初荷 の俳句

初荷 の俳句

初荷

例句を挙げる。

おとなしくかざらせてゐる初荷馬 村上鬼城
おのが影踏んで初荷の糶を待つ 伊沢 健存
かざりさす音の初荷の胴中に 栗生純夫 科野路
こつこつと輓馬いでくる初荷かな 百合山羽公 寒雁
ちりちりに初荷のもどり吹かれけり 白水郎
つきまとふ子猫をりけり初荷市 鈴木 昭次
はだかりし府中の町の初荷馬 高浜虚子
ふもとより届く初荷の寒卵 白岩 三郎
まだ暗き岸壁に着く初荷船 高野清美
よく晴れし海の景色や初荷舟 嶺春雄
セロリなど空港へ急ぐ初荷なり 岡田貞峰
ベーブリツジ初荷の旗のくぐりゆく 奥山光子
マネキンの初荷一体づつ嵩む 裸馬
一乙女加へ得て初荷出発す 古郷
両側の問屋々々の初荷かな 柴原碧水
中京や初荷に見ゆる刀自の声 樟蹊子
伊勢海老の髯はみ出せる初荷かな 小田実希次
先頭を保ち続けて初荷行く 奥谷郁代
切火して阿波三盆の初荷なり 森田 悠
初荷いま橋越す城を遠景に 圭岳
初荷から投げてくれたる蜜柑かな 富崎梨郷
初荷とし塩この潔きものを積む 佐野まもる
初荷とし屑鉄縄にくくられぬ 菖蒲あや 路 地
初荷とて帯屋にとどく金銀糸 向井富美子
初荷とて花苞編めり海女の小屋 笹本落葉子
初荷にてわが頭上ゆく耕耘機 百合山羽公 寒雁
初荷のせ索道山へかへりゆく 宮下翠舟
初荷の灯向ひ合せて問屋かな 繞石
初荷トラック発つまで暗く店塞ぐ 秋山青一点
初荷幟の白さを競ひ富士ある町 鍵和田[ゆう]子 未来図
初荷揚汀に馬をならべけり 高田蝶衣
初荷旗昔ながらの白木綿 霜田歌子
初荷曳雪にまろびてにぎはしや 桜坡子
初荷来る須磨の古町いつぱいに 播水
初荷橇まつ毛の長き馬に逢ふ 本宮哲郎
初荷橇氷湖をたわみつつ渡る 吉村唯行
初荷着き都を距つ十里なり 秋櫻子
初荷着く市に蕾をこぼしつつ ほんだゆき
初荷着く解かざるうちの縄匂ふ 神蔵器
初荷積む土間凸凹のデコ屋敷 高澤良一 さざなみやっこ
初荷船囃し立てたり牡丹雪 龍雨
初荷船島へ合図の笛鳴らす 木内彰志
初荷船着きし港の煌々と 伊藤一子
初荷船脇艪を立てゝのぼりけり 梨葉
初荷衆街角の風に声あげた 原田種茅 径
初荷馬木曾の高嶺に嘶けり 木内彰志
初荷馬浅間吹雪に逸るなり 渡辺湖
初荷馬腹当赤く海辺来る 河北斜陽
初荷馬風欲しくなりし日和かな 中島月笠 月笠句集
初荷馬飾られてゐて尿しぬ 青柳菁々
古車浅草紙を初荷かな 野村喜舟 小石川
吹きすさぶ初荷の街を歩き出す 杉山岳陽
国道を雁字搦めの初荷ゆく 井出和幸
地に下ろす大吟醸の初荷かな 丸山しげる
坂一つ登りてゆきし初荷かな 長谷川春草
坂下をつづいて通る初荷かな 野村喜舟
大籠に鯛の尾あまり初荷舟 谷迪子
大粒の真珠を仕入れ初荷とす 鈴木多江子
妻も担ひ天地無用の初荷出す 中原鈴代
室いでし独活の初荷も多摩郡 柳原佳世子
宮前の花屋に着きし初荷かな 山本 幸代
市場まで父もつき行く初荷かな 森 竜南
撒き蜜柑ただよふ波の初荷舟 斎藤 道子
暁の提灯暗き初荷かな 鳴雪
村百戸海老を栄螺を初荷とす 鈴木真砂女
松風や初荷車の楽過ぎて 波郷
桟橋は島の玄関初荷著く 佐藤清流子
橋いくつくぐる隅田の初荷舟 宇都木水晶花
河岸の風初荷の旗に吹き募る 阿部みどり女 笹鳴
波止の荷の中を馬輓き初荷積む 五十嵐播水 埠頭
浦々の菊あつめゆく初荷舟 岡本まち子
淡路より着きて初荷の水仙花 谷 迪子
漆屋の畳口まで初荷かな 石田勝彦 秋興
炭橇や初荷の旗は子どもの字 瀧春一
父かなし初荷かついでよろめけり 菖蒲あや
痩馬を飾り立てたる初荷かな 正岡子規
竹伐つて嵯峨は初荷の牛車 句仏
筏曳く舳に初荷の旗立てて 穂坂日出子
筵旗掲げ埠頭に初荷船 土屋保夫
納豆も水戸の初荷の中のもの 西海枝梟子
繭玉をさすや初荷の戻り馬 三輪未央
自動ドアー停めて初荷の手打ち式 篠田悦子
船飾る港の初荷眼のいたり 塩谷華園
花のごと掃きし路上の初荷屑 山田文男
葱の束うやうやしくも初荷かな 山冬子
蜜柑むく初荷の馬の鼻がしら 中村汀女
行きずりの花舗の初荷に跼みけり 藤田湘子 てんてん
見送りし初荷華やぎ過ぎしとき 稲畑汀子
誰が担いでも初荷の旗なびく 秋を
豊橋に港町あり初荷船 耿陽
赤がちに伊勢の船路の初荷かな 下田稔
起重機に初荷の仔牛鳴きにけり 橋本榮治 麦生
酔ひたるを載せて初荷の帰る哉 小峰大羽
門松の笹の葉喰めり初荷馬 高橋淡路女 梶の葉
降されて初荷のヒヨコ歌ひ出す 森川健太郎
降ろされてをりし初荷のブルドーザー 北詰雁人
陸送の労初荷より始まれり 百合山羽公 寒雁
雪へ卸す初荷の鉛沈没す 田川飛旅子 『使徒の眼』
青森熊笹八万枚の初荷かな 折井眞琴
静かなる海曳航の初荷船 塩川雄三
風が棲む雪山の裾初荷行く 相馬遷子 雪嶺
風が飛ばす仙台訛初荷ゆく 山田みづえ
魚市場灯を煌々と初荷待つ 佐々木勇三郎
あまり重き荷嵩でありぬ飾馬 阿部みどり女
よき鈴の音りん~と飾馬 星野立子
掛路樹の飛雪にかなひ飾馬 阿部みどり女
曲家の廐出てくる飾馬 及川あまき
飾馬のあとゆきおのれ幸信ず 山田ひろむ
飾馬門に待たせて祭酒 冨田みのる

