七種の俳句 新

七種の俳句 新

七種

例句を挙げる。

あかんぼの七種爪もつみにけり 飴山實
くちびるを七種粥へ尖らせる 蔦三郎
みほとけに七種粥の灯を上ぐる 中川 みさえ
七日客七種粥の残りなど 高浜虚子
七種(ななくさ)のはじめの芹ぞめでたけれ 高野素十(1893-1976)
七種と選ばれ畦に摘まれけり 大谷ユキヨ
七種に更に嫁菜を加へけり 高浜虚子(川崎安雄結婚)
七種のそろはずとてもいわゐ哉 加舎白雄
七種のどれも濃みどり粥の中 上田 芳子
七種のはじめの芹ぞめでたけれ 高野素十
七種のひびきからある水の音 千代尼
七種の三つがそろひて粥炊くも 谷迪子
七種の四いろがほどは庭うちに 原田且鹿
七種の夜を根深煎る隣あり 也有
七種の富士はすずしろ色をして 高澤良一 鳩信
七種の庖丁鳴りし伊那盆地 中澤康人
七種の文書きなほし書きなほし 田中裕明 花間一壺
七種の日の額白の馬とをり 友岡子郷 未草
七種の爪を飛ばして終るかな 秋山巳之流
七種の白猫畦を歩きをり 大峯あきら 宇宙塵
七種の花の夜あけや渡鳥 ため
七種の薺は鉢を溢れけり 長谷川かな女 花寂び
七種の薺神饌田に摘む 皆川東水
七種の過ぎたる加賀に遊びけり 深見けん二
七種やほの~しらむ厨窓 高橋淡路女 梶の葉
七種やもう編笠の人通り 浜田酒堂
七種やをみなに水と火の時間 加倉井秋を 『隠愛』
七種や七日居りし鶴の跡 松岡青蘿
七種や今を昔の粥の味 鴻村
七種や似つかぬ草も打まじり 松藤夏山
七種や全き虹を称へつつ 田代朝子
七種や唱哥(しょうが)ふくめる口のうち 立花北枝
七種や夕焼海の中にあり 鈴木多江子
七種や女ぞろひの孫曾孫 梧逸
七種や少女墓の火焚き捨てに 宮坂静生 山開
七種や庄司が谷の杓子舞ひ 水田正秀
七種や故郷遠からず近からず 中村苑子
七種や明けぬに婿の枕もと 其角 正 月 月別句集「韻塞」
七種や暮れても青き空のこる 水野 柿葉
七種や母の火桶は蔵の中 黒田杏子
七種や沖より雨の強まり来 貞弘衛
七種や爪にも齢兆しをり 山崎ひさを
七種や石屋を過ぎる弟子一人 斉藤夏風
七種や粧ひしかけて切刻み 野坡
七種や薺すくなの粥すする 臼田亞浪 定本亜浪句集
七種や西も東も雪の山 大峯あきら 宇宙塵
七種や謡本手にお隣りへ つる女
七種や跡にうかるゝ朝がらす 榎本其角
七種を摘む間に昭和終らむと 小泉八重子
七種を母の如くにたゝきけれ 平山 愛子
七種を祝へば散つてゆく家族 稲畑汀子
七種を買ふ手軽さの一括り 高橋淑子
七種囃す父の地声のしづかな夜 太田鴻村 穂国
七種爪ベランダは陽にあふれをり 平井洋城
七種籠柄長く置ける書棚の前 風生
七種粥ははがりの塩ひとつまみ 長谷川久々子
七種粥欠けたる草の何何ぞ 鷹羽狩行
七種調(はや)す吾れも唐土の鳥知らず 坂内霞城
人戀し春の七種数ふれば 加倉井秋を 『午後の窓』
人生長し七種籠の長柄ほど 加倉井秋を
今日ざらめ津軽七種の雪降るてふ 田中英子
園枯れぬ春の七種秋の七種 高濱年尾 年尾句集
大事なり七種籠に水やるも 石川桂郎 四温
天暗く七種粥の煮ゆるなり 普羅
客二人七種はやす戸に来る 高浜虚子
寂けさの七種爪を剪りてのち 黒田杏子 花下草上
