極月 の俳句

極月 の俳句

極月

おうおうと歯を毟らるや極月に 森松 清
ふく風の極月めきや敷松葉 道芝 久保田万太郎
プラスのトランプマイナスになり極月や 平井さち子 完流
一九九九年極月にふはり居り 矢島渚男 延年
一人の欠けし極月遍路かな 黒田杏子 花下草上
一兵もなき極月の城の奥 西村逸朗
会へぬゆゑたふとし極月のくわんおん 田中裕明 櫻姫譚
元祿十五年極月十四日夜の事也 師走 正岡子規
北斎を見る極月の橋わたり 橋石 和栲
商ひに極月といふ勝負月 辻本斐山
少年院訪ふ極月のひとり旅 大堀澄子
山越しに極月こほる風ききぬ 飛鳥田[れい]無公 湖におどろく
平凡にはや極月となりにけり 中川玉枝
手を組んで目つむる車中極月へ 高澤良一 鳩信
旅なれぬ妻極月の旅支度 後藤良子
明るくて嶽の骨組極月ヘ 斎藤玄
木場深くゐて極月の馬真白 大峯あきら
極月といふことのこめかみにあり 戸田銀汀
極月にえたり川尻清潭忌 久保田万太郎 流寓抄以後
極月に入りし病床日誌かな 長谷川より子
極月に入りてひとりの弟子増えぬ 佐野美智
極月に取急ぎたる婚儀かな 今成無事庵
極月に得し好日を如何せん 深川正一郎
極月のうぐひす竹田湧水群 黒田杏子 花下草上
極月のおもむき常の日差しさえ 高澤良一 随笑
極月のくちなはにして斯く白き 折井眞琴
極月のくらやみに山羊鳴きにけり 安住敦
極月のさいほうばこのうすけむり 藤みどり
極月のたましひ抱いて病み昏れむ 石原八束
極月のちょろちょろ動くおもちゃかな 高澤良一 燕音
極月のとぼけ顔して地獄耳 福田蓼汀 秋風挽歌
極月のどこの社も落葉かな 増田龍雨 龍雨句集
極月のながれをわたる身のかるし 田中裕明 花間一壺
極月のひと日濤立つ風の音 矢野芳湖
極月のへのへのもへじ泣き笑い 二村典子
極月のタンゴの集ひ共白髪 高澤良一 石鏡
極月のピエロはビラを撒きどほし 末永あつし
極月のルパンあやふし風の中 石寒太 炎環
極月の一と日やりくり蔵王の湯 国井月皎
極月の一と日果てたる竜頭捲く 大橋敦子 母子草
極月の一幕を見てなみだかな 松村幸一
極月の一閑日を子の家に 下村ひろし 西陲集
極月の三日月寒し葱畑 大谷句仏
極月の人々人々道にあり 山口青邨
極月の人の温味のある紙幣 片山桃史 北方兵團
極月の人を見てをり寒烏 加藤楸邨
極月の人来て胸の扉あけたてす 鳥居おさむ
極月の光陰たゝみかけてくる 小島隆保
極月の募金に並ぶ盲導犬 那須亮子
極月の医師に叱られゐたりけり 土橋いさむ
極月の卵をつつむ新聞紙 小島千架子
極月の喜捨乞ふと佇ち義手義足 小林康治 四季貧窮
極月の喪服の冷をまとひけり 樋笠文
極月の地中ヘエレベーター沈む 岸原清行
極月の壁より抜けて壁に入る 鳥居おさむ
極月の夜祭山車の競ひあふ 菱田トクヱ
極月の大屑籠に猫眠る 柿本多映
極月の天井近くカナリア飼ふ 大石雄鬼
極月の子を守る嫗と貝殼虫 松村蒼石 雪
極月の寧らぎ少し喜捨をして 船橋とし
極月の山彦とゐる子供かな 細川加賀 『傷痕』
極月の常と変らぬ朝の街 中島よし絵
極月の常臥しの顔木椅子に似 栗林千津
極月の扶持乏し筆氷るまで 小林康治 四季貧窮
極月の投石水に届かざる 宇多喜代子 象
極月の提げて手あまる労配米 米沢吾亦紅 童顔
極月の教師袋を鳴らされぬ 宮坂静生 雹
極月の文芸うすし椅子鳴らす 米沢吾亦紅 童顔
極月の旅にゐて呼び戻さるる 秦羚羊子
極月の旗立て空き巣のキャンペーン 高澤良一 石鏡
極月の書棚に置きし海の石 高室有子
