飾臼 の俳句

飾臼 の俳句

飾臼

例句を挙げる。

あかねさす近江の国の飾臼 有馬朗人
新しき土足す土間や飾臼 古市枯声
日射し来し石の匂ひや飾臼 池田弥生
洗はれて罅あらはなる飾臼 坂梨文代
潮の香にまじる馬の香飾臼 藤木倶子
牛を診し手を洗ひをり飾臼 戸塚時不知
百姓のわれにて終る飾臼 牛尾緑雨
飾臼みづの青藁仄かにも 飯田蛇笏
飾臼を仔牛の濡れし鼻が嗅ぐ 木場田秀俊
飾臼据ゑて落ちつく通し土間 影島智子
飾臼牛の貌出て舌うごく 加藤楸邨
飾臼罅ふかぶかと置かれたり 宮田正和
飾臼虫くひ居るもめでたけれ 河越風骨
飾臼鶏駈けあがり追はれけり 宮下翠舟
鶏のとびあがりたる飾臼 五十嵐渡河
鶏鳴の刻ふさはしき飾臼 中戸川朝人
体内に時間とどまる飾り臼 永原三郎
八重雲に鶏鳴くや飾り臼 飯田蛇笏 霊芝
我が家に三十年の臼飾る 田中冬二 俳句拾遺
新らしき筵の上や飾り臼 中村泰山
武家門をくぐればありし飾り臼 二木汀骨
男臼女臼飾り並べけり 山口漁壮
粗ら彫の臼飾り土間濡るるかに 村上しゅら
臼飾る路地を距てて蔵二つ つじ加代子
飾り臼しづかにをれば怒濤音 加藤楸邨
飾り臼南の窓の雪明り 村上一央
飾り臼歳月母へつもりけり 黒木野雨

飾臼 補遺

あかねさす近江の国の飾臼 有馬朗人 天為
八重雲に鶏鳴くや飾り臼 飯田蛇笏 霊芝
近よれば土が匂へり飾り臼 加藤秋邨
飛騨涼し祖に仕へし臼飾る 秋元不死男
飾り臼みづの青藁ほのかにも 飯田蛇笏 山響集

以上

by 575fudemakase | 2017-03-19 07:53 | 新年の季語 | Trackback | Comments(0)
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