絵双六 の俳句

絵双六 の俳句

双六 

雙六や盧生の夢のふりあがり 双六 正岡子規
雙六のどこへころげて樂まん 双六 正岡子規
野ざらしの月日を渡る絵双六 工藤富貴
遠き世の双六の雲母零れけり 高橋睦郎
道中双六後や先なる君と我 渡辺波空
道中双六いそがぬ旅のひとり哉 籾山梓月
賽子が火星に届く絵双六 友永佳津朗
賽の目の仮の運命よ絵双六
負け役の父呼びに来る絵双六 鷹羽狩行
草摺りの絵双六古り蔵古りて 谷津妙子
花双六さくら一枝に上りけり 山田みづえ
膝の上をすべる袂や絵双六 佐久間澄水
老い二人双六におどけ冬籠 山田みづえ
絵双六雪の匂ひのする夜なり すずきりつこ
絵双六死にはぐれたる生活かも 古賀まり子 緑の野
絵双六兄嫁一に上がりけり 山田みづえ
絵双六人生戻ることできず 宇咲冬男
絵双六みどりは松と決まりけり 秋山幹生
絵の破片あり双六のたたみあり 上野泰 春潮
素飛びに川越えにけり絵双六 関戸靖子
笊に入れて置く双六の蜜柑かな 長谷川かな女
祖母の世の裏打ちしたる絵双六
畳みゆく双六世界虹と失せ 上野泰 春潮
生きて今宵妻子の前に絵双六 目迫秩父
生きて今妻子の前に絵双六 目迫秩父
死が上り一休禅師の絵双六 石河義介
橋渡り廓を抜けて絵双六 伊藤とし子
日本のちちははあそぶ絵双六 脇本星浪
摩り切れしところが上がり絵双六 小林武子
振り出しへ戻りて遠し絵双六 山口幻花
振り出しに戻るこはさの絵双六 七田谷まりうす
怪獣に撃たれ振出し絵双六 今村夏子
忘れゐしものの一つの絵双六 石川桂郎 四温
年忘れ人生双六しばし止む 百合山羽公
年寄りてたのしみ顔や絵双六 飯田蛇笏 山廬集
少年我へお下髪垂れきし絵双六 中村草田男
孫と行く世界一周絵双六 大貫松子
子供等に双六まけて老の春
子に負けてやる双六のむづかしく 嶋田一歩
大津から程むつかしや絵双六 野村喜舟
四さへある双六の采振らばやな 相生垣瓜人
四さへある双六の賽振らばやな 相生垣瓜人 明治草抄
吾子等はやくはしきかなや絵双六 中村汀女
君追うて越せぬ大井や絵双六 吉武月二郎句集
古き世の絵双六見て年忘れ 成瀬正とし 星月夜
双六を上りて餅を焼く羽目に 田川蘭子
双六をひろげて淋し賽一つ 久保田万太郎 草の丈
双六をしてゐるごとし世はたのし 国弘賢治
双六をあがりたる手で猫掴む 大石雄鬼
双六や額あつめて筒井筒 安井小洒
双六や歩いてをりし能登の国 斉藤美規
双六や押立槍の早上り 西山泊雲
双六や恋の修羅場を逃げてばかり 鈴木栄子
双六や屑目平凡にわが娘 日野草城
双六や大人ばかりが残りたる 内田美紗 魚眼石
双六や二三の駅に富士見ゆる 広田寒山
双六や一夜に消ゆるこころざし 江頭 信子
双六やわが名ひとの名打重ね 野村喜舟 小石川
双六も市井雑事も同じこと
双六めく盲暦を読初に 野澤節子 黄 炎
双六の関所越せねば船路かな 六本和子
双六の長崎出島より発ちぬ 岡部六弥太
双六の都にちかしふる暦
双六の近江の国を引き返す 林佑子
双六の賽転がりて袖の上 山口波津女
双六の賽掌に暖め家長の座 保知券二郎
双六の賽振り奥の細道へ 水原秋櫻子
双六の賽の禍福のまろぶかな 久保田万太郎
双六の賽の一と振り倉敷へ 小林鱒一
双六の賽に雪の気かよひけり 久保田万太郎
双六の賽ころがりて袖の上 山口波津女
双六の賽ころがしてかへしけり 上野泰