極月の東京湾に船ごちゃごちゃ 高澤良一 寒暑
極月の松の枯枝下ろすかな 久保田万太郎 流寓抄
極月の松風もなし万福寺 石田波郷
極月の柚子垂る錦鶏鳥の上 佐野美智
極月の桃のさかりのかげもなし 田中裕明 櫻姫譚
極月の残る十日に居直りぬ 吉年虹二
極月の水もらひけり鋏研 安東次男 昨
極月の水を讃へて山にをり 茨木和生(1939-)
極月の水門を吊る錆鎖 梁瀬時忘
極月の法師をつつむ緋夜着かな 飯田蛇笏 山廬集
極月の深井戸母の声がして 中村苑子
極月の滝の寂光懸けにけり 野見山朱鳥
極月の火に煽られて中華鍋 高澤良一 燕音
極月の火の色あつめ火を焚きぬ 岩淵喜代子 朝の椅子
極月の無風無音の横須賀港 高澤良一 石鏡
極月の煮立ちて唄ふ鍋の蓋 鍵和田[ゆう]子 未来図
極月の片方残り耳飾 森田智子
極月の玩具の如き店並ぶ 阿部みどり女
極月の画匠がまとふ革ごろも 石原舟月 山鵲
極月の病みてはひとを子を恃む 石田あき子 見舞籠
極月の白昼艶たるは海の藍 飯田蛇笏 雪峡
極月の白晝艶たるは海の藍 飯田蛇笏
極月の石の一つが道しるべ 村越化石 山國抄
極月の礼拝堂の白扉 有光令子
極月の祇園の茶房惜しみ発つ 小原菁々子
極月の移民送りの人らかな 五十嵐播水 埠頭
極月の空青々と追ふものなし 金田咲子 全身
極月の竃火みゆる巷かな 飯田蛇笏 山廬集
極月の竹人形に竹の釘 星野沙一
極月の笹やどの戸も片ひらき(西行庵ほとり) 『定本石橋秀野句文集』
極月の米こぼす音かぶりをり 福田甲子雄
極月の罅八方にかるめ焼 中村 弘
極月の罠抜けくぐり鰻屋に 上村占魚 『自門』
極月の職場日誌の欄あふる 米沢吾亦紅 童顔
極月の職失ひて戻りけり 関戸靖子
極月の背骨ゆるめる地下理髪 大西やすし
極月の臼売り臼に腰かけて 寺崎美江女
極月の舞台悪党ぞろぞろと 馬場駿吉
極月の舞臺悪黨ぞろぞろと 馬場駿吉
極月の船を降りたる陸の揺れ 岸原清行
極月の船錆おとす人を吊る 山野邊としを
極月の芝神明の椿かな 皆川白陀
極月の葉叢にかくる柚子の棘 福田甲子雄
極月の虫歯の深く奥へかな 如月真菜
極月の虹くぐらばや最御崎 黒田杏子 花下草上
極月の蛇屋の壜の蛇覗く 高澤良一 さざなみやつこ
極月の行人の背に呵責あり 渡部抱朴子
極月の街の真中を隅田川 福田蓼汀 山火
極月の西の橋詰鍼どころ 古舘曹人 樹下石上
極月の観音洗ふ大たわし 五十嵐波津子
極月の言訳はなし青邨忌 黒田杏子 花下草上
極月の詠歌きこゆる電話かな 宮武寒々 朱卓
極月の赤き水門開け放つ 速藤尹希子
極月の路地深く来る箒売り 菖蒲あや あ や
極月の輪島に下る別れ道 林 蔦江
極月の遍路に灯る長珍屋 黒田杏子 花下草上
極月の遍路志度寺にさしかかり 黒田杏子 花下草上
極月の邯鄲牧野富太郎 黒田杏子 花下草上
極月の郵便配るアルバイト 中村居月
極月の都会に来り籤を買ふ 加藤芳子
極月の針跳ぶ ALMA TANGUERA(アルマ タンギーラ)(ALMATANGUERA=タンゴを踊る人の心) 高澤良一 石鏡
極月の雨あたたかく歯朶に降る 加倉井秋を 午後の窓
極月の雨にくつろぎありにけり 山田閏子
極月の雪ほぐしをり善光寺 西本一都 景色
極月の電車出づれば死後の町 平井照敏 天上大風
極月の頭上でさわぐゆで卵 栗林千津
極月の風吹き抜ける駅舎かな 友田芙美
極月の飲屋の壁に裕次郎(日活映画ポスター) 高澤良一 石鏡
極月の香煙たえぬ融通神 田中英子
極月の魚佐次に魚漁りをり 高澤良一 石鏡