小原女の今日は七種のみの籠 西村旅翠
帯高く七種籠を提げてきし 黒田杏子
惟然も亦七種摘みけむ七器(しちき)山 高澤良一 ぱらりとせ
我庭に春七種の一つ欠く 阿部みどり女
擂粉木もありて七種囃しけり 後藤比奈夫 めんない千鳥
日当りの七種籠も丈けてあり 高木晴子 花 季
月もまた七種いろに出でしかな 田中裕明 花間一壺
杓子動かぬ七種粥を恐れけり 龍胆 長谷川かな女
正月ももう七種のなぎさの貝がら(腰越) 荻原井泉水
海鳴りへ七種を打つ音加ふ 柏禎
煮させけり七種粥を八日にも 林原耒井
胸の闇濃ゆく七種粥冷ゆる 小松崎爽青
行燈に七種はやす手暗がり 句仏
見るのみの芽の七種のとほき名よ 野澤節子 黄 炎
静かなる七種までの日を重ね 高木晴子 花 季
黒楽茶碗七種粥の匂ふなり 近本雪枝
あたたかな日の及びゐる七草籠 茂里正治
あをあをと春七草の売れのこり 高野素十(1893-1976)
しきたりの七草爪もとりしこと 下田実花
たとへばや春の七草枯園に 久保田万太郎 流寓抄
つゝましく箸置く七草粥の朝 及川貞
とけそめし七草粥の薺かな 立子
はらわたに七草残る佛とも 青木重行
みどりごも七草爪といふことを 西村和子
一度に粥の中に落し七草廣がる 著森遺稿集 貴志著森
七草に喩ふればはこべらの妻 三森鉄治
七草に更に嫁菜を加へけり 高浜虚子
七草に鼠が恋もわかれけり 高井几董
七草のため背高泡立草を攘つ 川崎展宏
七草のつねの夕焼空なりし 石田いづみ
七草のつみ揃はねば歩きけり 菊山九園
七草のはこべら莟もちてかなし 青邨
七草のはじめの芹ぞめでたけれ 高野素十
七草のほか干からびてゐる厨 山本多河史
七草のまことに淡き粥の味 角川春樹
七草の一つ加へてサラダ盛る 斉藤静枝
七草の供華の芒はゆれ易し 深見けん二
七草の名札新らし雪の中 鈴木花蓑 鈴木花蓑句集
七草の土間の奥より加賀言葉 井上雪
七草の屠蘇の色濃く酔ひにけり 桂子
七草の数をひもとくやうに解き 上田日差子
七草の朝湯あとから利いてくる 高澤良一 寒暑
七草の染野の土橋をわたりけり 大石悦子 群萌
七草の根のほそほそと混み合へり 正木ゆう子 悠
七草の笊躍らせてすすぎけり 重松里人
七草の箸を落して泣きにけり 川崎展宏
七草の粥のあをみやいさぎよき 青々
七草の粥の米磨ぐひとにぎり 朝倉和江
七草の粥ふつくらと父は亡し 津田仙子
七草の粥まにあはず息絶えし 瀧澤伊代次
七草の粥煮ゆる間の炉の火色 井上雪
七草の苗札立ちて何もなし 石川桂郎 四温
七草の雨あたゝかや伊豆を発つ 久保田万太郎 流寓抄
七草の雨夜トランプ睡くなる 鬼房
七草の雨夜生まれてゐる子供 遅沢いづみ
七草の雪降る渡り廊下かな 長谷川櫂 古志
七草の電話の声の女の子 長谷川櫂 天球
七草やあまれどたらぬものも有り 千代尼
七草やあらしの底の人の声 麦水
七草やからりと風呂屋戸を開き 本庄登志彦
七草やけふ一色に仏の座 支 考
七草やつれにかえ合ふ草もあり 千代尼
七草やなくてぞ数のなつかしき 松岡青蘿
七草やアルトリコーダーたどたど 辻桃子
七草や似つかぬ草も打まじり 松藤夏山 夏山句集
七草や何をちなみに仏の座 江戸-路通 元禄百人一句
