初鶏 の俳句

初鶏 の俳句

初鶏

例句を挙げる。

「人の人たれ」初鶏鳥の鳥たるに 磯貝碧蹄館 握手
したたかに初鶏に餌を与へけり 会津八一
まつしろい初鶏のこえであろう 暁闇のうごき 吉岡禅寺洞
アパートの初鶏声をはりにけり 川上梨屋
人波へ初鶏とほく声張れり 石川かづ子
初鶏となりそこなひし鶏あるく 楸邨
初鶏にこたふる鶏も遠からぬ 阿部みどり女 笹鳴
初鶏に先立つ隣家の母の声 草田男
初鶏に北の底よりの鬨の声 平井照敏
初鶏に天地大きく明け初めし 熊谷 秋月
初鶏に孟甞君の竃かな 安藤十歩老
初鶏に応ふ鶏ゐる小学校 松岡博水
初鶏に海のくらさや耳が冷え 中拓夫 愛鷹
初鶏に海暗くあり耳が冷え 中拓夫
初鶏に目覚めて父母の家なりし 松本みどり
初鶏に神代の臼と申すべし 一茶
初鶏に糞ひり落せ初からす 会津八一
初鶏に覚めつゝありしとも思ふ 高濱年尾 年尾句集
初鶏に鋤鍬ばらの控へたり 露月句集 石井露月
初鶏のあとは松吹く嵐かな 筏井竹の門
初鶏のあとを雪折ひびきけり 岸田稚魚
初鶏のなほ眠る山従へて 原裕 新治
初鶏ののんどしきりにうごかせり 鷺風
初鶏のはばたき降りし秣飛ぶ 工藤節朗
初鶏のひと声闇を動かせり 伊藤芙美子
初鶏のめでたき声を夢うつゝ 高橋淡路女 梶の葉
初鶏の一声夢の向こうから 柳田芽衣
初鶏の入江を渡りきこえ来る 田中冬二 俳句拾遺
初鶏の刻つげてなほ風にあり 豊長みのる
初鶏の吾にあつまる戸口かな 会津八一
初鶏の吾を見てなく畑かな 会津八一
初鶏の声さやかなり宮の馬場 上村占魚 鮎
初鶏の声を遠くに火を使ふ 柿本多映
初鶏の声山光の空はしる 亜浪
初鶏の姿正して鳴きにけり 吉川よしえ
初鶏の家通り越す声に覚む 五十嵐研三
初鶏の更に遠きは浦隔つ 児玉小秋
初鶏の次の声待つ山河かな 遠藤若狭男
初鶏の次までの闇緊りをり 加藤楸邨
初鶏の百羽の鶏の主かな 池内たけし
初鶏の籠込の声と思はれず 鷹羽狩行
初鶏の薄目してまた鳴きにけり 石崎素秋
初鶏の言挙げぞする三輪の杜 原 柯城
初鶏の身近に啼けばおろかしく 加倉井秋を
初鶏の銘酒の里に谺して 木内彰志
初鶏の長鳴き地声出でにけり 池元 道雄
初鶏の長鳴けば風出でにけり 脇 祥一
初鶏の闇の彼方を透し見る 市川百杭
初鶏の面目かけて胸反らし 貫井爽水
初鶏の鳴いて展ける海の青 阿部美恵子
初鶏はいつも遠くの方で鳴く 秋を
初鶏は灯の見ゆる家か否か 会津八一
初鶏は若紫の声ひけり 平井照敏 天上大風
初鶏は遠くの方でばかり鳴く 加倉井秋を 『胡桃』
初鶏は鳴きぬ竃は焚きつけぬ 笠井歎水
初鶏やうごきそめたる山かづら 虚子
初鶏やしづかに長き老の息 風生
初鶏やはや御師町の高きより 飛鳥田[れい]無公 湖におどろく
初鶏やひそかにたかき波の音 久保田万太郎 流寓抄
初鶏やまだつごもりの人の顔 梨葉
初鶏やものぐさ太郎の碑をつつき 辻桃子
初鶏やカアテン垂れて冬薔藪 竹下しづの女
初鶏や上海ねむる闇の底 久保田万太郎(1889-1963)
初鶏や丘に登りて人が泣く 桑原三郎 晝夜
初鶏や動きそめたる山かづら 高浜虚子
初鶏や又市に住む甲斐ひとつ 蓼太
初鶏や大仏前の古き家 妻木 松瀬青々
初鶏や天地の凍に朗々と 月斗
初鶏や子連れの旅の靴履けば 皆川白陀
初鶏や宇陀の古道神ながら 鈴鹿野風呂
初鶏や家中柱ひきしまり 加藤楸邨
初鶏や富士白々と明心 友之
初鶏や庫裡の大炉の火明りに 臼田亞浪 定本亜浪句集
初鶏や彩羽躍つて臼の上 野村喜舟 小石川
初鶏や応へるこゑも闇の中 河野友人
初鶏や怒りほとほと酔に似る 加藤楸邨
初鶏や手にとるからに火うち石 星野麦人
初鶏や明けあを~と谿千戸 諏訪
初鶏や昔神達東ヘ 東洋城千句
初鶏や暁闇の星わかわかし 小西藤満
初鶏や津守の君が薄化粧 半自
初鶏や漸く静なる厨 浅井歌村
初鶏や皆潔斎の湯を了へつ 高田蝶衣
初鶏や稚児がいふこと皆新らし 加藤知世子 黄 炎
初鶏や背戸の海鳴りしづまりぬ 村山たか女
初鶏や蒸籠重ねの宵のまゝ 乙字俳句集 大須賀乙字
初鶏や農継ぐ家の深庇 塩田晴江
初鶏や野の八方に道通ず 鴻村
初鶏や頂上一戸谿十戸 近藤一鴻
地平の涯からも 初鶏のこえが きこえてくる 吉岡禅寺洞
大船の中に初鶏うたひけり 川村鳥黒
對岸の初鶏きくや泊り船 会津八一
放たれてより初鶏となりにけり 山口鉄石
放浪の厠にて聴く初鶏よ 堀井春一郎
木曽に来て初鶏のこの勁き声 所 山花
梁近き初鶏亡父の世も凍てし 栗生純夫 科野路
歩を止めて初鶏に声合せみる 江藤 ひで
浄闇のまだ初鶏を聞かずゐる 下村ひろし 西陲集
瓏々と初鶏謳ひつゞけけり 高橋淡路女 梶の葉
谷深く雪の初鶏きく十戸 京極高忠
間をおかずして初鶏につづきけり 澄雄

