竹馬 の俳句

竹馬 の俳句

竹馬

例句を挙げる。

たのまれて竹馬の子のポストまで 黒田杏子 花下草上
わが竹馬ひくきを母になげきけり 林火
不具の子に竹馬高々と通りけり 島村元句集
乗れるはずなる竹馬に焦りもし 豊田淳応
古都の子はひとりで遊ぶ竹馬に 中村明子
垣の内竹馬の子に覗かるゝ 池内たけし
塀にもたれ竹馬の子に愁あリ 福田蓼汀
家畜小屋竹馬の友とすれ違う 畑中 憲
常夜燈竹馬の子の往来して 本多佑子
弟の忌や竹馬の子が通る 土橋いさむ
往還に出て竹馬の秩父の子 森田公司
忌籠の家の竹馬見えてをり 波多野爽波
戛々と来しは竹馬女の子なり 井沢正江
暗くなり子等は竹馬なほ下りず 波津女
暮れてなほ竹馬の子や奈良井宿 飯塚 秀城
更けし灯は竹馬の友か盆の村 中拓夫
校庭を出て竹馬をかつぎゆく 松本ヤチヨ
根気よき竹馬一番星奏づ 禰寝瓶史
横町を竹馬が来て二月来て 松山足羽
氷雨して野は竹馬の子に光る 晩羊原
病篤しと竹馬の子の曰く 波多野爽波 『一筆』
竹馬が倒れて竹の音を出す 有馬いさお
竹馬が倚る白壁のうらの湖 民郎
竹馬が南大門を入りゆけり 千葉皓史
竹馬が古本選ぶ眸をよぎり 欣一
竹馬が知る界隈の土の触 上田五千石 森林
竹馬が近寄り塀が背伸びする 吐天
竹馬でげんげの畦を歩きをり 高木晴子 晴居
竹馬で比叡が見える機屋露地 杉岡せん城
竹馬とともにくづれし子らの円 風間 圭
竹馬にのぼりて忘る総理の名 宇多喜代子
竹馬に一人遊ぶ子雪の家 島村元句集
竹馬に乗つて行かうかこの先は 飯島晴子
竹馬に乗りて男に負けてゐず 藤松遊子
竹馬に乗り倒れしてふるさとよ 桑原三郎 花表
竹馬に乗れてお使どこへでも 谷口米雄
竹馬に仕上げて青し悴みぬ 永井龍男
竹馬に土ほこほこと応へけり 山田みづえ
竹馬に土まだつかず匂ふなり 林翔 和紙
竹馬に真つくれないの空の祭 佃悦夫
竹馬に踏み弾かれし木の実かな 旭川
竹馬のいつも遅れて吾子の来る 藤野 力
竹馬のうしろ昏れゐし故郷かな 土佐ノ竜雅洞
竹馬のかけぬけて行く師走かな 小澤碧童 碧童句集
竹馬のさみしき顔や塀を過ぐ 大串章 山童記
竹馬のめり込む砂地にて遊ぶ 山口波津女
竹馬のわらはに蹤くは女のわらは 青篁
竹馬の一騎落ちゆく夕野原 水岡芳子
竹馬の伏目のままに通り過ぐ 福永耕二
竹馬の別るゝ声のしてゆふべ 清原枴童
竹馬の吾子のつめたき眼にあへる 田中裕明 先生から手紙
竹馬の土まだつかず匂ふなり 林翔
竹馬の大股歩き「神死す」と 小川双々子
竹馬の子が折り廻る氷柱かな 雉子郎句集 石島雉子郎
竹馬の子ぞひそみをり長命寺 八木林之助
竹馬の子に投函の文托す 塩谷はつ枝
竹馬の子のおじぎしてころびけり 星野立子
竹馬の季節次郎を憶ひ出す 佐野まもる
竹馬の左足やも捨ててあり 吉田英子
竹馬の影を障子に父病めり 梧朗
竹馬の影近づきし障子かな 松本たかし
竹馬の手綱ともがなつるいちご 服部嵐雪
竹馬の桁ゆるびけり冬ぬくく 永井龍男
竹馬の目路の高さに朝の海 小野恵美子
竹馬の立てかけてある墓籬 波多野爽波 『骰子』
竹馬の職員室を覗きをり 松浦 沙風郎
竹馬の脚のささくれ子の病めり 中戸川朝人 残心
竹馬の足しなふまで高きかな 梨葉
竹馬の躓きしもの見ず倒る 右城暮石 上下
竹馬の闊歩行先なけれども 橋本美代子
竹馬の雪蹴散らして上手かな 立子
竹馬の青きにほひを子等知れる 草田男
竹馬の高からざりし記憶かな 相生垣瓜人
竹馬の高き一人に従へる 鷹羽狩行 五行
竹馬の鶏追うて走りけり 赤星水竹居
竹馬は青竹がよし美少年 西島輝治
竹馬へもどる子高し神父より 朝倉和江
竹馬やいろはにほへとちり~に 道芝 久保田万太郎
竹馬やうれしさ見える高あるき 龍雨句集 雪中庵(増田)龍雨
竹馬やこんにやく島と俗によび 龍岡晋
竹馬やひたと竹吸ふ足袋の股 林 翔
竹馬や住吉さまへ路次つづき 甲賀 山村
竹馬や叱ってくれる人減りし 宇咲冬男
竹馬や少年透谷在校碑 清水基吉
竹馬や男まさりも年頃に 広畑美千代
竹馬や軒の下闇五月雨 調幸子 選集「板東太郎」
竹馬や近くの山に父と母 鈴木六林男 *か賊
竹馬や青きにほひを子等知れる 中村草田男
竹馬をよけて通るや猿まはし 高浜虚子
竹馬を今はかつぎて母のもと 汀女
竹馬を御す手胸辺にやすみなし 橋本多佳子
竹馬を立て掛け谷中の築地塀 脇坂啓子
竹馬を雪に下りたる裸足かな 島村元句集
竹馬子の影もとゞめず落ちにけり 西島麦南 人音
筆投げて児の竹馬に乗りてみる 文挟夫佐恵 遠い橋
舟の子の竹馬かつぎ上り来し 米澤吾亦紅
足病めば歩きたくなり竹馬見る 国弘賢治
路地から路地へ鬼没の竹馬三河島 平井さち子 完流
門をまだ出ず竹馬の脚馴らし 佐藤和枝
集金や竹馬の子が蹤いて来る 皆川白陀
鶏小屋の屋根より乗りぬ竹馬に 増澤和子
麦笛を吹けど竹馬の友のゐず 遠藤若狭男