極月の魚貝ひそめる岩生簀 小野喬樹
極月やあかつき闇のふかきさへ 久保田万太郎 流寓抄以後
極月やうどんの玉をうりに来る 小澤碧童 碧童句集
極月やかたむけすつる桝のちり 飯田蛇笏 霊芝
極月やかなしむために母を訪ふ 細川加賀 生身魂
極月やきらきら垂れて韓の服 辻桃子
極月やさらば機関車ゴルバチヨフ 山岸竜治
極月やどこかつつ抜けの空ほしく 平井さち子 完流
極月やべたべた貼られ千社札 河野友人
極月やほうと立ちたる芥の火 岸田稚魚
極月ややがらの背へ刃を入るる 松井恭子
極月や一日が一年母の老ひ 丹羽武正
極月や一流水にも遅速あり 北野民夫
極月や三十日のなげきとことはに 石塚友二 光塵
極月や人に言はざることいくつ 市野沢弘子
極月や人をはなれぬ影ひとつ 馬場龍吉
極月や光せつなき深海魚 奥坂まや
極月や妻にかはらす野辺おくり 森川暁水 黴
極月や孫と遊びの庭焚火 遠藤梧逸
極月や尚未知の日のある暦 三浦恵子
極月や急患降すヘリポート 立石 京
極月や愁ひの旅の一二泊 吉武月二郎句集
極月や指紋のコップ水切れず 河野多希女 こころの鷹
極月や摘みて匂はぬ芹だまし 有働 亨
極月や晴をつゞけて巷ある 松根東洋城
極月や月の手前に欅の木 池田澄子
極月や朝を勝負の魚市場 鈴木真砂女 夕螢
極月や桝目のからき小売塩 飯田蛇笏 春蘭
極月や榕樹のもとの古着市 篠原鳳作 海の旅
極月や母の名に来る味噌の礼 竹中龍青 『蚕影』
極月や洗剤だけを買ひに出づ 和田耕三郎
極月や滝壷を出ぬ葉一枚 奥坂まや
極月や犬にもひらく自動ドア 三田きえ子
極月や疾風弾きに馬頭琴 浜中夕子
極月や祝に愁ひに身の一つ 吉武月二郎句集
極月や神と我との秘密の場 田川飛旅子 『邯鄲』
極月や神父と出遭ふエレベーター 実渕真津子
極月や紅き生姜の水の中 平井照敏 天上大風
極月や葺きいそがせし屋根瓦 川越寛子
極月や虚無僧街に出でゆける 川口こと
極月や蜆・浅蜊は地に置かれ 鈴木真砂女 夕螢
極月や逝く母と真夜二人きり 小川原嘘帥
極月や錦市場に鯛の粗 岡井省二
極月や陶の竃に夜の煙 吉武月二郎句集
極月や雉子一列藪に入る 寺澤慶信
極月や雪山星をいたゞきて 飯田蛇笏 霊芝
極月や預かりし母死なしめて 山路紀子
極月や魚のぬめりの夜の巷 榎本愛子
極月や鯉沈むとき声を出す 平井さち子 鷹日和
極月や鶴の餌を売る禰宜が宿 吉武月二郎句集
極月や鶴来の宿に炭継いで 黒田杏子 花下草上
極月を鳥のかたちの雲動く 島田牙城
極月八日卵突起し滑脱する 竹中宏 饕餮
決意などなし極月の海に来て 伊藤 梢
波しろき海の極月来りけり 久保田万太郎 流寓抄
泣くために来し極月の妻の墓 内山泉子
清潔な足極月の学さなか 森田智子
潦極月の日の吹きさらし 長谷川双魚 風形
炭俵届き極月朝を迎へけり 長谷川かな女 花寂び
狗児落ちし井に極月の灯を吊るす 宮武寒々 朱卓
畷路や極月晴の榛の禽 西島麦南 人音
白鳥撃たれ野に並び伏す極月や 林 壮俊
白鷺ゆき極月の田居空澄めり 西島麦南 人音
立山連峰極月の月の下 野中亮介
織田作碑見て極月の繁華街 大橋敦子 勾 玉以後
色見えてをり極月の風車 鳥居美智子
酔の尾や極月の貧躱しえず 小林康治 四季貧窮
鈴ほろと鳴る極月の夜の柱 鍵和田[ゆう]子 武蔵野
靴買ふと極月を子の縫ひはげむ 小澤満佐子
風しづまりし極月の林かな 石原舟月
鮎やつれゐし極月の熊野川 茨木和生 三輪崎
黄の紙幣よみ疲れ極月の灯を昼も 片山桃史 北方兵團