七草や余所の聞へもあまり下手 炭 太祇 太祇句選
七草や信夫の田ごと影をなす 中田桜公子
七草や兄弟の子の起そろひ 太祇
七草や夫婦の丈夫な飯茶碗 池田澄子
七草や女夫めをとに孫女夫 野坡
七草や松の根に注ぐ残り酒 坪野文子
七草や母の丈こし男の子 長谷川櫂 蓬莱
七草や派手な暮しも芝居もの 勇
七草や目を真直ぐにほとけあふぐ 中山純子 沙 羅以後
七草や神も蓬が島あそび 白 尼
七草や粥にあつまる門弟子 四明句集 中川四明
七草や襟にはね込む薄氷 中村史邦
七草や雨にくろずむ松ぼくり 小川軽舟
七草や雪を払へばそれでなし 千代尼
七草や風呂の煙の木の匂ひ 兒玉南草
七草をうち出しけり母屋の灯 裸馬
七草をきざむ俎新しく 谷田好子
七草を三篇うつた手くびかな 服部嵐雪
七草を売る丸ビルの花屋かな 清水 浩
七草を打ちしづかなる命かな 井上雪
七草を買ふならはしのふとかなし 朝倉和子
七草洗ふ指ひら~と茜さす 金田あさ子
七草籠土をこぼしてかなしけれ 石田波郷
七草籠子なき夫婦の声は似て 瀬戸内寂聴
七草籠稚なき野の香寄せ合ひて 山崎秀子
七草粥とて病む父に食強ふる 毛塚静枝
七草粥に能登塩田の塩ちらす 細見綾子
七草粥の段通の座につきぬ 長谷川櫂 古志
七草粥メニューに加ヘスキー宿 高橋悦男
七草粥佛に選ぶ白茶碗 八牧美喜子
七草粥冷えそめたるはあはれかな きくちつねこ
七草粥匙もて祝ふみどり子は 大熊輝一 土の香
七草粥吹いて昭和を送りけり 三嶋隆英
七草粥川の明るさ背にのこり 子郷
七草粥形見の箸を揃へけり 角川照子
七草粥忘られしころ癒えてゐむ 村越化石 山國抄
中宮寺見えて七草摘み揃ふ 孝子
何添へむ七草揃へまださみし 上西左兌子
夫へ盛る七草粥や古天目 上野さち子
寄植の春の七草老いにけり 大場白水郎 散木集
寝間に聞く七草打つは我家なり 藤田耕雪
山並めし伊豆や七草七ツ瀧 矢島渚男 延年
島巡りの旅に七草過ぎにけり 冬葉第一句集 吉田冬葉
庭水辺摘む七草の芹紅に 山口青邨
忠霊につゞく七草揃ひけり 齋藤玄 飛雪
提げてゆく七草籠やお年玉 高橋淡路女 梶の葉
昭和史閉ず七草粥に白き膜 寺井谷子
朝雲のよき七草を囃しけり 阿以鎮雄
末寺とて七草までを休みをり 神蔵器
死なざれば塩利きし七草粥少し 猿橋統流子
母のこゑ足して七草揃ひけり あざ 蓉子
母の膝のぬくさ今なほ七草爪 長谷川かな女 花寂び
母許や春七草の籠下げて 星野立子
浅みどり春七草の小籠かな 高橋淡路女 梶の葉
海苔芳し七草過ぎの朝の膳 下村ひろし 西陲集
湯上りの七草爪をとりて昼 下田実花
獅子舞も七草過ぎのすがたかな 増田龍雨 龍雨句集
病む夫の七草爪をとばしけり 向笠和子
竹剪って七草粥の椀づくり 富田潮児
籠に植う春七草の年用意 松藤夏山 夏山句集
羽黒巫女露の七草摘み足らふ 森澄雄
苞とけば七草の菜の青ひらく 能村登四郎
野べの石七草すべて寄り添へる 久米正雄 返り花
雪を被て春の七草名札のみ 大橋櫻坡子 雨月
雪国に来て七草の芹の香よ 小島健 木の実
飛ばしけり七草爪の大なるを 綾部仁喜
奥塩原新湯温泉
薺の日髭をたたいてあたりけり 高澤良一 素抱

