初糶 の俳句

初糶 の俳句

初糶 

初市の花荷積まるる雪の上 山谷三郎
初市や抱き寐の子にも雪積り 田川飛旅子
初市で買ふ青竹の笊ひとつ 若月瑞峰
初市や雪に投げ出す鯛の色 矢野月片
初市に生きたる鯛の糶られけり 秋元草日居
初市のうしろは加茂の流れかな 金子晉
いくたびも山裾めぐり初市へ 巌寺堅隆
初市に妻と来て買ふ志野茶碗 七田谷まりうす
初市のあとの花屑掃かれをり 北詰雁人
初市や雪に漕来る若菜船 嵐蘭
初市の跡はそのまゝ霞かな 成美
初市や海鼠一籠隅にあり 青木月斗
前橋の初市風に明けにけり 瀬尾蓼穂
初市の梯子のうしろ通りけり 栗田九霄子
初市の祝儀値弾む瀬田蜆 斎藤朗笛
車海老跳ねて祝儀の糶初め 加藤芳雪
初市や抱き寐の子にも雪積り 田川飛旅子
初糶の花荷積まるる雪の上 山谷三郎
初市のうしろは加茂の流れかな 金子 晉
信濃川渡りて町の初市へ 成海 静
指二本指三本や初糶りす 上甲 明石
達磨目なくて力む初市方言浴び 相葉有流
初市で買ふ青竹の笊ひとつ 若月瑞峰
初糶のはじめの氷魚汲まれけり 下田 稔
初市の祝儀値弾む瀬田蜆 斎藤朗笛
初市の金盞花抱へ顔隠る 宮津昭彦
初市の焚火受継ぐ煤け漁婦 皆川盤水
トロ箱を蟹の這ひ出る糶初め 福川悠子
靄染めて花の初市香もきそふ 山岸治子
初市の焚火受継ぐ煤け漁婦 皆川盤水
初市や鰤の目凍みて買はれゆく 杉本苑子
初立合世は太平でありにけり 野村喜舟
初市の金盞花抱へ顔隠る 宮津昭彦
ぽんぽんに脹らめる河豚初市に 柳澤和子
初市や海鼠一籠隅にあり 青木月斗
いくたびも山襞めぐり初市へ 巌寺堅隆
初糶やまづ沖の日をおろがみて 白岩 三郎
初糶の白魚湖も明けそめて 長谷川史郊
初糶の濁声潮に鍛へたる 白井新一
初糶の声高らかに築地かな 西岡仁雅
初糶や跳ねては河豚の高値呼ぶ 木屋四風子
初糶の牛の祝儀値きまりけり 成島秩子
初糶の只中太き船の笛 水岡芳子
初糶の果物の香にむせてをり 山田 渓舟
初市や安房の花舟漕ぎよせて 佐藤瑠璃
靄染めて花の初市香もきそふ 山岸治子
初糶の背に暁光の日本海 海野ふさ子
初市や刻印にほふ熊野杉 松本幹雄
初市や大臼値ぶむ声太き 遠藤孝作
初市に引きゆく牛を飾りけり 野原 春醪
不逞なる顔のをこぜを糶初め 橋本榮治 逆旅
初市へ農夫甘藍光らせて 森水仙
飾られて初市に出る牛の瞳よ 千原叡子
初市の豚の鼻みな息をせり 神生彩史
初市の金盞花抱へ顔隠る 宮津昭彦
いさましく柝を入れてけり初相場 加藤汀波
初市に生きたる鯛の糶られけり 秋元草日居
初糶の祝なますはお手のくぼ ふみ子
初市の鰤差上げて糶りにけり 霜天
初糶や蛸の逃げるを引戻し 杏史
初市や雪に投げ出す鯛の色 月片
初市の輪飾飛んで踏まれたり 可空
初市の積荷にもたれ空は晴れ 菖蒲園
初市や深海魚族糶られをり 春
初市や霧立ちこめし天満橋 鼎二
いさましく柝を入れてけり初相場 汀波
初市に生きたる鯛の糶られけり 草日居
初市や海鼠一籠隅にあり 月斗
初市の跡はそのまゝ霞哉 成美
初市の裸灯に透けり干鰈 伊藤京子
初市や棚の海神吹きさらし 大島民郎
天井値つきし桧や初相場 松本キヨエ
初市の灯をからませて飴細工 宮田きぬ
初糶やまづ冲の日をおろがみて 白岩三郎
荒縄のあり初市のたつところ 山内康典
初市の活気背負ひて帰りきし 神村睦代
初糶や礫のやうに声跳ねて 松橋幸子
潮吹きし貝に祝儀値初市場 真酉圭央里
初糶の落札鈴を鳴らしけり 向久保貞文
初糶や祝儀値段の指弾け 住谷不未夫
初市の提げて大一枚の鯛 杉良介
初糶や山も港もまだ明けず 長沼紫紅
初市や眼鏡の中を牛通る 西村 明
初市の金盞花抱へ顔隠る 宮津昭彦
初糶や目玉とび出す深海魚 早川翠楓
初市の鯛売れしこゑ高めたり 大串章
初市を終へて千鳥の浜となる 徳留末雄
初市や海鼠一籠隅にあり 青木月斗
新海苔の初糶沖にきらめく日 伊藤幸吉
指二本指三本や初糶りす 上甲明石
初市やゴム風船が海へ出る 吉田静二
初市や善女ぶりして夫に蹤く 茂木房子
初糶りの威勢に潮の匂いかな 寿々木昌次郎
初糶の花荷積まるる雪の上 山谷三郎
初市のうしろは加茂の流れかな 金子晉
初市に生きたる鯛の糶られけり 秋元草日居
初市や雪に漕来る若菜船 嵐蘭

初糶 補遺

初市 只中 墓碑売りもいる 墓碑に映り 伊丹三樹彦
初市やくれなゐ競ふ海老と蟹 鷹羽狩行
初市や鋏で提げて海の蟹 鷹羽狩行
初市を終りて書きし手紙とや 高野素十
海老跳ねて海鼠うごめく初市場 鈴木真砂女 都鳥

以上

by 575fudemakase | 2017-03-27 16:51 | 新年の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

▼iPadの場合
設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
よみ れいく

▼kindleの場合
アプリ>設定>言語とキーボード>キーボードの設定>ユーザーズ辞書

読み れいく
表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

以上

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