初暦 の俳句

初暦 の俳句

初暦

例句を挙げる。

ありありと童子山水初暦 斉藤夏風
いざ見ばやはるばる伊勢の初暦 西友
とかくして二日となりぬ初暦 小杉余子
わがよきこと人のよきこと初暦 富安風生
ローランサンよき画家なりき初暦 水原秋櫻子
三月が一月を蹴り初暦 上野泰
人おもふ倖せを抱き初暦 加藤えう子
人の手にはや古りそめぬ初暦 正岡子規
人生の夏の来向ふ初暦 西村和子 かりそめならず
人生の第何章の初暦 塙告冬
元旦の大安日や初暦 皿井旭川
光淋に始まる月日初暦 河合澄子
初暦あたらしき死後はじまりぬ 和田知子
初暦かけしいつもの柱かな 西山誠
初暦かけて野鍛冶の煤柱 森冬比古
初暦どきりと裸婦の現れし 後藤比奈夫
初暦ひらくや清の桃花紅 野見山ひふみ
初暦ひらく牧神笛を吹く 野見山朱鳥
初暦めくれば地球うごいたような 夜基津吐虫
初暦めくれば月日流れ初む 五十嵐播水
初暦めでたくここに古暦 正岡子規
初暦わが起ち上る日はどの日 日野草城
初暦わが遂の日のありやなし 細見しゆこう
初暦をはりの絵まで捲って見 上原富子
初暦アラビヤの星其の数字 上野泰 春潮
初暦イエスパウ口の道(ことば)あり 中島斌雄
初暦メモに汚すはかまひなし 石川桂郎 高蘆
初暦一冊おきぬ百姓家 妻木 松瀬青々
初暦五月の中に死ぬ日あり 正岡子規
初暦人診る日々に古りはじむ 新明紫明
初暦冷たく折目そろひけり 渡辺水巴
初暦吊して荘の出来上る 坊城中子
初暦吊りて花やぐ居間の子よ 関口成生
初暦子の嫁ぐ日の二重丸 薦田伸子
初暦巻癖つきしまま吊す 塩川雄三
初暦年回帳に掛け添へて 河野静雲 閻魔
初暦掛けし柱の裏は浅間 村松紅花
初暦掛けて俳諧書屋かな 高林蘇城
初暦掛けて及べる日差あり 中村汀女
初暦掛ける処や戸惑はず 池内たけし
初暦易々と過ぎにし病七日 野澤節子 黄 炎
初暦真紅をもつて始まりぬ 藤田湘子
初暦知らぬ月日の美しく 吉屋信子
初暦終の日付をいつにせむ 小谷舜花
初暦胸中に齢重くなれり 花田哲行
初暦船長室のととのへる 五十嵐播水 埠頭
初暦花鳥風月をこめにけり 松根東洋城
初暦身近に一つ納まりぬ 蓬田紀枝子
初暦静かならざる日もあらむ 山田みづえ 草譜
初暦頼みもかけず掛けにけり 高浜虚子
古壁にまた一年や初暦 平赤絵
句を読めば昔たふとき初暦 原コウ子
吉日のつづいて嬉し初暦 村上鬼城
吾子だけが知る山羊の顔初暦 斉藤夏風
吾子の背の高さにかける初暦 高橋悦男
四季の花みな美しき初暦 佐久間 道子
団欒や巻きぐせ残る初暦 志城 柏
大阪に雨の降りけり初暦 藤田あけ烏 赤松
子に来るもの我にもう来ず初暦 加藤楸邨
宇佐に行くや佳き日を選む初暦 夏目漱石 明治三十二年
小机に載せてこそあれ初暦 尾崎紅葉
巻き癖のいまだ馴染まぬ初暦 松倉ゆずる
幸せの待ちゐる如く初暦 稲畑汀子 春光
幸の待ちゐる如く初暦 稲畑汀子
我が生の余光ばかりや初暦 深見けん二 日月
手拭の一つ袋や初暦 会津八一
掛けのばす反りもめでたき初暦 下田実花
改まる一間一間の初暦 石川風女
新築の木の香の匂ふ初暦 滝はる江
旧暦の潮読む海女の初暦 鹿糠孝男
未知といふことば尊し初暦 村山砂田男
未知の日々神に委ねる初暦 景山筍吉
母の逝く日は知らざりし初暦 吉屋信子
海風がめくる糶場の初暦 遠藤真砂明
父の座のうしろに掛けぬ初暦 佐藤紅緑
牛小屋の壁にもかけし初暦 大隈 米陽
病室の四人四様の初暦 高橋千美
祖父となる日もこの中に初暦 梅村好文
神宮の判すわりけり初暦 子規句集 虚子・碧梧桐選
神棚にひと夜をおきぬ初暦 高田蝶衣
綴糸の青き白きや初暦 佐藤滴泉
老刀自の手もと干支ある初暦 及川貞
誦んずる句にはじまれり初暦 朝倉和江
遠き日のわが句眺むる初暦 林 翔
子には子の別れの日あり新暦 山田弘子 螢川
新暦心ときめく日のありや 嶋田摩耶子
新暦棒の如きを手渡さる 嶋田麻紀
新暦黄泉に入りたる人の句が 長田久子
来年は頼めさうなる新暦 後藤比奈夫 めんない千鳥
海老を煮る火色映れり新暦 脇本星浪
背広着し庭師が配る新暦 西宮正雄
銭足らぬ運勢は嫌新暦 後藤比奈夫 めんない千鳥