双六の賽が目をむきとまりけり 上野泰 春潮
双六の花鳥こぼるる畳かな 橋本鶏二
双六の芭蕉に迅き曾良の脚 大類つとむ
双六の絵図に残りし昭和かな 赤井よしを
双六の絵にも越ゆべき幾山河 江川虹村
双六の正しき折目敷き展べし 島田みつ子
双六の橋の真上に波あがる 角川春樹
双六の振出しのまづ花ざかり 後藤比奈夫
双六の振出しといふ初心あり 後藤比奈夫
双六の折り目正しき国境 宮下恵美子
双六の戻りて大井川越せず 池田秀水
双六の忍者の伊賀を一跳びに 下村ひろし
双六の彦根あたりの齢かな 渡辺 純
双六の川止めに遭ひ茶を淹るる 下村ひろし
双六の山河畳んでありしかな 大石悦子
双六の小夜の中山越えにけり 柴田行太
双六の六部に逢ん宇都の山
双六の入口で手を洗ひけり 石川利夫
双六の京をめざせば川止に 宇田川八江子
双六の五十三次晴れつづき 柴崎富子
双六の二回休みといふ難所 山内山彦
双六の中の人生にも負けて 大槻右城
双六の上り大臣関白に 下田喜代
双六の上り大文字山が待つ 下村ひろし 西陲集
双六の上りは月の世界かな 椎名みすず
双六の上りの賽は掌中に 石原君代
双六の上りて仲間はづれめく 檜紀代
双六の三島に春の日は暮れぬ 春日 正岡子規
双六のわが道中の永かりき 辻田克巳
双六のもつと面白かつた筈 吉沼等外
双六のなかなか果てず雪降り来 辻桃子
双六のとびたる賽にみんなの眼 藤本朱竹
双六のさいを堰きたる折目かな 松野加寿女
双六のごとふり出しに戻れたら 吉田彩
双六のごとく大津に戻りをり 鈴木鷹夫
双六に負けておとなしく美しく 高浜虚子
双六に負けし子母の膝の上 小坂優美子
双六に負けおとなしく美しく
双六に気のなき賽を父振りし 森澄雄
双六に折りかけ垣や梅の花 立花北枝
双六に折かけ垣や梅の花
双六にピーナツの皮零れけり 岡田かげお
双六にいれてもらへず父は立つ 鷹羽狩行
出世して上る双六ふと貧し 後藤比奈夫
写楽の目ぎりぎり寄つて絵双六 紅露ゆき子
写楽の目ぎりぎり寄って絵双六 紅露ゆき子
六ツ目出て宇宙へ行けり絵双六 江藤安司
先急ぎしてをり老いの絵双六 鈴木清
何遍も生まれ変つて絵双六 吉村玲子
伊都や奴や倭や狗奴国や絵双六 中戸川朝人 尋声
伊賀越えて金の洛(みやこ)に絵双六 大屋達治 絵詞
仲見世の昼の灯あはし絵双六 古賀まり子
仲見世の屋の灯あはし絵双六 古賀まり子
今は誰も触れず文篋の絵双六 足立敏子
人生の双六上がり菊薫る 仲川記代
人の世の様描かれて絵双六 高浜虚子
人の世に振出しありぬ絵双六 冨田みのる
下駄を履く双六はやく上がり過ぎ 伊藤白潮
上方は近くて遠し絵双六 斎藤 翆
三道を進むや軍の絵双六 広田寒山
三春発つて江戸を上がりの絵双六 宮津昭彦
三が出て伊勢に三泊り絵双六 北村雪山
万両や配流の戸に古双六 古舘曹人 樹下石上
一番に上りてさみし絵双六 内田美紗 浦島草
一振りで越ゆ双六の箱根山 大石悦子 聞香
わが過去の双六に似て行き戻り 伊東 白楊
むかし菓子といふは固きよ絵双六 金久美智子
ふるさとの山の姿や絵双六 寺山修司 未刊行初期作品
ふりかへす双六の目や梅の花 会津八一
ひと振りの賽に破産や絵双六 久保田育代
ばり~と附録双六ひろげけり 日野草城
ばりばりと附録双六ひろげけり 日野草城
ちちははの愉しき山を絵双六 関戸靖子
してみたくなきもの浄土絵双六 後藤比奈夫 めんない千鳥

