泣初 の俳句

泣初 の俳句

泣初

例句を挙げる。

なんでこれしきのテレビと初泣きす 石川桂郎 四温
優しさに触れたることに初泣す 山田弘子 懐
初泣きの妻寝落つより氷りけり 小林康治 玄霜
初泣きの嬰児そのまゝ初笑ひ 大久保九山人
初泣きの水飲みてよき声を出す 長谷川双魚 風形
初泣きの涙かわかす海の風 稲垣きくの 黄 瀬
初泣きの花のごときを抱きけり ほんだゆき
初泣きははしかの子ども淋しけれ 京極杞陽
初泣きやしんしんとして真暗がり 小坂順子
初泣きや二階の我を夫知らず 加藤知世子
初泣のわつと車中を通りけり 高澤良一 さざなみやっこ
初泣の又抱き上げてしまひけり 稲畑汀子
初泣の大べそさそふ聴診器 笹本 敏
初泣の大診察となりにけり 川畑火川
初泣の妻寝落つより氷りけり 小林康治
初泣の納まつてゐし灯の輸かな 鈴木しげを
初泣の赤子不動となりにけり 野中亮介
初泣は木偶の巡礼歌の段 尾形柿園
初泣は楽屋住居の役者の子 木村重好
初泣は箱根駅伝権太坂 木田千女
初泣や末の子の頭をぶつけきぬ 小島健 木の実
初泣をしに参りけり市村座 高浜虚子
初泣を抱上てをる渚かな 八木林之助
初笑初泣孫が家の芯 下村ひろし 西陲集
力強く混血の孫泣初め 吉川 耕花
女児すでに肩肘まろく初泣す 橋詰沙尋
手をしめてしめて泣初めしたりけり 久保田万太郎
泣初の両手握つてやりにけり 山西雅子
泣初の大き瞳となりしかな 佐藤博美
泣初の子が笑ひゐるテレビかな 原田 耕二
泣初の子に八幡の鳩よ来よ 宮下翠舟
泣初の思ひ出遠くありにけり 大峯あきら 宇宙塵
泣初の注射にぎはふはやり風邪 三嶋 隆英
泣初の涙がゆれて笑ひけり 上野 泰
泣初の舌をあやつる子を囃す 赤松[ケイ]子
泣初の赤ん坊母へ戻しけり 岡部六弥太
泣初の顔を鏡にうつしやる 中村芳子
泣初めの泪に何もかも見えず 鷹羽狩行 八景
泣初やおまはりさんの腹話術 木倉フミヱ
泣初や嬉し涙のせきあへず 麻田椎花
泣初や父の曳く橇くつがへり 堀口星眠 営巣期
泣初や足元つゝむ縁日向 高木晴子
泣初を御嶽鴉の囃し過ぐ 村上光子
灰に落ちし涙見られし泣初め 阿部みどり女 笹鳴
知らぬ子の泣初ならむ道の上 石田波郷
虎の子の初泣きにして吼えにけり 有馬朗人
見つめゐる大初泣となるまでを 赤松[ケイ]子
静かなる日や泣初もすみたれば 加藤楸邨

泣初 補遺

いさぎよき初泣の子を抱き来る 岸田稚魚
なんでこれしきのテレビと初泣きす 石川桂郎 四温
はからずも初泣きといふ死に遭へり 能村登四郎
一歳の智慧の泣初短かしや 上田五千石『天路』補遺
初泣きのとりつくしまもなき赤子 鷹羽狩行
初泣きの妻寝落つより氷りけり 小林康治 玄霜
初泣きの子の手も足も放り出し 鷹羽狩行
初泣きやなだめてをりし姉もまた 鷹羽狩行
初泣の又抱き上げてしまひヽけり 稲畑汀子
初笑初泣に父の端座あり 上田五千石『琥珀』補遺
吾子正志久希泣初笑初 高田風人子
泣初の曾孫を抱いて笑ひけり 阿波野青畝
泣初の涙がゆれて笑ひけり 上野泰
泣初の皆に見られて収まらず 鷹羽狩行
泣初めの泪に何もかも見えず 鷹羽狩行

以上

by 575fudemakase | 2017-03-19 05:01 | 新年の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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