かな 山田みづえ まるめろ
ぼろ市の嵐寛のブロマイドかな 飯島晴子
ぼろ市の武蔵野ぶりや杜の鵯 草間時彦 中年
ぼろ市へ臼杵買ひに青年会 松崎鉄之介
ぼろ市やかくれ逢ふとにあらねども 上田五千石『天路』補遺
ぼろ市やかひなに着せて女物 上田五千石 琥珀
ぼろ市やジヤンバルジヤンの燭台も 上田五千石『琥珀』補遺
ぼろ市や古色粧ふ酒絶たず 上田五千石『琥珀』補遺
ぼろ市や川と流して男帯 上田五千石『琥珀』補遺
ぼろ市や瓢箪の種売る男 有馬朗人 立志
ボロ市に売るネパールの革袋 山口青邨
ボロ市に来て遊びをり昼芸者 村山故郷
ボロ市の代官屋敷梅ふふむ 山口青邨
ボロ市の代官屋敷餅を搗く 山口青邨
早乙女ら襤褸市の瑞をよぎりけり 石田波郷
正月も襤褸市たちて二十日かな 村上鬼城
襤褸市に寄らねば藷に近づけず 加藤秋邨
襤褸市の日をためてユダ洗ふ桶 有馬朗人 天為
襤褸市の果の寒さと酔ひにけり 小林康治 玄霜
襤褸市や羽影すぎゆく春の鳶 石田波郷

以上

by 575fudemakase | 2017-02-17 11:35 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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