七種 補遺

あかんぼの七種爪もつみにけり 飴山實 花浴び
あを~と春七草の売れのこり 高野素十
おとなしき七種の夜の義弟かな 廣瀬直人
とかくして冷たうなりぬ七草粥 村上鬼城
なつかしき七種粥よ小母は亡し 星野立子
ななくさのため日の中を歩きゆく 岡井省二 五劫集
ななくさのはこべのみ萌え葛飾野 能村登四郎
ななくさの日に一くさの芹を祝ぐ 阿波野青畝
七種のきのふとなりし芹なづな 高野素十
七種のはじめの芹ぞめでたけれ 高野素十
七種の円空仏に一燈を 亭午 星野麥丘人
七種の御灯虚子に奉る 高野素十
七種の芹奉り太祝詞 高野素十
七種の過ぎたる加賀に遊びけり 深見けん二
七種もすぎぬいよ~多忙なり 高野素十
七種や薺すくなの粥すする 臼田亜郎 定本亜浪句集
七種を平常心をもて囃す 後藤比奈夫
七種を祝ひしみじみ日本かな 稲畑汀子
七種を祝へば散つてゆく家族 稲畑汀子
七種爪爪は老なき茜いろ 能村登四郎
七種粥眼を病む傷が炊ぎけり 古沢太穂 捲かるる鴎以後
七草のあしたの靄の濃かりけり 鷲谷七菜子 一盞
七草のすずしろばかり七日粥 右城暮石 虻峠
七草のはこべら莟もちてかなし 山口青邨
七草の三いろ四いろとそろはざる 山口青邨
七草の俄かにあげし弔旗かな 百合山羽公 樂土以後
七草の呼び忘れしは佛の座 百合山羽公 樂土
七草の好日の森はるかなり 山口青邨
七草の水田かがやき鳥居立つ 山口青邨
七草の籠をかひなに臈たけし 山口青邨
七草の粥の仕度をして寝たり 細見綾子
七草の緋縅蝶を書庫の裏 山口青邨
七草の芹の紅葉のうつくしく 山口青邨
七草の芹むらさきに生ふるなり 山口青邨
七草の芹生ふ谷戸に深く入りぬ 山口青邨
七草の苗札立ちて何もなし 石川桂郎 四温
七草の雨夜トランプ睡くなる 佐藤鬼房
七草は七ツ異なる風情かな 政岡子規 七草
七草やいまにもせちに母の情 上田五千石 天路
七草やもう~けぶる馬の粥 村上鬼城
七草や生くるに訳の多すぎる 佐藤鬼房
七草や節水明けの水囃し 百合山羽公 樂土以後
七草を摘まな「文芸春秋」を擱く 山口青邨
七草を植ゑて如何にも春の土 後藤比奈夫
七草を盛る籠の柄の大きな弧 大野林火 潺潺集 昭和四十二年
七草を見は見たれども 彼岸花 伊丹三樹彦
七草を過ぎ何やらを過ぎ春となる 桂信子 草影
七草洗ふ天神下の湧き水に 細見綾子
七草籠万葉仮名の苗札を 山口青邨
七草籠亀甲に編むめでたしや 山口青邨
七草籠柄長く提げしままにおく 山口青邨
七草籠畳にこぼす銀砂子 山口青邨
七草粥に能登塩田の塩ちらす 細見綾子
七草粥同じき答いくたびも 山田みづえ 手甲
七草粥夫がもつともよろこびし 細見綾子
七草粥秀衡塗の椀はよし 山口青邨
三日月の七草爪は刎ねにけり 阿波野青畝
三渓園春の七草寄植ゑに 飯島晴子
人形芝居見んと七草過ぎの旅(大阪、国立文楽劇場にて) 細見綾子
刃物置く七草の日のただれる辺 伊藤白潮
吹いて目のうるみしおもひ七草粥 鷹羽狩行
国の喪となりし七種粥のいろ 佐藤鬼房
大事なり七種籠に水やるも 石川桂郎 四温
天暗く七種粥の煮ゆるなり 前田普羅 普羅句集
宮さまの御用に春の七草を 山口青邨
家居して七種粥も怠らず 安住敦
寄植の七草遅速ありにけり 百合山羽公 樂土以後
帰省の子みな立ち去りし七草や 相馬遷子 雪嶺
床の間にこぼれ七草籠の砂 鷹羽狩行
忠霊につゞく七草揃ひけり 齋藤玄 飛雪
慟哭や七種粥の箸措きて 阿波野青畝
擂粉木もありて七種囃しけり 後藤比奈夫
枯れ急ぐものに七草のほかさまざま 岸田稚魚
正月ももう七種のなぎさの貝がら 荻原井泉水
母許や春七草の籠下げて 星野立子
渡し舟満員七草の柴又へ 山口青邨
濤音の七草粥を吹きにけり 飯島晴子
百花園春の七草籠に盛り 山口青邨
神酒享くや七種の日を老杉に 寒食 星野麥丘人
紅粉花の苗離々七草に加へばや 山口青邨
芹薺根のたくましき七草粥 細見綾子
谷保天神の七草貰ふ今年また 細見綾子
雪水の田畦を越ゆる七草摘み 細見綾子
音のある七草の野を歩きゆく 岡井省二 前後

