2016年 12月 ねずみのこまくら句会の諸句

2016年 12月 ねずみのこまくら句会の諸句


予選でザッと句を抜いてみたら、下記の如くとなった。
句の前の番号は、選句稿の通し番号

2煤払ひ日々の過ぎゆくあっ気なき
14花形役者来りし如く鴛鴦飛来
20師の墓を訪へば零るる花柊
24誰も居ぬ舞台に来たる冬の蝶
26冬日向絵馬にとまりし蜂一つ
30風荒れの日の二重窓氷下魚汁
41山眠る活断層をふところに
42着膨れて弾き出さるるラツシュどき
49富士山を前合唱隊めく藁ぼっち
52流れ堰き洗ふ大根まぶしかり
53町会に饒舌多し十二月
66走り根の縦横に張る凍土かな
67粛々と雪舟庭の木の葉降る
73冬の鳩胸七色にきらめけり
74毀れゆく私と地球鳥渡る
76学校に障子ある部屋鳥の影
77砂利路の残る私道や枇杷の花
78冬天に連山深き襞刻む
79大綿や放哉の居の水場より
82願掛けの高下駄真赤枯るるなか(道了尊)
83満天星の紅葉の雨となりにけり
94酉年の間近き道に寒雀
104山峡を報恩講のふれあるき
105子規庵の縁に足垂れ冬うらら
107日に高く陰れば低く雪蛍
108桐一葉筆圧心もとなかり
110雪の音夜を包んで深まりぬ
111雪蛍暮色を纏ひむらさきに
112冬桜いつを盛りとなく咲けり
113大榾の骨を残して山を閉づ
115色鳥にもろ手ひろげしマリヤ像
125検診車より覗き見る枯野かな
126大根を吊り年金を待ちてゐし
131雪蛍翁墓より木曽殿へ
132湯たんぽやもはや卒寿を過ぎにけり
137判子はとまた戸惑ひて十二月
140寒禽の通ふ木々あり日の射して
141せこ蟹食ぶ昔話を訥訥と
142冬満月けふを終なるクラス会
143葛湯溶くひとりの午後を愛おしみ
147目上ぐれば夫の遺影や冬の夜半
159仁左衛門のまねきしぐるる京夕べ
161おでん屋に誘われたのがはじめです
164冬桜根方に残る昨日の雪
168金印の話におよぶ夜長かな
173牡丹焚尉となりても香りけり
177冬滝に外つ国人の鼻真っ赤
181耳痴れのちぐはぐ会話日向ぼこ
186谷紅葉映して宿の店仕舞
195燻されしお品書より鰤大根
196声かかるうちは惜しまず紅葉狩

以上
by 575fudemakase | 2017-03-26 09:16 | ねずみのこまくら句会 | Trackback | Comments(0)
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