極月 補遺

人の声極月の水渡りきらず 橋閒石 朱明
人肌を恋ふ極月の皿九枚 橋閒石 無刻
元祿十五年極月十四日夜の事也 正岡子規 師走
北斎を見る極月の橋わたり 橋閒石 和栲
声嗄らしきて極月の草みどり 橋閒石 朱明
明るくて嶽の骨組極月へ 斎藤玄 狩眼
極月といふものの立ち塞がれる 富安風生
極月に入る川筋のかすみつつ 廣瀬直人 帰路
極月のくらやみに山羊鳴きにけり 安住敦
極月のとぼけ顔して地獄耳 福田蓼汀 秋風挽歌
極月のともしびを追ふ風吹けり 廣瀬直人 帰路
極月のやりくり時間にもありし 稲畑汀子
極月のゆふなぎの月の大いなる 日野草城
極月の乏しき餅をふるまはる 加藤秋邨
極月の人々人々道にあり 山口青邨
極月の人を泣すな鉢たゝき 乙訓
極月の人を見てをり寒鴉 加藤秋邨
極月の人着飾りて地荒れたり 橋閒石 朱明
極月の僧も暇なり我も暇 高野素十
極月の勘助わたし越えたりき 加藤秋邨
極月の友二の墓へ人連れて 星野麥丘人 2004年
極月の喜捨乞ふと佇ち義手義足 小林康治 四季貧窮
極月の墓ものがたり一くさり 亭午 星野麥丘人
極月の墓地へ張り出す厨棚 岡本眸
極月の夜の風鈴責めさいなむ 渡邊白泉
極月の大南風吹く一と日かな 川端茅舎
極月の大瀬を雨の通るなり 飯田龍太
極月の子を守る嫗と貝殼虫 松村蒼石 雪
極月の尾羽打枯らす鳶の舞 岡本眸
極月の岩場に盲ひ佐藤美紀 佐藤鬼房
極月の峡へのりだす星座かな 上田五千石『田園』補遺
極月の征く友の大きな目がありき 加藤秋邨
極月の心願汝と異にすや 上田五千石 天路
極月の打水いたく惜しみたり 上田五千石 森林
極月の扶持乏し筆氷るまで 小林康治 四季貧窮
極月の折蘆の水の静かかな 富安風生
極月の掃苔一つ果しけり 星野麥丘人
極月の旅併走の貨車長し 岡本眸
極月の星ある水に咳落とす 橋閒石 朱明
極月の昼寝の夢のはかなしや 日野草城
極月の月は大学の藪の上に 山口青邨
極月の松風もなし萬福寺 石田波郷
極月の枯蓖麻は引き抜かれけり 岸田稚魚 雁渡し
極月の柳の青葉光る老女 飯島晴子
極月の毛糸の嵩を編みはじむ 中村汀女
極月の水一枚の田を満たす 廣瀬直人
極月の泉夕日を得てゐたり 廣瀬直人 帰路
極月の法師をつつむ緋夜着かな 飯田蛇笏 山廬集
極月の海大いなる旅にあり 岡本眸
極月の爪折りくらふ海の蟹 鷹羽狩行
極月の男ばかりに風呂汚れ 伊丹三樹彦
極月の白昼艶たるは海の藍 飯田蛇笏 雪峡
極月の白雲ふかく水のなか 鷲谷七菜子 一盞
極月の石に注連張る峠口 燕雀 星野麥丘人
極月の磯波に義歯抜きとられ 佐藤鬼房
極月の神棚の下稿をつぐ 山口青邨
極月の空低くそこら水流す 橋閒石 朱明
極月の竃火みゆる巷かな 飯田蛇笏 山廬集
極月の竹藪の橋誰か越ゆ 廣瀬直人 帰路
極月の笹やどの戸も片ひらき 石橋秀野
極月の翳の大きくかぶさり来 富安風生
極月の花うつくしく飽食せり 日野草城
極月の花嫁に庭恍とあり 廣瀬直人 帰路
極月の苦労の果の死なりけり 大野林火 潺潺集 昭和四十一年
極月の萬両あかき微恙かな 富安風生
極月の街の真中を隅田川 福田蓼汀 山火
極月の西の橋詰鍼どころ 古舘曹人 樹下石上
極月の豪雨に叩き起こされし 相生垣瓜人 明治草
極月の重々しげに来る事よ 相生垣瓜人 負暄