竹馬 補遺

わが竹馬ひくきを母になげきけり 大野林火 海門 昭和十年
飲屋横丁ねむるを竹馬の子ら縫って 古沢太穂 火雲
忌籠の家の竹馬見えてをり 波多野爽波
休み場のなし竹馬を高くして 右城暮石 句集外 昭和四十八年
元日まで竹馬は地に置かざりき 加藤秋邨
溝またぎ竹馬の道はじまりぬ 上田五千石『琥珀』補遺
獄出でて子の竹馬に低くをり 秋元不死男
竹馬が知る界隈の土の触 上田五千石 森林
竹馬でゆく石畳愉しみて 鷹羽狩行
竹馬に乗つて行かうかこの先は 飯島晴子
竹馬に土まだつかず匂ふなり 林翔 和紙
竹馬に唐児友呼ぶ柳かな 正岡子規 柳
竹馬に如月の畦崩れけり 阿波野青畝
竹馬の羽織かむつてかけりけり 原石鼎 花影
竹馬の遠出遠乗りとはゆかず 鷹羽狩行
竹馬の黄を炎天に放置しぬ 岡本眸
竹馬の怪我なかりける落馬かな 阿波野青畝
竹馬の高からざりし記憶かな 相生垣瓜人 明治草
竹馬の高きあゆみを路地の中 鷹羽狩行
竹馬の高き一人に従へる 鷹羽狩行
竹馬の子が寄つて来て頭を集め 清崎敏郎
竹馬の子のおじぎしてころびけり 星野立子
竹馬の子の双子なることさだか 鷹羽狩行
竹馬の青きにほひを子等知れる 中村草田男
竹馬の青し友垣よかりけり 後藤比奈夫
竹馬の雪蹴散らして上手かな 星野立子
竹馬の前向き姿勢背後もろし 右城暮石 句集外 昭和三十四年
竹馬の太郎が逃げて次郎追ふ 鷹羽狩行
竹馬の竹駿足といふ青さ 後藤比奈夫
竹馬の二本の脚が駆け回る 阿波野青畝
竹馬の背より高きを騎りこなす 日野草城
竹馬の歩めば富士も近づきぬ 鷹羽狩行
竹馬の立てかけてある墓籬 波多野爽波
竹馬の躓きしもの見ず倒る 右城暮石 上下
竹馬は子猿の藝や猿まはし 正岡子規 竹馬
竹馬は小猿の藝や叱られし 正岡子規 竹馬
竹馬や技癢そゞろぐ女の童 日野草城
竹馬や落馬将軍伝太郎 日野草城
竹馬を今はかつぎて母のもと 中村汀女
竹馬を足ぶみ馬力やりすごし 高田風人子
竹馬子の影もとゞめず落ちにけり 西島麦南 人音
俳諧の竹馬の友よ虹かけよ 山口青邨
畔道を行く竹馬の脚づかひ 山口誓子
病篤しと竹馬の子の曰く 波多野爽波
塀にもたれ竹馬の子に愁あり 福田蓼汀 山火
木場に立てかけて竹馬まつ青に 鷹羽狩行
裸木に竹馬の世の茜空 飯田龍太

竹馬 続補遺 

破魔弓や竹馬乗て小笠懸 木導
竹馬や野は八朔の里わらべ 井上士朗
竹馬の手綱ともがなつるいちご 嵐雪
竹馬のあとふりけしぬはるのあめ 卓池
竹馬に曽我兄弟や門の雪 木導
雪の夜は竹馬の跡に我つれよ 路通

以上

by 575fudemakase | 2017-04-16 07:30 | 冬の季語 | Trackback | Comments(0)
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インターネットの「Google」や「yahoo」の検索ボックスから、季語等を入力して数多くの例句を得られれば大変便利である。

具体的に季語“新樹”の例句を求めるには、先ず検索ボックスに“新樹”と入力する。
その後、ひらかなで“れいく”と入力する。この時、日本語変換候補に幾つかの語彙が表示されるが、その中から“575筆まか勢”を選択する。
この結果、検索ボックスには “新樹575筆まか勢”と表示される筈である。
この用語で検索すれば求めるサイトが表示される。

但し、上述の ひらかなの“れいく”と入力して“575筆まか勢”を選択する為には、事前に小細工をしておく必要がある。
即ち、ユーザーズ辞書を使って “れいく=575筆まか勢”を定義しておく必要がある。以下はその指定方法。

ユーザーズ辞書定義

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設定>一般>キーボード>ユーザーズ辞書

単語 575筆まか勢
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表記 575筆まか勢

PCの場合も同様に「ユーザーズ辞書」機能を使い、前もって定義しておく。

春の季語から現在の当季季語までは既に表示可能である。
来年の三月末(2015年3月末)までに全季語について表示可能となる。

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