初場所 の俳句

初場所 の俳句

初場所

例句を挙げる。

初場所のすまねば松の取れぬ町 石川星水女
初場所のテレビ絵ばかり看とる夜 高井北杜
初場所の中日を過ぎて弁財天 角川春樹 夢殿
初場所の力士二十歳となりにけり 岸本尚毅 舜
初場所の力士顛倒し顛倒し 三橋敏雄 まぼろしの鱶
初場所の土俵はやくも荒るるかな 久保田万太郎
初場所の大番附や江戸の春 中村烏堂
初場所の太鼓の触れを壁越しに 斎藤驥多男
初場所の枡に落ち合ふ核家族 鈴木昌江
初場所の番附貼りし一旗亭 安陪青人
初場所の触れに出あひぬ小暗がり 本宮銑太郎
初場所も十日の幟きそひをり 木村美保子
初場所も近しと干すや河豚の鰭 大島民郎
初場所やかの伊之助の白き髯 久保田万太郎 流寓抄
初場所やひかへ力士のくみし腕 久保田万太郎 流寓抄
初場所やまだ序の口の日矢さして 水原秋桜子
初場所やむかし大砲萬右衛門 久保田万太郎 流寓抄以後
初場所やわすれは措かず信夫山 久保田万太郎 流寓抄以後
初場所やテレビ桟敷を買ひ切りに 梁川 たけし
初場所や二番出世の前相撲 野原春醪
初場所や元結切れしよき勝負 野村喜舟
初場所や匂ふばかりの若力士 仁田脇吉応
初場所や大きな耳の立行司 岬雪夫
初場所や小兵ながらも勝ちすゝむ 大星たかし
初場所や昔しこ名に寒玉子 百合山羽公
初場所や枡の中なる置炬燵 吉田冬葉
初場所や白金照りの力士の膚 鈴木良戈
初場所や花と咲かせて清め塩 鷹羽狩行
初場所や行司にもある初土俵 鈴木栄子
初場所や譲団扇の立行司 渡辺立男
初場所や髪まだ伸びぬ勝角力 水原秋櫻子
初場所や鴎来て舞ふ高櫓 新井徳子
寒凪の初場所日和つヾきけり 久保田万太郎 流寓抄
招かれて初場所の砂かぶりけり 内山亜川
療養のゆふべ初場所はじまりぬ 石田波郷
春場所のとんだ所ではりま投げ 高澤良一 素抱
春場所のはてし埃の町暮るる 宮井港青
春場所のテレビ畑より垣間見つ 岡田久信
春場所の一校書たることありし 下田実花
春場所の勝者の背なの色白な 水沼三郎
春場所の呼び出し聞こゆ湯屋を出る 緒方 敬
春場所の土を噛んだるはたき込み 高澤良一 素抱
春場所の太鼓に運河光るなり 渡辺亀齢
春場所の幟間近に高速道 松尾千代子
春場所の放映を見る巫女溜り 西浦一滴
春場所の駅を揺さぶる風であり 上原常貴
春場所や櫓太鼓に揺るる天 町田一雄
春場所や水の浪速に触れ太鼓 酒井 武
春場所や浪花言葉の嬌声が 山田土偶
春場所や異国力士の大銀杏 椙本千代子
春場所を明日に高鳴るふれ太鼓 佐藤信子
春場所テレビ河川映して老魚跳ね 谷 佳紀
大川や一月場所の風強く 牧野寥々
川風に一月場所の太鼓かな 島田五空
風に鳴る一月場所の高のぼり 杉 良介

初場所 補遺

ねむごろに剣ヶ峰掃き初相撲 鷹羽狩行
初場所のあはれは眼立つ角力膏 水原秋櫻子 旅愁
初場所のあんこ力士をまた愛す 百合山羽公 樂土
初場所の初日天皇見えをらる 石塚友二 玉縄以後
初場所の力士顛倒し顛倒し 三橋敏雄
初場所やまだ序の口の日矢さして 水原秋櫻子 旅愁
初場所や下り握つて負け力士 鷹羽狩行
初場所や千木の鋭鰹木の鈍 鷹羽狩行
初場所や古顔ならぶ砂かぶり 水原秋櫻子 晩華
初場所や押しの一手の押しの勝ち 鷹羽狩行
初場所や花と咲かせて清め塩 鷹羽狩行
初場所や髪まだ伸びぬ勝角力 水原秋櫻子 晩華
吊り出しのこれ見よがしに初相撲 鷹羽狩行
新月をかかげ初場所打出しし 上村占魚

以上

by 575fudemakase | 2017-03-17 07:00 | 新年の季語 | Trackback | Comments(0)
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