絵双六 補遺

してみたくなきもの浄土絵双六 後藤比奈夫
ぱり~と附録双六ひろげゝり 日野草城
一と思ふ双六の賽一と出づ 上野泰
万両や配流の戸に古双六 古舘曹人 樹下石上
出世して上る双六ふと貧し 後藤比奈夫
双六に折かけ垣や梅の花 北枝
双六に負けまじとして末子かな 上野泰
双六のまた振出しへ戻る父 鷹羽狩行
双六の一がよく憑く不思議かな 阿波野青畝
双六の三島に春の日は暮れぬ 正岡子規 春日
双六の京をめぐりて日の暮るる 後藤比奈夫
双六の六部に逢ん宇都の山 建部巣兆
双六の折目が峠又峠 阿波野青畝
双六の振出しで乗る人力車 後藤比奈夫
双六の振出しといふ初心あり 後藤比奈夫
双六の振出しのまづ花ざかり 後藤比奈夫
双六の母に客来てばかりをり 加藤秋邨
双六の民話の神と仏かな 後藤比奈夫
双六の賽が目をむきとまりけり 上野泰 春潮
双六の賽ころがしてかへしけり 上野泰 春潮
双六の道中川止めまぬかれたり 上田五千石『琥珀』補遺
双六の都にちかしふる暦 完来
双六の高雄の紅葉比叡の雪 後藤比奈夫
双六や二浪三浪おもしろき 阿波野青畝
双六や眉目平凡にわが娘 日野草城
双六を好めど碌に出世せず 阿波野青畝
双六を目がけて五指のひらくとき 阿波野青畝
双六岳越え来し小鳥岨に鳴く 水原秋櫻子 緑雲
双六道中二日休みの大井川 上田五千石『琥珀』補遺
吾子等はやくはしきかなや絵双六 中村汀女
呉春の画賎しからざる絵双六 後藤比奈夫
四さへある双六の賽振らばやな 相生垣瓜人 明治草抄
少年われへお下髪垂れきし絵双六 中村草田男
年寄りてたのしみ顔や絵双六 飯田蛇笏 山廬集
年忘れ人生双六しばし止む 百合山羽公 寒雁
忘れゐしものの一つの絵双六 石川桂郎 四温
版元のありたる頃の絵双六 後藤比奈夫
畳みゆく双六世界虹と失せ 上野泰 春潮
絵の破片あり双六のたたみあり 上野泰 春潮
絵双六にもほつほつと平成語 後藤比奈夫
絵双六由比蒲原は日の高き 後藤比奈夫
絵双六茅の輪をくぐり御田も植う 後藤比奈夫
老い二人双六におどけ冬籠 山田みづえ 忘
草の家の屏風に張れり絵双六 尾崎放哉 大学時代
言ふことを聞く賽の目や絵双六 阿波野青畝
負け役の父呼びに来る絵双六 鷹羽狩行
逃げ腰のなほ勝ちつづく絵双六 鷹羽狩行
雙六のどこへころげて樂まん 正岡子規 双六
雙六や盧生の夢のふりあがり 正岡子規 双六
雪や牡丹や双六の旅終りけり 橋閒石 卯

以上

by 575fudemakase | 2017-03-27 16:56 | 新年の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

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単語 575筆まか勢
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表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

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