初鶏 補遺

ある皇子の忍び歩行や初鳥狩 井原西鶴
さわがしし初鳥にして小綬鶏は 石川桂郎 高蘆
初とりや先年禮のいひはじめ 正岡子規 初鶏
初鶏となりそこなひし鶏あるく 鷹羽狩行
初鶏に先立つ隣家の母の声 中村草田男
初鶏に地の底よりの鬨の声 平井照敏
初鶏に藍甕の夜の深かりき 加藤秋邨
初鶏のあした~や無尽蔵 舎羅
初鶏のあとのしづまりかへりたる 鷹羽狩行
初鶏のあと刻きざむ音のみに 岸田稚魚 紅葉山
初鶏のあと雪折れのひびきけり 岸田稚魚
初鶏のかく羽ばたきて鬨なさず 鷹羽狩行
初鶏のこゑ土を跳ね水を跳ね 鷹羽狩行
初鶏のこゑ追うてやや遠目癖 飯田龍太
初鶏のはるかなひとつ亡き子あそぶ 加藤秋邨
初鶏の声さやかなり宮の馬場 上村占魚 鮎
初鶏の応へし声は川向う 鷹羽狩行
初鶏の殊に高らか新世紀 林翔
初鶏の火の声あげて闇の中 鷹羽狩行
初鶏の籠の声と思はれず 鷹羽狩行
初鶏の遅しとおもふ鳴き出でぬ 橋閒石 雪
初鶏の鳴き代りしは山手かな 鷹羽狩行
初鶏はあくびのなみだ此なみだ 野坡
初鶏は若紫の声ひけり 平井照敏 天上大風
初鶏も石中の火を見しならむ 加藤秋邨
初鶏やしづかに長き老の息 富安風生
初鶏やまたくりかへす月日かや 山口青邨
初鶏やまだ無理の効く選句業 鷹羽狩行
初鶏や家中柱ひきしまり 加藤秋邨
初鶏や山々さそひあひて覚め 鷹羽狩行
初鶏や山河は家の裏にのみ 鷹羽狩行
初鶏や庫裡の大炉の火明りに 臼田亜郎 定本亜浪句集
初鶏や本卦がへりの不思議寝に 上田五千石『天路』補遺
初鶏や水のごとくに闇の退き 鷹羽狩行
初鶏や雌を小突きて睦しき 阿波野青畝
初鶏や雨戸にむかし節の穴 鷹羽狩行
初鶏を聞きしおぼえや寝過しぬ 森澄雄
初鷄に眼をあく花の莟哉 正岡子規 初鶏
初鷄の二聲ばかり鳴きにけり 正岡子規 初鶏
初鷄の枕の上にうたひける 正岡子規 初鶏
初鷄の鳴くかと待てば犬吠ゆる 正岡子規 初鶏
初鷄もしるや義農の米の恩 正岡子規 初鶏
初鷄やねぐらの闇をいでゝ行 正岡子規 初鶏
初鷄や百萬石の聲つくり 正岡子規 初鶏
真榊に布留の初鶏揚りけり 阿波野青畝
耳に手をそへ初鶏を聞いてをり 飴山實 句集外
間をおかずして初鶏につづきけり 森澄雄

以上

by 575fudemakase | 2017-03-21 05:36 | 新年の季語 | Trackback | Comments(0)
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《方法2》以下はこのサイトから全く離れて、グーグル又は ヤフーの検索サイトから
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検索ボックスに 「残暑の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「残暑 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【残暑】残る暑さ 秋暑し 秋暑 【】=見出し季語

例2 盆唄 の例句を調べる

検索ボックスに 「踊の俳句」 と入力し検索ボタンを押す
いくつかのサイトが表示されますが、「踊 の俳句:575筆まか勢」のサイトを
クリックし表示ください。
[参考] 【踊】踊子 踊浴衣 踊笠 念仏踊 阿波踊 踊唄 盆唄 盆踊 エイサー 【】=見出し季語

以上 当システムを使いこなすには、見出し季語をシッカリ認識している必要があります。

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