年玉 の俳句

年玉 の俳句

年玉

例句を挙げる。

お使ひの口上上手お年玉 星野立子
お年玉ちらと見くらべ姉いもと きりを
お年玉使走りの小娘に 池内たけし
お年玉大きくはづみ酔ひにけり 三宅 句生
お年玉大尽と街闊歩せり 高澤良一 ももすずめ
お年玉母の喪に読みこもる子よ 中村路子
お年玉目当の子等と気附くまで 楓巌濤
お年玉船箪笥より取りいだす 林佑子
かへらうといふ子にお年玉何を 占魚
もう誰も来ぬ年玉を包みをり 後藤比奈夫 めんない千鳥
一重瞼二重瞼へお年玉 大澤ひろし
不惑なほ母から貰ふお年玉 鎌田真弘
商ふを嘉し年玉旅びとに 下田稔
堀佳代に若葉句帖をお年玉 西本一都 景色
太郎月の太郎のお年玉いちふらん 阿部完市 純白諸事
姑の小包お年玉毛糸玉 黒田杏子 花下草上
子が呉れし年玉なればしまひおく 関戸靖子
山寺や高々つみてお年玉 飯田蛇笏
年玉に傾城の香のうつりけり 青々
年玉に梅折る小野の翁かな 言水
年玉に添へしすみれの匂ひけり 幕内 千恵
年玉のかざしの鶴の挿せば舞ふ 森川暁水
年玉のかず~に灯や枕元 露月句集 石井露月
年玉のまこと品よく小さなる 星野立子
年玉の化けてつまらぬものばかり 中原道夫
年玉の十にあまりし手毬かな 高浜虚子
年玉の手拭の染メ匂ひけり 久保田万太郎 流寓抄
年玉の数に加えん春の雪 水田正秀
年玉の水引うつる板間かな 虚子
年玉の熨斗をえらぶや盆の上 増田龍雨 龍雨句集
年玉の真鱈とどきぬ雪を噛み 嫦蛾朗
年玉の袋のミッキーマウスかな 嶺治雄
年玉の襟一トかけや袂より 久保田万太郎
年玉の重き串柿遅く着く 羽公
年玉の鮭の巻藁薄みどり うせつ
年玉も必要経費帳始 杉山芳之助
年玉やかち~山の本一ッ 妻木 松瀬青々
年玉やにくまれ年の七ツ八ツ 湯室月村
年玉やものものしくも紙二帖 尾崎紅葉
年玉や利ぬくすりの医三代 炭 太祇 太祇句選
年玉や半紙手拭がさ~と 野村喜舟 小石川
年玉や古く悲しき親の恩 高橋 睦郎
年玉や村の聖の通ひ弟子 辻瓢六
年玉や水引かけて山の芋 鬼城
年玉や父の世よりの女弟子 幸喜美
年玉や父の白髪見にゆかむ 鈴木太郎
年玉や目笊なげこむ魚売 梓月
年玉や絖々として伊勢木綿 大石悦子
年玉や貝に納めし豆人形 島道素石
年玉をいただいてより迷い箸 田辺花
年玉をとりためらふもあはれなり 比良暮雪
年玉をならべておくや枕許 正岡子規
年玉を並べて置くや枕元 正岡子規
年玉を呉れたりしこと罪せしむ 岡本圭岳
年玉を天窓(あたま)におくやちひさい子 一 茶
年玉を妻に包まうかと思ふ 後藤比奈夫(1917-)
年玉を孫に貰ひて驚けり 相生垣瓜人
年玉を宿のわらべに老遍路 壺井久子
年玉を美しき子におくりけり 楠目橙黄子 橙圃
年玉袋男の子女の子と色違へ 角川照子
抱けば足る年玉のまだ要らぬ子は 松倉ゆずる
提げてゆく七草籠やお年玉 高橋淡路女 梶の葉
明けましておめでたく出るお年玉 軸丸 光義
望みゐし扇子役へ年玉に 片岡我当
棲み古りてふたり年玉交しけり 黒田杏子 花下草上
楪葉にこは年玉の霰かな 古白遺稿 藤野古白
橋賃に添へ橋番へお年玉 佐塚半三
母よりの年玉を子に見られけり 藤野 力
浪人の子に特別のお年玉 大塚とめ子
爺ちやんにもらふ皺くちやお年玉 木田千女
糞とりの年玉寒し洗ひ蕪 許六
老衲に鰤一本の御年玉 森永杉洞
鞠のごと弾み来し子にお年玉 轡田 進
黒く大きな祖父のポケットお年玉 鈴木やす江