七種 続補遺

ななくさや露の盛りを星の花 鬼貫
ふりそゝぐ水に七草わかれけり 中川乙由
七種のそろはずとてもいわ井かな 白雄 白雄句集
七種のひゞきからある水の音 千代尼
七種のみくさは摘し雪野かな 四睡
七種の一静りや初夜の鐘 班象 発句類聚
七種の其場に白し梅の華 吾仲
七種の名代さする若菜哉 露川
七種の手本にも似ぬ拍子哉 車庸
七種は枯葉にしめる草履かな 沾徳 五子稿
七種も痩て風月の始かな 浪化
七種も過てあか菜の寒さ哉 浪化
七種やとくればおなじ菜雑水 支考
七種やもう編笠の人通り 洒堂
七種や七日居りし鶴の跡 松岡青蘿
七種や住持に並ぶ草履取 野径
七種や八百屋が帳のつけ〔ブン〕村
七種や唱哥ふくめる口のうち 北枝
七種や寺の男の藪にらみ 支考
七種や常はやせたる野大根 嵐青
七種や庄司が谷の杓子舞 正秀
七種や御末かしらに藤ばかま 建部巣兆
七種や明けぬに聟の枕もと 其角 韻塞
七種や明ぬに聟の枕もと 其角
七種や未きに打て鳥をやる 百里
七種や茶漬に直す家ならび 朱拙
七種や跡にうかるゝ朝がらす 其角
七種をはやすやなつが立序で 昌房
七種を豆腐に聞や花真葛 馬場存義
七草にかゞむ小腰や八十の弓 諷竹
七草にけふは音なし星祭 中川乙由
七草にとゞろく声や猫の妻 介我
七草に鼠が恋もわかれけり 高井几董
七草のこだまや子峯孫のみね 諷竹
七草の七つ道具やとし男 中川乙由
七草の屑にえらるゝはゝこかな 桜井梅室
七草の次の雪間を*嫁菜かな 吾仲
七草の秋にあへとて柳さす 松窓乙二
七草の野に揃ふたりの数 中川乙由
七草はけふなゝくりのゆで湯かな 風虎 六百番誹諧発句合
七草は秋の碪の早苗かな 越人
七草やあまれどたらぬものも有 千代尼
七草やけふ一色に仏の座 支考
七草やさかしき下女が証哥だて 尚白
七草やちよつと雪間の音羽山 吾仲
七草やつれにかえ合ふ草もあり 千代尼
七草やなくてぞ数のなつかしき 松岡青蘿
七草やまづセイナンとは芦の事 許六
七草や何をちなみに仏の座 路通
七草や余所の聞へもあまり下手 炭太祇
七草や多賀の杓子のあら削り 亀洞
七草や夜の明けたればもの静 魚[モン] 新類題発句集
七草や女夫~に孫女夫 野坡
七草や寝間につぼまる梅柳 紫道
七草や拍子こたえて竹ばやし りん女
七草や次手に叩く鳥の骨 桃隣 類題発句集
七草や粧ひしかけて切刻み 野坡
七草や茎立にてもおなじ事 朱拙
七草や襟にはね込む薄氷 史邦
七草や隣明行小神楽 里東
七草や雪を払へばそれでなし 千代尼
七草や馬屋祭の猿もゆく 松窓乙二
七草を三篇うつた手くび哉 嵐雪
何をしてはや七種をたゝく音 路通
小車やみぞはぎや庵の七草す 鈴木道彦
早蕨の七草打ば寒からむ 其角
碪には似ぬ七草の月夜かな 支考
秋海棠星七草になどもれし 加舎白雄

以上

by 575fudemakase | 2017-03-18 02:07 | 新年の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
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▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

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表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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