初荷 補遺

こつこつと輓馬いでくる初荷かな 百合山羽公 寒雁
わが本の初荷となりて街に出づ 山口青邨
一乙女加へ得て初荷出発す 村山故郷
初荷にてわが頭上ゆく耕耘機 百合山羽公 寒雁
初荷の本おろす新宿雑閙裡 山口青邨
初荷ふんで天へものぼる八聲哉 正岡子規 初荷
初荷船着きくる岸に童女待つ 飯田龍太
声高となつて初荷がとゞきをり 飴山實 句集外
山里を通りぬけたる初荷かな 村上鬼城
島の子に初荷船いまはるかかな 飯田龍太
提灯や初荷の山の山かつら 正岡子規 初荷
暁の提灯暗き初荷かな 内藤鳴雪
村百戸海老を栄螺を初荷とす 鈴木真砂女 居待月
松風や初荷車の楽過ぎて 石田波郷
滴れるままに初荷の疾駆して 鷹羽狩行
漆屋の畳口まで初荷かな 石田勝彦 秋興
牛引の初荷の山よ人の波 正岡子規 初荷
痩馬をかざり立てたる初荷哉 正岡子規 初荷
石油を初荷となして石油車 山口誓子
窓あけて見れば淋しき初荷哉 正岡子規 初荷
荒磯の雪に揚げたる初荷かな 橋閒石 雪
薬湯に四五俵の炭の初荷かな 村上鬼城
行きずりの花舗の初荷に跼みけり 藤田湘子 てんてん
走りゆくいづれの旗も初荷積み 飴山實 句集外
踊りけり初荷の山も崩れよと 正岡子規 初荷
錦絵の鎌倉河岸の初荷船 清崎敏郎
陸送の労初荷より始まれり 百合山羽公 寒雁
風が棲む雪山の裾初荷行く 相馬遷子 雪嶺
風が飛ばす仙台訛初荷ゆく 山田みづえ 忘
飾りかけし馬車集ひけり日本橋 正岡子規 初荷
飾り美美しう初荷の馬の汗あわれ 荻原井泉水

以上

by 575fudemakase | 2017-03-19 04:29 | 新年の季語 | Trackback | Comments(0)
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《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
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グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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