年玉 補遺

お使ひの口上上手お年玉 星野立子
お年玉それの不平が面白し 阿波野青畝
お年玉妾に出せる娘より 日野草城
かへらうといふ子にお年玉何を 上村占魚
もう誰も来ぬ年玉を包みをり 後藤比奈夫
年玉として多摩よりの冬菫 後藤比奈夫
年玉に上の字を書く試筆哉 正岡子規 年玉
年玉に何まゐらせん水祝ひ 正岡子規 水祝
年玉のなじみふえけり竈の肩 護物 発句題叢
年玉の使者嫁が君何くれる 山口青邨
年玉の数に加えん花の雪 正秀
年玉の物の名よめり家の集 米仲 俳諧新選
年玉の菜もなつかしよ親の里 宗瑞 類題発句集
年玉の這入の柳雪もふれ 凉菟
年玉の鴨提げて書生戸を叩く 正岡子規 年玉
年玉や上の一字を筆はじめ 正岡子規 書初
年玉や京わらんべとなりし子に 村山故郷
年玉や何ともしれぬ紙包み 正岡子規 年玉
年玉や僕の手をそふべき一つ 調泉 富士石
年玉や利ぬくすりの医三代 炭太祇
年玉や同穴の契り番ひ鴨 正岡子規 年玉
年玉や大いなる山眠りをり 森澄雄
年玉や大きな判の伊勢暦 村上鬼城
年玉や寺でくれたる飯杓子 村上鬼城
年玉や水引かけて山の芋 村上鬼城
年玉や起き来たる子の重瞼 鷹羽狩行
年玉や長崎の鯣蝦夷昆布 正岡子規 年玉
年玉や長崎鯣蝦夷昆布 正岡子規 年玉
年玉や飢ゑも餓(かつ)ゑも知らぬ子ら 鷹羽狩行
年玉を妻に包まうかと思ふ 後藤比奈夫
年玉を孫に貰ひて驚けり 相生垣瓜人 明治草
年玉を竝べて置くや枕もと 正岡子規 年玉
年玉を足しやらむ子が得し銭へ 伊藤白潮
浜名湖にこれは年玉寒鰯 百合山羽公 樂土以後
糞とりの年玉寒し洗ひ蕪 許六
長幼の序のありしことお年玉 鷹羽狩行

以上

by 575fudemakase | 2017-03-20 03:09 | 新年の季語 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://fudemaka57.exblog.jp/tb/26730261
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。


俳句の四方山話 季語の例句 句集評など


by 575fudemakase

プロフィールを見る

S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

カテゴリ

全体
春の季語
夏の季語
秋の季語
冬の季語
新年の季語
句集評など
句評など
自作
その他
ねずみのこまくら句会
未分類

以前の記事

2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2011年 04月

フォロー中のブログ

ふらんす堂編集日記 By...

メモ帳

らくらく例句検索

インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

検索

タグ

最新の記事

烏貝  の俳句
at 2017-04-30 10:00
芦の角 の俳句
at 2017-04-30 09:39
入学試験   の俳句
at 2017-04-30 09:34
磯開  の俳句
at 2017-04-30 09:29
荻の角  の俳句
at 2017-04-30 09:14

外部リンク

記事ランキング