初暦 補遺

たまづさの便りにいせの初暦 上田五千石『風景』補遺
ローランサンよき画家なりき初暦 水原秋櫻子 蘆雁
三月が一月を蹴り初暦 上野泰
人の手にはや古りそめぬ初暦 正岡子規 初暦
今年は青き標紙や初暦 正岡子規 初暦
初暦かけ古暦まだ用あり 富安風生
初暦どきりと裸婦の現れし 後藤比奈夫
初暦ひらく牧神笛を吹く 野見山朱鳥 荊冠
初暦めくればありぬ娘の帰国 稲畑汀子
初暦めでたくこゝに古暦 正岡子規古暦
初暦アラビヤの星其の数字 上野泰 春潮
初暦メモに汚すはかまひなし 石川桂郎 高蘆
初暦一枚あけてなかめけり 正岡子規 初暦
初暦五月の中に死ぬ日あり 正岡子規 初暦
初暦今年は遅き初卯哉 正岡子規 初暦
初暦今年も人にもらひけり 正岡子規 初暦
初暦好日月の犇けり 相生垣瓜人 明治草
初暦日曜の日をしらべける 正岡子規 初暦
初暦水しぶかせて剃刀す 角川源義
初暦照る日曇る日並びたる 後藤比奈夫
初暦真紅をもつて始まりぬ 藤田湘子
初暦絢爛命かくる日々 山口青邨
初暦翁格子の襖かな 松本たかし
初暦花時鳥月時雨 正岡子規 初暦
初暦蓴羹鱸膾いつの日ぞ 高野素十
初暦踏めば鳴りたる畳かな 加藤秋邨
初暦静かならざる日もあらむ 山田みづえ 草譜
初暦鼠の尿によごれけり 正岡子規 初暦
吉凶の犇くごとし初暦 鷹羽狩行
吉日のつゞいて嬉し初暦 村上鬼城
君か代や二十六度の初暦 正岡子規 初暦
幸せの待ち居る如く初暦 稲畑汀子
改めて見る卯の年の初暦 星野立子
新宅に掛くる釘なし初暦 正岡子規 初暦
早ぐりの年數表や初暦 正岡子規 初暦
期する日に山開あり初暦 上田五千石 天路
灰の中に落てよこれぬ初暦 正岡子規 初暦
玉石の日々を混淆初暦 上野泰
白眼の白隠像や初暦 相生垣瓜人 負暄
神宮の判すわりけり初暦 正岡子規 初暦
美しき月日はじまる初暦 稲畑汀子
老残の月日と言はず初暦 百合山羽公 樂土
草の戸に喜び事や初暦 村上鬼城
遠き日のわが句眺むる初暦 林翔

以上

by 575fudemakase | 2017-03-20 02:54 | 新年の季語 | Trackback | Comments(0)
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《方法1》 残暑 の例句を調べる
先ず、右欄の「カテゴリ」の「秋の季語」をクリックし、表示する。
表示された一番下の 「▽ このカテゴリの記事をすべて表示」をクリック、
全部を表示下さい。(全表示に多少時間がかかります)
次いで、表示された内容につき、「ページ内検索」を行ないます。
(「ページ内検索」は最上部右のいくつかのアイコンの内から虫眼鏡マークを探し出して下さい)
探し出せたら、「残暑」と入力します。「残暑 の俳句」が見つかったら、そこをクリックすれば
例句が表示されます。

尚、スマホ等でこれを行なうには、全ての操作の前に、最上部右のアイコンをクリックし
「pc版サイトを見る」にチェック印を入れ実行下さい。


《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
調べる方法です。
グーグル(Google)又は ヤフー(Yahoo)の検索ボックスに見出し季語を入力し、
その例句を検索することができます。(大方はこれで調べられますが、駄目な場合は上記、《方法1》を採用ください)

例1 残暑 の例句を調べる

検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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