極月の雲ひとつなしあてどなし 橋閒石 朱明
極月の電車出づれば死後の町 平井照敏 天上大風
極月の鼻すぢとほる草木原 飯島晴子
極月やかたむけすつる桝のちり 飯田蛇笏 霊芝
極月やなほも枯れゆく散紅葉 渡邊白泉
極月やなまぐさ絶たず酒絶たず 上田五千石『琥珀』補遺
極月やほうと立ちたる芥の火 岸田稚魚
極月や三十日のなげきとことはに 石塚友二 光塵
極月や友来る人形焼さげて 山口青邨
極月や夜目にも白き波の牙 鈴木真砂女 夏帯
極月や孔雀の翼肉厚く 飯島晴子
極月や張り替にやる三味二挺 日野草城
極月や心惹かるゝ新書古書 日野草城
極月や朝を勝負の魚市場 鈴木真砂女 夕螢
極月や桝目のからき小売塩 飯田蛇笏 春蘭
極月や紅き生姜の水の中 平井照敏 天上大風
極月や蜆・浅蜊は地に置かれ 鈴木真砂女 夕螢
極月や裸の炬燵畳の上 日野草城
極月や醜の魚の売れ早し 鈴木真砂女 紫木蓮
極月や門につう~在郷馬 寥松
極月や雪山星をいただきて 飯田蛇笏 山廬集
極月や雪山星をいたゞきて 飯田蛇笏 霊芝
極月や髪に油を塗りに出づ 細見綾子
極月を夫婦共々誕生日 高浜年尾
極月を讃ふる説を又聞けり 相生垣瓜人 負暄
極月八日潮の明暗醜を攘つ 飯田蛇笏 白嶽
男手のなき極月の松葉掃く 廣瀬直人
畷路や極月晴の榛の禽 西島麦南 人音
白妙荘極月の蝿太らせて 上田五千石『森林』補遺
白鳥の沼極月の吹きざらし 佐藤鬼房
白鷺ゆき極月の田居空澄めり 西島麦南 人音
空青し極月の塵宙を舞ひ 桂信子「草影」以後
脚組んで極月の灯の高階に 三橋鷹女
遮莫(さもあらばあれ)極月の墓洗ふ 亭午 星野麥丘人
酔の尾や極月の貧躱しえず 小林康治 四季貧窮
鯉岸に鼻つけてをり極月や 森澄雄

以上

by 575fudemakase | 2017-02-17 12:54 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://fudemaka57.exblog.jp/tb/26659214
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

プロフィールを見る

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリ

全体
春の季語
夏の季語
秋の季語
冬の季語
新年の季語
句集評など
句評など
自作
その他
ねずみのこまくら句会
未分類

以前の記事

2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
more...

フォロー中のブログ

ふらんす堂編集日記 By...

メモ帳

▽ある季語の例句を調べる▽

《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

検索

タグ

最新の記事

奉灯会 の俳句
at 2017-08-22 17:14
後評(2017・8)
at 2017-08-20 18:37
2017年 8月 ねずみのこ..
at 2017-08-18 05:18
蝉時雨 の俳句
at 2017-08-17 12:39
落蝉 の俳句
at 2017-08-17 12:37

外部リンク

記事ランキング